医療マーケティングの片隅から

医療ライター・医療系定性調査インタビューアーとして活動しています。独立30年を機に改題しました。

光合堀菌。

2005年08月03日 | 医療・健康
ワタシ的に最近の気になるニュースといえば、郵政法案より、杉田かおるより、そりゃもうダントツで「光合堀菌」です。

日曜のサンジャポに「次世紀ファーム研究所」の堀代表が出演してたの、見ましたか?

「真光元って本当にガンに効くの?」というゲストからの厳しい突っ込みへの堀代表の答え。

「私どもの商品は健康補助食品ですから、病気に効くとか治るというのは薬事法の関係で言えない。いろいろアドバイスを頂きまして、私どもでは『病気が消える』という表現をさせていただいております」

コトの真偽はここでは論じませんが、
堀さん、『病気が消える』は十分、違反です!

私は健康食品の広告原稿を書くこともあるが、薬事法はもとより、最近特に厳しくなった健康増進法の表現規制による“言えない”づくめのアリジゴクとの戦いになる。
(ちょっと大げさかな(笑))

この法のおかげで商品情報が消費者に正しく伝わらないという意味で、よい法律だとは思いませんが、悪法もまた法なり。

コンプライアンス(法の遵守)を重視するまともな健康食品メーカーの宣伝担当者や、同業のコピーライターたちは一様に苦労しているはずで、そこは工夫で乗り切るのが王道。
こんなんでクリアできるなら誰も苦労(も工夫も)しやしない。

それにしてもこれを「アドバイス」した人がいるというのですが・・・、
どういうアドバイザーじゃ?

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2 コメント

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違反ですよね (okaacan)
2005-08-13 03:03:47
こんにちわ。

私もこの方の発言の特集?観ました。

糖尿病で亡くなられたお嬢さんがお気の毒でなりません。母はある意味 子供にとっての医者です。なのに・・憤りを感じます。すがるだけでなく・・・託すだけでなく・・・です。足元に付け込んだ様な代表は重罪です。でも・・・人格・・・人相に出ますからよく見分けて下さいとも言いたいです。(辛口すぎでしょうか・・・)
Unknown (nakaho)
2005-08-16 16:27:52
本当ですね。どうしてこんなヒトに騙されてしまうのでしょうね。

病気が消えるなんてこと、理論的にありえない話。あったらとっくにクスリに昇格してます。健康食品が健康食品であるゆえんは、人によって効果の発現にむらがあり、確率が低いということです。

中学生のお子さんも、糖尿病の治療を普通にして、血糖コントロールをちゃんとしていれば普通に生きられたはず・・・残念ですね。

・・・結局私の方がカラクチ

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