おまけの人生・・・

無理なくボチボチやって行きます・・・(;^_^A

こんなにも・・・

2016-05-03 23:03:22 | 日記
頭の中では分かって、割りきっていたはずなのに、実際にその時を迎えたら全然違うものだと改めて思った、、、。
家族と親戚に囲まれ、棺の中は見たことないほどのたくさんの花に埋め尽くされ、旅立って行きました、、、。
20年前に父を送り、一昨年義母を送り、去年義父を送り、ちゃんと見送れると思っていたのに、
母を送ると言うのが、こんなにも悲しいとは・・・
火葬場の釜に入って行くのを見るのが辛く、ドアを閉められた時は悲痛だった、、、。
予約で決まった時間があるので、流れ作業のように係りの人たちが淡々と進めていくので、
別れを惜しむ暇もなく釜の中に消えていった、、、。
こちらの火葬場は田舎と違い煙もでない・・・
母が天に上って行くのさえ見ることができない・・・
集骨までの精進落としの間はまだ少し涙が止まっていたけれど、
アナウンスがあり、集骨の部屋に行く時には足がすくんでしまい、
「行きたくない」とその場にしゃがみこんで泣いてしまった、、、。
いとこに「ちゃんと骨を拾ってあげないとお母さん成仏できないだろ」と怒られ、
長男に支えられ、やっとの思いで集骨場に行くと、それから喪主の弟と二人で迎えに行かなければならず、
ボロボロの私を見て「あんた行ききる?」と弟に聞かれたけど、そこはちゃんとつとめを果たさなければと、泣きながら釜の前まで行ったら、
出てきた母はほとんど骨が残っておらず、また新たな涙に暮れてしまった、、、。
弟と弟の嫁と私と弟の息子の4人だけしか骨を拾わせてもらえず、後は係りの人が粉々になっている骨を集めて骨壺に納めてくれた。
10年も寝たきりだったので、骨がスカスカ状態になって脆くなっていたんだろう・・・
被爆者で骨がボロボロだっただろう父よりも、どこの骨かも分からないくらいに粉々だった、、、。
悲しかった、、、。