昨日不意に先生から告げられた一言。
「明日は参観日です。」
え・・・えぇぇぇぇぇ!!
というわけで(一部フィクションが混ざっておりますが)今日は参観日だったわけであります。
うちのおかんが学校にやってきたわけであります。
しかも何時から始まるかあまり覚えていなかったため昨日、「参観日1時からよなぁ?」という質問にまぁきっとそうだろうという軽い気持ちで「うん。」と返事をしてしまったわけです。
実際1時15分からでした。
朝の会で先生に時間を言われて、(え?!15分?)ってものすごいあわてましたよ。
おかんは仕事を一旦抜けてくるからそれでは時間が違うと怒られてしまう!
しかも昼休みのうちからおかんが学校に来てしまう!!
あぁぁ・・・。
と思いつつ過ごして昼休み。
昼食をとった後、友人同士で図書館へ。
そこでたわいのないおしゃべりなんかをして、教室へ帰る。
そのとき時刻は1時5分ほど前。
さぁ、イラストの色塗りでもしようかな!
そう思い道具を広げたとき。
近くにいた友人が廊下のほうを見て一言。
「あれ?あれってやまっつぁんのお母さんじゃない?」
(実際は本名にさん付けで呼ばれています。決してこのよう呼ばれ方はしておりませんよ。やまっつぁんなんて言ってるのは自分だけです。)
恐る恐る廊下を見てみると、見慣れた横顔長い髪、そして赤い服。
(お・・・おかん来たァァァ!!)
心の中でシャウトする私。
そして即刻廊下に背を向ける。
まだ教室には入ってこまい。
そんなことを考えている私の横では友人たちがあいさつに行こうだのなんだの言っている。
あいさつ行くから紹介してよ、何て言う。
ムリ!
ヤダ!!
うちのおかんを全校に知らしめたくない!
せめて周りのちょっとした人だけが知ってるくらいがいい!
だってうちのおかんどこか変なところあるもん。
いくらなんでも家でいきなりアンパ○マ○の歌を歌いだすのはやめて!
トイレの後にいきなり暗がりから出てきて脅かすのもやめて!
そんなおかんなの!
外ではそんなことないけど、家ではそんな人なの!
というわけで何とか友人たちの言葉を振り払い私は色塗りをすることに。
そんな中でも友人たちはしゃべくりまわり、まさかうちのおかんが教室の中に入ってきていたりはしないだろうか?とも考え不安になる。
不安になるというのは、昔こんなことがあったからだ。
そのときは小学校6年生。
音楽発表会のときだった。
私たちは木星というあの有名な曲をリコーダーや鍵盤ハーモニカなど小学生チックな楽器で演奏をした。
出来は小学生の割りにいい感じで、アンコールまでもらった。
そして私たちの演奏の後、発表会は終了し最後に演奏した私たち6年生はステージの壇上で、保護者達が帰るのを見守っていた。
そんな中。
帰っていく保護者達の中から一人こちらへ向かってくる人影が・・・。
まさかそんなKYな行動をとる人が知人だとは思わなかったのだが、他の保護者達が帰っていく中一人私のおかんだけが・・・そう、わたしのおかんがステージの方へ向かってきていたのだ!
私は瞬時に青ざめた。
そのおかんの片手にはインスタントカメラが握られていたのだ。
私は写真を撮られること自体嫌いなのに、60人近くいるクラスメイトのうち私一人写真に写される。
まぁ、正確に言うと私の周りの人も写ってしまうのだが。
私は名いっぱい抗議した。
やめて、お願いだから撮らないで、早く帰って!
ところがおかんはそんな私の訴えをものともせずにカメラを構える。
周りの人たちが面白そうに私と私のおかんを交互に見た。
近くにいた男子達が「うわ!俺写りたくねー!」とか言ってよけていく。
そして・・・。
おかんは写真を何枚か撮ると微笑み、体育館を後にした。
ぐぁぁ!微笑みだとぉ?!
反吐が出るわァァァァ!!
もう嫌です、そんな思いは。
だからおかんキライなんです。
趣味は合わないし、顔も肌の色もぜんぜん似てないし、性格も考え方も行動も何もかも違うところばっかりです。
同じところといえば親子そろって手にKY線があるくらいです。
さて、話が思いっきりそれたので軌道を修正します。
で、参観授業が開始したのですよ。
おかんは授業開始してから教室に入って来ました。
よかった、変な事はなかった。
ほっと一息つく私。
そして今回の授業はというと道徳。
なにやらよい断り方についての勉強をするようです。
そこで配られたプリント。
そこにはにやけた顔でかばんを突き出す女の子と、嫌そうな顔をしている女の子のイラスト。
かばんを突き出す女の子のところにはかばんを重いから持って~、という吹き出しが。
そしてそのイラストの女の子はスペースの都合でイラストを伸ばしたからなのか太りきっている。
ほんとのところ私は一番そこが気になっていた。
が、そこについて話す人は誰もいない。
そうか、ここは触れないほうがいいところなんだな。
そしてそのイラストの上には状況の説明。
それと、あなたはどうする?といったような選択肢。
選択肢はいくつかあり、かばんを持ってと言われたらどういう対応をするのかというもの、そして理由をかく欄があった。
私は選択肢の中から、自分のものは自分で持つよう言い返すというものを選んだ。
他にはかばんを持ってあげるとか、持ってあげるけど条件をつけるとか、嫌だと言うとか、いろんな選択肢があったが、私の選んだ意見と、他の話題にすりかえるという意見が多いようだった。
そして、各選択肢であなたはどのように言うか?というのを班で考え、それぞれの選択肢で考えたセリフを実際に演じることとなった。
私たちに割り振られた名目は、かばんを持ってと言われたけど、話題をすりかえるという最初意見の多かったもの。
で、先ほどのセリフを考える班の話し合いで一言も発さなかったのが災いしたのかそうでないかは定かではないが私が前に出て演じることになってしまった。
おかんがいる手前そんなものできるわけがない!!
と思っていたら・・・なんとおかんが教室を出ていったのだ!!
そうだ!
おかんは仕事を抜けてきているんだから時間が来たら帰らなければならない。
よっしゃ!1時だと言っておいてよかった!!
といっても前に出て話すということはなんにせよ恥ずかしいもので、私は精一杯反論した。
相方は班の男子、しかもいかついヤツ。
性格はぜんぜん悪くないし、面白い方なのだが、なんにしても見た目が怖い、でかい。
身長差がすごい。
それでも私の意見は認められず、前に出ることは確定。
刻一刻と前に出る時間は近づいてくる。
そして・・・私は班の人のかばんを借り前に出た。
私の友人たちが意外な人選に驚いている。
そういえば班の人は私が前に出ただけで笑えるから、とか言ってたっけ。
何気にひどいことを言われたな、と今さらながらに思う。
そして当の相方の方も緊張しているようだった。
なんだかそわそわしている。
そして「あん?」みたいな表情。
ビビリ倒す私。
周りはもう人の笑い声やら応援する声でいっぱい。
ビビる私を見かねた先生が、相方に「もう少し、普通の格好をしなさい。」と言ってくれたおかげで、何とか私が話せる雰囲気ができた。
緊張すると普通は心臓がドキドキするとかそういうのだろうケド、私の場合は、ドキドキはゼロ。
でも顔は異様に熱い。
しかも涙目になっている。
さらに、口がわなわなと震える。
そこまで相方が怖いわけじゃない。
でも前に立ったというだけでその症状。
病気か!!
そんな私だけど何とか、「重たいからかばん持ってくれない?」と、かばんを差し出すことができた。
ちなみに班で決めたプリントには、その後「え~、ってか給食おいしかったね~。」と言うセリフが書かれていた。
これで話題をすりかえるというわけだ。
と言ってもそのセリフは女子向きなので、適当にアレンジしてくれればいいよ、と言う指示が出ている。
私は決まったセリフだけなので、助け舟を出そうにも特に何もいえない。
ただ、こえ~よとつぶやくばかり。
そして返ってきた言葉。
「え~。・・・めんでくせぇ。」
・・・妙な沈黙と間。
あれ?私たちは確か話題を変えてごまかす、と言う名目を演じるんだよね?そうだよね?
と自問自答を繰り返す。
近くにいる先生は黙ったまま何もいわない。
こ、これは仕切りなおしか?
私がもう一度セリフを言おうとしたとき。
「それにしても、こないだのド○えもん面白かったな~。」
うぉぅ、時間差かよ!
で、笑いをとって終了。
先生に「かばんを持ってもらおうとした人の気持ちはどうでしたか?」と聞かれたけれど、「えっと、相手が相手だったんで・・・。」というぼんやりとした返答を返すことしかできず。
その後他に目立ったことはなく授業は終了した。
前に立っていた自分を見ていた人によると、顔色がヤバかったらしい。
席に戻った瞬間元に戻ったらしいが。
一度発表しているときの自分(静止画)を見てみたい気もする。
映像はきっと恥ずかしさで見れないだろう。
その後友人に、「猫とドーベルマンが話してるみたいだった。」という感想をもらいました。
それほどまでに大きさに差があった模様です。
「明日は参観日です。」
え・・・えぇぇぇぇぇ!!
というわけで(一部フィクションが混ざっておりますが)今日は参観日だったわけであります。
うちのおかんが学校にやってきたわけであります。
しかも何時から始まるかあまり覚えていなかったため昨日、「参観日1時からよなぁ?」という質問にまぁきっとそうだろうという軽い気持ちで「うん。」と返事をしてしまったわけです。
実際1時15分からでした。
朝の会で先生に時間を言われて、(え?!15分?)ってものすごいあわてましたよ。
おかんは仕事を一旦抜けてくるからそれでは時間が違うと怒られてしまう!
しかも昼休みのうちからおかんが学校に来てしまう!!
あぁぁ・・・。
と思いつつ過ごして昼休み。
昼食をとった後、友人同士で図書館へ。
そこでたわいのないおしゃべりなんかをして、教室へ帰る。
そのとき時刻は1時5分ほど前。
さぁ、イラストの色塗りでもしようかな!
そう思い道具を広げたとき。
近くにいた友人が廊下のほうを見て一言。
「あれ?あれってやまっつぁんのお母さんじゃない?」
(実際は本名にさん付けで呼ばれています。決してこのよう呼ばれ方はしておりませんよ。やまっつぁんなんて言ってるのは自分だけです。)
恐る恐る廊下を見てみると、見慣れた横顔長い髪、そして赤い服。
(お・・・おかん来たァァァ!!)
心の中でシャウトする私。
そして即刻廊下に背を向ける。
まだ教室には入ってこまい。
そんなことを考えている私の横では友人たちがあいさつに行こうだのなんだの言っている。
あいさつ行くから紹介してよ、何て言う。
ムリ!
ヤダ!!
うちのおかんを全校に知らしめたくない!
せめて周りのちょっとした人だけが知ってるくらいがいい!
だってうちのおかんどこか変なところあるもん。
いくらなんでも家でいきなりアンパ○マ○の歌を歌いだすのはやめて!
トイレの後にいきなり暗がりから出てきて脅かすのもやめて!
そんなおかんなの!
外ではそんなことないけど、家ではそんな人なの!
というわけで何とか友人たちの言葉を振り払い私は色塗りをすることに。
そんな中でも友人たちはしゃべくりまわり、まさかうちのおかんが教室の中に入ってきていたりはしないだろうか?とも考え不安になる。
不安になるというのは、昔こんなことがあったからだ。
そのときは小学校6年生。
音楽発表会のときだった。
私たちは木星というあの有名な曲をリコーダーや鍵盤ハーモニカなど小学生チックな楽器で演奏をした。
出来は小学生の割りにいい感じで、アンコールまでもらった。
そして私たちの演奏の後、発表会は終了し最後に演奏した私たち6年生はステージの壇上で、保護者達が帰るのを見守っていた。
そんな中。
帰っていく保護者達の中から一人こちらへ向かってくる人影が・・・。
まさかそんなKYな行動をとる人が知人だとは思わなかったのだが、他の保護者達が帰っていく中一人私のおかんだけが・・・そう、わたしのおかんがステージの方へ向かってきていたのだ!
私は瞬時に青ざめた。
そのおかんの片手にはインスタントカメラが握られていたのだ。
私は写真を撮られること自体嫌いなのに、60人近くいるクラスメイトのうち私一人写真に写される。
まぁ、正確に言うと私の周りの人も写ってしまうのだが。
私は名いっぱい抗議した。
やめて、お願いだから撮らないで、早く帰って!
ところがおかんはそんな私の訴えをものともせずにカメラを構える。
周りの人たちが面白そうに私と私のおかんを交互に見た。
近くにいた男子達が「うわ!俺写りたくねー!」とか言ってよけていく。
そして・・・。
おかんは写真を何枚か撮ると微笑み、体育館を後にした。
ぐぁぁ!微笑みだとぉ?!
反吐が出るわァァァァ!!
もう嫌です、そんな思いは。
だからおかんキライなんです。
趣味は合わないし、顔も肌の色もぜんぜん似てないし、性格も考え方も行動も何もかも違うところばっかりです。
同じところといえば親子そろって手にKY線があるくらいです。
さて、話が思いっきりそれたので軌道を修正します。
で、参観授業が開始したのですよ。
おかんは授業開始してから教室に入って来ました。
よかった、変な事はなかった。
ほっと一息つく私。
そして今回の授業はというと道徳。
なにやらよい断り方についての勉強をするようです。
そこで配られたプリント。
そこにはにやけた顔でかばんを突き出す女の子と、嫌そうな顔をしている女の子のイラスト。
かばんを突き出す女の子のところにはかばんを重いから持って~、という吹き出しが。
そしてそのイラストの女の子はスペースの都合でイラストを伸ばしたからなのか太りきっている。
ほんとのところ私は一番そこが気になっていた。
が、そこについて話す人は誰もいない。
そうか、ここは触れないほうがいいところなんだな。
そしてそのイラストの上には状況の説明。
それと、あなたはどうする?といったような選択肢。
選択肢はいくつかあり、かばんを持ってと言われたらどういう対応をするのかというもの、そして理由をかく欄があった。
私は選択肢の中から、自分のものは自分で持つよう言い返すというものを選んだ。
他にはかばんを持ってあげるとか、持ってあげるけど条件をつけるとか、嫌だと言うとか、いろんな選択肢があったが、私の選んだ意見と、他の話題にすりかえるという意見が多いようだった。
そして、各選択肢であなたはどのように言うか?というのを班で考え、それぞれの選択肢で考えたセリフを実際に演じることとなった。
私たちに割り振られた名目は、かばんを持ってと言われたけど、話題をすりかえるという最初意見の多かったもの。
で、先ほどのセリフを考える班の話し合いで一言も発さなかったのが災いしたのかそうでないかは定かではないが私が前に出て演じることになってしまった。
おかんがいる手前そんなものできるわけがない!!
と思っていたら・・・なんとおかんが教室を出ていったのだ!!
そうだ!
おかんは仕事を抜けてきているんだから時間が来たら帰らなければならない。
よっしゃ!1時だと言っておいてよかった!!
といっても前に出て話すということはなんにせよ恥ずかしいもので、私は精一杯反論した。
相方は班の男子、しかもいかついヤツ。
性格はぜんぜん悪くないし、面白い方なのだが、なんにしても見た目が怖い、でかい。
身長差がすごい。
それでも私の意見は認められず、前に出ることは確定。
刻一刻と前に出る時間は近づいてくる。
そして・・・私は班の人のかばんを借り前に出た。
私の友人たちが意外な人選に驚いている。
そういえば班の人は私が前に出ただけで笑えるから、とか言ってたっけ。
何気にひどいことを言われたな、と今さらながらに思う。
そして当の相方の方も緊張しているようだった。
なんだかそわそわしている。
そして「あん?」みたいな表情。
ビビリ倒す私。
周りはもう人の笑い声やら応援する声でいっぱい。
ビビる私を見かねた先生が、相方に「もう少し、普通の格好をしなさい。」と言ってくれたおかげで、何とか私が話せる雰囲気ができた。
緊張すると普通は心臓がドキドキするとかそういうのだろうケド、私の場合は、ドキドキはゼロ。
でも顔は異様に熱い。
しかも涙目になっている。
さらに、口がわなわなと震える。
そこまで相方が怖いわけじゃない。
でも前に立ったというだけでその症状。
病気か!!
そんな私だけど何とか、「重たいからかばん持ってくれない?」と、かばんを差し出すことができた。
ちなみに班で決めたプリントには、その後「え~、ってか給食おいしかったね~。」と言うセリフが書かれていた。
これで話題をすりかえるというわけだ。
と言ってもそのセリフは女子向きなので、適当にアレンジしてくれればいいよ、と言う指示が出ている。
私は決まったセリフだけなので、助け舟を出そうにも特に何もいえない。
ただ、こえ~よとつぶやくばかり。
そして返ってきた言葉。
「え~。・・・めんでくせぇ。」
・・・妙な沈黙と間。
あれ?私たちは確か話題を変えてごまかす、と言う名目を演じるんだよね?そうだよね?
と自問自答を繰り返す。
近くにいる先生は黙ったまま何もいわない。
こ、これは仕切りなおしか?
私がもう一度セリフを言おうとしたとき。
「それにしても、こないだのド○えもん面白かったな~。」
うぉぅ、時間差かよ!
で、笑いをとって終了。
先生に「かばんを持ってもらおうとした人の気持ちはどうでしたか?」と聞かれたけれど、「えっと、相手が相手だったんで・・・。」というぼんやりとした返答を返すことしかできず。
その後他に目立ったことはなく授業は終了した。
前に立っていた自分を見ていた人によると、顔色がヤバかったらしい。
席に戻った瞬間元に戻ったらしいが。
一度発表しているときの自分(静止画)を見てみたい気もする。
映像はきっと恥ずかしさで見れないだろう。
その後友人に、「猫とドーベルマンが話してるみたいだった。」という感想をもらいました。
それほどまでに大きさに差があった模様です。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます