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石川遼、今季4度目の予選落ちにも“不屈”貫く

2013年03月02日 | Ryo log
     


同組のマイケル・トンプソンとケビン・スタドラーが、次々とパットを沈めてスコアを伸ばすのとは対照的に、石川遼はグリーン上で苦悶が続いた。「ザ・ホンダクラシック」2日目、通算5オーバーからスタートした石川は、この日も2つのダブルボギーを含む「73」とスコアを落として通算8オーバー。今季5戦目で4度の予選落ちが確定した。

初日はバーディを1つも奪えなかったが、この日は出だしの1番で1.5メートルを沈めるなど4バーディ。ドライバーは同伴競技者をオーバードライブし、フェアウェイキープ率は78%(11/14)で、「ショットは本当に良くなってきている」と石川も手応えを感じている。

     

だが、問題はそれ以外だ。3番(パー5)の第2打をグリーン左の池に落としたのは“らしくない”ミス。6番ではグリーン左のバンカーに打ち込むと脱出に2打を要して3メートルのボギーパットもカップに嫌われる。極めつけは13番。グリーン奥のエッジとラフの境目から、ウッドを使って90センチに寄せたものの、なんとここから3パットでダブルボギーとしてしまう。

     


「パターに関しては、去年練習していないツケが回ってきている」と石川は告白する。痛めていた腰の影響で、「練習すると次の日スイングがうまくできなかったりして・・・、やろうやろうと思ってもできなかった」。それでも、今は腰の状態も改善し、「悪いときだと10段階(の痛み)で7とか8の時があった。でも今は、朝起きても1とか0。今はすごく楽しいです」。練習できる体調が整ったことが、明るい兆しだ。

「練習している分野は練習場で出来て、コースでも出来ている。3週間前から(パターも)練習できるようになってきたので、成果が出るのはもう少し先かなと思うけど、徐々に良くなると思います」。

      

予選落ちが続いていても、“優勝を目指す”という目標はぶれていない。「そのためにはステップを踏んでいくと思うけど、そこだけを目指してやっている。予選を通ったとか、落ちたとかしか話せないことは不甲斐ないけど、いつかそうならないことを目指してやっていきたい」。苦しい時期だが、石川は俯くことはなかった。
(GDO)

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