【サンフランシスコ(米カリフォルニア州)12日】米男子ゴルフのメジャー第2戦、全米オープンは14日、当地の名門オリンピックC(7170ヤード、パー70)で開幕する。石川遼(20)=パナソニック=は12日、初めて18ホールを練習し、大会史上最長の670ヤードを誇る16番パー5を警戒。ほかにも厄介なホールが並ぶ屈指の難コースに、ドロー、フェードの打ち分けで立ち向かう。
高まる感情を覆い隠すように、石川は静かに闘志を燃やした。初体験のコースを初めてラウンドし、18ホールを入念にチェック。「思っていたより大丈夫。ひどいことになると想像していたけど大丈夫だった」。全米オープン史上屈指、と言われる難コースを相手に手応えを示した。
モンスターホール攻略のイメージもつかんだ。1895年に始まり、今年で112回の大会の歴史の中で最も長い670ヤードの16番パー5。長いだけでなく、狭いフェアウエーがグリーンまで左ドッグレッグし、左サイドはすぐ林で、入れると脱出が厄介だ。グリーン手前にはガードバンカーが構える。距離を稼ごうと第1打を飛ばし過ぎると、300ヤード付近からフェアウエーが急に狭まる。「(パーの)5を取るのが精いっぱい。ラフに外せば、出すだけになってしまう」と嘆く。
だからこそ正確なショットが必要。練習ラウンドでは第1打を右に曲げ、セカンドは出すだけ。第3打で250ヤード近く残したが、5ウッドでパーオンに成功した。「外しどころ次第でボギーに収めるのも難しいが、フェアウエーをキープしていけば十分チャンスはある」。重要なのはマネジメント。この遠征で掲げてきたテーマを守れば、活路は開ける。
成長を証明する戦いになる。コース上にせり出す巨木、フェアウエーの細かい傾斜など「ワナが至るところに仕掛けられている。(ボールを曲げられる)タイガーやバッバ(ワトソン)が得意なコースかな」と分析。それでも「1年前に来ていたら、立ちにくいホールがあった。今なら大丈夫」と前向き。昨年まで持ち球はドロー一辺倒だったが、今はフェードも使い分けられるようになった。技術の引き出しが増えたことで、難コースとも勝負できる自負がある。
米遠征5連戦の4戦目とあり、疲労もあるが、「やっていて、こういうコースは楽しいと思う」と笑った。目標だった来季の米ツアーシードはほぼ手中。余計なことは考えず、メジャーで最も難しいと言われる大会に集中する。
( スポーツ報知)
高まる感情を覆い隠すように、石川は静かに闘志を燃やした。初体験のコースを初めてラウンドし、18ホールを入念にチェック。「思っていたより大丈夫。ひどいことになると想像していたけど大丈夫だった」。全米オープン史上屈指、と言われる難コースを相手に手応えを示した。
モンスターホール攻略のイメージもつかんだ。1895年に始まり、今年で112回の大会の歴史の中で最も長い670ヤードの16番パー5。長いだけでなく、狭いフェアウエーがグリーンまで左ドッグレッグし、左サイドはすぐ林で、入れると脱出が厄介だ。グリーン手前にはガードバンカーが構える。距離を稼ごうと第1打を飛ばし過ぎると、300ヤード付近からフェアウエーが急に狭まる。「(パーの)5を取るのが精いっぱい。ラフに外せば、出すだけになってしまう」と嘆く。
だからこそ正確なショットが必要。練習ラウンドでは第1打を右に曲げ、セカンドは出すだけ。第3打で250ヤード近く残したが、5ウッドでパーオンに成功した。「外しどころ次第でボギーに収めるのも難しいが、フェアウエーをキープしていけば十分チャンスはある」。重要なのはマネジメント。この遠征で掲げてきたテーマを守れば、活路は開ける。
成長を証明する戦いになる。コース上にせり出す巨木、フェアウエーの細かい傾斜など「ワナが至るところに仕掛けられている。(ボールを曲げられる)タイガーやバッバ(ワトソン)が得意なコースかな」と分析。それでも「1年前に来ていたら、立ちにくいホールがあった。今なら大丈夫」と前向き。昨年まで持ち球はドロー一辺倒だったが、今はフェードも使い分けられるようになった。技術の引き出しが増えたことで、難コースとも勝負できる自負がある。
米遠征5連戦の4戦目とあり、疲労もあるが、「やっていて、こういうコースは楽しいと思う」と笑った。目標だった来季の米ツアーシードはほぼ手中。余計なことは考えず、メジャーで最も難しいと言われる大会に集中する。
( スポーツ報知)
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