Keyword the MOON

月の輝く夜に綴る日記

年齢の交差点

2010-03-26 01:53:41 | Weblog
10代の頃は年上の人を憧れたり好きになったりしてた。


同級生も多かったけど、本気の本気は先輩だったなぁ…って記憶にある。


純粋な時は、ね。


この純粋と不純の境はやっぱりエッチをするかしないかなんだよ。


不純異性交遊という言葉があるように。


不純になってからは………手当たり次第?笑


20代になると仕事柄もあったけど上・同・下色んな人を好きになった。


それどころかワールドにまで飛んでるし。





今は…?


若い人は好きだけど、本気になる相手や安らぎはやっぱ年上なのかなぁと思う。


周囲が結婚を意識し過ぎるのが嫌で自分から誰かを好きになりたくなくなっている。


だからと言って交際を申し込まれても断ってしまうんだけど…。


なんだかんだ、自分に自信が無いっていうのが正解だな。


若い頃とは違うって思う気持ちと、その頃と同じで居たいっていう葛藤。





高校時代にバイトしていた先は男子寮の食堂食器洗いだった。


そこで私はメガネ男子の魅力を知ってしまうんですが…それはさておき。


ある日、寮生と付き合ってるバイト仲間の先輩に誘われて、寮生達と何故かカラオケに行くことになった。


私は次の日から大切な旅行を控えていたのに、バイト終わりから行ってしまったのだ。


しかも、高校生のくせに飲酒しちゃって…悪いコでした(笑)


カラオケではよく話す面白い人と私はじゃれてましたが、耳打ちしたり~イロイロ楽しかったな♪


ここにメガネ男子が居なかったのは残念でしたがぁ…仲間では無かったみたいなので仕方ない。


彼らは勿論私よりも年上のお兄さんたちで、年上と遊ぶ事が楽しいと思ってました。


しかも、建築関係ですし♪美味しい(笑)


で、カラオケで帰ればいいものを寮生の一人の部屋にみんなでお邪魔したんです。


そこのお部屋はイケメン男子(多分遊び人)の部屋でした。


「このまま泊まってけば~?♪」とお決まりのセリフを言ってましたが流石にそれは…ヤバイ。


何は無くともヤバイ。何かあったらもっとヤバイ。


だって、あと数時間で飛行機に乗らなくてはいけないんですもの~


朝帰りなんてもってのほか。


だから何やってんだって感じ(あの頃の私を反省)


でもね~…ここでこのイケメンと色々あったとしたら私の人生変わってました。


何故なら、この旅行で私とアイツは出逢ってしまったのです。


恋をしたいと思ってた矢先に寮生と遊び、次の日に運命の相手と出逢う。


ドラマならすっごい急展開じゃね?ってぐらい。





旅行先でも私は男女交えてトランプ遊びをしたりと楽しかった♪


アイツは仲間達とはまだ交流が浅い人だった。


だから、そう言えばあの人…どうしてるんだろ?って気に掛かっていた。


寂しそうな彼を初めは笑わせたいって心から思っていたんだ。


すごく積極的に話しかけて一人にならないように次の日はずっと側にいた。


段々と良い顔をしてくれる様になって嬉しかった。


彼が寂しそうだったのは、1番愛していた恋人と別れたばかりだったから。


それを聞いてどうか彼の悲しみが無くなります様にって心から祈った。


幸せのカタチはみんなそれぞれだけど…私は最初から彼には笑って欲しいって思っていた。


それなのに好きになった私が悪い。


彼と私…本当はそういう関係になってはいけなかった。


そう、大人たちから無言の圧力を感じてた。


でも、好きって気持ちの歯止めは誰が止めても無駄だよ。


大人たちが私たちを止めても、あの時動いてしまってたんだから。


指輪。


アイツから貰った『意味のある指輪』


それって信じられないほど不思議なことが起こった。


心の歯車が完全に狂いそうって思ったとき、指輪がスルリと音も無く抜け落ちた。


高校生のくせに学校にそんなものを付けて行った私が悪いんだけど。


アイツの所有物として指輪は私を縛るものだった。


貰ったときに言われたの。


「その指輪を落としたり無くしたりしたら終わりだよ…」って。


あれはアイツがいつもしていた指輪のひとつ。


つまり身体の一部分だったりする。


結局、気がついてすぐに探して見つかったんだけど…それをアイツに話したときお互い終わりを告げる鐘が鳴った気がした。


私はその場でそう思い、アイツも自分で言ったことを覚えているだろうから。


そこからは速かったな。


アイツが複数の女と関係があって、その中の1人が同じ学校でとか。


人を信用できなくなった。


ケンカ別れに当然なるよね。指輪も送り返したし(この辺はヒドイかも…反省)


その後も何度か電話あったけど…出なかった。


私は心を置き去りにしたままで高校を卒業し、就職先は田舎のホテル業で寮暮らしした。


1年もしないうちに私はある理由で仕事を辞め地元に帰る。


そこで、まだ私はアイツと繋がっている事を確信する出来事があった。


中学で仲間だった2人を誘い、バスケゴールのある公園に行った時、先に使っている人たちがいてその中にアイツがいた。


お互い顔を見て理解したので私が「元気?」と話かけると「元気」と応えた。


そのまま、後を去るアイツを見送るのが辛くて、仲間を放って公衆電話から電話してみた。


そこでは電話は通じなかったんだけど、手紙を送った。


内容は忘れたけど…話したいとか会いたい、まだ好きとか…そんな感じ。


で、電話がきたの。


久し振りに話すと緊張するんだよね。


そして、会うことになっていつもどおり飲み明かした。


公園で猫と戯れたり、火遊びをしたり…悪いこともした。


復活愛はうまくいくはずは無かった。


2回目はすぐに別れが訪れた。


でも、この2回目の時には和解して別れたんだけど…心残りがありすぎる。


私はアイツを笑顔にさせる事が出来なかったという1番大事な役目が果たせなかった。


今は会うことすら許されないのだと思う。


誰に許されるわけでもない。


きっと、神様が許して下さらないと思っている。


そして、この想いは果たされぬまま終わるのだと思う。


この私の物語は答えの出ないまま、もしくは今が答えなのかもしれないけど、わだかまりを残したまま最後を迎えることになってしまうのだろう。


煮え切らない安っぽいドラマのようで本当に嫌だ。





また、思い出の園に引っ張られた。


最近、きっかけが急に訪れて鮮明に思い出す。


今まで書くことも嫌だったけど、書くことで消化していきたい。


この大切で深く刻まれたガラスの破片を少しずつ。

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1 コメント

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幾つかな... (陽太郎)
2010-04-03 10:49:17
読ませていただいて、作者さんは、今は何歳ぐらいの方なんだろう、って思いを馳せました。
20代後半か30代でしょうか?..(^_^;)
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