人にはそれぞれ弱みがあります。わたしには蕁麻疹というのか身体に痒い―痒い―の病状があります。何ら痛痒を感じないという表現が有るように、痛みは勿論、痒さも辛抱出来ない症状であります。
蚤虱馬の尿する枕もと
芭蕉の句などの蚤も虱もご存じないご時世です。しかし蚤虱にも堪え忍んだ辛苦がありましたね。「科学がしりたい」という本が有ります。そのなかに、免疫系が起こす障害という知識が有りました。かいつまんで写してみました。
ウィルスや細菌など異物の蛋白質に対応する抗体によってなりたっている。抗体は血液中にあり、抗原(異物の蛋白質)を検知し攻撃する。この反応は1対1。これを利用したのが、ワクチンの予防接種。この免疫機能が過敏に反応して現れるのがアレルギー反応である。それが体内に入ってくると、免疫細胞が化学物質を放出し、かゆみやむくみ、更には、ぜんそく、じんましん、ショック症状などを引き起こす、のだそうです。
毎日の新聞には、医薬品の宣伝が、日々怠りなく効果を競って繰り広げられています。ところがご婦人方に効能抜群の無料配布薬用品のようなものは見当たりません。多分薬に、免疫細胞に悪影響を与える危惧が考えられているのかも知れませんね。