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あれこれ雑記

魚偏の漢字の話

2017-04-14 15:45:37 | 日記

加納喜光先生の「魚偏の漢字」にカズノコという字を魚偏に希と書くとあります。しかし事更に漢字をと、思うのですが、中国の辞書には登録されてない字だそうです。白川辞書(字通)には当然有りません。しかし魚偏の字は沢山有るものですね。近々魚類の水揚げが落ちているそうです。
なにしろ自然の恵みであることを忘れた怠慢です。 いずれは鯨もそうなるでしょうね。お寿司が好まれるのは 骨は毟らずに美味な魚肉が食べられるからでしょう。
末広恭雄先生著書によると、鰹は釣り糸が見えても逃げるほどの利巧な魚だそうで、最初の一尾を釣落とす仲間は群れをなして海中深く逃げるのだそうです。しかしその後鰯をどんどん投げ込み、ポンプで放水して、鰯が狂い廻るように見せかけると、鰹は興奮して擬餌針でも見境なく食いつくそうです。いわば人間の仕掛けに嵌まるのでしょうね。現在では更に航空機や電波工学の利用によって、それこそ一網打尽されていると思えます。いづれ美食の果ては、といった事になるのでしょうか。
唐津市呼子町に住んで居た頃、漁業組合の肝いりで鰹釣り船団が結成されました。一艘でしたが、新造船に麗々しい大漁旗を掲げ、拡声器からは威勢よく流行歌を流しながら、湾内をお披露目をしたいたことを見覚えています。漁業は計算ばかりではいけません。その後芳しくない成り行きを仄聞しました。漁獲の制限もまた難しい事農業以上でしょう。