俺はワルポンだっ!

ちょいワルおやじを卒業したワルポンの斜め下から見た現代社会

『にほんの里 100選』

2009-03-29 22:17:35 | Weblog
朝日新聞と森林文化協会が公募した4、474件の中から、「にほんの里100選」が1月6日に発表されていたのですが、3月25日の朝日新聞に「にほんの里 100選マップ」が掲載されました。 

里山(さとやま)とは、集落の近くにあって山菜を採ったり、薪を伐りだしたり、炭を焼くなど、人の生活と深い関わりがあって、しかも動植物・昆虫・魚などが棲む自然の生きいきしている山里。

その一つに、千葉県印西市の「結縁寺」が紹介されていました。
ワルポンの住むすぐ近くですし、野次馬根性、好奇心さらけ出しの性格ですから、早速に行ってみました。

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近代的なビッグタウンである千葉ニュータウンの高花6丁目の戸建て住宅地を通って、道の両側をうっそうとした林に囲まれて曲がりくねった長いだんだらの下り坂の細い小道に無理やり車を進めると、やがて急に視界が開けて別天地が現れました。

結縁寺という集落は行政上の地名では「けつえんじ」と読むと云うことですが、の一番上(かみ)に結縁寺というお寺があるのですが、こちらは「けちえんじ」と発音するとのことです。

結縁(けちえん)とは今すぐ仏道に入って悟りを開くことが出来なくても、いつか仏道に入るために仏教と縁を結ぶことと辞書にありました。
そういえば、お血脈(けちみゃく)は仏教では、お釈迦様の弟子となって教理を師から弟子へ伝えられる系図をあらわすものでした。

結縁寺(けちえんじ)は真言宗豊山派の寺院、山号は晴天山、本尊は不動明王で国指定の重要文化財。村はこぶしの白や菜の花の黄色がきれいでした。桜もちらほら咲き始めていました。
マンジュシャゲの群落の立て看板もありました。

       ☆       ☆       ☆       ☆

里は正に桃源郷で、江戸時代にタイムスリップしたような気分です。
谷津の田圃では、トラクターが傾いた明るい夕日を浴びながらゆったりと春耕を繰り返していました。

心の洗濯、請け合いです! のんびりと、時が止まっています・・・


でもでも、の中は公民館の周りに数台の駐車場しかありません。道は狭く、待避所でしか車はすれ違えません。
おまけに山裾に沿った凸凹の細い曲がりくねった道の先は行き止まりです。

よそ者は、村人の邪魔ですよ!


【車で出掛けられる方は、松崎工業団地の一番奥にある松崎台公園の駐車場に車を停めて、歩いて自然を楽しむことをお勧めいたします】

『アスパラガス』

2009-03-25 19:02:32 | Weblog

「暑さ寒さも彼岸まで」といいますが、冷たい雨が降って寒い日が続いています。
例年よりも1週間も早い21日に靖国神社の桜の開花宣言も出たので、一気に暖かくなるかと思いましたけれど、花冷えとかで寒いですねぇ。

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隣の空き地の我が畑のアスパラガスが、1本はこの間の暖かい日が続いた時に頭を出して日に5cmぐらいづつ背丈を伸ばしていたのですが、昨日見たら他にも5本6本、親指の頭ぐらい顔を出していました。

最初の1本は15cmほどになって食べごろの大きさになりましたので、昨日の夕方に根元で折って取りました。
四つに切って、電子レンジでチンしてからマヨネーズをつけて食べました。
取立ての初物を口に入れると、甘くてとても美味しかったですよ~。

昔から「初物を食べると75日長生きする」と云われていますけれど、旨くてほっぺが落ちそうで、本当に長生きしそうでした。

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他のを今日見たら、この寒さで兄貴のようには伸びれずにいて、「出てくるのを早まったかな」という風に昨日のまんまの背丈です。

それとも「出る杭は打たれる」、いや「折られる」 んっ!

大きくなると食べられちゃうと思ったのかなぁ~?

『早春の香り・草餅』

2009-03-22 20:04:59 | Weblog
ついこの間、うぐいす餅と桜餅を頂戴して「春になったのだ~!」と、感慨にふけったのでした。
また、別な日に香取神宮(かとりじんぐう)に参拝した後で、門前の草団子を食べました。

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今年の春のお彼岸は、3月17日(火)が「彼岸の入り」、「中日(ちゅうにち)」が20日(金)で、「彼岸明け」が23日(月)でした。
お中日に、スーパーで買ったあんこときな粉のおはぎを仏壇ともんちゃんにお供えしたのですがちょっと手抜きっぽいので、草餅を作ることにしました。

よもぎは、印旛沼の堤防の土手に採りに行きました。よもぎは、この辺りでは何処にでも生えているのですが、印旛沼に限ります。堤防の下がった平らな藪の先の奥の方に生えているのが良いのです。

何故かと云いますと、道端のものはみんなに踏まれたりしていて真っ直ぐ素直に伸びていません。その上、困ったことに、マラソン、散策、サイクリングの紳士淑女の皆さんは、まさか立ちしょんなどと云うものはなさらないとは思いますが、ワンちゃんは所構わずマーキングしますから・・・

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よもぎは未だ5cmぐらいしか伸びていませんでしたが、両の手のひら一杯に摘んで帰りました。本当はあと倍ぐらいに伸びたものが良いと思うのですが・・・

その半分の量を入れて、ピンポン玉の大きさの草餅が6個出来ました。
美味しそうでしょう。

出来立てを口に含むと、春の香りが鼻腔をとおって脳のてっぺんを刺激しました。
春が全身に溢れ沁みこんだのです・・・ のほほ~ん・・・

春っていいですよ! 晴れた日は外に出ましょっ!

『晴耕雨読』

2009-03-20 11:55:40 | Weblog
久々の雨です。
今日は彼岸の中日でお墓参りに行かねばと朝から思っているのですが、雨降りでのんびりしています。
午後からは雨も上がり晴れるという天気予報なので午後にしようと考えています。

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ついこの間までメジロや、ヒヨドリ、すずめまでもが蜜を求めて飛び回っていた梅も盛りを過ぎましたけれど、今度は、代わって咲き始めた桜に群がって、騒々しいまでのけたたましい鳴き声を上げながら賑やかに騒ぎまわっています。

セーターも要らないぐらいで、こぶしや白モクレン、ユキヤナギ、レンギョウも咲き始めましたし、クロッカスも顔を出し、木々の新芽も出始めて、いよいよ春本番の到来です。

庭の芝も痛んだままだし、いつの間にか、もう既に伸び始めた雑草も抜かなきゃなりません。トカゲもちょろちょろ這い出してきて日向ぼっこをしていました。
自然も活動し始めたということは、人も冬眠から覚めて働かなきゃなりません。

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約70坪の隣の空き地は近所の農家の土地なのですが、当分使う予定が無いということで畑を作らしてもらっています。

剣スコップのシャベルの高さまで固い地面に足で差し込んで掘り返し、草の根をほぐして取り除き、小石を拾い出しました。
平鍬(ひらくわ)で畝(うね)を作って、石灰、腐葉土、牛糞、鶏糞、化成肥料をいれて鍬で土とを良く混ぜて耕して、家庭菜園の出来上がりです。

去年植えたアスパラガスも一本だけですけど、ほんのちょっぴり頭を出しました。
さやえんどうも大分伸びてきたし、ねぎも植えました。
じゃがいもは出荷できるほど沢山植えました。
取れたての新鮮野菜は本当に美味しいですよ。収穫が楽しみですね。

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きゅうり、インゲン、ミニトマトや玉ねぎ、人参、ニンニク、ナス、大根、さつまいも、ごぼう、長いも、八つ頭、・・・今から、植えなきゃ・・・

いえ、主導権はワイフです。
ワルポンは耕しただけで、品種の選択と植えたのはワイフですから・・・

「昔取った杵柄」のはずだったのですが、箸と鉛筆より重い物を持ったことの無い見掛け倒しの優男にとっては、鍬とスコップは重過ぎです。

嗚呼、腰が痛い、肩が凝る、手が痛い・・・ 寄る年波には勝てません。
今日は放散(ほうさん)、雨読です・・・

『心の安らぎ、目の保養?』

2009-03-13 22:21:02 | Weblog

一昨日は写真倶楽部の撮影会がありました。

朝方は毛糸の帽子と襟巻きが欲しいぐらいに冷え込んで寒かったのですが、陽が高くなるにつれて吹いていた風もおさまり、カメラの撮影にはもってこいのポカポカ陽気となりました。

ゴルフコンペでも、野球でも、合同ハイキングなどでも「雨男」という者が昔から、よく居るものでしたねぇ。

この会は今まで雨にたたられる事が多かったのですが、2月の皇居東御苑での撮影会も季節はずれの暖かい日でしたし、今年に入ってからは過去の雨や嵐がまるで嘘のように、よく晴れたお天気に恵まれています。

写真倶楽部の撮影会は2月の撮影会の後の反省会の時に、3月は青梅の吉野梅郷(よしのばいごう)、4月は箱根湯本に行くことになっておりました。

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吉野梅郷は青梅線の青梅駅から奥多摩の方へ二駅目の日向和田(ひなたわだ)駅下車です。
単線で、ホームも上り下りで一つしか無い小さな駅は平日だというのに梅見の客で溢れんばかりの押すな押すなの混雑で、改札を出るのに5分ほどもかかりました。

一電車早く着いたので、予定の電車でメンバーのみんなが来るまで20分ほど時間が有りましたので、梅見客の様子を駅前の通路のように狭い広場で眺めていました。
大声で仲間を呼び合うグループもいたりして、山里の駅は幼稚園のように騒々しいものがありました。

9割はリタイヤ組のお年寄りグループです。
二人連れ有り、少人数のグループ有り、10人以上の団体さん有り、いずれも皆さん高齢者で、中には車椅子の後期高齢者と思しき方もおられました。

いざ出陣!の前ですから、皆さん大張り切りで元気です。
ですから皆さん、声が特段に大きいのです。
でも多分、お耳の遠い方もおられる為ではと、ひとり納得いたしました。

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駅前から程近い多摩川に架かった神代橋から足下の川を見下ろすと、カワウが羽を広げていましたが、それが鳩ぐらいの大きさにしか見えないぐらいに谷が深くて、足すくむ思いがしました。
水もとってもきれいに透きとおって、玉石の間を流れ下っておりました。

青梅市「梅の公園」は4.5ヘクタールの敷地に120種、1、500本の梅の木が、古いもので約300年前から植えられているそうで、まるで山の斜面を赤や白、淡いピンクの梅の花のベールでおおったようで、その景色は正に桃源郷、心の安らぐものでした。

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園内は回遊式の散策路がきれいに整備されておりましたが、人の多さにも圧倒されました。
爺さんだって、婆さんだってほぼ全員が、カメラ、デジカメ、デジ一、携帯電話(カメラ付き)、ビデオカメラを携帯していたと思います。
嗚呼、観光地は・・・ 花咲か爺さん、花咲か婆さんの老人たちに占領されておりました。

帰りの電車を待つホームは混雑していましたが、意外と静かでした。
さすがに皆さんお年のせいか、朝の元気はありませんでした。


ワルポンもその中の一人には違いありませんが、同じ括弧でくくられたくありません。

観光地には休日に行きませんか?
だって、若い子が沢山いて、目の保養になること請け合いです。

ねえ、ご同輩っ! 元気が出ること間違いないですよねっ! ぅんっ?

『お花畑のある天国』

2009-03-06 22:08:27 | Weblog
青い空、白い雲・・・、紺碧の海、白い波・・・
さわやかな風が頬をそっとなで吹いて穏やかな春の海です。
千倉の里は色とりどりのお花畑が一面に広がって、まさに天国もかくありなんと思うばかりの光景です。

☆       ☆       ☆       ☆

愛犬の『もんじろう』が3月3日夜の9時25分に永眠いたしました。16年もの間、家族の一員として善いことも拙いこと(犬も食わぬ夫婦喧嘩などにも出くわして)も我が家のすべてを知り尽くして、文句も言わずに逝ってしまいました。人間で云えば、94歳の天寿を全うする大往生でした。

散歩も億劫になり、支えてやってやっとこ歩く状態になってもオシッコもウンコも必ず教えてくれて粗相ありませんでしたし、1週間ほど前に立っていられなくなって寝込んでからも亡くなるまで教えてくれました。
ですから、床ずれも全く出来ませんでした。本当にお利口な子(犬)でした。

その日は、ぐったりして舌も口からはみ出して虚脱状態だったのですが、死の直前、少しかすれた甲高い声で“わん”と、間を置いて3回啼いたのです。
しかも顔を起こして、目も見開いて、前足をちょこんちょこんと招くように振って笑顔で啼いたのです。そして、そのまま眠るように逝ってしまいました。

家族全員で見守っていたのですが、“今まで楽しかったよ!有難う!”と言ったのだと、みんなが感じました。
人の心を、気持ちを本当によく判る子(犬)でした。

☆       ☆       ☆       ☆

翌日、お骨になりました。49日には近くのペットの共同墓地へ納骨しようと家族で相談致しました。
今頃は、きっと花一面の天国で、親兄弟たちに再会していると思います。
平成5年5月23日生まれ、8人(匹)兄弟の長男でした。

さみしい限りですけれど、でも、ペットロス症候群にならないと思います。

家族の一員として、精一杯一緒に楽しく暮らしましたし、輪廻転生、彼ならきっと幸せの星の下に生まれ変わると思うから・・・