俺はワルポンだっ!

ちょいワルおやじを卒業したワルポンの斜め下から見た現代社会

『いずれあやめかかきつばた』

2008-06-28 23:59:59 | Weblog
昨日は、房総スカイラインを通って鴨川・勝浦から九十九里海岸にかけてドライブへ行ってきました。
碧い海に白い波、流れ行く雲に心が洗われました。

今日は、どの車もほとんど高速道路並みのスピードで走る利根川スーパー堤防沿いの道路を通って、水郷佐原「水生植物園」に行ってきました。
(連日遊んでばっかりのようですが、昨日は、一緒に行った仲間の名誉のために、はっきり言っておきますが、仕事に行ったために通っただけですけどね)


利根川の北側は茨城県だとばかり思っていましたが、横利根川から下流の利根川と常陸利根川に囲まれた地域、云わば島は、香取市(旧佐原市)に属しています。

その島のほぼ真ん中に利根川の流れの変化で海が閉ざされ湿地帯として残った与田浦は、ほぼ等間隔に並んだ三つの沼が一本のひも状の川でつながっていて、その一番上流側の沼に接して「水生植物園」があります。

☆       ☆       ☆       ☆

ちょうど、あやめ祭りが開催中で、梅雨の間の晴れ間で、しかも土曜日とあって結構な人出でありました。
あやめ祭りが明日までとのことでしたが、なかなか美しく咲き競っていました。
「のろま」などと言う名前のついたのは、まだつぼみの状態でしたよ。

植え分けられた花には、夫々に立て札がついていて、江戸系、肥後系、伊勢系、長井、佐原などに大別され、その横に花の風情を言い当てたような名前がついておりました。

「水生植物園」のしおりによりますと、
アヤメ         5種  15万本
カキツバタ       5種  300本
ルイジアナアイリス   3種  10万本
ハナショウブ    400種 150万本   
とありました。

上記に記載の本数の単位が間違っていなければ、あやめ祭りといいながら、85%がハナショウブだったんですね。

「いずれあやめかかきつばた」は、「アヤメとカキツバタが見分けにくいように物の区別の付けがたいたとえ」、「美女ばかり大勢いて見極めがつかない状態を表したことわざ」とのこと。
アヤメの花も本当に見極めがつきませんでした。

水郷の昔には、さっぱ舟に乗って嫁入りしたそうです。
かすりのもんぺ・着物に赤い帯を締め、前掛けに赤いたすきをかけた女船頭さんが、さっぱ舟の客待の合間に、大勢で賑やかに話し込んでおりました。

腰の少々曲がったかなと思われるかなり昔の花嫁さんばかりで、こちらも、「いずれあやめかかきつばた」でございました。



『赤毛のアン』

2008-06-23 22:37:05 | Weblog
一昨日は、三越日本橋本店の「赤毛のアン展」を見に行くワイフの運転手兼荷物持ち役で久々に街へ出ました。

会場内は、若い子からオバさん、おばあさんまでの女性が九割以上を占めており、熱気でムンムンしておりました。

その上、押すな押すなのぶつかり合うぐらいに混んでいましたので、触ったりしたらセクハラになると思って両手を腋の下に挟んで、両腕を組みっぱなしで身を縮めながら、少々恥ずかしさもあって小さくなって、やっとの思いで展示会場を一周いたしました。

プリンス・エドワード島で生まれ育ち、その大自然を愛し続けたルーシー・モード・モンゴメリーが、「Anne of Green Gables」を出版してから100周年になることを記念してのイベントでした。

日本では、村岡花子が戦時中の苦難に耐える子供たちへ夢を与えることを信念に翻訳を続け、1952年(昭和27年)に「赤毛のアン」として出版されました。
1979年にフジテレビでも放送されましたので、皆さんご存知の方も多いと思います。

☆       ☆       ☆       ☆

プリンス・エドワード島は、英国のエドワード王子の名にちなんで名づけられたとのこと。人口が139,000人と、カナダでは一番小さな州で、75%がスコットランドとアイルランドのイギリス系で、フランス系が20%だそうです。


お話は、赤毛でそばかすだらけのアン・シャーリーが孤児院から、間違ってもらわれたところから始まります。プリンス・エドワード島の美しい四季の風景をバックに、マシュウや腹心の親友ダイアナ、幼なじみのギルバートたちとのユーモラスで、しかも感動せずにはいられない生活が生き生きと描かれた青春真只中の物語です。

☆       ☆       ☆       ☆

作家モンゴメリ-は、祖国スコットランドのふるさとの自然に似たプリンス・エドワ-ド島で、夢いっぱいの「アン」とともに生涯を送りました。
「アン」もまた、ふるさとのこの島で育ち、恋をし、結婚し、子供をもうけました・・・


生まれ育ったふるさとで一生涯暮らす生活は、どこかほのぼのとした暖か味のある母のふところに抱かれた安心感がありますよねぇ・・・

都会の流れ者には、決して無い安堵感が・・・


童謡「ふるさと」を歌うと涙が流れます。
「蛍の光」、「仰げば尊し」も歌うと涙が流れます・・・(スコットランドの民謡)

『私がオバさんになっても』

2008-06-19 21:31:41 | Weblog
若い子はいいですねぇ。

甲子園の高校野球で青いタオルハンカチで汗をぬぐい「ハンカチ王子」の名前を頂いた斉藤佑樹投手、15才でプロ初優勝を果たして、「はにかみ王子」の名を頂いた最年少プロゴルファー石川遼選手、女子プロゴルファーでも、宮里藍ちゃんや横峯さくらちゃん、上田桃子ちゃんなど・・・皆さん若くて花が咲き乱れています。いいですねぇ。

昨日、大変ご恩のある先生にお手紙を頂戴いたしました。
それで眠っていた記憶が甦ったのですが、先生はローラーボーが大好きでした。
女子プロゴルファーだった彼女が微笑むカレンダーを正面の壁に掛け、いつも眺めておられました。(若い方は彼女をご存じないと思いますが・・・)

‘70年代にローラーボーがデビューしたのは、確か18才だったと思います。
美人で、かわいくて、スタイルが良くて、ミニスカートの似合う彼女がパットラインを読む姿勢に、変な期待を持った男どもは魅了され、感動したものでした。

☆       ☆       ☆       ☆

子の曰わく、吾れ十有五にして学に志す。三十にして立つ。四十にして惑わず。五十にして天命を知る。六十にして耳順(した)がう。七十にして心の欲する所に従って矩(のり)を踰(こ)えず。

身長は二十五の朝まで伸びるといわれておりますが、中学生時代の学校の身体検査で、身長が伸びないのに座高だけが伸びて深く心が傷つく思春期の子も居たりして、女盛りはいくつなのでしょうか?

「娘十八、番茶も出ごろ」

「女盛りは、何才から何才までと思いますか?」というアンケートを街角で行ったところ「25才から35才」という答えが一番多かったそうです。

「女盛りは19才」と云われて、当時、すでに21才だった森高千里さんが“どうして?”という思いから「私がオバさんになっても」の詞を書くきっかけになったとのコメントを読みました。

  ♪私がオバさんになっても 本当に変わらないの? 
      とても心配だわ あなたが若い子が好きだから♪

若いっていいですねぇ。ワルポンは、おしゃれな若い子大好きです!

うちの古女房と初めて会ったのは、超ミニスカートの太ももがはちきれんばかりのはたちの時でしたが、今では、はちきれんばかりのお腹を突き出して元気に動き回っています。

したがって、全くぜんぜん心配していません!



『おしゃれと洒落』

2008-06-13 23:12:42 | Weblog

街に出てみると、若い人たちは、いいものです。

年頃のお嬢さんが、ヘアスタイルやファッション、アクセサリー、化粧に気を配る。
おしゃれな娘はいいものです。
そこに存在する、ただ、それだけで美しいのです。
美しくなることが世の中を明るくしてくれます。

男だってスタイルのいいダンディな奴は、みんなに好かれるし、世の中を明るくしてくれます。
若い人たちは、おしゃれをするだけで綺麗いで、周りを華やかに明るくしてくれます。


でも、中年以降のいわゆる大人たちは、おしゃれだけでは世の中が明るくなりません。
ど派手なチンドン屋的ファッションになってしまう人も多いのです。

「ハリソン・フォードのようになりたいなぁ!」と憧れてシックでラフなファッションにしてみても、お腹が出たり、尻が垂れ下がったりの体形が崩れてしまった胴長短足のおじさん・おばさんでは、おしゃれをすることによって逆に浮き上がってしまい、反感を買ってしまうこともあるのです。

☆       ☆       ☆       ☆

こうなってしまったら、おしゃれじゃなくて、洒落を繰り出すしかありません。
装いは止めにして、その場に合った気の利いた文句の一つも言って、人を笑わせ和ませるのが粋な大人の味です。

ユーモアにはドライなものからウエットに富んだものまであって、場を和ませてくれます。
でも、往々にして気の利かない文句を並べてしまって、「KYな人」などと言われることも多いのです。

ユーモアには、ブラックユーモアと言うのもあったりして、引けることもあります。
受け手の置かれた立場や考え方の違いによっては、冗談が通じないこともあります。
ジョークが嫌みや皮肉になってしまい、相手を傷つけてしまうことだってあるのです。

洒落臭い(しゃらくさい)ことになってしまいます。


とかくこの世は住みづらい。洒脱な洒落を使いこなしたいものです。

メタボの中年頑張れ!

特に末期中年は、おしゃれにも、洒落にも気をつけましょう!


『ワーカーホリックの果て』

2008-06-07 21:41:40 | Weblog
朝起きると、何んと10時だった。
じじいの割りに、ここのところハードスケジュール?で疲れが溜まっていたのです。

よい天気です。そうだ!今日こそサイクリングだ!
起き上がると、ふとんに座ってすぐに思った。
5月は雨が多くてほとんど遠出をしていない。おなかは前に突き出す一方です。

朝飯を食べながら、ワイフに言うと、「おにぎり作くりましょうか、何個?」と言うから、「2個、梅干で、それにお茶1本!」、「じゃ、バナナもネ」と単語の羅列の会話です。
「温泉お風呂に行ったら?」、「じゃ、タオル」と単語の会話が続きます。

ナップザックを背負って自転車持つと、「行ってらっしゃい、気をつけて!」、笑顔でニコニコしながら、手まで振って見送ってくれました。

このように記述すると、実に仲の良い夫婦、非常に出来た「嫁」、奥さんにしたいナンバーワンみたいにお思いでしょうが・・・
ところがどっこい、30数年経った夫婦は、場面の状況とその想いは、いささか、いや、大いに異なるのです。

休みの日に一日中家にいられたら、「整理整頓が悪い、片付けが下手だ、掃除が出来ていない、洗濯物が目障りだ、テレビの番組が面白くない、お茶、飯、・・・」などと、次から次と口やかましいので、出かけてもらった方がいいらしい。

それで、精一杯愛想よく見送ってくれるのです。
いや、体よく送り出されるのです。

☆       ☆       ☆       ☆

天気晴朗そよ風を、前見る顔に受けながら、お風呂を目指しひた走る。
頭に帽子被り載せ、汗ばむ額隠しつつ、坂道越えて谷渡り、一目散に駆け抜けた。
教えてくれた温泉は、会員制のプールじゃない.
出鱈目教え送り出し、嫁は今頃お昼ねタイム、しょうがないから飯にする。

☆       ☆       ☆       ☆

公園のベンチに一人陣取って、おにぎりをパクついた。
周りはちびっ子連れの若い人たちばかり・・・なんか場違いの感が深し。
もう一個のおにぎりを食べ、バナナを食べた。

お茶を飲んで人心地ついたので、メールした。
「教えて頂いた場所はプールでしたので、風呂には入らずに帰ります・・・」と送信したら、「それはもうしわけありませんでした」と平仮名だけの電報のような気の無い返信が来た。

ふっと、周りを見渡すと、さっきまであんなにちびっ子で溢れかえっていたのに、さっとひいて静かになりました。きっとお昼寝の時間で家へ帰ったのでしょう。
子供も、オバンも一緒です。

木々を渡る風の音とカラスの鳴き声しか聞こえません。
ベンチの前を、ちょっとよぼよぼ感のある一人散歩の老人が通り過ぎました。
明日のわが身に思えて・・・


さあ、帰ろーっと、どっこいしょ!

『フランス人形』

2008-06-01 13:07:32 | Weblog


横浜の町の撮影に、写真倶楽部の皆さんに連れて行って頂きました。

あいにくの雨で、しかも時折、風に翻弄されながらの撮影会でしたが、約1万5千歩の元気に歩く歩くの一日でした。

根岸線の石川町駅から元町の洒落たショッピング街の石畳を抜けて、急坂に喘ぎながら汗を拭き拭き一気に上り、カトリック山手協会へやっとの思いで辿りつきました。
皆さん、65歳以上の方々が多いのにお元気で、息を切らしているのは自分だけでした。
日頃の無精を反省した次第です。

「港の見える丘公園」や「外国人墓地」などを、車での観光では以前にも何度か回ったことがありましたが、歩いての散策は初めてのことでした。
歩くことによって出会うことが出来る新しい発見が多くあることの楽しさを今回も味わうことが出来ました。

「外交官の家」の庭園はすばらしい!
中に入るとステンドグラスと重厚な木造の造作が迎えてくれる。
飾られたフランス人形の何んと可愛いこと!

「ブラフ18番館」の「ブラフ」とは英語で(bluff)絶壁のことで、居留する外国人たちの間では、「山手」のことを「ブラフ」と呼んでいたという。
「ブラフ18番館」は、関東大震災後に外国人住宅として建造されたもので、元々は「山手町45番地」に在ったものを「イタリア山庭園」内の現在地に移築したもので、この地が「旧山手居留地18番地」にあたることから、「ブラフ18番館」と名づけられたそうです。

西洋館の立ち並ぶ山手地区。
この他にも、「山手111番館」、「山手234番館」、「エリスマン邸」、「ベーリック・ホール」など、立ち寄りながら触れながらの散策が満喫できます。


夕闇せまる頃、写真倶楽部のお決まりの夕食会へ。
中華街で大いに食べ、大いに呑み、更に、ショットバーに立ち寄ってバーボンロック・・・

いい写真が撮れる筈がありません!

あ~ぁ、疲れました、楽しかったけど・・・