神戸の酒心館で行われた、谷山浩子コンサートに行った。もちろん一人である。谷山浩子は、一人聞くものだ(一緒に行きたいという人がいない……)。
場所は、阪神石屋川駅から南に徒歩で8分のところにある元酒蔵ホールだ。
私が阪神電車に乗って座った前の席に、いかにもオタク風の中年男がいた。ウォークマン?ipod?を耳にし、でっぷり太った姿は、オタクであった(笑)。
石屋川駅で、私とともに下りた。もしや……。
そのままつかず離れずに歩いていると、信号待ち。そこに男が5人くらい滞留した。みんな一人で、中年男。ブレザー姿もあればサラリーマン風、トレーナーにジャンバー……と服装はてんでバラバラだが、みんな同じ匂いがした(笑)。
そして、信号を渡った後の歩くコースはみんな同じ。そう、私も含めて全員、酒心館へと吸い込まれて行ったのである。
なんで、谷山浩子ファンには、独特の同じ匂いがするのだろう。ちょっぴりオタクぽい、孤高の人(^o^)の匂い。もしや、(オタクでも孤高でもない)私も、そんな匂いを漂わせているのか。それは誤解です。
会場は、150人くらい入れるかな。後ろはパイプイスに畳席もある不思議な空間。でも、すでに満席に近かった。かろうじて、隅の方に空き席を見つける。
周りは、みんな男だった。みんな中年。みんな一人客(^^;)。ホールの中には、女性も若干いるし、カップルもいるのだが、圧倒的に男だね。年齢は30代以下は少なくて40代~70代くらい?
ここ1、2年、猛烈の谷山熱が復活している。35年前のファンに成り立ての頃は、金のない学生だったから、なかなかコンサートも行けなかった。あの頃は、若かった。私も、ファンもみな若かったのだよ。そして谷山様も(^o^)。、夢中になっていたのだよ。そして、しばらくの空白を置いて復活したのである。
………………
さて、コンサートを堪能して、帰途に着く。また阪神電車に乗る。途中、急行に乗り換え。そこで座れたので、会場でもらったチラシなどを確認する。
「いいコンサートでしたね」
隣の男から声をかけられた。目をパチクリ。「あなたもコンサートに行っていたのですか」
なんと、その人は前日の京都コンサートも足を運んでいて、2日続けてのコンサートだという。負けた。実は私は、21日に福島へ仕事で行くのだが、その夜に郡山で谷山浩子コンサートがある。私は、こっそり足を運ぶことを考えていたが、あっさり仕事先のメンバーにつかまって「打ち合わせ」をすることになってしまった(T-T)。もし、行けていたら「勝った」のに。
聞くと、彼は1990年代の「みんなの歌」の頃からのファンだという。デビュー時からのファンであった私は、「勝った」と心の中を思いつつ、熱中度は私以上の彼に「負けた」と思う。(- -;)
が、なんたって、谷山浩子ファンだという男と会ったのは、初めてである! それ自体が感動的であった(笑)。そして谷山様のどこがいいのか、あの歌のどこがスゴイなのか、どのように昔のレコードや本を探しているのか……と、まったく見知らぬ人同士で、熱く語り合った(^o^)。
もはや同志! と呼びたい気分である。
よほど、大阪で一杯飲みながら語りませんか、と誘いかけたが、ぐっとこらえて、乗り換え時に別れた。
次は、12月24日の大阪フェニックスホール(コンサート会場)で会いましょう。そう言ってさよならする。彼は、確実に行くそうだ。
それにしても、クリスマスイブの夜に、男一人が大挙集結するのだ。きっと、みんな同じ匂いがしているだろう。すごい(匂いの)コンサートになるぞ。
さっそく翌日、私もコンサート予約をした。
私は彼女が15歳にして、ヤング101に在籍していた頃、テレビから録音した「静かでいいな」のカセットテープは今も持っています。
テレビ番組「ステージ101」が終わってからはあまり気に停めていなかったのですが、大学時代の友人(♀)が彼女のファンだったのでまた聞くようになりました。
そんなに頻繁に聞くわけでもないのですが、パソコン通信やインターネットではなぜか彼女の名前が(実社会よりも)頻発するので、気になる存在ではあります。
ただ、そんなに熱心なファンではなく、CDは1枚も持っていません。レコードは数枚あって、自分でデジタル化してパソコンやシリコンオーディオに入れて聞いています。
だから、最近の動向とかはあんまり知らない。コンサートかぁ。行ってみたい気もしますね。
♀ですが、どうしよう。。「おんなじ匂いがする」のでしょうか。
そして、ワタシも「濃い」のでしょうか。
大阪のコンサート?
う。さすがだ。。
でも「ステージ101」からで、「静かでいいな」のテープを持っていることはスゴい。第1デビュー時ですね。
私は、その時代彼女がメンバーだったことは知らないのですよ。「おはようございますの帽子屋さん」からだから。(第2デビュー時)
ネットでは、かなり熱烈ファンがいるのに、私の身近にはいないんですよね……。
熊(♀)さんとは、次に会ったときにクンクンしよう(笑)。でも、♀は弱いよな。
ええ,もちろん強度のヲタでした(他人のことは言えませんが).今はその道ではかなり名の知れたゲームシナリオライターです.関西にいるはずだから,もしかしたら同じコンサートに行っていたかも・・・
同じコンサートに行っていた可能性が。まさか、同じ電車に乗り合わせた、あの人……(^^;)。
今度、是非、一緒にコンサート行きたいですね。
オタクではありませんが・・・・
オタクでないところも一緒か(笑)。
男同士でコンサート行くのは、周りの目が……。
もうこんな歌手は出て来ないと思います!深すぎる!でも基本はラジオリスナーでした。「冷たい水の中を・・・」まではCDも買ってたのですが、それまでのアルバムはCDとレコード(!)で揃えております。「静かでいいな」は復刻版ですが、その頃私はまだ3歳だったので当然知りません。いやあ久々に興奮してしまいました!僕の周りにはファンの人はいなかったので(僕から知った人はいるのですが)では失礼致します。
私の昔のレコードやテープは、今聞けなくなっているんですよ…。
あの歌の世界観は深くて、独創的で、似た傾向の歌手もいないでしょうね。
今年のクリスマス・イブは、大坂でコンサートですよ。
昨日のコンサートは自分の中の少年を思い出させてくれました