nemo 折々の自然

折に触れて観察した自然などの記録

平成30年年賀

2018-01-01 07:33:06 | 新年のご挨拶
                      明けましておめでとうございます
                   
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北海道 珊瑚草紀行 3

2017-10-09 11:51:08 | 旅行記
平成29年10月1日(日)

 6時に起床しましたが、このホテルからは場所の関係からご来光を見ることができませんでした。
 部屋の前面に広がるサロマ湖に日の光が差し込み、野鳥たちの姿が確認できるようになるのを待っていまし
 たが、大半の鳥たちのいる場所が遠く、エクリプスの時期でもあるので、カモの種類を判定することは困難
 でした。
     *
 やがて湖面に朝焼けの光が入ると、部屋の正面に思い思いの形で群らがるアオサギの姿が見え、それぞれの
 姿が何かユーモラスに見えてきました。

     *

     *
 サロマ湖に面したレストランで朝食の後、初日の卯原内で遠望した野取湖の先端にある『能取岬灯台』へ、
 昨日と同じハイヤーで行って見ることにしました。
 好天に恵まれた休日とあって、観光の車が多く見られましたが、灯台までの距離が思っていたより遠く、
 40分余り掛かってしまいました。
     *
 毎日新聞の記事(9月23日 地方版)によると、
 『網走市の能取岬灯台は大規模改修を終え、10月1日に一般公開される。
  1917(大正6)年の初点灯から100周年を迎え、オホーツク海の船舶の安全を見守った1世紀の歴史
  を資料映像やパネル写真などで紹介する。塔高21m、八角形の洋風白黒灯台で、8秒ごとに約36㎞先
  まで灯光を送る。79年の改築以来の大規模改修で、老朽した外壁タイルの貼り替えなどをした。
  一般公開は2013年の海の日以来4年ぶり。午前10時~午後2時まで灯台構内を開放する。』
     *  
 とあり、広々とした草原台地に白と黒のすっきりとした八角形の灯台があり、今日はその灯台の公開日な
 ので長い待ち行列が出来ており、既に駐車場は満員でした。

     *

     *
 我々は次の予定もあって、灯台見物は遠慮して、草原を少し歩いていると『クジャクチョウ』が日差しを浴
 びて日向ぼっこしているところに出会いました。

     *

     *
能取岬
 岬の敷地の一部が市営牧場になっており、例年5月中旬から10月中旬は150頭ほどの牛や馬を放牧。
 牧場と奥に広がるオホーツク海、そして晴れた日は青空に世界自然遺産・知床半島の美しい山々までもが映
 し出される。冬は流氷見物の指定席としても知られている絶景スポット。
 映画撮影地としても有名で、堺雅人さん主演の「南極料理人」や、中国映画「狙った恋の落とし方」の撮影
 地として人気がある。                           【網走市役所観光課】
     *
 今回の旅行の最後の目的地は『濤沸湖』の野鳥観察で、オホーツク海の海岸線沿いに車を進めました。
 途中、小さな漁港があり、遠く知床の山々や『斜里岳』を眺めながらのドライブとなりました。

     *

     *
 到着した濤沸湖 水鳥・湿地センターは、2005年にラムサール条約登録湿地となった濤沸湖に、条約の理念
 に基づき環境学習や保全活動の拠点となる施設を、平成24年5月23日、網走市北浜地区(白鳥公園)にオー
 プンしました

     *

     *
濤沸湖
 濤沸湖はアイヌ語の「ト・プッ(to-put)湖の口」を語源とする、面積 900ha、周囲 27.3km、水深 平均
 1.1m、最深部 2.5mの比較的浅い海跡湖です。
 海岸草原と湿地に囲まれ、海水と淡水が入り交じった汽水湖で、四季折々に、水鳥や色とりどりの花々をは
 じめとした多種多様な生きのが集います。また、湖周辺には総面積約118haの湿原が広がっています。
     *
 オホーツク沿岸部の湖沼は、水鳥などの渡り鳥の飛来地です。なかでも濤沸湖はガン・カモ類が毎年2~3万
 羽が飛来する渡り鳥の中継地・越冬地として知られています。
 春季から秋季にかけてはシギ・チドリ類が飛来するほか、日本以南で越冬するガン・カモ・ハクチョウなど
 の水鳥が、春秋の渡りの時期に翼を休める場所として利用しています。 【濤沸湖 水鳥・湿地センター】

     *
     
     *
 我々がお邪魔した10月1日には、濤沸湖、藻琴湖とその周辺でガン類のカウント調査が行われていました。
 ヒシクイは濤沸湖と国道の間の草地とその南側湖面に2,492羽、平和橋付近の湖面に221羽、湖周辺に971
 羽、合計3,684羽。マガンは濤沸湖に4羽、湖周辺に2羽、合計6羽とのことでした。
     *
 センターの観察室からは中洲を隔てて正面に遠く『斜里岳』が望まれ、その中洲と斜里岳の間の湖面に多く
 のヒシクイが見られました。ただ距離が遠いので、カモの種類などは分からず、センターの職員に伺うと、
 マガモ、コガモ、オナガガモ、スズガモの他カイツブリがいるとのことでした。

     *

     *
 我々が遠くにいる水鳥たちの種類が分からないなどと言っていると、係員が外の建物に展望台があるのでそ
 ちらに案内しますと言って連れて行ってくれました。
 ロッジ風の二階建てのテラスに案内され、そこで観察を続けることにしました。
 なるほど今まではよく見えなかった左手の草原や、中洲の外側にいる野鳥も見えるようになりました。

     *

     *
 その中にタンチョウが2羽いるのが分かりましたが、係員の説明ではヘラサギとクロツラヘラサギもいると
 のことでしたが、我々には見つけることができませんでした。
     *
 残念ながらここまでで時間となり、女満別空港に向かうことになりました。
 その途中、草原やビート畑の奥に控える『斜里岳』の姿を楽しみながらのドライブとなりました。

     *

     *
 空港で搭乗手続きを済ませ、遅い昼食を構内にあるレストランで『玉ねぎラーメン』を摂りました。
 北海道産の甘い玉ねぎが良い味を引き出していました。
     *
 搭乗した飛行機の窓からは、珍しい双発のプロペラ機を見ることができました。

     *

     *
 離陸して間もなく阿寒湖と雌阿寒岳が見えましたが、その後は雲が多くなり窓外の楽しみが無くなりました
 が、時間通りに羽田空空に着陸しました。

     *

     *
 6時00分 起床 … 7時30分 朝食 … 9時30分(ハイヤー)→ 10時15分 能取岬 10時30分 → 11時10分
 濤沸湖 水鳥・湿地センター 11時45分 → 12時25分 女満別空港 … 13時00分(昼食・レストラン)…
 14時50分(JAL564便)→ 16時45分 羽田空港
     *

【観察した野鳥】
 1.カイツブリ    2.カワウ     3.ウミウ      4.ダイサギ      5.アオサギ
 6.ヘラサギ      7.クロツラヘラサギ 8.ヒシクイ     9.マガモ       10.コガモ
 11.オカヨシガモ   12.オナガガモ    13.スズガモ     14.シノリガモ     15.トビ
  16.オジロワシ    17.タンチョウ   18.ムナグロ     19.チュウシャクシギ  20.ユリカモメ
  21.セグロカモメ   22.オオセグロカモメ 23.キジバト    24.ハクセキレイ     25.コガラ
  26.スズメ       27.ハシボソガラス 28.ハシブトガラス  
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北海道 珊瑚草紀行 2

2017-10-09 10:57:36 | 旅行記
平成29年9月30日(土)
 
 4時半に起床、窓を開けると空が赤く燃えている。絶好の好天に恵まれたようだ。
 防寒対策をして外に出る。さすがに5時過ぎでは気温が低い。外は思ったより明るい。
 既にこの時間でもサンゴ草を観察する人影が見える。

     *

     *

     *
 何気なく上空を見上げると、日の出の時間に合わせたよう、ヒシクイの群れが飛翔している。
 シベリヤから渡ってきて、北海道で暫く休息して、更に南下して本州へ目指すことになるようだ。

     *

     *
 次々にヒシクイの群れか通過していく。日の出は15時10分過ぎだった。
     *

     *
 日の光を浴びて、サンゴ草も目を覚ましたようだ。
     *

     *
 陽光を浴びたさんご草は、一段と輝きを増してきた。
     *

     *
 桟橋の端から旅館方面を見ると、一段と見栄えのする景色になっていました。
     *

     *
 ヒシクイの群れが飛翔している中に、何かに驚いたアオサギの群れが飛び上がり、ヒシクイがバラバラに
 なって飛んでいくシーンが見られました。
 また、サンゴ草の中にムナグロがいるのを見付けました。昨日はチュウシャクシギも見ることができまし
 た。

     *

     *
 たっぷりと早朝の景色を楽しんだ後の朝食は、和食膳で美味しく頂きました。
     *

     *
 今日は、地元のハイヤーを利用して、サンゴ草巡りをする予定です。
 出発前にもう一度、旅館の前の快晴のサンゴ草を見直しました。

     *

     *
 車は能取湖沿いに北上し、湖岸に近い駐車場からヒシクイの群れが休んでいる場所でカメラストップ。
 ヒシクイたちは、シベリアからの長旅に羽を休めているようです。

     *

     *
 今日の最初のサンゴ草の群生地は、サロマ湖にある『キムアネップ岬』へ。
 駐車場から木道を5分ほど歩いた先にサンゴ草がありましたが、残念ながら最盛期が過ぎていました。
 一般的にサンゴ草の最盛期は9月の半ばごろで、その時期には能取湖畔、網走市卯原内の駐車場でサンゴ草祭り
 (今年は第54回 能取湖さんご草祭り、平成29年9月9日(土)~10日(日)主催 卯原内(うばらない)観光協会)
 が開かれるそうです。

     *

     *
 木道を歩いている際には赤い実をつけたハマナスや、草花が目につきました。
     *

     *
サロマ湖 面積 : 151.7㎢、深さ : 19.6m、湖岸延長 : 91.04km 
 琵琶湖、露ヶ浦に次ぐ日本で三番目、道内では最大の広さを誇るサロマ湖。
 東西二方から長々と伸びた砂州がオホーツク海とを仕切り、その砂州にある、ワッカ原生花園では花々が競い合う
 ように咲き誇っております。【サロマ湖鶴雅ホテル】

     *
キムアネップ岬
 サロマ湖の東南にまるでテラスのように伸びているキムアネップ岬。ここは、サロマ湖の絶景のポイント。
 なかでもサロマ湖に沈む夕日は、さまざまな表情を浮かべ二度と同じ顔は見られず、その美しさにしばし心を奪わ
 れ、時が過ぎるのも忘れてしまうでしょう。
 また、多くの原生植物が群生しているポイントでもあり、秋にはサンゴ草が大地を真っ赤に染める。【北海道庁】

     *
 次いでサロマ湖展望台へ。
 国道から展望台入口の標識のある左手へ入り、林の中の曲がりくねった砂利道を進み、駐車場に着きました。
 駐車場からは土砂流失留の木材を利用したやや傾斜のきつい階段を上り、途中から左に曲がった場所に円形の建物
 があり、さらにその右手の階段を上がったところが展望台になっていました。
 展望台からは大きく広がるサロマ湖を見下ろし、先ほど立ち寄った『キムアネップ岬』が右手下に嘴のように細く
 伸びているのが眺められました。
     *

     *
サロマ湖展望台
 幌岩山の山頂にあり、サロマ湖を一望できる唯一の場所です。
 サロマ湖の砂州やオホーツク海、遠くは知床連山まで見渡せます。
 山頂までの林道4kmは砂利道です。運転はお気をつけください。(サロマ湖鶴雅ホテル)

     * 
 展望台での眺望を楽しんだ後は、林道を下り国道の北上を一時間あまり続けたところで昼食タイムとなり、道路沿
 いにある食事処『みその』に入りました。
 小生はメニューの一番上にあった『海賊らーめん』を注文しました。
 それはエビ、ホタテ、イカ、ノリが入っていましたが、何故海賊という名がついているのか聞きそびれました。
 味はそれなりに頂くことができました。
     *

     *
 今日の最後の見物は『コムケ湖』とそれに近接している『シブノツナイ湖』です。
 30分ほど走って『コムケ湖』に到着しましたが、サンゴ草の繁殖地が判らず、車は『シブノツナイ湖』の湖岸沿い
 の道に入り込んでしまいました。
 事前調査が不十分だったため『シブノツナイ湖』にはサンゴ草が見当たらず、『コムケ湖』への道へもどりました。
     *
シブノツナイ湖
 湧別市街の北西約 10㎞のオホーツク海に沿った湖で厳冬期にワカサギ釣に多くの方が訪れますが夏は閑散として
 いて穴場的な印象の所です。
 コムケ湖と同様にハクチョウの中継地で野鳥も多くバードウォッチングや自然観察などでたのしめます。
 近くに古代北方民族の住んでいた竪穴式住居跡が残っています。         【紋別観光協会】
     *
 運転手はコムケ湖のサンゴ草の群生地もご存じないらしく、湖に沿って車を進めて、どうにかそれらしき場所に
 停めました。
 そこから少し湖岸まで歩いて、僅かに見えるサンゴ草をカメラに収めました。
 目立つのはアオサギばかりで、サンゴ草があまりにも数が少なく、宣伝にある場所とはどうも違うようです。
     *

     *
 運転手は、たまたま通り掛かった方にサンゴ草の場所を尋ねると、今きた道の反対方向にあるということが分か
 り、その場所へ移動しました。そこには案内人がいて、道案内をしてくれました。
 湖岸に沿って板道路ができており、5分ほど歩いて小さな入り江の周辺にサンゴ草がある場所に到着しました。
     *

     *
 ここも時期が遅かったのでしょうか、あの卯原内の圧倒的な数には遠く及ばず、折角時間をかけて来た甲斐があり
 ませんでした。どうも小生の事前の情報確認が悪かったようです。
 湖面を渡る風が一段と冷たく感じられるようになり、入口へもどることにしました。
 板道路の途中で、目についたのは、小さな蘭のような『ウンラン』でした。
     *

     *
コムケ湖</font> 面積 : 4.84㎢、周囲長 : 22.7 km、最大水深 : 3.8 m、平均水深 : 1.2 m
 北海道北東部、紋別市にある湖で、名前は北西端に三日月状に曲がった部分があり、ここがアイヌ語で
 「コムケ・トー」(曲がっている・沼)と呼ばれていたことに由来。小向沼(こむけぬま)ともよばれる。
 オホーツク海沿いに3つの湖盆が並び、水路で繋がっている。
 サロマ湖などこの地域によく見られるタイプの、直線的な砂州で海と隔てられた海跡湖。
 かつては湖口を持たず、融雪期に砂州が決壊して放水し、8月頃になると漂砂によって再び閉塞するのを繰り返し
 ていたが、1977年から始まった漁場開発事業によって永久湖口が掘削された。 【Wikpedia】

     *
ウンラン / 海蘭 【学】 Linaria japonica Miq. 
 ゴマノハグサ科の多年草。葉は肉質で長楕円形、全縁で緑白色。夏、短い総状花序に数個の花をつける。
 花冠は黄白色の仮面状花冠で、花筒の基部には距があり、上唇は反り返り下唇の花喉部は橙黄色で著しく盛り上が
 る。海岸の砂地に生え、本州の日本海側と千葉県以北の太平洋側、北海道、樺太、ウスリー地方に分布する。
 名は、花がランに似るのでいう。     【日本大百科全書(ニッポニカ)の解説】

     *
 板道路の入口までもどると、我々と入れ替わりに団体客が来ていました。ここがツアーの見学場所にもなっている
 ようです。
     *
 これで今日の観光は終わり、宿泊先の『サロマ湖鶴雅リゾート』に向かいました。
 途中、道の駅『愛ランド湧別』でトイレ休憩して、15時30分に到着しました。
     *

     *
 このホテルの名物の夕日は雲に邪魔されて、見ることができませんでした。
 一汗流しての夕食は、レストラン『Histoire』で『2017 SAROMA DINER 』 を戴きました。
     *
 ・ 斜里産鰤のマリネ サラダ仕立て
 ・北海道の海の幸 イストワール風
     *

     *
 ・近海産きんきとどりーむふぁーむ産野菜のアクアパッツア
 ・お口直しのグラニテ
     *

     *
 ・サロマ和牛のポワレと季節の野菜添え 北見産玉葱ソース
 ・本日のお楽しみデザート
     *

     *
 夕食には満足したものの、今日のコースは些か不満の残る結果となりました。
     *
  5時00分 卯原内サンゴ草見物 6時30分 … 朝食 … 9時30分 かがり屋発 → 9時35分 能取湖駐車場 9時40分 →
 9時50分 キムアネップ岬 10時10分 → 10時30分 サロマ湖展望台 10時50分 → 12時10分 昼食(みその)12時50分 →
 13時30分 シブノツナイ湖 → 13時40分 コムケ湖 14時10分 → 14時35分 道の駅 愛ランド湧別 14時50分 → 15時30分
  サロマ湖鶴雅リゾート着  ・18時30分 夕食(レストラン・イストワール)
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北海道・珊瑚草紀行 1

2017-10-08 15:20:09 | 旅行記
平成29年9月29日(金)
 
 兼ねてから『珊瑚草』の紅葉を見たいと思っていましたので、どうにか歩けるうちにと思い切って出かけることに
 しました。
 快晴の羽田空港を出発。離陸して間なく、眼下に葛西臨海公園やディズニーランドが見え、遥か彼方の雲上に富士
 山が頭を出しているのも眺めることができました。
     *

     *
 12時過ぎの出発でしたので、機内でお弁当を食べることにして『羽田空港一口おこわ』を選びました。
 中身は『松阪牛おこわと栗おこわ』2個づつ入ってました。
     *

     *
 空路は揺れることなく、快適な空の旅でした。
 女満別空港には今日の宿『かがり屋』さんの出迎えを受け、雲が多い野取湖半の宿に着きました。
 荷物を預けて、早速旅館前の日本最大といわれる卯原内地区の珊瑚草見物に出かけました。
     *

     *      
女満別空港
 オホーツク海沿岸の網走市中心部から南西に約22km(バスで約30分)に位置するオホーツク総合振興局の主要空
 港である。近傍には網走市と北見市を結ぶ国道39号が走る。
 空港周辺地域には知床国立公園、阿寒国立公園や網走国定公園などが存在する。
 空港が位置する女満別町は2006年に東藻琴村と合併して大空町となったが、空港の名称は変更されなかった。

                                 【Wikipedia】
     * 
 旅館前からは卯原内地区全体の三分の二ほどが眺められます。
 惜しいことに曇り空のため、珊瑚草の色がやや暗く感じられますが、目の前に広がる赤紅色の珊瑚草にすっかり
 魅入られました。
     *

     *

     *
 駐車場には観光バスや自家用車が多く停まっています。
 その駐車場の先から観察用の木造の桟橋が群生地の中程まで伸びてており、我々も桟橋を利用して群生地の中へ
 入って行きました。曇り空に冷たい風が吹いて寒いほどです。
     *

     *

     *
 突然上空を鳴交わしながら二羽の『オジロワシ』が飛来し、前方の能取湖の堤防に降りました。
 二羽の様子を伺うと何とも良い雰囲気なので、どうやら番いのようです。
 しばし止まっていましたが、やがて左の方へ飛び去りました。
 その飛び去った方では『オジロワシ』に驚いたのか、『アオサギ』の大群が飛び上がり、空いっぱいに乱舞して
 いました。
     *

     *
 上空の雲が所々切れて青空が覗くようになりましたが、仲々全体には広がらず、夕方になり寒さも加わってきまし
 たので、宿へ引き上げることにしました。
     *

     *
 ところが宿近くまで来た時、西の空の雲の一部が切れて、夕日が射してきました。
 一部の珊瑚草が夕日を受けて輝き出し、日が当らぬ場所とのグラデーションができて、一段とその色彩の見事さを
 増して眼前に展開してくれました。
     *

     *
 初日から見事な景観を見ることができ、満足のうちに宿へもどりました。
 参考までに珊瑚草(アツケシソウ)の アップを載せておきます。
     *

     *
アッケシソウ(サンゴ草)
 ヨーロッパ、アジア、北アメリカなどの寒帯地域に広範囲に分布するアカザ科に属する一年性草本。
 塩分を含んだ汽水湖の海岸に茂る塩生植物で、日本では明治24年に厚岸湖(あっけしこ=厚岸町)のカキ島で北海
 道大学の宮部金吾が発見し、アッケシソウと命名しました。
 野付半島、温根沼、風蓮湖、濤沸湖、能取湖、サロマ湖、コムケ湖などでも生育しています。
 韓国のアッケシソウと瀬戸内海沿岸のアッケシソウのDNAは同じですが、北海道のアッケシソウはそれとは異な
 る種であることが判明しています。 
 アッケシソウは葉と茎が食用となり、イギリスなどではグリーンシーズンに野菜として利用されています。

     *
能取湖 面積 : 58.20 ㎢、周囲長 : 33.3 km、最大水深 : 23.1 m、平均水深 : 8.6 m
 北海道の東北部に位置し、オホーツク海に通じる海跡湖である。日本の湖沼では14番目の面積規模を有する。
 以前は海水流入部の湖口が季節的に開閉しており汽水湖であったが、1973年(昭和48年)に護岸工事が行われて湖
 口が固定され、現在は完全な海水の湖となっている。
 湖畔にはアッケシソウ(サンゴ草)の群生地があり、毎年9月頃になると一面が赤色で埋め尽くされる。
 卯原内地区には日本最大とされるアッケシソウの群落があり、毎年9月にはサンゴソウ祭り(今年は9月9日、
 10日)
が行われる。
 湖岸をなぞるようにアマモが繁茂しており、日本有数のアマモ場が形成されている。【Wikpedia】

     *
能取荘 かがり屋
 今から四百年ほど前、徳川時代に日本式の灯台が建てられるようになり、石積みの台の上に小屋を建て、その中で
 木を燃やしたことから「かがり屋」と呼ばれてきました。
 「かがり屋」は、旅人の道しるべ…。どこか懐かしく、温かいやすらぎの宿。細やかな心くばりと、さりげない中
 に感じられるおもてなしを大切にし、能取湖のほとりに佇む一軒宿です。          宿主 松下伸次

     *
 汗を流した後、食事処での夕食は【贅-ZEI LITE-】。
 ・旬の刺身盛り合わせ
 ・季節の珍味(ツブ酢味噌和え、牡蠣酢、北海シマエビ)
     *

 ・オホーツクの旬魚介マリネ
 ・産地厳選 牡蠣の酒蒸し(サロマ産)
     *

     *
 ・あさりとホタテの海鮮蒸し鍋
 ・旬の創作天麩羅
 ・茹で蟹(毛蟹)
     *

     *
 ・網走産釣りきんきの湯煮 自家製ポン酢がけ
 ・濃厚ダレと脂の旨みが絶妙な 真狩産ハーブ豚のしゃぶしゃぶ
     *

     *
 ・かがり屋特製 骨まで食べられるきんきの唐揚げ 甘酢あんで召し上がれ
 ・白米(道産米のユメピリカ)・アブラガレイのお吸い物
     *

     *
 ・香の物
 ・網走牛乳を使用した手作りアイスクリーム
     *

     *
 飲み物は『サッポロ クラシック』と『清里いも焼酎お湯割り』で、すっかり良い気分になりました。
     *
能取荘 かがり屋看板メニューの『きんきの湯煮』
  『きんき』は、白身魚ながら脂が強く旨み成分が多い魚です。
  特に網走産の釣りきんきは高級魚としてもよく知られています。
  ゼラチン質のプルンとした食感と、脂の甘味が口の中にとろっと溶けだしてくる湯煮は絶品!

     *
 12時15分 羽田空港 (JAL 567便)→ 14時00分 女満別空港 14時30分(旅館送迎車)→ 14時55分 かがり屋
 15時00分 … 珊瑚草群生地 … 17時00分 かがり屋 ・18時30分 夕食
                     *
     
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南九州花紀行 3

2017-06-23 11:13:49 | 旅行記
平成29年6月13日(火)
 今朝は出発時間が遅いので、起床後露天風呂にのんびりと浸かりました。目の下からは天降川の川音が耳に
 心地よく響き、時折野鳥の声も聞こえてきます。
 そういえば昨日到着して間もなく〈ヤマセミ〉が下流方向に飛んでいくのを見ました。
     *

     *
 朝食は『レストラン食彩石蔵』で昨晩とは異なる部屋(ビー玉やカメラ等を飾った壁)で頂きました。
 先ず『トマトジュース』が出されました。採りたて新鮮で言うことはありません。
     *

     *
 和食コースを選ぶと係りの方が、御釜で炊きたてのご飯をよそってくれました。そしてさつま揚げ、玉子焼や
 お新香などのお盆と、あさりの味噌汁・焼き鯖が運ばれてきました。
 食べ始めているとさらに湯豆腐やあんかけ大根が加わり、ついつい食べ過ぎてしまいました。
     *

     *
 デザートは冷凍みかんとヨーグルトでした。通路の壁には(ラムネやかき氷の容器等)が飾られていました。
     *

     *
 食後から出発までの時間がありましたので、敷地内を少し散歩しました。
 画像左は『石蔵の玄関』、右は『天降門』でこの先に5つの露天風呂があります。
     *

     *
 その他天降川の上流や枇杷の大木が目につきました。
     *

     *
 出発は10時少し前、天降川に沿った道を戻る途中、電線に止まっている〈ヤマセミ〉を見ることができました。
 バスは霧島温泉郷を通り、霧島連山を見ながら『えびの高原』駐車場に着きました。
     *

     *
えびの高原
 えびの高原は、九州南部に連なる霧島山の韓国岳、蝦野岳、白鳥山、甑岳に囲まれた約 5㎢の盆地状の高原で
 ある。標高は約 1,200mあり、宮崎県えびの市の南東部に位置する。温泉が湧出する保養地でもある。
 ここから韓国岳や大浪池への登山道が延びており、霧島山登山拠点の一つともなっている。
 地質は韓国岳火口から噴出した凝灰角礫岩や、硫黄山、不動池、六観音御池、白紫池から噴出した完新世溶岩
 などで覆われている。地下 4-5m付近に倒木が埋没している地層があり、火山活動と森林化が繰り返されたこと
 を示している。                              【Wikipedia】
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 期待の『ミヤマキリシマ』は最盛期を過ぎており、駐車場はガラガラで人影も殆ど見られませんでした。
 それでもガイドさんに案内されて『つつじケ丘』へ行くことになりました。
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つつじヶ丘
 足湯の駅えびの高原(旧えびの高原レストセンター)から歩いてすぐの場所にあります。
 霧島屋久国立公園内でも屈指と言われるミヤマキリシマの群生地で 6haの地に約 3万株が自生しています。
 薄桃色、薄紫色、淡紅色などの花の色や大きさなど品種によって微妙に変わります。
 見頃は5月下旬~6月中旬ごろ。               【えびの市観光協会 HP】
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 と紹介されていましたが、今年は最盛期が早かったようです。
 それでも霧島連山の最高峰・韓国岳(1,699.8m)を眺めながら、少しでも咲き残っている花を探して歩きました。
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ミヤマキリシマ(深山霧島、Rhododendron kiusianum)
 ミヤマキリシマは、ツツジの一種。九州各地の高山に自生する。
 1 m程度の低木で、花期はおおむね 5月下旬から 6月中旬。枝先に 2-3 個ずつ紫紅色の花をつけるが、桃色、薄
 紅色の花も見られる。また、気候が似通った秋にも少し咲くことがある。
 和名に冠された霧島山・えびの高原のほか、阿蘇山、九重山、雲仙岳、鶴見岳など九州各地の高山に分布する。
                                      【Wikipedia】
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 幸いに今日も雨は降らず、時折薄日が差す天候になりました。ただ時折霧島連山には薄いガスが掛かったりし
 ましたが、我々が歩いている間はその姿を見せてくれていました。
 遠く〈カッコウ〉の声も聞こえて、しばらく振りの大自然の中の散策を楽しみました。
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 霧島連山は30年以上前、昭和51年11月3日にえびの高原から韓国岳を経て高千穂峰(1,573.7m)まで縦走しま
 した。絶好の秋晴れに恵まれ、快適な山歩きを楽しんだ遠い思い出です。
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 これで今回の花紀行を終えて、最後は鹿児島へ向かいました。途中霧島温泉を経由して九州自動車道は
 『溝辺鹿児島空港 I.C』に入り『鹿児島北 I.C』で下りて、昼食場所の『城山観光ホテル』へ着きました。
 ホテルへの途中の城山には、西郷洞窟や西郷終焉の地などがありました。
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城山観光ホテル 鹿児島市内 温泉 城山温泉
 市街地を見渡す鹿児島の中心地に四季折々に美しく移ろう自然が築いた標高 108mの高台にあるホテル。
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 昼食は『城山観光ホテル』10階の『トップグリル・スカイラウンジ』で。
 既に見晴らしの良い窓際の席は満席で、我々は中段の場所での食事となりました。
 曇天のためか鹿児島湾の対岸の桜島(1,117m)は噴煙がはっきりとは分かりません。
 前菜の後カボチャのポタージュ。
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 メインデッシュは『黒豚のグリル』、デザートは『抹茶のゼリーとアイスクリーム』でした。
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 食後隣の部屋からじっくりと『桜島』を見ることができました。薄い噴煙も上がっていました。
 ホテルの近くにある公園からも見直しました。
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 ツアー最後の見物は『仙巌園』へ。
仙巌園
 島津家第 19代光久が 1658年に島津家の別邸として造った庭園です。
 雄大な桜島と錦江湾をそれぞれ築山と池に見立てた壮大なスケールの借景 が美しく、天下の名園といわれ、
 1958年に国の名勝に指定されました。
 約 15,000坪の園内には、日本初のガス灯といわれる鶴灯籠や、琉球王国から 献上されたと伝えられる望嶽楼
 などがあり、薩摩の歴史を物語る史跡がいたる ところに残されています。
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 2015年 7月には、園内にある「反射炉跡」を中心とする磯地区一帯が「明治日本の産業革命遺産」として
 界遺産
に登録されました。「反射炉」は、第28代斉彬が、オランダ語の書物だけを頼りに造らせたものです。
                                  【鹿児島県観光センターHP】
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 画像は、『御殿』の庭園からの『桜島』と灯籠です。
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 御殿の裏手には奇岩『千壽厳』があり、趣向を凝らした庭園には大きな灯籠などが見られました。
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 最後に『尚古集成館本館』で、現存する日本最古の機械工場を島津家の歴史と近代化事業を紹介する博物館に
 改装展示したものを見学しました。右の画像はその別館です。
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 仙巌園のバス停には西郷どんがイラストされた『まち巡りバス』が止まっていました。
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 これで今回のツアーは終わり、九州自動車道を利用して『溝辺鹿児島空港 I.C』から空港に到着しました。
 ここで三日間お世話になった『南国交通観光バス』のドライバーとガイドさんに感謝のお礼をして別れました。
 羽田着が遅くなるので、空港内のレストランで『鹿児島ラーメン』の夕食を採りました。     
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鹿児島空港
 鹿児島市の北東約 28 ㎞に位置し、東に霧島連峰、南に桜島が眺望できる十三塚原の台地にあり、鹿児島の空
 の玄関口として絶好のロケーションを誇ります。            【鹿児島空港HP】
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B 767-300
 各種システムの自動化やデジタル技術の採用で、2名の乗員で運航できる飛行機です。
 767-300は、767-200の胴体を6.4m延長したもので、国内線・近距離国際線用として使用されています。
                                    【JAL・HP】
 空路は雲が多く、僅かに中部地方で雲に反射する夕焼けが 見られた程度で、雨の羽田空港に着陸しました。
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 9.50. 妙見温泉発(バス)→ 10.45. えびの高原 11.35. → 13.10. 城山観光ホテル(昼食)14.40. → 14.50. 仙巌園
 16.15. → 17.10. 鹿児島空港 18.35.(JL 652便)→ 20.00.羽田空港着
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