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ちひろBLUESこと熊谷千尋のブログです。

トークイベント「月刊おはなし図鑑」第27回 初の6studio.にて、渡部貴将さんと演劇の闇トーク、終了しました!

2021-03-28 23:27:22 | 月刊おはなし図鑑


僕とよしこが2019年1月から毎月開催している、トークイベント「月刊おはなし図鑑」第27回、終了しました!
今回は、初の会場となる古町の6studio.さんにて、渡部将貴さんと地方演劇の闇というテーマでトークをしました!



詳しくは告知に書いてあります。
【お知らせ】トークイベント「月刊おはなし図鑑」第27回 ゲストは渡部貴将さん!テーマは地方演劇の苦悩!(3/28(日)、6studio.にて、10人以内、完全予約制)



ちず屋の2階で始めたこのイベント、ここ一年はぺがさす荘と砂丘館で開催してきましたが、今回初めて、古町の6studio.(ロクスタジオ、通称ロクスタ)をお借りして開催しました。
ロクスタは、もともと音楽練習スタジオの一角にあるサロン、待機場所だった空間を、昨年からの新型コロナウイルス禍を受けて配信スタジオに改装中ということですが、すごく面白い場所だったので、ロクスタについてはいずれあらためて紹介させていただきます。



ロクスタの店主の本間ゲンさん(元RISKY DRUG STORE店主でもある)とは初対面だったのですが、すごく親切にしていただきありがたかったです。
また、ドンちゃんさん(長岡の大判屋あかしまの店主だが、音楽経験があり本間ゲンさんや毒殺テロリストのイチロウさんとも親交があり、ロクスタを配信スタジオに改装する上での技術的な部分を担当している)にもお会いできたのですが、トーク前に動画を流していただいたり、マイクを用意していただいたり、お世話になりました。





なんと、本間ゲンさんから告知用に画像まで作っていただいたのですが…





これ、チケットだったんですよね!ありがとうございます!





というわけで、初のロクスタをお借りして開催したのは、まさかの渡部貴将さんに新潟演劇の闇を語ってもらうという、マニアックでダークなイベントでした。
そもそもこのイベント、渡部さんから演劇の稽古中に悩み相談をされたことから、僕自身も演劇経験があることもあり、いつかちゃんとこの問題を取り上げたいと思って開催したことでした。



そこらへんの経緯は、告知にも書いてありますし、こちらの記事にも書いてあるので、よかったら読んでみてください。
目指せ!新潟の笑いの金メダル!
3月のトークゲスト、新潟演劇デリヘル部門6年連続主演男優賞の渡部さんと真面目に打ち合わせ!




そもそも今回、初の会場だったことに加えて、ゲストに演劇の闇を語ってもらうという、ネガティブなテーマを扱うこと自体がこの企画で初めてのことでした。
演劇の闇なんていうテーマ、もしも演劇関係者の人や演劇が好きな人が見たら反感を持たれても仕方ないことだという気持ちはありましたが、それでもやる意味はあると思って開催しました。

一番思ったのは、渡部さんが演劇で嫌な体験をした、という事実をなかったことにはしたくないという気持ちでした。
僕自身も演劇で嫌な思いをしたことがあったし、僕以外にもそういう人はいたし、そういう人達が気持ちを抱えたままなかったことにされて、演劇という文化の良さだけを語ることに対して、違和感がずっとありました。

これは僕自身、演劇を辞めてからの約5年間ずっと考えていて答えが出なかったことだったので、渡部さんの話をきっかけにして考えていけるきっかけになればいいなと思いました。
演劇関係者、演劇当事者が扱うには角が立ちそうなセンシティブな問題も、「月刊おはなし図鑑」でなら扱えるのではないかと思ったし、それは「人間を掘り下げる」というこの企画の趣旨にも反していないと思ったのです。

とはいえ、演劇に対するネガティブな気持ちを前面に出しすぎてただのヘイトになるし、ただ愚痴を言うだけのイベントにすることは絶対に避けようと思い、渡部さんに現実の問題を話してもらった上で、どうしたらそういう問題を解決できるかについても語り合いました。
決して不幸な体験談を面白がって話すイベントではなく、あくまでも演劇で嫌な思いをする人がいなくなるにはどうするべきか、という気持ちから開催したつもりです。

そんな気持ちで開催してみましたが、ネガティブでセンシティブなテーマを扱う重みがずっとあり、率直な気持ちとして終了後は今まで以上にすごい疲労感に襲われました。
よしこに至っては、この問題を渡部さんから聞いた日から、演劇と無縁の人間にもかかわらず、どうしたら解決できるのかを真面目に考えすぎて答えが出ずに具合が悪くなってしまったほどだったそうです。(正直、そこまでよしこが真面目に考えてくれているとは思いませんでした。ありがとな)



内容が内容だけに、賛否両論になっても仕方ない、寧ろ賛否両論にならなかったら意味がないくらいの気持ちもあったのですが、そもそもこのイベント自体がそこまで人に知られていないから話題にもならない、というのは僕の実力不足ですね。(これからも頑張っていこうな)
ただ、とある人物を批判的に扱うという内容なだけに、個人名は伏せましたが、終了後にある方から「演劇関係者にはバレるよ。敵は作らない方がいいよ」という意見をいただいた時は、あ、ちょっとだけ演劇を知る人に刺さったのかな、という気持ちになりました。

そのあと、ロクスタの本間ゲンさんから「過去の話だけではなく、未来にどうしていくかを考えることが大事」という言葉をいただいたのですが、今回のトークでそこまで踏み込むことができなかったのは反省点です。
まあ、「地方演劇の苦悩」という根深い問題を1時間で語ること自体に無理があったのかも知れませんが、それでも、ただでさえ新型コロナウイルスの影響で演劇に限らずあらゆる表現活動が難しくなっている時代に、このトークが表現活動における問題を考えるきっかけ、改善していくきっかけになっていけたら嬉しいなと思います。





終了後、渡部さんからも「今回やれて良かったと思います」と言ってもらえたのが何よりすごく嬉しかったですね。
今回渡部さんとトークができたことで「月刊おはなし図鑑」としても新しい挑戦ができたと思うし、是非また今後も継続して話していきたいテーマだなあと思いました!ありがとうございました!



初の会場、初のテーマということで、思うことが色々あって長くなりましたが、こんな感じです。
今後も「月刊おはなし図鑑」をよろしくお願いします!



アーカイブはこちらです。
月刊おはなし図鑑 第27回 渡部貴将さん 2021.03.28
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