アナーキー小池の反体制日記

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#3010 滝川市立病院のあるべき姿(上)

2019年04月30日 | 市内の話題
あした・あさってのことにしか思いが至らない者に、5年先10年先が見通せるはずがありません。
首長や議員には5年や10年先ではなく、50年も百年も先を見通すことができる者がなるべきなんだけど、どうも連中の様子をみるに、これからの昼飯のことしか頭に無いようです。(朝飯に何を喰ったかを忘れてるのかもしれません)

・・・
昨年暮れに記したのと一部ダブってしまいますが、滝川市立病院の新設に至る愚行を述べます。

この地方の圏域は人口の減少がおびただしく、このままどんどん人口減が続くことは何十年も前からみな承知の事でした。
団塊の世代はいまだ生き残ってせっせと病院通いをしているけど、いずれ死に絶えるのは目に見えています。
年寄りは多いのだけど、若い者はずいぶんと少ないのです。
団塊の世代が死に絶えたら、圏域の人口は半減どころかそのまた半減になる、との予想は概ね正確でしょう。

そして、大事なことなんだけど、お隣のマチに格上の市立病院があることを忘れてはいけません。
たった10㎞しか離れていないところに格上の公立病院があって、このマチの住民もちょっと心配な病気を疑うときには、お隣の病院に行く傾向はずっと変わらないであるのです。
頓挫(とんざ)してしまったけど、お隣のマチとはいずれ合併をしなければ地方自治体として成り立たたくなるのは自明です。

11年前にお隣の市立病院が新装開店しました。
中核病院にふさわしい充実した内容を伴ったものでした。
その段階で、滝川市は新病院の役割をしっかり考えるべきでした。

医師・看護師など医療スタッフの不足は当時から案じられていたことでしたので、病院の規模をずっと小さくしなければなりません。
具体的には診療科を減じる必要がありました。
極端には、内科、外科、整形外科、精神科以外は無くするのが正解でした。
無くなる診療科受診希望者は、市内に開業医がいますし、10㎞離れたお隣の市立病院に行かせてもよろしい。
お隣の市立病院に行くための専用シャトルバスを運行させることも選択肢の一つです。
専用シャトルバスの運行には経費を要しますが、現在の赤字額のほんの1割で済むのです。

今も一部そうなっているんだけど、難しい病気はお隣の病院に紹介状を書いてもらって診てもらうのが患者にとっても一番いいのです。
新人医師ばかりの診療科に行っても、良い結果が得られないのはボクが経験済みです。

続きます。
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