比売神社
寺島御夫妻は
十市皇女さまの 
御霊を
鎮めるため
個人で
比売神社を 
建てられました
十市皇女さまが
埋葬されているという 
言い伝えのある
広さ9坪程の
土地で 
雑草が生い茂っていた
国有地でした
寺島富郷氏の
御自宅は
新薬師寺さまの前 
昭和54年（ 1979 ）に
寺島御夫妻が
お伊勢参りに 
向かわれる
電車の中で
富郷富郷先生の
ぉ首に 
白いヘビが巻いているのが
奥様の
キヨコさんの 
目にみえたそぅです
そして
お寺の
塀沿いにある
比売塚から 
祀ってほしいという
お声もきこえたそうです
そこで
土地は
新薬師寺さまの 
御名義となさり
新しくつくる
比売神社（ ひめがみしゃ ）は 
鏡神社の
摂社として
寺島御夫妻が 
ご出資されました
そして
1981年に 
比売神社
完成
命日を
新暦に直した 
5月9日に
霊魂を
お迎えする 
御鎮座祭が
開かれたそうです
寺島家は
代々
高畑町に暮らしておられた
のではなくて 
戦後
中国の大連から引き上げてこられて
から
高畑に
移り住まわれて
ちょうど
30年後に 
御鎮座祭を
開かれたそうです
日本書記に 
赤穂に葬るとあって
新薬師寺近くに
赤穂神社が
あるので 
そこが拝所で
比売塚は
秘め塚でも
あって 
みだりに上がってはいけない
聖地だったそうです
寺島富郷先生の
奥様
寺島キヨコさまの 
比賣神様に献じ奉る詩が
出てきました
天国のキヨコ様
大変お世話になりまして 
ほんとうにありがとうございました
寺島富郷先生とご一緒に
伊賀采女宅子の古里 
伊賀へ行きたいとおっしゃって
鳴き塚へ行った帰りに
私の実家に
お越しいただいきまして 
母の吉岡俊にも
会って下さいましたね
その後
102才まで 
元気で
今年
母の納骨も無事 
終えさせて頂きました
ありがとうございます
天国でもし
会われましたら 
よろしくお願い申しあげます
いまでも
十市皇子さまのような 
キヨコさまのお姿が
目に残っております
以下
比賣神様に献じ奉る詩ょり 
寺島キヨコ
若葉風かほり 
山吹の花
黄金色に美はしく
今日の
お祭りで 
ございます
山振（ やまぶき ）の
立儀（たちよそ）ひたる 
山清水
酌みに行かめど道知らなく
高市皇子尊
お歌捧げられましてより
丁度
千三百年目に 
顕らけきお知らせありて
ここに
第四回目のお祭りを 
お迎えさせて いただきました
十市皇女比賣大神さまの
み恵みのあらたかなこと 
おどろくばかりの
今日此の頃でございます
私共
次女 
千恵
三月十四日に
四国
土佐
中村出身の
木戸章夫氏と 
良縁調ひ結婚式
芽出度く挙行させていただきました
十市皇女比賣神様
弁財天様の 
お陰のたまものと
心より有難く厚く御礼 申上げて居ります
春日山
高円山のはざまより 
春秋の日中の
豊栄登る朝日 
お出まし遊ばされ
西の
生駒峯に 
お入りになられる
お日様の
照り映えるこの地
芽出度き
御池に
御鎮座ましまされる 
比賣神様の弥栄の御為に
どうかいく末永く
心より御奉公させて下さいませ
ここに
御参詣下さいました
崇敬者御一同様を 
常にお守り下さっています
御加護を御礼申し上げます
国家御安泰
御町内安泰に
五穀豊穣に 
お守り下さいませ
大神様の
御心のまにまに 
お導き下さいまして
私共の日日を
お見そなはし 
安穏ならしめて下さいませ
昭和五十九年五月十日 拍手三礼
比賣皇女は
神にしあれは
我か里を 
かくも清らに守りいまさむ
山吹の
黄金色の
花清らかに 
宮居をかざる
今日のみまつり
キヨコさま 
清らかなお言葉いっぱい
ありがとう 
ございました
ありがとう於良
