寺島富郷氏
奈良県
奈良市
高畑町の 
新薬師寺さまの
お向かいに住まわれています
寺島富郷（とみさと）先生の 
お嬢様
吉川稲穂さまから
畑でとれた 
お野菜
おだいこん 
はくさい
さつまいも ！
送って 
頂きました
おだいこんの
葉っぱを 
卵とじにして
曽爾高原の
屏風岩
下の 
隼別神社さまの
おやさいたちを
身体
いっぱい 
頂きました
私は
1996年に 
奈良県曽爾村
長野の
屏風岩下の
隼別神社（はやぶさわけじんじゃ）を 
おつくりになられます時の
歌碑26基の
字を 
書かせて頂きました頃より
おつきあいさせて頂いています
と
いうより 
お世話していただいています
私は
ある年
二月堂の
お水とりの様子を
夢中になって
夜中過ぎまで見ていましたら
とっても
寒かったので
おうどんを
一杯
食べて
からだを 
あたためました
でっ
帰ろう
と 
思いますと
ああっ ！ 
お財布のなかに
お金がありません
コイン駐車場に
入れた 
車が出せないのです
あぁ 
絶対絶命
こんな寒い真夜中に
皆様なら
どうされますでしょうか 
私は
はっと 
寺島御夫妻の
おやさしい笑顔が 浮かびました
そこで
二月堂から
新薬師寺まで 
歩いて
夜中の誰もいない
奈良の道を 
とぼとぼ
瀕死の状態で
寺島富郷先生の
お家のベルを 
押しました
真夜中の空に
ベルのおとが
ひびきます 
どうかんがえても
あやしい人物に
なって
しまいました 
あぁ～
絶命絶命 
先生助けて下さいと
心の中で祈りますと
はい
と 
お声が聞こえて来ました
すす
すみません
福川です 
せせせ
千円貸して下さい
ちょっと 
お待ちください
寝ておられました
寺島富郷先生が 
ご門まで
出てこられまして
千円を
10枚
どうぞ
って
1万円
渡して
下さいました
ごめんなさぃ
こんなに
死にたぃくらい 
はずかしいことは
私の人生で
後にも
先にも
あの夜
一度きりです
ほんとうに
あの夜の
寺島富郷先生の
お顔とお姿は 
かみさまでした
いつも
不思議な
お話しを 
いっぱいして下さったり
楽しい旅を
ご一緒させて頂いたり 
御夫妻には
かわいがって頂きましたこと
ほんとうに 
感謝しています
奥様の
寺島キヨコ先生も 
旅立たれてしまわれました
けれど
きれいな
ぉ言霊の 
詩が
今でも心の中に響いています
そして
寺島御夫妻が 
比売神社さまも
おつくりになられて
十市皇女さまの
お祭りには 
いつも
ご家族皆様といっしょに
あたたかい時間を
過ごさせて頂いて 
楽しみにしています
ありがとうございます
高市皇子さまが 
十市皇女さまのことを
悲しまれたぉ歌は
万葉集巻第4・156
歌われていましたね
ありがとう於良
