お見合い
私が
育った村は 
右を向いたら
山
左を
向いても 山 
前を見ても
山
後ろを
見ても山 
下には
芋
ぉ米
かぼちゃ
白菜 
川 池
小川
あぶ
自然の宝庫
上には
太陽 
宝石のような
星
天の川
月
とっても
素晴らしいのですけど 
どうしても
未知の世界への
好奇心を
消せないのです 
で
考えました
お見合いをして
結婚しよう
と
それならば
私の好奇心を 
満たしてくれる人
と
思いました
そこで
わかりやすいように 
条件を決めました
伊賀の
カルメンと 
いわれたこともあります
そこで
大きくでたのです
だって
女一斉一代の 
大勝負ですもの
１
旧 帝国大学 卒業
２ 
6大都市に住む
３ 
第一次産業に勤務
この
３っつです
で
父と母は
伊賀中
走り回って
４ 
同じ古里の人
という
4っつめの
条件を付け加えて
私、4回（ 人 ）目の
お見合いで
幸勇さんに 
出逢ったのです
一目で 
恋に落ちました
とても
優秀な人には 
みえない出で立ちで
ゲタなぞ
カッコヨク
決めていて 
ちょっと不良ぽくて
映画スターのようなかんじに
ポ～
△♂∞♀っと 
幸勇さんは
女なんて
どれでも
いっしょさ 
っていうかんじで
もちろん
始めて
（１回目）の 
お見合いです
でも
嫌な感じじゃ
なくて 
おれについてこい ！
みたいな
性格に
ほれました
あぁ～
伊賀の
カルメン 
じゃ
なかったの
の
の
デートの時も 
さっさと歩かれます
後ろを
振り向くとか
気遣いとか
いっさいなしです
小走りでないと
おいつきませんし 
タクシーも
さっさと
乗ってしまっています
あぁ～ 
速く乗らないと
おいてかれる
自分という人を 
真中心に置いて
堂々と
人生を歩む
姿に 
驚きました
どちらかというと
こそこそ
生きてきた私には 
とても出来ないかんじです
あぁ～
何て素敵 
ほっといてくれるなんて
ありがとう於良
