オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

「チーム・濱田美栄 強さの秘密」

2016年05月06日 12時40分59秒 | フィギュアスケート
今、手元にスポーツ雑誌「Number」の4月28日号があります。
表紙は羽生結弦君。特集は羽生君を中心とした若きトップアスリートたち。
しかし私が一番印象に残ったのはページの終わりの方。
「チーム・濱田美栄 強さの秘密」
濱田美栄さんはご存じの通り宮原知子さんや今シーズン大躍進のジュニアの本田真凛さん、白岩優奈さんのコーチ。
この大躍進を、同じチームの田村岳斗コーチの証言も織り交ぜながらの特集。
 
冒頭の田村コーチのコメントに驚かされる。

「こうなることは分かっていました」

今年の世界ジュニア選手権のフリーでの本田真凛さんへの一言

「勝とうと思って勝てるタイプじゃないから、一人でも多くファンを作って帰ろうと思って滑りなさい」

この一言で真凛さんは、すーっと緊張がひいていったとのこと。
一番印象に残った濱田コーチのコメント。

「貸し靴の子、世界一を目指す子、どちらも教える楽しさ、やりがいに変わりはありません」
「コーチもスケートを愛していないといいスケーターは育てられないと思うし、スケーターもスケートもスケートを愛していい演技はできない。うまくてもスケートを嫌いな人の演技は伝わりません。スケートを好きな選手を育てたい。それが一番です」

他にも印象に残るコメントが多数あります。機会があれば一度、一読下さい。
私は四国在住。四国から近い関西を拠点にしているチーム濱田の動向は、たいへん気になります。
そして新しいシーズンの新たな飛躍を期待しています。




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1956年録音のカラヤン指揮「ばらの騎士」全曲盤

2016年05月06日 11時20分44秒 | オペラ
R.シュトラウス:楽劇「ばらの騎士」全曲

元帥夫人:エリーザベト・シュヴァルツコップ、オックス男爵:オットー・エーデルマン、オクタヴィアン:クリスタ・ルートヴィヒ、ファーニナル:エーベルハルト・ヴェヒター、ゾフィー:テレサ・シュティッヒ=ランダル
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮フィルハーモニア管弦楽団、合唱団( 1956年録音、EMI盤)

私のCD棚には「ばらの騎士」の全曲CDが5組並んでいる。しかし今まで、何故か、この名盤の誉れ高いカラヤン指揮の1956年録音の全曲CDは並んでいなかった。ウィーンフィルとの再録音(ドイツグラモフォン盤)はあるというのに・・・。
やはり、このオペラとの出会い、そして、あの1960年のザルツブルグ音楽祭の記録映画のイメージが大きすぎたということだろう。
そして、やっと今、2300円という安価のCDをネットで見つけて、とうとう思い腰を上げて?購入してしまった。
このオペラの全曲に初めて接したのは、遠い昔、私の大学生の時、銀座のヤマハホールで見た1960年のザルツブルグ音楽祭の記録映画。
本当にビックリした。この世に、こんなに美しいものがあるのか!と思った。
エリーザベト・シュヴァルツコップの気高さ。アンネリーゼ・ローテンベルガーの可憐さ。そしてR・シュトラウスの音楽!特に効果的に使われているワルツの凄さ!この当時、既に楽劇「サロメ」の全曲は聴いていたので、本当に同じ作曲家の作品かと思ったくらい。
特に第3幕の大詰めは、あまりの美しさに茫然としてしまった記憶がある。
そして、まだ余韻が残っている翌日、有り金をかき集めてレコード店に走り4枚組のカラヤン盤(CDと同じ1956年録音)を購入した。4枚組の豪華なケースのセット物だったので1万円を超えていたはず。
そして今や、あの思い出が詰まった録音がCD3枚組で2300円。こんなにお手軽になっていいのか?そんな抵抗感も購入しなかった原因かもしれません。
また1960年の記録映画が初めてビデオ化になった時は直ぐに購入したし、今はDVDも持っているので、これで十分という気持ちがあったのかもしれません。しかしCD棚に、この1956年録音のカラヤン盤が並んでいないというのは、やはり何か忘れ物をしているような気持ちだったのも確かです。
この録音のゾフィーがアンネリーゼ・ローテンベルガーだったら、ファーニナルがエーリッヒ・クンツだったら、そしてオケがウィーンフィルだったらとは、やはり言うまい。思ってはいけない。
久し振りに聴いてみて、このオペラからあふれ出てくるような「香り」は1956年のこの録音からも十分に伝わってくる。
同じカラヤンの指揮でもウィーンフィルとの再録音盤より、やはり1956年盤の方が私は好きだな。
そしてエリーザベト・シュヴァルツコップの存在の大きさ。
やっぱりエリーザベト・シュヴァルツコップ!
今も第3幕がスピーカーから流れている。いよいよ大詰めの3重唱。
じっくりと聴いて、その美しさに酔うことにしましょう。






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