川塵録

『インテグリティ ーコンプライアンスを超える組織論』重版出来!

コンプラを変え,会社を変え,日本を変える!

『13歳からの生き方の教科書』 藤尾秀昭/致知出版社

2024年05月16日 | 
『13歳からの生き方の教科書』 藤尾秀昭/致知出版社


 

いい。

読みながら、機内で号泣した。

中学生くらいのお子さんがいる親御さんは、この本を買わないという選択肢はない。

この本を買わねば親ではない。

そこまで言いたい。

致知出版社の「365日シリーズ」から中学生用にまとめたもの。

 
■ 160頁

 大畑誠也さんの最後の授業に号泣、、、

■ 二宮尊徳

 鳥獣の手は自分だけを向いている。
 人間の掌は相手を向けることができる。
 だから人間は利他の心で動かねばならぬ。

■ 「母」の文字

 母の文字の点(、)2つは、乳房。
 象形文字。

 女に乳房はない。母になってようやく母乳が出る。
 だから母に乳房がある。

 この点(、)を、乳房と思ってもいいけど、

 涙

 とも解釈できる。自分がここまで育つために、母は、どれくらいの涙を流してきたのだろう。
 物理的な涙ではなくても、心の涙を、どれくらい流してきたのだろう。

 それを思うと、涙なしには書けない、「母」の一字。

 みなさんも、母への想いを込めて、しっかり、丁寧に、「母」の一字を書いてみてください。
 俺に母乳をくれた母。
 俺のために泣いてくれた母。

 母の点(、)2つには、とてつもない、母の、愛情が込められている。

 以上、松崎運之助(みちのすけ)さんの稿を前提に。

■ 日野原重明さんの授業を聞いた小学生が:

 「寿命という大きな空間の中に、自分の瞬間瞬間をどう入れるかが、私たちの仕事ですね」

 まさに。小学生でもこういうことが言える。

■ バレーの鬼監督・松永康隆さんのお父上が:

 「男は語尾をはっきりしろ」

■ 原田隆史さんが、学級崩壊しているような学校の教師を辞めようとした。ストレスで頭髪が抜けたし。

 そしたら、ご母堂が、原田隆史さんの頭を黒マジックで塗りながら:

「あんたは教師を辞めようとしているやろ? 顔に書いてある。
 あんた、よう聞きや。辛いことがあったからといって仕事を変えたところで、新しいプラスの芽が出るのか? 違うやろ。
 自分を変えなさい。自分を変えない限り、仕事を変えても一緒やで」。

■ 仏教大谷宗の教え:

 見てござる

 …いいことも、悪いことも、天は見ている。
  報われぬ努力も、親は、どこかで、見ている。

■ プロゴルファー杉原輝雄さんは、「誰のおかげでゴルフできると思ってんだ」と自問するようになり、40歳のころから、試合ごとに、

 ✔︎ ゴルフ場支配人
 ✔︎ スポンサー

に、お礼状を書くようにしてきた。

■ 森信三は、13歳のとき、父親から、頼山陽の「述懐」


 を書き与えられた。

 森さんは、長じて「人生二度なし」を唱えるようになった。

 私もやろう。子供達の13歳の誕生日には、この頼山陽「述懐」を書き与えよう。

■ 大無量寿経の

 我行精進、忍終不悔

 …我が行、精進して忍びて、終に悔いず

■ ガッツ石松の、泥の千円を母から譲り受けたエピソードは、いつ読んでもいい。

 偉くならなくていい。
 立派な人間になれ。

■ クイズダービーのフランス語の、篠沢秀夫教授。

 新妻を交通事故で亡くし、その遺児をまた海の事故で亡くしていらっしゃる。

 あの笑顔の陰には、こんな悲劇がいくつもあった、、、、



 
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