川塵録

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後藤徹×鈴木エイト 名誉毀損裁判  -鈴木エイト氏の主張の欺瞞性

2024年05月09日 | 法律・海外法務
12年5か月の拉致監禁被害者・後藤徹さんを代理して、鈴木エイト氏を訴えている名誉毀損裁判の、進捗をご報告差し上げます。


我々原告・後藤徹陣営は、冒頭の表のように、論評と事実を整理しました。

我々原告の立場は、以下のとおりです。

1 原告の主張(論評)

原告後藤徹さんは、拉致監禁の被害者として真実を語り、全国拉致監禁・強制改宗被害者の会の代表として、国内外に人権侵害を訴えてきた。

2 基礎となる事実

後藤さんは、12年5か月にわたり、自己の意思に基づかずに強制的に拉致監禁された。

そして、この拉致監禁が「違法」であるということは、平成26年の東京高裁が15度も認定した。

 こちら

____________

一方、被告鈴木エイト氏の立場は、以下のとおりです。

1 被告の主張(論評)

後藤徹氏は、拉致監禁されたのではない。「保護」された。

後藤氏は、「記憶の改変」をして、拉致監禁されたと嘘をついて被害者面でアピールしている。

2 基礎となる事実

後藤氏は、自己の意思に基づいた「引きこもり」であった。

____________

上記のように整理すると、改めて、被告鈴木エイト氏の主張の欺瞞性と矛盾が明らかになりました。

つまり、被告鈴木エイト氏側は、後藤さんが拉致監禁されたのではなく「保護」されたのだと言いつつ、後藤さんを「引きこもり」呼ばわりしています。

これは両立しません。自ら引きこもっていたのであれば、「保護」する必要はないはずです。

「保護」とは、(危険などから)気をつけて守ったり、かばったりすることです(広辞苑)。

被告は、後藤さんを何から「保護」したというのでしょうか。その主張は、「引きこもり」という主張と両立するのでしょうか。

被告鈴木エイト氏の反論が届きましたら、またご報告差し上げます。
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