息子の(小中高等)学校は脱皮中~ホワイトPTA目指して~

PTA問題に目覚めてしまい活動を始めたのは2015年。
私立高校でも、県立高校でもPTAが…。終わらないな。

マイあさ! 聞きたい「揺れるPTA全国組織」なお加藤 薫さん(文化学園大学教授)

2022-09-01 05:00:28 | PTAについて
KKです。
3カ月毎に行われる議会が近づい
てきました。
いくつかの県外の議会をまた視聴
する予定です。
さて、今回は当初のブログの内容
と一部変更しています。
こちらは私の感想についてにし
文字起こしは別にしています。
なおNHK様からは文字起こし
について了承をいただいている
ことをお伝えします。


8月30日に加藤薫文化学園大学
教授、まるおさんがNHKラジオ
マイあさ! 聞きたい
「揺れるPTA全国組織」
に出演されました。
聞き手:阿部渉アナウンサー。

PTA が変わるきっかけになり
そうな今ホットな話題である
東京都小学校 PTA 協議会
(都小P)が日本 PTA 全国
協議会(日P)から今年度末
で退会、
の話から始まりました。

日Pからの脱退のインパクトが
関係者に与えた物が少なからず
大きかったからですね。

まるおさんはPTAの4層に
渡る関係性を丁寧に話した
上で問題点の提起をされました。

    日本PTA
   全国協議会(日P)
     ↑
  都道府県連合会
     ↑
 市区町村PTA 連合会
     ↑
小学校や中学校(単位)PTA


日本 PTA の役割りとして
言われている点として、
1.全国の保護者の声を国に
 伝える
2.国の最新情報を全国の 
 保護者に届けるための 
 全国組織
を揚げていました。
 
東京都の小学校PTA協議会 
が日本PTA協議会から退会
した理由を2点揚げて 
いました。

1.方向性の違い
2.会費の有効活用

全国大会を毎年開催し開催地
になると大きな負担に
なります。
私も5年前に大分市で開催
された九州ブロックPTA
協議会の当日の様子を遠巻きに
見たことがあり想像が出来ます。
あの比ではないはずです。

コロナ禍を経て必要な点が絞ら
れてきたのではないかと
思います。
PTA のニーズや活動の事例の
共有を行い各単位 PTA の支援を
メインに切り替えるための
選択だと感じます。

会費から日本PTA協議会に
納めるお金が負担になって
いる。
会費は純粋に都内のPTAの
ために使うために退会を
決議しています。

まるおさんは日本PTA協議会
が先にある役割を果たして
いないのではないかと指摘
しています。

「これまでのピラミッド 
体制に風穴を開けた試み
として大きな意義がある」
「上位組織に加盟する
プラスとマイナスを判断
して退会を決定した」
とまるおさんは語って
います。

さらに東京都の前に起きた
京都市の話にも言及しました。

教育委員会や校長先生の意向で
日本PTA協議会から退会しよう
とした京都市は否決された記憶
が新しい動きでした。
同じように退会しようとして
明暗を分けた要素は何かを
まるおさんは次のように
分析しています。

「東京都が退会を決定できた
背景には教育行政からの
独立性が高いという特徴も
関係している」と指摘して
います。


日本PTAは下部組織や保護者が
加盟するのが当然だと当たり前
のように思っていたのに東京都
や京都市の様子から危機感を
持ち新年度に新しい取り組みを
しているのが分かりました。

1.PTA会員の意見を集約する
 システム
2.必要とされる日本PTAを
 目指す

まるおさんはこの取り組みを
良い流れと評価しています。

全国各地への影響については、
横須賀市のPTA連合会が神奈
川県の組織からの退会を検討
についてやその他の地域でも
新しい動きがあることを
触れています。
東京都に続き退会を検討する 
所が増えそうな予測もして
います。

PTAの入会は自由意志で
決められることであり
この10年で地道な草の根の
活動で浸透が進み、
PTA に入らない保護者が
増えたことにも触れています。

まだ自動的に全員会員にする
やり方のPTAがあるとも
指摘しています。

PTA の意義が分からない人が
いればその人の理解が足りて 
いないだけ。
入会して仲間になり一緒に
活動し意義を体得してもらえば
分かる、という考えを持って
いそうなのは私も想像します。

日本PTA協議会が新しい方針
の中でPTA の任意加入。
入退会問題を使い始め、
意識し始めた事を注目して
いるそうです。
見せかけの対策ではなく、
本当の意味の任意加入の実現に
どう取り組んでいけるのか、
注視していくそうです。

任意加入後保護者として学校
との関わりについては
「PTAがあろうとなかろうと
先生と保護者が子どものために
連携し協力する。
これは当然のことでこれまで以上
に一人一人の保護者、先生の
主体的な判断が求められるように
なる」とまるおさんは力強く
語ったのが印象的でした。
私もPTAを退会してから7年近く 
過ごしますが学校とは一保護者
として話を行い連携をしてきた
つもりです。
実現可能だと思います。

PTA問題は日本の文化の
負の側面である、
長いものには巻かれろ。
目上や周りのみんなに忖度を
して同調する、といった
我々の行動様式から起因する
問題がPTA問題だと見ている
ことにその通りだと感じます。

従来の日本の文化の弱い部分
を見直していこうという
動きとしても注目できるのでは
ないかと思っている、と
まるおさんは最後に語って 
います。

今回はここまで。
では、次回!