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CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

25-121「ミッキー17」(アメリカ)

2025年04月09日 00時32分35秒 | アメリカ映画

死ぬってどんな感じ?

 失敗だらけの人生を送ってきた男ミッキーは、何度でも生まれ変われる“夢の仕事”で一発逆転を狙おうと、契約書をよく読まずにサインしてしまう。しかしその内容は、身勝手な権力者たちの命令に従って危険な任務を遂行し、ひたすら死んでは生き返ることを繰り返す過酷なものだった。

 文字通りの使い捨てワーカーとして搾取され続ける日々を送るミッキーだったが、ある日手違いによりミッキーの前に彼自身のコピーが同時に現れたことから、彼は反撃に出る。(「作品資料」より)

 

 契約書をよく読まずに〝エクスペンダブル〟の仕事に応募してしまったミッキー。

 地球を離れ、新たなコロニーとなる星を目指す集団の中で、ミッキーは危険な任務を負わされることになる。

 死んだら複製され、新たなミッキーが作り出される。

 毒味やウイルスへの研究にまで使用され、何度も死んでは複製されるミッキー。

 そして17体目となるミッキーも死を迎えようとしていたが、予想に反して生き残り、基地に戻ってくるが、そこにはすでに18体目のミッキーが存在していた。

 2人のミッキーが存在することで起こる珍騒動。

 そして彼らとコロニーの仲間に起こる顛末。

 ブラックなユーモアで描かれるが、ミッキーへの扱いはかなり酷い。

 エクスペンダブルだからということもあるが、これって身分によって酷い扱いをされるのと同じだったな。

 複製が同時に2体存在することは許されず、見つかれば2体とも消滅させられ、複製されることもない。

 複製とはいえ、性格など微妙に違うようで、ワイルドな18に対し、17は温和で酷い扱いを受けても甘んじて受け入れてしまい、事態もなんとか押し隠そうとする。

 果たして、ミッキーは事態を収拾し、無限の死からも逃れることができるのか。

 力を持つ者への反逆の物語としても面白い1本だった。

/5

監督:ポン・ジュノ

出演:ロバート・パティンソン、ナオミ・アッキー、スティーブン・ユァン、トニ・コレット、マーク・ラファロ、アナマリア・バルトロメイ、パッツィ・フェラン、キャメロン・ブリットン

於:グランドシネマサンシャイン池袋



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