CINECHANが観た映画について

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基本的にはネタバレに近いものがあります。

24-058「エレクション 死の報復」(香港)

2024年02月24日 00時23分38秒 | 香港映画

2人で会長は?

 あれから2年が経ち、再び会長選挙の時期がやって来た。

 長老たちが支持する実業家ジミーは会長の座に興味などなかったが、事業拡大のためには権力が必要だと気づき立候補を決意する。一方、権力の魅力に取り憑かれた現会長ロクは、掟を破ってまで再選を狙おうとしていた。

 両者の血で血を洗う抗争は、日を追うごとに激化していき。(「作品資料」より)

 

 ジョニー・トー監督の「エレクション 黒社会」の続編。

 2006年製作だが、日本では未公開。

 〝ジョニー・トー 漢の絆セレクション〟という特集上映で前作のリバイバル公開と共に日本初公開され、鑑賞。

 話は前作から2年後。

 再び会長選挙が行われることとなり、その権力の座をかけて争いが起こる。

 候補は実業家として組織に金をもたらしているジミー。

 そして、権力の座にとり憑かれたロクが掟を破ってまでも再選を図る。

 邦題からすると、前作のラストで起きたことからの復讐譚なのかと思ったのだが、ディーの名前は一度口にされたぐらいだったな。

 ジミーは、会長の座には興味はなかったが、中国本土での事業拡大には会長としての力が必要だと知り、立候補する。

 そんなジミーとロクの対立を描いているが、今回は竜頭棍の奪い合いではなく、会長になるために殺しも厭わない争いが繰り広げられる。

 ロクは、2年後の会長の座を餌に仲間を増やし、受け入れない者は処理していく。

 ジミーもロクの手下を寝返らせるため、こちらも手段を選ばない。

 果たして、非情な2人のうちどちらが会長の座に就くのか。

 前作とは違い、血を血で洗うような戦いが繰り広げられ、違った意味での緊迫感があった。

 クライマックスからラストはやや物足りなかったかな。

 おそらく、更なる続編を考えてのラストだったのではないかと思うな。

/5

監督:ジョニー・トー

出演:ルイス・クー、サイモン・ヤム、ニック・チョン、ラム・カートン、ラム・シュー、チョン・シウファイ、ウォン・ティンラム、マーク・チェン、タム・ビンマン

於:シネマート新宿


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