CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

22-226「紅い服の少女 第一章 神隠し」(台湾)

2022年10月09日 21時16分09秒 | 台湾映画
山の中で呼びかけられ、振り向くと身代わりになる
 不動産屋に勤務し、祖母と2人で暮らすジーウェイ。
 ある日、祖母の友人が山でのハイキング中に失踪する。祖母は友人の安否を心配していたが、今度はその祖母が失踪してしまう。心配するジーウェイに、突然カメラが送られてくる。そのカメラには、ハイキングを楽しむ老人たちについてくる「紅い服の少女」の姿が映されていた。
 やがて、ジーウェイまでも行方をくらます異常事態に、ジーウェイの交際相手でラジオDJのイージュンは、人を惑わす魔物「魔神仔(モーシンナア)」の仕業ではないかと疑いの念を抱きはじめる。(「作品資料」より)


 「人面魚 THE DEVIL FISH」に至るシリーズの第1作にあたるサスペンス・スリラー。

 冒頭、魔神仔(モーシンナア)に関する伝説のテロップから始まる。

 不動産屋に勤務するジーウェイの祖母の友人が失踪する。

 しかし、すぐにその姿を現すものの、今度はジーウェイの祖母が失踪、そして祖母が姿を現したかと思うと、今度はジーウェイが失踪する。

 ジーウェイの恋人であるイージュンは独自に調査し、失踪には伝説のモーシンナアが関わっているのではないかと疑念を抱き、自らジーウェイの捜索のため、ある山に入っていく。

 人を惑わし、やがてかどわす。

 ホラーとしては、突然の登場で驚かせるというのが多かったな。

 ジーウェイの祖母と友人は、山にハイキングに出かけていたが、その姿を映したビデオに紅い服の少女が映っている。

 この映像は「人面魚 THE DEVIL FISH」のエンドロール中に映されたものであったな。

 本作では魚に顔が浮き上がるということはなかったが、ある蛾の模様が少女の顔のように見えるというところがあった。

 イージュンは果たして、ジーウェイを見つけ出し、モーシンナアの魔手から救うことは出来るのか。

 最近のホラーとしては、珍しくハッピー・エンドで終わったかなという印象。

 しかし、ラスト・シーンはハッピーな家族の様子で終わるのだが、ちょっと不穏なものが姿を見せてはいるんだな。

 エンドロール後に映像があるわけではなかったので、この時点では続編を匂わすことは考えなかったのかな。

 悪霊の存在によって恐怖を引き起こすホラー、なかなかモーシンナアの姿など、惹き込まれる話であった。

/5

監督:チェン・ウェイハオ
出演:アン・シュー、ホアン・ハー
於:シネマート新宿

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