同じ道に戻りたい
香港マフィアの幹部であるホーと相棒マークは、強い絆で結ばれていた。ホーの弟キットは兄の仕事を知らないまま警察官となり、ホーは弟のため足を洗うことを決意する。
そんな矢先、取引のため台湾へ渡ったホーは相手組織の裏切りにあい、逮捕されてしまう。マークはたったひとりで敵組織に乗り込み復讐を果たすが、自らも足に大怪我を負う。
3年後、刑期を終えて出所したホーは、キットから絶縁を言い渡される。
堅気として生きることを固く胸に誓うホーだったが、いつしか戦いへと巻き込まれていく。(「作品資料」より)
1986年製作、日本では1987年に公開されたクライム・アクション。
初公開時は未見だったが、後にリバイバル上映で鑑賞したことがある。
後に日本最終上映と言われたリバイバル公開もあり、もう劇場では観られないのかなと思っていたら、今回〝午前10時の映画祭14〟でリバイバル公開され、そちらを鑑賞。
香港の組織の幹部であるホーは、相棒のマークと共に仕事をこなしていた。
しかし、弟のキットが警官を目指すことを知り、足を洗うことを決意。
最後の仕事として台湾での取引に向かうが、そこで逮捕される。
3年後、出所したホーはキットに会いにいくが、警官となったキットはホーを受け入れず、激しく非難し、怒りをぶつける。
更にマークは敵対する相手への襲撃で足を負傷し、新たなボスに下っ端のようにこき使われていた。
マークの願いを退け、キットに許してもらうため堅気の仕事を務めるホー。
しかし、ボスのシンはホー、更にキットを狙い仕掛けを施していく。
〝香港ノワール〟というジャンルの先駆けとなった作品。
ホーの弟と親友との間での苦悩と葛藤、そして愛する者たちを救うために立ち向かう姿が描かれる。
銃撃戦、アクションなどは荒い感じはしたが、ストーリー展開は興味深いアクション・ノワールである。
ジョン・ウー監督の出世作であるが、鳩はまだ飛んでなかったな。
/5
監督:ジョン・ウー
出演:チョウ・ユンファ、ティ・ロン、レスリー・チャン、エミリー・チュウ、リー・チーホン、ケン・ツァン
於:グランドシネマサンシャイン池袋
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