CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

24-125「貴公子」(韓国)

2024年04月21日 12時05分29秒 | 韓国映画

また会えたね

 フィリピンで暮らす貧しい青年マルコは病気の母のため、地下格闘で日銭を稼いでいた。

 ある日、マルコはこれまで一度も会ったことのない韓国人の父が自分を捜していると聞き、韓国へ向けて旅立つ。マルコは飛行機の機内で、自らを「友達(チング)」と呼ぶ怪しい男「貴公子」と出会う。

 美しい顔立ちで不気味に笑う貴公子に恐怖を感じて逃げ出すマルコだったが、執拗に追われ徐々に追い詰められていく。(「作品資料」より)

 

 〝貴公子〟と呼ばれる始末屋の活躍を描いたノワール・アクション。

 序盤は、マルコというフィリピンで暮らす青年がトラブルに巻き込まれる様子、そして父親がその所在を捜し、韓国へと旅立つ様子が描かれる。

 貴公子は時折その様子を見ているだけ。

 マルコの父親は巨額の財産を持つ資産家であるが、病気の父親に代わり、会社を運営しているのは、息子のハン。

 このハンが狂気を持ち合わせており、殺人も厭わない。

 そんな親子の元へ連れていかれようとするマルコであるが、何かしら企みがあるようである。

 なかなかその真意は明かされず、マルコに近づいた貴公子も仄めかすようなことしか言わない。

 何となく理由は推し量れてくるのだが。

 貴公子は、マルコを執拗に追いかけ、その際に彼を捕らえている者たちを容赦なく殺していく。

 激しいガン・アクションが繰り広げられ、見応えがある。

 果たして貴公子はマルコを護ろうとしているのか、殺そうとしているのか、その目的は。

 もしかすると貴公子を雇ったのは、父親かなと思ったりもしたが。

 巨額の遺産を巡る争いに巻き込まれた青年と真意の掴みづらい貴公子の姿を描き、先行き気になる展開であった。

 最後の最後に意外な真実が明かされる。

 そりゃマルコも怒るわ。

/5

監督:パク・フンジョン

出演:キム・ソンホ、カン・テジュ、キム・ガンウ、コ・アラ

於:池袋シネマ・ロサ


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