CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

20-056「犬鳴村」(日本)

2020年02月12日 00時11分39秒 | 日本映画
犬が白ければ、おもしろい
 奇妙なわらべ歌を歌い出しておかしくなる女性、行方不明になった兄弟、そして、不可解な変死が繰り返されるなど、臨床心理士・森田奏の周囲で奇妙な出来事が起こり始める。
 それらの出来事に共通しているのは、心霊スポットとして知られる犬鳴トンネルだった。突然死した女性は、トンネルを抜けた先の村で何かを見たとの言葉を遺していた。
 奏は謎を解明するため犬鳴トンネルに向かうが、その先には決して踏み込んではならない驚愕の真相があった。(「KINENOTE」より)


 「呪怨」シリーズや「こどもつかい」の清水崇監督の最新作。

 実際にあるという最凶心霊スポットを題材にしたホラー。

 犬鳴トンネルを抜けると、地図上には存在しない村に入ることが出来るが、そこを訪れた者はおかしくなっていく。

 そんな村を訪れるのは、臨床心理士をしている森田奏の兄、悠真とその恋人の摩耶。
 そして摩耶の様子がおかしくなり、自ら命を絶ってしまう。

 奏の周囲ではおかしなことが起こり、やがて犬鳴村にまつわる伝説を聞いた奏は、行方不明になった悠真と弟の康太を救い出すため、犬鳴村に足を踏み入れる。

 
 話が進んでいくうちに、犬鳴村で起こった悲劇、村人たちの運命が明かされていく。

 それは、摩耶を含め、犬鳴村に関わり、死を迎えることになった者たちの死因にも関係するもの。

 しかし、何故に犠牲になったのか、そして悠真と康太が死ぬわけではなく、囚われることになる理由がよく判らなかったな。
 おそらく、そのルーツに関わるものが理由だったのかなと予想されるのだが。

 奏はどうも幼い頃から死者の姿が見えるよう。
 そして、犬鳴村に関わる死者の霊に導かれるように村へと足を踏み込む。

 村の呪いを解くような行動というわけではなかったよう。

 予想外の展開となるクライマックスだったな。

 急に現れて驚かすようなシーンは少なめで、霊らしきモノたちが襲い来る様子で恐怖感を煽るような感じであったな。

 日本のおどろおどろしいホラーの雰囲気と共に、奏たち家族に隠された秘密が、どこか西洋的なホラーの要素も感じさせる内容であったな。

 結局、村に関わった人たちがおかしくなったり、亡くなったりする理由がハッキリせず、スッキリする感じではなかった。
 ホラーとはこういうものなんだろうと思いながら、物足りなさの残る作品であった。

/5

監督:清水崇
出演:三吉彩花、坂東龍汰、古川毅、宮野陽名、大谷凛香、奥菜恵
   須賀貴匡、田中健、寺田農、石橋蓮司、高嶋政伸、高島礼子
於:新宿バルト9

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 20-055「ピーク・レスキュー... | トップ | 20-057「DRONE ドロー... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日本映画」カテゴリの最新記事