CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

21-111「CUBE 一度入ったら、最後」(日本)

2021年10月24日 23時24分35秒 | 日本映画
とりあえず素数はありません
 突然、謎の立方体=CUBEに閉じ込められた男女6人。エンジニア、団体職員、フリーター、中学生、整備士、会社役員と、年代も職業もバラバラな彼らには何の接点もつながりもない。理由もわからないまま、ひたすら脱出を試みる彼らに、熱感知式レーザー、ワイヤースライサー、火炎噴射といった殺人的なトラップが次々と襲う。
 脱出するためには仕掛けられた暗号を解読しなくてはならないという極限状態の中、それぞれの人間の本性が徐々にあらわになっていく。(「作品資料」より)


 1997年製作、ヴィンチェンゾ・ナタリ監督の「CUBE」を日本でリメイクした作品。

 目が覚めると、謎の立方体の部屋に閉じ込められていた6人の男女が、脱出を図る様を描いたシチュエーション・スリラー。

 立方体の部屋を抜け出ると、また同じような立方体の部屋。

 しかも、部屋によっては死へと繋がるトラップが仕掛けられている。

 そんな立方体の部屋から抜け出すため、部屋に刻印されている数字からトラップの有無を測ったり、デカルト座標などから閉じ込められている部屋の数を計ったりと、謎ときの部分も見せてくれる。

 加えて、集められた者たちは、何かしら心に闇やトラウマを抱えているようで、それが立方体の部屋に影響を与えているようにも見える。

 理不尽な状況に置かれたなら、どうしても感情露わになっていくものだが、ただ一人感情を表さなかった者がいて、ちょっと怪しい雰囲気を持っていたな。

 似たような部屋から似たような部屋へと移動に終始するが、捕らわれた者の過去、感情を描き出すことによって、多少の変化を見せてくれていたかな。

 オリジナルはもちろん観たのだが、顛末を覚えておらず、本作がそれに倣っているのかは不明。

 しかし、続編を作ろうと思えば、作れそうな展開で終わっていたな。

 理不尽な状況から脱出しようと奮闘する展開と、ちょっと心に響くような展開で、楽しめた一本であったが、多くの謎は残ったままだったかな。

/5

監督:清水康彦
出演:菅田将暉、杏、岡田将生、柄本時生、田代輝、山時聡真、斎藤工、吉田鋼太郎
於:TOHOシネマズ日比谷

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