CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

19-180「殺し屋」(アメリカ)

2019年07月21日 19時51分15秒 | アメリカ映画
報われないのが人生さ
 長年にわたって第一線で活躍してきた伝説の殺し屋アッシャー。誰かと組めば必ず失敗すると考える彼は、これまで数々の依頼を単独で遂行してきたが、全身に刻まれた古傷に徐々に体をむしばまれ、思うように動けなくなっていく。
 ある日、標的のもとへ向かう途中で体調が悪くなったアッシャーは、バレエ講師のソフィに助けられる。それ以来、アッシャーはソフィのことを気に掛けるように。
 束の間の幸せな時間を過ごすアッシャーのもとに、他の殺し屋たちとチームを組んで対抗勢力を潰すという大きな仕事の依頼が届く。(「作品資料」より)


 老齢に近い殺し屋、アッシュ。
 そんな彼が恋に落ちる様と危険な状況へと追い込まれる様を描いたハードボイルド・アクション。


 老齢に近づくも腕は確かで、スマートに標的を始末するアッシュ。

 アパートでたばこをふかし、探知機からスプリンクラーを作動させ、あらかじめ買った傘を差して待つ。

 そして驚いて部屋から出てきた標的を撃つ。

 華麗な方法であるが、結構この手を使っている模様。

 しかし、老齢と長年に渡って体を酷使してきたため、徐々に体が不調を訴える。

 そんな中、バレエ講師のソフィと出逢い、彼女に惹かれていくアッシュ。

 幸せな時間を過ごし始めるアッシュであったが、やがて彼と彼女までもが命を狙われる危機に置かれてしまう。

 
 ロン・パールマン演じるアッシュが華麗に仕事をこなしていく様、そして自ら料理をして食して過ごす様子など、なかなか格好良いし、お洒落。

 しかし、どことなくコミカルな雰囲気も醸し出し、魅力的なキャラに仕上がっている。

 ソフィと出逢い、お互い惹かれ合っていくのだが、もちろんアッシュは彼女に仕事のことを明かすことは出来ない。

 そんな中、アッシュは命を狙われ、ソフィの身にも危険が及んでいることを知る。

 果たして、アッシュはソフィに打ち明け、彼女を護り、生き延びることが出来るのか。
 そして二人の関係はどうなるのか。


 こういう作品だと、必ずしもハッピー・エンドでは終わらない可能性もあり、先行き気になる展開である。

 ハードな展開の中で、どことなくユーモラスな味わいもあり、楽しめる一本であった。

/5

監督:マイケル・ケイトン・ジョーンズ
出演:ロン・パールマン、ファムケ・ヤンセン、リチャード・ドレイファス
   ピーター・ファシネリ、ジャクリーン・ビセット、マルタ・ミランス
於:新宿シネマカリテ

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