CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

17-248「ザ・マミー 呪われた砂漠の王女」(アメリカ)

2017年08月20日 01時23分19秒 | アメリカ映画
死は新たな生への入り口だ
 貴重な遺物の横流しに手を染める米軍関係者のニック・モートンは、激しい戦闘の続く中東で、地中に埋もれていた古代の遺跡を偶然発見する。それは何世紀も昔に、この世への激しい憎しみを抱えたままミイラとなった王女アマネットの墓だった。
 さっそく考古学者のジェニー・ハルジーと棺の調査に乗り出したニックだったが、気づかぬ間に封印されていたアマネットの呪いを解放してしまう。
 やがて棺をイギリスへと輸送するため一緒に飛行機に乗り込んだニックとジェニーだったが。(「allcinema」より)


 1932年に製作された「ミイラ再生」をリメイクしたのが、「ハムナプトラ」シリーズの1作目「ハムナプトラ 失われた砂漠の都」

 そして再びリメイクしたのが本作。

 しかし、単なるリメイクではなく、これまでユニバーサルで製作されたモンスター映画を次々とリメイクする〝ダーク・ユニバース〟というプロジェクトの1作目ということらしい。


 封印されていた古代エジプトの王女の棺を発見し、それを引き上げる米軍関係者のニック・モートンと考古学者のジェニー。

 しかし、その時ニックは棺の中の王女、アマネットから〝選ばれし者〟として呪いをかけられてしまう。

 アマネットは封印を解かれ、現代に蘇り、人間の精気を吸っては力をつけ、ニックを使って死の神、セト神を出現させようと目論む。

 
 アマネットは古代エジプトで生きたままミイラにされるが、閉じ込められたのはメソポタミアの地。
 更に発見されるとイギリスへと移送されるので、全くエジプトは舞台とならず、ほとんど物語はロンドンで展開される。

 ロンドンの地下で中世十字軍の騎士たちの墓所が発見され、そこにある石が収められている。
 その石を短剣にはめ、選ばれし者を刺せば、セト神が現れるという。

 最終的にはそれを巡る戦いということになり、果たしてニックは呪いを解くことが出来るのかということが気になるが、ちょっと予想外の結末だったかな。

 なかなか面白い話ではあったが、古代エジプトのミイラの話なのにエジプトで物語が展開しないというのは多少の違和感。

 アマネットはミイラを操ることが出来るのだが、十字軍の騎士たちのミイラもアマネットに服従するというのも不思議だったな。
 ミイラはどれでも操れるということか。


 ロンドンの地下で墓所が発見された時に現れたのが、ラッセル・クロウ演じる謎の男。
 てっきり彼がミイラ復活を目論み、世界を破滅させようとしてるのかと思ったが、実はモンスターを科学として研究する秘密組織、プロディジウムの責任者。
 しかも名前は、ヘンリー・ジキル。
 この先もダーク・ユニバースの作品に出るんだろうな。


 細かいところで多数気になったが、エンターテインメントとしては面白い作品だったと思う。

/5

監督:アレックス・カーツマン
出演:トム・クルーズ、ソフィア・プテラ、アナベル・ウォーリス、ジェイク・ジョンソン
    コートニー・B・ヴァンス、マーワン・ケンザリ、ラッセル・クロウ
於:池袋HUMAX CINEMAS

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