CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

22-256「君だけが知らない」(韓国)

2022年11月16日 23時19分52秒 | 韓国映画
記憶力だけは抜群だな
 ある事故で記憶喪失になってしまったスジンは、夫であるジフンの献身的なサポートで日常生活を取り戻しはじめるが、ある時から幻覚で未来が見えるようになり、周囲で不可解な出来事が起こるようになる。
 目の前で起きていることは現実なのか、未来なのか、あるいは単なる妄想なのか。境目がわからず、次第に混乱していくスジン。
 そしてある日、殺人現場を目撃した彼女は、それも幻覚と思われたが、実際に死体が発見され。(「作品資料」より)


 事故によって記憶を失ってしまったスジンは、夫、ジフンの献身的なサポートによって日常を過ごすことが出来ていたが、ある時、一人の少女と出会ったことから幻覚を見るようになる。

 それは、未来を予見するものか。

 それが続くうち、夫であるジフンに対しても疑惑を抱くようになる。

 そもそもスジンが見ている幻覚は未来を予見するものなのかもハッキリとはしていない。

 献身的な夫であるジフンだが、どこかその行動には怪しさを伴うものがある。

 ジフンは夫ではなく愛人なのではないかと疑いを抱く。
 そして何かを企んでいるのか。

 スジンが見たこと、殺人が起きたかもしれないということ、そしてその犯人らしき者の姿。

 犯人は夫だというジフンではないかと疑うようになるスジン。

 いったいスジンの身に何が起こっているのか。
 そして、夫だと名乗るジフンは本当に夫なのか。

 ついに本当に死体が発見され、真実が明らかになったと思われたところで、スジンはまた幻覚を見て、ついに本当のことを知るようになる。

 そこからは、何とも切ない展開となっていく。

 記憶を失くした女性が見る幻覚、あまりにも優しすぎる夫。

 その真実が明らかになった時の何とも言えぬ切なさが募る展開が印象深い作品であった。

/5

監督:ソ・ユミン
出演:ソ・イェジ、キム・ガンウ、パク・サンウク、ソンヒョク
於:池袋シネマ・ロサ

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