BBH2009 WBC エイドリアン ゴンザレス(メキシコ)コナミ
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3番打者が欲しかった。ニューヨーク・ヤンキースも昨シーズン、渇望していた「3番」マーク・テシェイラを獲得し、ワールドシリーズ制覇に成功した。
ボストン・レッドソックスも3番打者に“泣かされてきた”。DH（指名打者）デヴィット・オルティーズは3番タイプではない。5番が適任。4番は“生え抜き”ケヴィン・ユーキリスに任せるとして、どうしても3番打者がいない。3番候補として獲得した（であろう）J.D.ドリューも6番（か7番）が“せいぜい”だし。
今シーズンは（昨シーズン途中に獲得した）スウィッチヒッター、ヴィクター・マルティネスに3番を任せようとしたが、途中DL（故障者リスト）に入り、キャッチャーだし、そのキャッチャーの守備力に問題があるから、一塁やDHと併用せざるを得なくて、大変“使い勝手の悪い”選手だった。
今シーズンオフにFA（フリーエージェント）で放出して、その代わりにトレードで得たエイドリアン・ゴンザレス内野手（28歳）。4年連続「30本塁打」以上の安定感。ボストンに待望の3番打者が加わった。ヤンキースのテシェイラのような存在になれるだろう。ボストンを≪世界一≫へ導く戦力。
しかし、その代わりにマイナー組織の若手の有望株（トップ・プロスペクト）を4人も（サンディエゴ・パドレスに）放出するそうだから、その代償は大きい。そして、ゴンザレスは一塁手。
そうなると、ユーキリスが三塁手に再コンヴァートされることになりそうだ。（一塁の）守備の巧いユーキリスだけに、ボストンにとっては“痛し痒し”のトレード成立だが、その分、ゴンザレスが働いて、ワールドシリーズを制覇できれば、このトレードは（初めて）成功したことになる。
レ軍移籍のゴンザレス会見「ヤンキース倒す」 （SANSPO.COM）
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