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県警幹部、沈痛な表情…車検証情報漏えい 【読売】
「警察官にあるまじき行為だ」――。車検証に記載された個人情報を漏えいしたなどとして、松本、須坂両署の巡査部長2人と県警OBの男が20日、愛知県警に地方公務員法違反容疑で逮捕された事件。今春以降の相次ぐ不祥事を受け、綱紀粛正に取り組んできた最中の異常事態に、県警幹部は沈痛な表情を浮かべた。発表によると、同法違反(守秘義務)容疑で逮捕されたのは、松本署梓川駐在所の石黒俊雄(60)(松本市梓川梓)、須坂署小布施町交番の倉品宏(50)(中野市中野)両容疑者。同法違反(唆し)容疑で逮捕されたのは、県警OBの調査会社社長平林大生(だいお)容疑者(60)(松川村)。
石黒、倉品両容疑者はそれぞれ、勤務先の駐在所と交番に備え付けの端末を使い、警察庁の「警察情報システム」に接続して車の所有者情報を入手し、平林容疑者に漏えいしたという。
石黒容疑者は1975年4月、倉品容疑者は81年4月に県警に採用された。平林容疑者は70年に県警に採用後、巡査部長だった98年に「一身上の理由」で依願退職した。3容疑者は1994年3月~98年3月の同時期に松本署に勤務するなど、複数の勤務地で接点があったという。いずれも勤務態度に問題はなく、19日まで通常通り勤務していた。
「警察官に与えられた権限を悪用した国民への背信行為。国民の皆様に深くおわび申し上げる」。3容疑者の逮捕を受け、県警の飯浜誠警務部長と臼田勝信首席監察官は20日夕、県警本部で記者会見し、深々と頭を下げた。県警は5月、相次ぐ不祥事の再発防止に向け、佐々木真郎本部長をトップとする対策委員会を設置したばかり。会見で飯浜警務部長は「非常に厳しく受け止めている。再発防止に万全を期したい」と繰り返した。
背景には現職警察官とOBのなれ合いも指摘されているが、臼田首席監察官は「退職する警察官には(便宜供与などの)働きかけをしないよう書面で約束してもらっている」と話した。
県民からも憤りの声が聞かれた。平林容疑者が経営する調査会社「エイシンリサーチ」(松川村)の近くに住む50歳代の女性は「法律を守る上で一番の見本となるべき人たちがこうしたことを続けると、県民も警察を信用しなくなる」と話した。
県内では4月以降、現職警察官による不祥事が3件続発。4~5月には元千曲署生活安全課の巡査長(懲戒免職)が強制わいせつ致傷事件で逮捕、起訴された。6月18日には元岡谷署地域課の巡査長(依願退職)が県迷惑防止条例違反(卑わいな言動)容疑で書類送検された。同29日には、諏訪署の留置担当官2人が、逮捕・勾留中の男性が申し出た国選弁護人の請求手続きを放置し、男性ら2人が処分保留で釈放されている。
(2012年7月21日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nagano/news/20120720-OYT8T01578.htm
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