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最近大学入試現代文が気になる

2021-05-06 21:50:00 | 日記
わけあって大学入試現代文に触れている。
で、東大入試国語というものは文系が120点満点で平均点が6割〜らしい。
無論国語は漢文と古文も出題されるため純粋に現代文だけの点数というものはわからない。

どうやら最高でも85点くらいのようである。もしかしたら東進の東大特進の体験記を漁れば90点台は出てくるかもしれないのであまり確かなことは言えないが。

少し前に林修の答案を提出したら0点だったというツイートがバズっていたが、現代文というのはやはりその程度のものなんだと思わされる。
ようは、現代文の授業とはおよそ生徒を納得させるというだけであって本当のところそれで入試現代文ができるようになったかどうかは不明に近いということである。
僕自身は本をそれなりに読むからできた方だと思う。センターで言うなら評論小説は満点でしたので。

しかし、センターは過去問をやれば必ずではないにしても満点を取れるのに対し、東大に関してはそうではない。満点に近づいた人がいない。
すなわち林修の教え方でもそこまでではないということである。
東大特進に集まる生徒が優秀で、林修の答案作成に参加している東大生スタッフの作る答案が優秀なのであって、おそらく本人自身の教え自体がそこまで優秀なわけでもないのだろう。
事実東大特進の体験記からしても100点台に乗ることがないということからやはり、単にこれでわかったぞ!というような自信をつけることでそれなりの答案が書ける様になっているだけのような気がしてならない。

他の科目に比べて特に現代文の問題集や参考書のレビューというのは酷い。必ず批判を食らっているようである。
しかしその批判さえも的を得ておらず頓珍漢なものが散見される。
それはもちろん批判する側もまた満点答案を書くことができないからである。

また模試は採点の都合上aという要素が入っていれば何点、bと言う要素が入っていれば何点、全部の要素を満たしていれば満点といったような点数の付け方をしていて、それに倣って大方の参考書や問題集もこのような解説の仕方をするが、当然東大がそのような要素採点をしているはずもなく(もしそのような採点方式なら満点ないしはもっと高得点(100点台)が出てもおかしくない)あまり当てにならない。

おそらくだが、論理的に考えて問の答えを外していなければ本文からのつぎはぎで半分から6割程度の点を与えているというようなことは分かる。そして現状、そのような指導がもはや限界なのかもしれない。別にそれで受かるのだからという感じだろうか。
もし現代文のトップ講師である林修がこれまた優秀な生徒が集まる東大特進で教えて、これまた優秀な再現答案が集まり、それをブラッシュアップさせていってるとしたら年々点数は上がるのではないか。実際はそうはならない。
ということは高得点の出る答案は分かったとしても、それを元にそれを書けるようになるにはどうすれば良いのか、という指導や方法論は未だ無いのだと思う。
文章が変わればさっき高得点だった人も同じ点数取れるほどの答案が書けなくなるというのではやはり方法論自体が無意味化してるんじゃないだろうか。
先程言ったが6割くらいとる方法論はおそらくあるんだろうと思います。
対比だの相同表現だのという教え方で6割にはきっと届くのだろう。

以前出題ミスで問題が起きたが、やはり解答は公開すべきと考える。


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