毒入り危険!~出口のある海へ

ここには毒が含まれています。PTSDに苦しむ方のためになる話もあるけど、症状を悪化させる場合もあるので、気をつけて。

質問の意図。

2009-08-21 23:07:08 | 日本語

ザクロって逆アスペルガー?


サリーとアン http://blog.goo.ne.jp/zakuromaru/e/094fbafe6edcd7fab025c0384c9b84c1


 


なんかね、よくクライアントに聞かれるのが、


「どうしてここで開業したんですか?」


もしくは


「どうしてここに移転開業したんですか?」


です。


 


 


私は、当地の生まれじゃないし、当地は開業に適した場所とは言えないので、


そりゃ、疑問にも思うでしょうね。


それに、「去年まで醤油県にいました」って言った後だと、なおさら。


 


もちろん、これは、私の僻み(だから耳を覆いたくなるほど聞きたくない質問)なんだけど、


そういう、誰しもあからさまに疑問に思うことって、当人にとってそれなりの理由があるわけですよ。


 


昔、キチザが、


「俺が、あんなに好きだった祭りを辞めた。


 当然、みんなは『どうして辞めたの?』と聞く。


 だけどヤナギバ(=彼の親友。仮名)のじーちゃんはこう言ったんだ。


 『あんなに好きだった祭りを辞めたからには、それだけの理由がある。


 だから、そんなことを安易に聞いてはいけないって。」


と言っていた。


 


ヤナギバのじーさんとやらは、すごい思慮深い人だったんだなあと思う。


 


で、話は戻るんだけど、


私が(あえて言うなら「私の腕に似つかわしくない」)こんな辺鄙な土地で移転開業したのには、それなりの理由があるわけですよ。


 


みんなハッピーな人だらけだからなのかな? 私のように負の理由があるって思いもよらないのかな?


はい、離婚しましてね、それも理不尽な理由で追い出されまして(今思うと、オンナがいて妊娠して結婚を迫られてたとかでも不思議はないくらいの性急さだった・・・・・まあ、そんなことはないだろうけど、それくらい追い立てられたわけです)、


「帰ってきていいんだよ」みたいなこと言ってた両親の言葉は「ウソ」というか「思いつき」だったので、当然サポートしてくれるわけでもなく、


痩せこけて疲労困憊で帰ってきて2週間経たないうちに、


「仕事しろ! 開業しろ! あそこに空き店舗がある!」


・・・・・・・いや、だからさ、まだ離婚が成立してないし・・・・・・。


あんなとこで開業しても、立地条件悪すぎだし・・・・・・。


 


私の仕事は、クライアントとおしゃべりをする時間のある仕事なので(ある意味、会話も仕事)、


まあ、たしかに当地で開業することを疑問に思うのもわかるんだけどね、


 


でも、私はこう思うわけです。


 


なぜ、その質問をするの?


その意図は?


 


たとえば、ドクターKが、


「『(患者さんに)1+1は?』って聞きたくなっちゃう」


っておっしゃる。


 


それって、ドクターが1+1の答えを知りたいんじゃなくって、


「あなたの頭は大丈夫?」っていう質問をしたいというわけですよね?


 


だから、


「どうして、ここに移転開業したの?」


っていう質問を受けると、ザクロは頭がくらくらしてきちゃうの。


 


1、素に疑問で聞いている(=それなりの理由があるからという想像は及びもつかない、想像力の欠如)


2.単に話題がないので聞いてみた(=TPOがわからない人)


3.もしかして、とんでもないメリットがあるとか、とんでもない信念があるとか、意外な話を希望している人(=ユニークな人)


 


ここで、私が遺憾に思うのは2の人だ。


他にも振る話題はあるだろう!!


・・・・・と言いたくなるのだよ。


(親しくなってからなら、まあ、わからないのでもないけど)


 


例えば、日本では、女性に年齢を聞くのは失礼なことだと思われている。


私は20代後半は危機感を持っていなかったので(遅いって・・・・・)、あんまり気にならなかったけど、


70でも80でも、失礼だと感じる女性がいるのは確かだ。


 


サザエさんで、


サザエ「まあ、74なんてお若いわ!!」 (年齢は正しくないかも)


ばーさん「失礼な! あたしゃまだ73です!!」


って言う4コマがあったけど、あれ、ギャグじゃなくて本当です。


80過ぎたばーさんらも「○○さんは、あたしより2つ大きい(から私の方が若い)」みたいなこと、よく言ってますもん。


 


で、30前後の女性で、特に未婚の場合、年齢を聞かれることって、屈辱かもしれない。


特にその女性が結婚願望が強かった場合は。


 


私は嫌だったなあ。


(勿論、相手が私に興味があって既婚かどうか聞いているんじゃなくって、他に話題がないのでそこに持ってきた場合ね。)


嫌じゃない人っているのかなあ。
 


唯一、あんまり気にならなかったのは、オランダクォーターのねーちゃん。


「(ちょっと聞きにくそうに)ミセスですか?」(不思議だ、言ってること同じなのに・・・・・・)


 


ザクロは当時、付き合っている人(モラ僧正)がいて、


でもモラ僧正が「ザクロと結婚するのは嫌だ、しねーよ!」と思っているのがわかっていて、


でもでも、こんなに長く付き合っているのに捨てるはずがない、自然と結婚に至るのだろうなんて、自分に思い込ませていた。


 


だから、「結婚していますか?」って聞かれるのが、すっごく嫌だった。


結婚する気のない人に、いいように弄ばれているだけなの、自分でもわかってたもん。


 


 


で、レイプ事件があり裁判を闘って、妊娠して中絶して(計3回)、その間モラ僧正とは破局して、


意地でも結婚したくって、結婚相談所に入って、結婚して、離婚して。


キチザが「おめえの親から守ってやる」と言って引き離してくれたのに、またノコノコ甘い言葉に乗せられて実家に戻ってきて、


そしたら、やっぱり、私の親は私を罵倒するだけで。


働け! もっと働け! あくまで働け! byビスマルク


 


 


もう、疲れて、流されて開業しちゃっただけなんですよ。


もう、本当に過去のことは思い出したくない。


昨日のことだって思い出したくない。


毎日、毎日、ただつらいだけの日常。


 


 


話題として「どこの出身ですか?」「(女性に対して)何歳ですか?」ってためらいもなく聞ける人って、


どうなんだろうね?


 


やっぱり、幸せな人なんだろう。


たとえば、その人が「故郷を石もて追われた」可能性なんて微塵も考えないんだろう。


 


「お子さん、いるんでしょ? 何歳?」


初対面の人に言われたくない。


もし、相手が不妊症に悩んでいるって可能性、考えないのかな?


何の苦労もなく子供を授かった人にとっては想像もつかないのかもしれない。


「幸福は鈍感」だ。


私、不妊症じゃないけど、レイプされて、妊娠して、中絶して、


彼からは「好きな人ができました。君より若くてぞくっとするほど綺麗です」って捨てられました、


ええ、襤褸雑巾のように!!


 


捨てたい過去を背負っている人だっているんですよ。


 


「どうしてここで開業したの?」


ねえ、あなたにとってはその話題、たんに暇つぶしなのかもしれない。


大した意味もなく口にしたんだろう。


 


でも、私は、あなたの人格(というと大袈裟だが)を疑ってしまう。


どうしてその質問をするの?


その意図はなに?


 


質問に答えることは簡単なんだよ。


事実なんだから。


過去に起こった事実だから、それは変えられない。


 


だけど、あなたはその事実を聞く勇気がありますか?


その問いの重みをわかってますか?


傷が抉られる

2009-08-16 21:33:08 | Weblog
冷たい伯母だと思うだろうよ。

姪甥にあまり顔を合わせない伯母だから。
っていうか、世話をしない?


だけど、求めても…誰よりも求めているのに、決して得られないものを鼻先で見せびらかされて、
なおも嫉妬など(私に言わせれば嫉妬などという生易しく単純な感情などではない)せずして、献身的に接せよ、と。

それ、何て言う拷問?
(罰ゲームの域を越えてますがな)



ザクロ妹曰く
「みんなは幸せ、自分だけ不幸って顔しないでよ」だと?

仏以上に最も信頼していた人に裏切られ、襤褸雑巾以下の扱いで捨てられ、
レイプされ、
妊娠して自分の医学知識を利用して流産(私はそんなことをするために医術を学んだのではない。まあ、そも多くの産科医はそうだろうが)

姪甥を見ろ、という度に古傷が抉られる。
それはやけつくように、酷く痛む。


ああ、レイプ事件で、家族は誰も理解などしてくれず(それは仕方ないとしても)、嘲った。

独りで戦った裁判。
警察も弁護士も味方ではなかった。

そんな最中、縁あって、状況を理解してくれて結ばれた夫。

その仲をぶち壊した実母。
なんだかんだ言って、要するにザクロが幸せになるのが許せないのだ。
自分より不幸でいて欲しいのだ。

離婚に至り、再婚どころか友達もいません。
子供を持つことは無理でしょう。

私は、実母に甘えられずに育ち、
だから自分の家族を早く持ちたいと、切に、切に望んでいた。
子供の頃から。

でも、いつも邪魔された。
40手前なのに、髪型まで指定されて、
疲労困憊の身体を休めることすら甘えだと否定される。


妹ちゃんよ、あなたがそういう目に一つでもあって、
それで「自分だけ不幸って顔しないでよ」って言っているんだったらともかく。

いいでしょう、ほら、いいでしょう。
私は優しい夫がいてゆっくりのんびり里帰り出産、
(母と不仲な私は里帰り出産なんて単語すら思いつきもしなかった)
2人の子供は天使のようでかわいいでしょう?
実母は世話をしてくれるわ。
それでも育児は大変なのよ。
でも、いいでしょう!

普通、ブチ切れるとこだと思うわ。

私って菩薩?



まあ、実の子がいて幸せだったら、こんな思索はすべくもない。


みほとけの持つという、衆生に対する一子の愛。
妻帯せず実子がいないからこそ育まれるものかも知れない。
普通やっぱり実子のほうがかわいいでしょう?

結婚してこそ、実子を持ってこそ?


あはは、おととい来やがれ、妻帯破戒僧尼の奴輩!

私は、この苛酷なる状況を与えたもうみほとけに感謝する。

私がこの道を這い上がり克服するのを、どうぞご照覧あれ!!

罵倒されまくり

2009-08-06 22:57:45 | Weblog
今日は仕事が休みだったので、無理をしないで寝ていた。

すると、母に説教され、妹にも説教された。


彼女らの言うこともわかるんだけど、
なんだかねぇ。


私は過去最悪に体調が悪化している。
正直、一人で自営業をこなしていることを誉めてほしいくらい。
だって寝ていても目眩がして、座位を保持することすら困難なことも多い。

それでもナントカ自分(と患者)を騙しながら診療をしている。

体調がどんなに最悪だろうと診療のミスは犯さない。
それはプロなら当たり前のことだ。

でも、接客サービスや清掃や整頓が疎かになる。
まあ、60点というところだと、一応は合格点というところになるだろうが、
私の中では不満。

しかし、一番怖いのは運転で、時折恐怖を感じる。
運転手を頼んだら見事に拒否された。


ザクロ母「ザクロは家事を全く手伝わない」とか言いながら、
ザクロ妹「自営業を手伝ってくれるのを当たり前だと思うな!」だとさ。
(因みに手伝ってもらっているのはタオルたたみだけで、しかも畳み方などは滅茶苦茶。
一応、手当ても支払っています。)
これってダブルスタンダードじゃないの?
自営業って、基本的には家族のバックアップがないと成り立たないものなんだよね。


家族の支援が受けられない以上、一人でこなすしかない。
基本的に接客と運転が苦手な私は(いや、運転に至っては「嫌い」なレベル)、
週一の休みの日にはぐったり。

くどいようだけど、ただでさえ体調最悪だからね。
「家でコップ一つ洗わない」と叱られようが、
診療ミスや交通事故を起こす確率を高めるより、遥かにまし。

診療ミスや交通事故の緊張感や、日本語の通じない患者のストレスに、絶不調の体調を晒している。

もし、一瞬でも私の体調を体験する事ができたら、
母や妹は、果たして同じように思うだろうか?


ただ、そういうことは不可能だし、
こういう状況で寝ている私を怠け者だと見なすことは簡単だし、
そのように見なす人も多いだろう。


まあ、もし怠け者と見なされていても仕方がないし、
しかし、それは実は私には全く関係のないことだ。

「他人が私を理解してくれない」なんて泣き言を抜かすほうが甘い。


私は私を生きる。

都合のいいときだけ出家者扱いしないでくれ。「おばあちゃんに線香あげて」だと?

確かに人前で目をひくような形式ばった祈祷はしていない。

だが、私は祈りも思索も絶やしたことはない



修道士は人々が汗して作った穀物をただで食せぬよう、世の中のために尽くすべきだと言う人々がいるが、
その奉仕とは何か、何をもって修道士は世の中に尽くすべきかを理解してもらわなければならない。

修道士とは世界のために祈る祈祷者であり、その主な役割はその祈りにこそある…。

修道士のお蔭で地上から祈りが絶えることがないのである。

(中略)世界は聖人の祈りによって存命しているのである。

アトスの克肖者聖シルワンの言葉。
イラリオン・アルフェエフ著、ニコライ高松光一訳『信仰の機密』



絶不調ながらも、こんなに拝んでいても罵倒されまくる私って?

徳があれば、自然とにじみ出るはずじゃないのか?
と思う人もいるだろう。

まあ、言ってしまえば、私には確かに徳がないのだ。

しかし、名も知れぬ行者が実は高い境地に達していたということはよくあった。


インドやチベットだけではない。
ニョンパのような特殊な人だけではない。

田夫ナントカ法の類いだって、その片鱗だろうから。