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樂旬堂・坐唯杏 池袋居酒屋・下剋上 ざいあん

【池袋】純米無濾過生原酒と職人が仕立てる本気の和食。日本酒専門の酒亭、
樂旬堂・坐唯杏

師走によせて~別館のススメ 蕎麦屋酒in東京

2005年12月28日 14時15分00秒 | イベント
12月2日、午前11時「楽旬堂 坐唯杏 別館」がオープンした。 前日の開店披露レセプションから、一夜明けてのグランドオープン当日にかけて、目まぐるしい勢いで別館は活気づいた。 本店の認知のされ方は、本当においしい食事と酒を、寛げる場所で、心ゆくまで愉しみたい。しかも、大切な人や、気の置けない友人や、家族、恋人と共にリラックスして過ごしたい……という気持ちで、多くの方が坐唯杏に足を運んでいるのだと思う。 それは、今風に言うなら、ある種の「癒し」を感じる空間として、坐唯杏が認められているということかもしれない。 一方、別館には、また違った形の「癒し」がある。 本店とは明らかに違う性質だろうが、それがどういったものなのかは、まだ漠然としている。 我々が一方的に造り上げるのではなく、お客様と共に、ゆっくりと形になっていくものなのだろう。 とはいえ、その兆しはすでにある。 別館は充分に認知されていない状況なのにもかかわらず、一部の方には度々ご利用戴き、また同時に高い評価も得ている。 その様子は、本店が現在地に移転を果たした直後や、東長崎時代を思い起こさせた。 今の別館の状態が、またひとつの原点となる。 独立して以来、二軒の店の開店・経営を経験し、今回が三軒目にあたるが、今の気持ちを一生大事にしたい。 そう遠くない将来、別館も繁盛する日が来るだろう。 その時、今の、この気持ちを思い出す事。自分に課した約束だ。 . . . 本文を読む

緊急追加情報 「別館GO!」 坐唯杏別館・開店のお知らせ

2005年12月08日 19時33分00秒 | イベント
12月2日、我々坐唯杏に二号店が誕生した。 坐唯杏」の名を冠する以上、もちろん従来の我々の精神は全く変えない。 本物の酒と一緒に、伝統と斬新さの両方を持ち合わせた日本料理を提供し、相性を極めた酒と料理の組み合わせを目指し営業する事にした。 だが、さらに別館には、本店にない魅力を持たせてみた。 それは、“チョイ呑み”にも対応できる様に、少ないポーションの料理を集め、蕎麦で締めるスタイルを特徴とした事だ。 本店の席が空くのを待っていらっしゃる方に負担にならない様に、という配慮もある。 また、坐唯杏の料理を気に入って戴いている方に、より多くの種類を愉しんで貰う為でもあり、少量でもいいから本物の酒と肴を愉しんで貰う為でもある。 さらに、本店に比べ、もっと気軽に坐唯杏を愉しんで戴くという目的もある。 つまり、お客様それぞれの利用シーンに合わせて、比較的自由に楽しめる店を演出したのだ。 . . . 本文を読む

坐唯杏店主 「愛」と「情熱」を語る

2005年12月08日 19時30分00秒 | イベント
今回は珍しく料理がテーマではない。 本を一冊、紹介したい。 著者は東長崎時代から坐唯杏をご利用戴いている、山同敦子さん。 タイトルは「愛と情熱の日本酒」(ダイヤモンド社)。 酒を愛し、酒を造る人達の熱い想いを、自分の言葉で表現する。 山同さんの酒に対する熱い想いが読む者にひしひしと伝わってくるのが、極めて心地良い。 著者・山同さんが九箇所の蔵を訪問して、その蔵や、蔵の酒にまつわる話や、蔵元の酒に掛ける情熱などを、徹底した取材によりかなり深いところまで紹介している。 取り上げられた蔵が醸す酒を提供する居酒屋を、各項の中で紹介しているところも実用的だ。坐唯杏も登場させて戴いている。 おそらく、全くの初心者からディープなマニアまで、幅広く楽しめることだろう。 酒の楽しさが解って来た人達が読み、更に理解を深めるには格好の一冊である。 山同さんと個人的に話をしていると、「日本酒の将来」、「日本酒業界を盛り上げよう」といった言葉が頻繁に出てくる。 そんな時に感じるのは、「日本酒の文化を普及・発展させよう」という坐唯杏の理念と、同じであるという事だ。 山同さんは坐唯杏の師であり、友である。 酒を愛し、実際に酒を愉しみ、そして居酒屋をこよなく愛する山同さんの著した「愛と情熱の日本酒」、是非ご一読を。 . . . 本文を読む

縦横無尽 重詰め・おせち~御節料理in東京

2005年12月06日 18時05分00秒 | イベント
12月2日開店の別館と、同じ12月2日に深夜営業を開始する本店の業務を平行して処理しながら、もうひとつ水面下で着々と進めている仕事がある。 12月31日に引き渡しをする、お節重詰の計画だ。 今年のお節の準備も、例によって黒豆の手配から始めている。 昨年のブログにも黒豆の話を書いたが、今年もプライドを賭けて取り組む。 どうか今年のお節にも期待して戴きたい。 今年の暮れは本店と別館の2店での作業になる為、二種類でお節を組む事とした。 二種類とも量は変わらず、材料の種類と質だけの振り分けとなるが、価格が倍になる以上、倍以上の感動を用意するのが坐唯杏の流儀だ。 一万円の福袋と二万円の福袋という風に考えて戴き、準備の関係上、内容の説明は現段階では残念ながら出来ない事をお詫びしつつも……良かったら、現定数に達して〆切りとなる前に、至急ご予約のTEL又はメールを入れて下さい。 . . . 本文を読む

土佐料理in東京・そこには皿鉢がありました

2005年10月14日 14時30分00秒 | イベント
つい先日、土佐料理の花形“皿鉢(さわち)”の注文が入った。 それは、営業もそろそろ終わりに近い、夜遅い時間に掛かってきた一本の電話から始まった。 その電話の相手は、ある葬儀社の方だった。 「土佐の高知から東京に転居してきた御家族の、おじいちゃんが亡くなりました。明後日の出棺の際、おじいちゃんが大変好まれていた土佐料理を、一緒に納棺して旅立ちの餞(はなむけ)にしたい。」 武内も料理の世界に入って20年以上が経ち、色々と料理を造らせて戴いたが、今回のような、故人の為の料理は初めての経験だ。 武内初めての経験は、「弔う」と言う事を真剣に考えさせられる出来事でした。 . . . 本文を読む