【半休中】Beyond talk to oneself

子どもや日常、スポーツ回顧、時事の疑問に世の声の1人として触れていきます。競馬予想はあくまで履歴と仲間向けです。

全仏OPテニス 準々決勝 錦織vsツォンガ

2015年06月03日 23時50分48秒 | テニス
いやぁ~~残念だったなぁ~…。

過去の対戦で分がいいのはわかってた。
でも今は錦織より上の4位であるベルディヒを倒してきた。
それはクレー巧者でなくても地元フランスの上位選手なので
怪我明けだったり、脆さなんかもあるけど嫌な要素だった。
また錦織も上位と当たる分には徹底的に挑戦者で挑めるので
そういう意味で光るプレーを連発するが、
格下だとカッコつけてるわけではないけど上位として
あまりみっともない展開も出来ないからか苦戦がち。
その辺が気になっていた。

でも蓋を開けてみると、表面の土が半分以上なくなって
その半分が禿山のようになっているほどの強風。
途中で看板の一部が落下したように、
そういうものを破壊するほどの強さだったのだから
これは普通じゃない。
場所はフランスのパリ、ローランギャロスなので
神風は吹かない。風は地元のツォンガに吹いた。

とにかく錦織らしくないと言うか、
ベスト8の試合ではなくレベルの低いものに。
それだけ錦織がエラーエラーミスミスの連発。
1セット目の第1ゲームはツォンガがいきなりエーススタート。
彼はそれで今日は行けると自己暗示に掛けることが出来たと思う。
でも錦織はミスだらけでラリーにもならないし、
ダブルフォールトもやらかす。
それはウィナーのチャンスで何度もミスして
自分が確実に取ってたはずのポイントを相手に献上まくって
己で調子を狂わせて行った。
だから1つもキープできず、唯一1つブレークしての1-6だった。
これも3ゲーム目が15-40とWブレークポイントだったのに
ツォンガはサーブがよく200km超えの強烈な1stも
予測よりも跳ね上がる狙いにくい2ndも冴えまくって
昨年の全米のチリッチ以上にサーブが良すぎて
それもイージーミス連発でリラックスさせてしまったことで
のびのびとサーブも打たせてしまったのだと思う。
悪いことは悪循環として繰り返し、一つ一つ増幅し、
サーブ直前の錦織に対する止まらない野次も含めて
あらゆる悪いものが重なっていった。
だからこそ3ゲーム目にさっさとブレークバックできていたら
確実に1-6なんてなってないし、あの調子では落としたと思うが
それでも落ち着きを取り戻して勝ったかもしれない。
1セット目は第3ゲームにブレークできなかったことが最大。

第2セットは事故直前だったと思うが、あまりにもミスだらけで
さすがに錦織も腐って、珍しくラケットをコートに軽く投げつけた。
それはもはや敗者の行動。完全にゲームを支配されている証だった。
ところが怪我をした方には申し訳ないのだが(男の子泣いてたし)
あの強風看板落下事故のお陰で、これはツキが来たと思った。
どうなるかは判らないが、頭をクールダウンできると思った。
チャンらコーチ陣のアドバイスも効いて錦織は生き返った。
でもこのセット、再開後大逆襲を開始したが落とした。
ジョコビッチの今大会の初戦ニエミネン戦を思い出した。
同じユニクロだが全く違う。
数日前に記事に書いたが、あの完全に追い込まれてから
付け入る隙を与えずに7-5の大逆転セット奪取。
錦織もこれをしないといけなかった。
1ゲーム目いきなりまたブレークされ0-1スタート。
2ゲーム目攻めるもまたミスでツォンガがキープ0-2に。
3ゲーム目エースも出て錦織がようやくキープ。1-2に。
4ゲーム目ブレークしたく相手にミスも出たが決められず1-3に。
5ゲーム目チャンスが来るが決めきれないでまたもブレーク1-4に。
6ゲーム目なにやってもミス連発でラケット投げ1-5と窮地に。
7ゲーム目Wフォルトで嫌な空気もあったが焦らずキープで2-5に。
ここで8ゲーム目に入る直前に落下事故。
再開の8ゲーム目は背水の陣も見事にブレークし3-5に。
9ゲーム目は安定した展開でキープして4-5に。
10ゲーム目はもうひとつブレークだったがパワーに負けた。

再開後は時折強いぐらいで大分風が弱まった。
これ、事故前に1個キープしてたら、1個ブレークしてたら
この結果も違ってた。
もはや5-5になった時、7-5なんかで勝ったと思う。
ジョコのようにそこまで徹底的にしないといけなかった。
それだったらセット3-1で錦織が勝ってたのに。
それでも1-5から4-6までにしたのは意味がある。
そこに期待してLOVE GAMES TO TWOからの大まくりを祈る。

3セット目から覚醒した錦織劇場が始まった。
ツォンガもセット2-0と安心したのか防戦になった。
その小さくなった分、攻め込む余地がありすぎて、
もはやツォンガに勝機はないとしか見えなくなってきた。
それもこのセットは普通だった。キープ合戦。
キープできない錦織にはするだけで戻った安心感があった。
それがリズムがおかしくならないと確信できる要素だった。
いろいろあったけど結局は錦織スタートで8ゲームまで4-4で
9ゲーム目は互いにここがポイントとわかってて大激戦。
ツォンガもブレークすれば次キープでストレートで決められる。
錦織はキープすれば、10ゲーム目に一発ブレークで決められる。
その目論見ががっぷり四つでぶつかっていた。
デュースが凄かったが、アドバンテージも取られながらも
何とかかんとか錦織がキープして作戦成功。
あの長いデュースのラリーを物にできなかった落胆があり
ツォンガの性格上イラ付いていそうなのでチャンス。
その通りに精彩を欠いて錦織がブレークに成功し1セット返す。

4セット目はキープキープのスタートで3セット目が危なかった。
ブレークされそうだったが何とか堪えてキープした。
すると4ゲーム目はそれで落ち込んだのかツォンガが
今日始めてのWフォルトをしてそこをついて錦織がブレーク。
この後はいろいろあったが互いにキープし合って、
虎の子のブレークが活きて6-3でセット2オールに。

それで最高の勝率を誇る5セットマッチの5セット目だから
もはや錦織には勝てないと思った。そういう空気だった。
でも吹っ切れたツォンガが1セット目のように復活した。
スタミナ無さそうだから安心してたけど、
ドロップショットも良く拾ってたし、見た目以上に機敏。
さらに観客のテンションがもはや異常で
錦織のサービスを邪魔する始末。
主審がメルシー言ってもシルブプレ言っても終わらない。
錦織も言っていたが、あれはツォンガも嫌だったと思うと。
そりゃ選手は相手に集中したいよな。
地元の選手に勝たせたいの解るけどダメでしょ。
そんなツォンガの別の追い風にもやられてしまった感じ。

奇しくも4セットの逆になってしまった。
やはり同じく4ゲーム目に錦織がレットした。
その後クロスに狙ったが長くてフォルトに。
するとセカンドも珍しくレットした。
その瞬間いやな予感がした。
跳ねるスピンサーブなのに、ネットに触れるって…。
そう思ったらいやな予感的中に、ネットに思い切り当たった
ボールは無常にも大きく跳ねてサービスコートどころか
ダブルスコートのラインも割るほどフォルトしたのだ。
セカンドのレットは嫌だから、最悪入れるだけでも良かった。
実際そのダブルフォルトきっかけで40-30にされて、
結局デュースにされてブレークを決められてしまった。
それが全てで以降いろいろあったがキープ合戦。
最後の場面はダイジェストで何度もやってるが、
衰えない200km越えのサーブを叩き込まれ
この日何度も見たリターンできず力でねじ伏せられ
死に体から復活したゾンビのようなツォンガに
凄い強風と、地元ならではのフランス人の強風も加わり
小兵の日本人は大地に踏ん張って耐えたが吹っ飛ばされた。

まぁ元々ツォンガも5位の選手だし、BIG4には全員勝ってるし、
怪我などの離脱でランクダウンした部分もあるから
そんなに落胆することはないけど、
でも4勝1敗の相手だし、13位でもあるから勝たないとな。
負けるなら上位であって欲しかったのも事実。
っつか、単純に錦織対フェデラーが久々見たかったよ!
・・・ってフェデラーも負け!?
スイス対決は若い方のワウリンカに。
ワウリンカもここ精彩を欠き気味だったけど復調かな?

それよりもナダルとジョコビッチの準決勝凄いな。
ジョコがスタートダッシュでブレークしたり押せ押せも
結果としては1セット目を取ったけど7-5でだぜ!?
ナダルミス目立ってたけど徐々に波に乗ってきた。
そしたらすんごいラリーもあったしな。
ドロップとかネットに出たり下がったりなど交えた。
明日の情報番組やスポーツニュースでやるかな?
錦織じゃないとやらないかな?
ちょっとこっちも目が離せない。

次のグランドスラムはウインブルドンか。
芝も特徴的だしね。速かったり。
そういや去年ナダルを破った19歳の豪州のキリオスなんかも
出て来ているし、下の世代にどんな化け物がいるか解らん。
だからのんびりしてないで、さっさとグランドスラム制覇を!

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