【半休中】Beyond talk to oneself

子どもや日常、スポーツ回顧、時事の疑問に世の声の1人として触れていきます。競馬予想はあくまで履歴と仲間向けです。

年内ホーム最終戦で大味の代表と怒る岡ちゃん

2009年10月15日 19時09分42秒 | サッカー日本代表
キリンチャレンジカップが2試合行われたが、
初戦のスコットランド戦は契約違反すれすれの主力ハズシをされて、
半分近くの選手が「怪我」で来なかった。
Dフレッチャーとか来て欲しかったのに。
でも本当は怪我ではなくクラブチームがYESと言わなかったために、
契約違反になるので「怪我」という言葉の呪文を唱えたのだ。
なのでスコットランド代表監督もいい選手を使えなくて
非常に悔しがり残念に思ってやむなくの会見をしていた。
これで母国リーグ在籍の選手が多いのかと思って、
俊輔と試合前の握手の際に笑顔で話しかけるヤツが多いんだろうと思ったが
こっちはこっちで俊輔がこの試合には出なかったので、
その絵面さえもなかった。

だからという部分もあったのだと思うが、
日本も憲剛と内田以外は全部サブ的なメンバーで望み、
そのせいかなかなかウマく噛み合わずにギクシャクしたままに
ずっとスコアレス状態だったが、交代メンバーが入って流れを変え、
後半37分に本田からパスを受けた久々出場の駒野がDFとGKの間に
低いアーリークロスを入れて、それに対応した相手DFがクリアミスの
オウンゴールをとって、ようやく1点をもぎ取った。
舐めてきた相手に遅すぎる得点シーンだった。
圧倒的にボールを支配していて、単調な試合運びが目立ってて、
コレという場面でも精度を欠くシーンばかりだった。
それだけにオウンとは嬉しいようで情けなかったが、
それもゴール前に攻めているから生まれるものだから得点は得点。

そしてそれだけではあまりにも不甲斐ないと思われる所に、
またしても駒野から低めのクロスが入って、それを森本がもたつかずに
素早くシュートするが惜しくも跳ね返されてしまい、
惜しかったと思ったが右45度には本田が詰めていて、
吸い寄せられたように転がってきた、ダイレクトで丁寧に合わせられる
イージーボールをそつなく流し込んだ。
それでサブメンバーならではのコミュニケーションなどで苦しんだ中、
今のところ不動のCB2名も不在の中、失点もなく、2得点で快勝できた。

ところがスコットランドだけの話ではなく、当然トーゴも心配だった。
知りうる選手は少ないながら、前回全敗とはいえW杯に出た国だし、
やはりマンCで活躍するアデバヨールは是非見たかった。
あのガーナ戦で中澤が振りほどかれて失点したギャンのように、
1TOPでくさびだけでなく、そうなりそうに思わせて、
反転して振り切ってシュートして得点まで決めてしまう。
これがFWの基本姿勢だと思う。日本はその場合確実にくさびにしかならない。
それだけにその時は「やられた!!」という思いが凄く強かった。
そういう課題をアデバヨールに与えられて、それを打開することが
強いTOPがいるチームの攻略となるのでそこに期待していた相手。

でもやはりアデバヨールは来る契約になっていたが、
直前に行われたW杯アフリカ予選で、ホームでは倒して金星だった
カメルーンにアウェーで負けて、予選敗退が確定したのだ。
そうなると今はキリンチャレンジカップも昔ほどの重みはなく、
単なる代表の実践テストや強化試合の意味が強いだけの親善試合なので
W杯にもう絡むことが無いのなら、強化もへったくれも無い。
下手に無駄な試合をして怪我でもされたら困るから、
予選敗退確定なら行かせないでくれと言う話がマンCから
当然のように出たらしい。
さらにそれだけにとどまらず、チーム全体のモチベーションが下げ捲くりで
約束したからしょうがなく来る。行けば金貰えるし。
そんなテンションだけでギリギリに来日した。
しかもトランジット以降はエコノミーで来たそうな…。
そんなチームと試合する意味はない。
しかも前日来日で練習も出来なければ、先に金くれないとやらないとか、
アフリカ勢らしいといえばらしいんだけど・・・。

そんなことになるのなら、格下だけどまだ予選で頑張っているマリとかは
無名選手揃いだがファイトマネー(?)で喜んで主力が来るだろうし、
モロッコやベナンのほうが全然マシに思った。
チュニジアやナイジェリアもよく戦ったが、進化しているからベストだし、
少し落ちてもコートジボワールやアルジェリアあたりでも全然良かった。
だからホント来ればいいだけの契約は今後はしないことだよな。
あまりにもバカにした内容なら中止でもいいよ。
それこそ無駄な試合して代表に怪我人でも出たら困る。

そんな風に思った通りに、開始10分で試合は確定。
何だコレといわんばかりのダラダラ振りで(こんな来日じゃそうだろ)
5分にはスコットランドの駒野のように、遠藤がDFの裏にクロスを入れ、
岡崎が押し込んであっさり1点。

8分には憲剛が右サイドからグラウンダーのクロスを入れ、
岡崎がタイミングをずらしたのか?合わなかったのか?
わざと狙ってもし失敗したら過去のヤナギのような戦犯扱いをされるだろう
クロスのコースを1歩行き過ぎた状態から、後回し蹴りのような感じの
右足で払って流し込んだトリッキーなシュートで2点目。
実際は駆け込んだ自分のほうが早過ぎて、クロスのコースと合わなかったので
やむなくやったことかな?

さらに11分には森本が長友からのクロスをギャンほどではないにしろ、
相手DFと絡み合いながら左足でグラウンダーのクロスを止め…ようとして
体制悪く止めきれずに足元でルーズになると、相手DFが足を伸ばして
右に辛うじて流したものを、DFを振り切って、シュートしてねじ込んだ。
もうこの時点で勝ちはまず確定。後はテストに徹するだけ。
だから試合としては全く面白いものではなかった。
野球じゃないんだからやたら点が入ってもね。
1-0が一番しびれる勝ち方のスポーツだから。


後半はやりたかったテストの一つである俊輔と本田の共存。
遠藤が下がって本田が入り、他にはこのところやや株が下がっている内田。
そして森本もここで下がり大久保と交代した。

65分には直前に後に流し込むヘッドを失敗した岡崎が
長谷川からのドンピシャのクロスを今度はしっかりとヘッドで決めて4点目。
またしても岡崎はハット。FWの軸として確定的。
そしてその後憲剛に代わって今野が代表では久々のボランチに入った。

78分にはハットの岡崎を下げて佐藤寿人が入り、
そのすぐ後には俊輔を下げて石川が入る。
その石川は85分に素早い突破で左を駆け抜け、
その勢いのままにグラウンダーのクロスを入れた。
それを大久保がシュートを放ち、跳ね返されたが、
またしてもスコットランド戦の再現のように、弾いたボールは本田の居る
右に吸い寄せられるように来て、あっさりとゴール。
直前に俊輔のクロスをフリーでヘッドしてポスト直撃してたので
本人が一番ホッとしただろう5点目。
そんな90分間だった。

まぁ収穫もあるし、勝つことは気持ちがいいことだから、
負けることを考えると何ぼもいいんだけど、
今の日本には課題が突きつけられることが大事なので、
そう言う意味では意味が無い試合だった。
今日出来たDFの裏へのアーリークロス、グラウンダーのクロスは
本気モードの格上のチームにはそうそう通用しない。
佐藤寿人が本田が出した右をえぐってのグラウンダーのアーリークロスを
触れば入れられていたのに、ついてなく触れずに入れられなかったが、
ああいう感じになることのほうが普通は多いだろうからね。
まぁ突破力ない日本が左右からのクロスばかりに頼って、
身長差があるチームと当たると全く歯が立たないで敗戦というのも
負けパターンだったので、中央からの効果的なミドルだけでなく、
パスを繋いだり、個人での突破もある程度見られたし、
石川の勢いのままにえぐってからのクロスは、
まずオフサイドにもならないし、カウンターが怖いけど、
以前良くやっていたこれもある程度は必要にも感じた。
ここ5年ぐらいはそんなに深くえぐらなくなってるし。

だが、そんな感じで結果としては見事に勝ったのだが、
放送契約上結ばれている監督インタビューが行われなかった。
それにはこんな放送が今月の1週目にあったのだった…。


スーパーサッカー 岡田監督インタビュー 09.10.03



ネットのテキストでのこの話題は必要以上にデフォルメされて、
怒り心頭の顔で怒鳴り飛ばしていたとか、
小倉はその言葉の後に、うつむいたまま無言だったとか、
想像だけでは相当な現場を想像するが、
実際に見てもらったとおりにそこまで凄まじいものではない。

でもこの放送と昨日のゲームは同じ放送局。
奇しくも岡ちゃんが就職試験を受けて落ちたらしいのが
このTBSということで、とりわけ全ての相性が悪そうだ。

確かにサッカーを知らんヤツは答えられないと思うんだけど、
街角の声の中には、あまりにも低いものがいくつかあった。
カズを何故外したのかは、若いヤツはわからんのだろうけど、
それこそそんなもんネットで調べろやって思う。
誰もやらなかった猫の首に鈴をつけたのだから、
それはネズミとしてはある種怖かったと思う。
カズ本人ではなく、サポーターたちが。
それを決断して行って、その説明も確かにその場でもしていたし、
こんなに年月が過ぎた今になって蒸し返されたら、
そんなの誰だって気分が良くないと思う。

さらにそれ以上に低かったのが、俊輔に頼りすぎというヤツ。
コイツはズブの素人だな。サッカーの何を見てるんだろうと思った。
当然岡ちゃんもそう思っただろうから、面白くないのは当然。
こんな下らん質問をお蔵入りにしないで、OAでぶつけてきた
TBSのスポーツの編成担当のレベルが相当低いとしか思えない。
もうこの局は亀田戦以外何も無いのだな。

そして4位が目標の裏づけを問うたヤツはまだ学生か?
だとしたら多少は仕方ない。
でもこれまで高校や大学などに目標を描いてきただろうから、
そう言う意味ではどうしようもない。
だって目標と夢とノルマが全部一緒になってる。
手が届くもの目標にしてどうする!?この馬鹿者が!と思った。
どこの会社でもまずそういわれるだろう。

壮大な「夢」はW杯優勝。
大きな「目標」はW杯ベスト4。
必達「ノルマ」はW杯本大会出場。
そして最低求められる手が届くかどうかの「分岐点」がベスト16突破。
こういうことだろ!?
目標が低かったら、高い成績なんか上げられんよ。それなり止まり。
だからベスト4というのは無茶ではないし、いい目標だと思うがね。

こんな低すぎるにはあまりにも低い話ばかりぶつけられたら、
そりゃ岡ちゃんだけじゃなく、大半のレベルの高い大人は頭来るだろ。
特に岡ちゃんが好きではないけど、この件はこうとしか思えんね。

折角の最後の国内戦がこんな状況とはいろんな面で情けない。
年内残すはアウェー戦のみ。かなり格下の南アとアジア杯の香港戦。
南アはW杯のために作られたスタジアムの杮落としに呼ばれていて
それだけは名誉なことだが、相手がトーゴよりランクは上だけど、
実質低いと思うんだよな。
そしてもう一つのほうは、香港と拮抗してたのは過去の話だしね。
今月の末か、12月の頭にでももう1試合みたいなぁ。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 前の記事へ | トップ | 次の記事へ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

サッカー日本代表」カテゴリの最新記事