mixi日記よりお引越し。
元記事の投稿日時は2007年2月15日。
敦煌
2月27日 敦煌
文明は砂漠から生まれる。
過酷な状況だからこそ何かに頼りたい。
信じるものを求めて宗教が生まれ、やがて文明となる。
2年前のシルクロードの旅で、一番印象に残っているのはカシュガルでもヤルカンドでもホータンでもなくて、敦煌だったりする。
長い河西回廊を突き抜けてたどり着くオアシス。
NHK旧シルクロードや、井上靖『敦煌』読んで、もう切望しきっていた。
「好きな本は井上靖の『敦煌』です」
「シルクロードの文化財に関わりたい」
そう入試で宣言してから、1年後。
奔流のことを知って、貯金残高確認もしないで申し込んだ。
ついに念願のシルクロード。
旅の半ば、ウイグル自治区の西端・カシュガルまで行って痛感した。
新疆は中国じゃないって。
元も使えるし簡体字だっていっぱいあったけど、ここは中華であっても中国じゃない。
東トルキスタン独立運動には賛成派。
敦煌はその際にある。
陽関と玉門関。
うおーー、敦煌好きじゃーーー。
玉とシルクの交換。
オアシス。
鳴砂山の向こう。
タクラマカン。
飛天。
ゴビの星空。
長城の西。
次はやっぱり紀元前後あたりの中央アジアに生まれ変わりたいな。
シルクロード全盛期ね。
サカ族にも月氏にもグレコバクトリアにも行くの。
莫高窟が作られた理由も気になるところなんだけれど、それより気になるのは月氏の故地としての敦煌。
匈奴アタックされて大月氏と小月氏に分裂する前の居住地。
もしかしたら、もしかしたらもしかしたら、月氏関係の遺跡とかって残ってたりするのかしらん。
もうね、考えただけでよだれが垂れるんですよ。汚いけど。 オタクな分野は数あれど、シルクロードに関してもなかなかのオタクです。
ああああああ、シルクロードいきてええええええええ。
来年また行きたいなあ。
・・・行こうかな。
ってのが学生時代のラストラン。クソ多忙になってせっせと働く2014年現在、
「敦煌行こうかなー」
なんて現実逃避も甚だしいレベルです。
有給じゃ行けないな。
退職して行くしかないな。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます