comicoにて月曜日に連載中、篠月梟太郎さんの『ぼく りゅーちゃん! ~インコと500日漫画家~』のご紹介です。
セキセイインコのりゅーちゃんと、飼い主のきょーちゃんが織りなす日常コメディ。
きょーちゃんは漫画家をしてるだけど、日々のりゅーちゃんとのかけあいがまた腹筋崩壊をしにかかってくる。
というよりきょーちゃんのりゅーちゃんに対する惜しみない愛と、それゆえの画期的かつ斬新な見方がもう…。
「よくインコをここまで表情豊かにできるなあ」と毎度笑いながら感心させられます。
動物系漫画って「かわいい!」の一言で終わりそうなんだけれど、その一挙手一投足(?)に堪え切れない笑いをねじ込んでくる作者さんの腕がもう秀逸すぎる。
だってりゅーちゃん、こんなに可愛いんですよ?
「かゆいんこ」って何それもう可愛過ぎて何それ。
そんな読者を次々と萌え死させているりゅーちゃんなのですが、ひとたまきょーちゃんの愛視線をあびると…
第66羽「きゅうさい措置」より、指を負傷したきょーちゃんの包帯をみてテンション振り切るりゅーちゃん。
第62羽「幻の離陸」より、離陸に挑戦したものの大失敗に終わり、ふてくされてるりゅーちゃん。
第44羽「ひみつの特訓」より、きょーちゃんを見返すべく夜に特訓を重ねているりゅーちゃん。
この特訓がほとんどサイレントで描かれるんですが、
りゅーちゃんの表情と効果音が相加相乗効果でもう笑いしか生まれない。
第48羽「換羽の副産物」より、眉毛あたりが変な感じに地肌が見えてしまいコメントに困る顔をしているりゅーちゃん。
なお、このあときょーちゃんに悲劇が訪れます。
第63羽「想像力を働かせて擬人化しようって話」より、きょーちゃんの想像力によって擬人化されたりゅーちゃん。
「私の知ってる擬人化はコレジャナイ」
「画力の無駄遣い」
「鳥人間」
「どうしてこうなった」
「よく見るとイケメンに見える(首から下は)」
「逆に想像力ぱねえ」
この回、縦スクロールで読むと笑いが倍増です。
そんなりゅーちゃんを愛する飼い主は、きょーちゃん。
りゅーちゃんのお世話をしながら漫画を描いてる漫画家さん。
「ぼくりゅーちゃん」の魅了はりゅーちゃんだけではなく、きょーちゃんの素敵な生き様にもあるんです。
第48羽「換羽の副産物」より、KUZUシャツ。
なんつースウェットを着てるんだ、きょーちゃん。
まさかこのスウェットが伏線だっただなんて思いもしなかった。(コメントに困る柄)
第7羽「Face」より、締切に追われるきょーちゃんの顔。
デフォルメ自重しろwww
第46羽「必殺!!」より、りゅーちゃんに隙をつかれ急所をねじりあげられるきょーちゃん。
りゅーちゃんが暴れるのにはわけがあって…
近距離で可愛らしい視線で見つめてくるりゅーちゃんに
「耳?あーうん、もげない限り大丈夫」
ときょーちゃんがデレた一瞬の出来事でした。
いやマジで痛そうで泣けるんだけど、でも声出して笑ったww
そんなコメディがメインではありますが、りゅーちゃんが病院に行ったときの話や、幼少期にきょーちゃんが買っていたインコの話など、ジンワリくる回もあります。
個人的に好きなのは、頑張りすぎたきょーちゃんが自暴自棄になりかけたとき、りゅーちゃんが必死に励まそうとしてる話。
(第20羽「頑張るって無駄なこと?」)
りゅーちゃんの素直な優しさにこちらまで励まされる気分になります。
「君の名前だけはあげられる」
りゅーちゃんときょーちゃんの出会いのシーンですが、この一言にきょーちゃんのりゅーちゃんへの愛は凝縮されているのかなと。
それにりゅーちゃんは時に笑わせ、時に励まし、時に痛覚で目を覚ませることで、きょーちゃんへの愛を示しているのかなと。
第1羽、「そうだ、インコを飼おう」より。
ペットの名前ってそんなに深く考えたことなかったけれど、そうだよね、唯一確実にあげられるものって名前なんだよね。
うちの子も、りゅーちゃんみたく感情豊かに楽しく育ってくれればいいな、とじんわり思いました。
おっとこれを忘れてた。
奇跡の共演コラボ企画。
ぼくりゅーちゃん×妖怪バスタースカンクガール。『妄想救出大作戦』
いろんなコラボ企画あったけど、このコラボ企画が一番好きです。
りゅーちゃん、まさかの屁とのナイスマッチング。
屁に選ばれし者、りゅーちゃん。
作者の篠月梟太郎さん、「ぼくりゅーちゃん」以外にも作品を書いていらっしゃるそうです。
(この時の話が、第53羽~55羽「すべての道はインコに通ず」に描かれています)
書戦突破! (電撃ジャパンコミックス) 金谷 拓海 (著), 篠月 梟太郎 (イラスト)
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