妄想ジャンキー。202x

あたし好きなもんは好きだし、強引に諦める術も知らない

青春18きっぷの秀逸なポスター

2014-02-22 20:14:43 | ○ひとりごと
最初に18きっぷで出た旅は2005年の夏、九州縦断の旅でした。
大学2年の夏。
今でもよく覚えています。

それから北は稚内、南は西大山まで旅をして、たくさんのことを感じてきました。



社会人になってから6年。
やはりどうしても18きっぷを使う機会には恵まれませんでした。

何度か一人旅には出ましたが、貴重な休暇だったので移動時間短縮のための新幹線や航空を使ったり。
それはそれで寂しいものです。

時間さえあればもう一度したい、18きっぷの旅。

どんなに忙しくてもそう思わせてくれるのは、多分、ポスターが毎度秀逸だからなんでしょうね。

駅で朝みると、職場に向かう上り列車じゃなくて、下り列車に乗りたくなるくらいです。
危ない危ない。

最近のもいいんですが、ちょっと昔のものも好きです。
個人的に好きな青春18きっぷのポスターは、旅の公式シリーズ。
2003年のものですね。



E=(km)*2

旅の楽しみ(enjoy)は距離(km)の二乗に比例する


北上線、ゆだ錦秋湖~ほっとゆだ間です。
山の緑と橋の赤と湖の青、そこを走る白い北上線。
爽やかなトリコロールの配色に、物理的数学的な数式が妙に似合います。
距離の二乗ってのがポイントなのかな。




I=t人*2

旅の印象(impression)は時間(time)と出会った人々に比例する


紀勢本線、相賀~尾鷲間です。
夕暮れ時かな、空のまどろんだ感じとゆるやかなカーブに優しさを感じます。
確かに、旅の印象ってその旅先で出会った人々による。
それがたとえ虚数だとしても。
(人って文字は虚数のiなのかもしれませんね)




√a=18

旅路(ルート)の中では、人はいつも18(age)である。


呉線の須波駅です。
手前に広がる扇形の家並みに、その先に広がる海。
18きっぷの本質をついているような公式です。
18きっぷの旅にはどうしても「18歳の頃」のような気持ちになるのかもしれない。
18歳の頃って、まだまだ夢もたくさん持ってて体力もあって、時間や仲間もいる。
今思えばそういう貴重な時間だったのかもしれません。



この前年、2002年のポスターも好きです。
若者?が景色を見ながら佇んでる構図。



冒険が足りないと、いい大人になれないよ。

大湊線の有戸~吹越間の風景に佇む若者。
私自身もうすぐ28歳ですが、冒険が足りていたのかわかりませんし、そもそも大人になったのかはわかりません。
でも18きっぷの冒険が、今の自分を作っているのは確かです。




この旅が、今の僕である。

高山本線、焼石~飛騨金山間です。
空が湖に反射して、山の麓を高山本線が走っていく。
その風景を眺めながら、今の立ち位置を実感する。
これも18きっぷならでは、だと思います。
18歳らしさといいますか、まだ不安定な足元だけどしっかり立っている。
そうじゃないかもしれないけど、旅って人それぞれだもんね。
わからないから楽しいんだ。



あと空の絵もいいですね。
撮影者さん、毎度お見事です。
中でも好きなのがこれ。



前略、僕は日本のどこかにいます。

予讃線下灘駅ですが、やっぱり一度は行ってみたくなります。
このコピーみたいなメールを友人に送ったことを思い出しました。
(呆れられました笑)


懐かしい限りです。

大学時代の旅の記録は、このブログの下のほうにまとめてあります。
北海道方面は違うきっぷを使ってますが、まあだいたいが18きっぷをリスペクトしてる旅です。



……明日無事に仕事にいけることを祈るばかりです(。-_-。)





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