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どうも
腐女子の ゆゆ
です(`・∀・´)

主に他サイトssを貼るだけです。
たまーに投稿したりします。

美琴「食蜂操祈を徹底的に無視したらどうなるのか」

2013-05-22 14:27:17 | とある




1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/16(木) 01:32:02.82 ID:5bLMJNBf0
美琴「やってみる価値あるわよね」
美琴「どうせ私が図書館で本を読んでるだけで嫌がらせしてくると思うし」

美琴「あいつ、私に嫌がらせをすることに関しては誰よりも力を入れるし」

美琴「ならいっそ私が反応しなければ良い訳で」

美琴「なーんだ、最初からこうすればよかったのよね、なんか楽しみになってきた」

美琴「ふふ、ふふふー……」

黒子(お姉さまがお風呂で独り言を延々と……大丈夫ですの?お姉さま……)

美琴「~♪」


5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/16(木) 01:34:17.93 ID:5bLMJNBf0
翌日。
食蜂「みぃさぁかさぁん?」

美琴「……、」

食蜂「あっれえ?ちょっとちょっとお、無視ー?ひっどぉーい」

美琴「……、」

食蜂「ねぇー何読んでるのぉー?ねぇってばぁー?」

美琴「……、」

食蜂「ふうん、今日はそおいう態度取るんだあ、御坂さんのくせにぃ」

美琴「……、」

食蜂「……、」

美琴「……」

食蜂「えいっ」ピッ

バチンッ

美琴「……っ」

食蜂「反応したぁ~!」


8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/16(木) 01:37:08.26 ID:5bLMJNBf0
美琴「……、」
食蜂「あっれえ?いつもならあ、血相変えて私にぃ飛びかかってくるんだけどぉ☆」

美琴「…………、」

食蜂「……反応ないとぉ、やり甲斐が無いわよぉ」

美琴「……、」

食蜂「……えいえいえいっ」

ピッピッピッピッピッピッ

バチンッバチンッバチンッバチンッバチンッバチンッ

美琴「……、」

食蜂「えぇ~?あなたほんとに御坂さぁん?妹のほぉ~?見間違い~?」

美琴「……、」

食蜂「……なんなのよぉ、御坂さんってぇ、何考えてるか分からないからぁ、気持ち悪い~」

美琴「……」

食蜂「もぉ~なんか言いなさいよぉ~」

食蜂「こうなったら……」


13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/16(木) 01:43:26.32 ID:5bLMJNBf0
ピッ
女学生「……」

食蜂「レッツチャレンジ☆」

女学生「ごきげんよう御坂さま、どんな本を読んでいらっしゃるのですか?」

美琴「……、」

女学生「御坂さま?申し訳ございません……邪魔をしてしまいましたか?」

美琴「……、」

女学生「わたくしも、読書が趣味でして。この常盤台中学でも有名な御坂様と是非ともお話がしたかったのですが……」

美琴「……、」

女学生「み、御坂さまぁ……?」

美琴「……、」

女学生「も、もぉ……本当気持ち悪いわぁ……なんで無視して本なんて読めるのよぉ」

女学生「……ダメね、この子じゃ」

女学生「使えないわねえ、この子。トラック20周してきなさあい、文学少女から運動少女に切り替わり、っと」

女学生「ばぁかばぁか」


14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/16(木) 01:44:23.19 ID:kbdwoBBuP
女学生豹変してるぞ

17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/16(木) 01:47:09.99 ID:pef9wGhS0
>>14
リモートコントロールしてるんだろ

15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/16(木) 01:45:15.36 ID:1ePhERUi0
女学生wwww

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/16(木) 01:46:31.07 ID:5bLMJNBf0
婚后「あら?御坂さんじゃありませんか」
美琴「あ、婚后さん。どうしたの?図書館で」

食蜂「はぁ?」

婚后「っ??」

美琴「前に言ってた仏蘭西人形についてだっけ?」

婚后「え、ええ、こちらの図書館に資料があるとの事でしたから……それより御坂さん?あれは」

美琴「え?何のこと?」

食蜂「ちょ、ちょっとぉ!?」

婚后「……わたくしが入る所ではありませんでしたわね。それじゃあ御坂さん、また」

美琴「うん、資料見つかるといいわね~また」

食蜂「は、はあ~ほんっと意味分かんないんだけどぉ」

美琴「……、」

食蜂「切り替えはっやぁ~?なんなのよぉ!」

美琴「……、」

食蜂「そっちがその気なら、あの子を使ってぇ……」


22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/16(木) 01:50:29.46 ID:5bLMJNBf0
ピッ
バチンッ

食蜂「……えぇ?あ、あの子に対しての電磁バリアぁ?そんなのありぃ……」

食蜂「御坂さんのくせにぃ……」

美琴「……、」

食蜂「徹底的ってわけねぇ?だったら、こっちも徹底的よぉ」

美琴「……、」

ピンポンパンポーン

『えー緊急放送緊急放送、この放送は校舎、図書館、体育館等全ての施設に放送をしている』

『2年御坂美琴2年御坂美琴。至急職員室まで来るように』

美琴「……、」

食蜂「あっらぁ~☆御坂さぁん、ほらほら、呼んでるわよぉ?」

美琴「……っ」ガタッ

食蜂「……?」

美琴「……、」スタスタ


23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/16(木) 01:53:26.06 ID:5bLMJNBf0
食蜂「職員室行くのぉ?御坂さぁん何言われるのかしらぁ?あんなことやぁ、こんなことぉ?」
美琴「……、」

prrrrr

美琴「……?」

ピッ

黒子『もしもし?お姉さま?』

美琴「あ、黒子。どうしたの?」

食蜂「……電話には出るのねぇ」

黒子『お姉さまが何か仕出かしたのかと思いまして、わたくし一足先に職員室に向かいましたの』

美琴「別に良いのに~?それで?」

黒子『は、はい……にわかに信じがたいのですが、教師に問いただしても別に要は無いみたいでしたの』

美琴「へぇ~?じゃあ行かなくていいのね」

黒子『お姉さまに身に覚えはありませんの?』

美琴「あるわけないじゃない、今までずっと図書館だったし」

食蜂「ちょ、ちょっとぉ……」


24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/16(木) 01:54:34.25 ID:1ePhERUi0
相変わらず黒子

25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/16(木) 01:57:34.70 ID:5bLMJNBf0
美琴「ありがとね、黒子。手間が省けたわ」
黒子『勿体ないお言葉ですのよ。その感謝の気持は、今夜ゆっくりと!朝まで!』

ピッ

美琴「ふー……」

食蜂「みぃさかさぁん?早く行かないのぉ?」

美琴「……、」

食蜂「そっちは、職員室じゃないわよぉ?」

美琴「……、」

食蜂「……あれ、ちょっと、あれぇ……なんでカテゴリー付けがおかしいのよぉ」

食蜂「確かに私の能力は……」

食蜂「……ッ?」

食蜂「……ノイズ?」

食蜂「うっそぉ~ずっるい~……こうなったら、エクステリア使ってぇ……」

食蜂「……いやいや、バカバカしいわぁ」

食蜂(もうちょっと考えるべき、ね)


27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/16(木) 02:01:40.10 ID:5bLMJNBf0
縦ロール「女王、どうされましたか?」
食蜂「聞いてよぉ、御坂さんがねぇ、無視するのよぉ」

縦ロール「まぁ……そんなことを?」

食蜂「貴女、御坂さんとぉ、趣味が合うんでしょぉ?」

縦ロール「はい、先日もロシア限定のゲコ太キーホルダーを御坂さまより頂きました……わたくしの部屋に厳重補完されていますわ」

食蜂「あっそぉ、どうでもいいわぁ……で、貴女から近づいてほしいのよぉ」

縦ロール「わたくしからですか?」

食蜂「そうよぉ、たまには役に立ちなさいよ」

縦ロール「は、はい……女王、わたくしは何をすれば?」

食蜂「話せば良いだけよぉ」

縦ロール「は、はぁ、わかりましたわ」

食蜂「……きっかけを作って、その穴から無理矢理こじ開ければ良いのよねぇ」

食蜂「御坂さんがぁ、徹底的に無視するのならぁ」

食蜂「私は徹底的に嫌がらせをするだけだゾ☆」


31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/16(木) 02:07:48.52 ID:5bLMJNBf0
縦ロール「御坂さま、ごきげんよう」
美琴「……、」

縦ロール「先日は、ロシア限定ゲコ太、ありがとうございました」

美琴「……洗脳されてないみたいね。丁度2個あったし、同じゲコラーなんだし全然問題無いわよ」

縦ロール「はい!先日手に入れた情報によりますと、企画部からゲコ太 the Animationのお話が出たそうですわ」

美琴「あ、アニメ!?それ本当!?」

縦ロール「そうですわ……わたくしたちの懇願叶ってのアニメ化です。動くゲコ太を一目見たいですわ」

美琴「そうよねぇ、分かるわ……!私も早く見てみたいわ……となれば、グッズもまた増す感じよね?」

縦ロール「その通りですわ……先日の『ご当地ゲコ太』……その二の舞にならないよう、商品開発部には真摯的に開発してほしい限りです」

美琴「ほんっとよねぇ、なんでそこで手を抜くのかしら。大体売ってる所も悪いし、マーケティングがなってないのよ!」

縦ロール「仰るとおりですわ」

ピッ

バチンッ

食蜂「う、うっそぉ~……あの子にまでバリアぁ~?」

食蜂(……本気でエクステリア逆流させようかしらぁ)


32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/16(木) 02:11:28.87 ID:5bLMJNBf0
縦ロール「学舎の園でも、有名シェフがパンでゲコ太を作成した、とソーシャルネットワークにアップロードされていましたわ」
美琴「ゲコ太パン!?何よそれ、私にも見せて!」

縦ロール「こちらです」

美琴「う、うっわー!超良い!すごい良い!このシェフ分かってるわね……ゲコラーの心境を!」

縦ロール「でも、いざこちらが前に出てきたら……」

美琴「た、食べられないわよね……あー!でも食べないで腐らせるのは勿体無いしぃ!」

縦ロール「苦渋の選択ですわ……」

美琴「ゲコ太は、きっと私の中で生き続けるわ……」

縦ロール「御坂様……」

美琴「ありがとう、情報くれて」

縦ロール「いえ、同じゲコラーとして、当然のことをしたまでですわ」

美琴「ゲコラー……増えるといいわね」

縦ロール「はい……その時は、是非とも『派閥』を」

美琴「派閥加入は渋ってたけど、ゲコ太な派閥なら喜んで入るわ」

縦ロール「嬉しいですわ~」


33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/16(木) 02:15:04.25 ID:5bLMJNBf0
美琴「じゃあ、また何かあったらよろしくね!」
縦ロール「はい!ではまた、ごきげんよう~」

美琴「ごきげんよう!」

縦ロール「女王、任務をこなしました」

食蜂「……貴女に期待した私が馬鹿だったわぁ」

縦ロール「はい?」

食蜂「ああ、もういいわよぉ……貴女はその『ゲコ太パン』とやらの早食いチャレンジをレッツ・トライ」

縦ロール「……ワカリマシタ」

食蜂「ああーもう!何でこんなに上手くいかないのよぉ!」

食蜂「こうなったらぁ……!」

ピンポンパンポーン

『えー緊急放送緊急放送、先ほどと同じ内容になるが、2年御坂美琴、同じく2年食蜂操祈。至急職員室まで』

食蜂「……御坂さんが電磁バリアを貼るのならぁ、貼る前に操っちゃえば良いのよぉ☆」


36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/16(木) 02:19:06.55 ID:5bLMJNBf0
美琴「……、」
先生「急遽な、理事長のほうから提案があったみたいなんだ。明日に、水着コンテストを開催するとの事だ」

食蜂「それいいわねぇ☆楽しそ~」

先生「そこで、超能力者であるお前たちには絶対出てほしいと思ってな。この学校のPRにも兼ねている、常盤台中学の生徒であることを忘れるなよ」

食蜂「はぁい☆御坂さぁん、頑張りましょお~?」

美琴「……、」

先生「御坂?」

美琴「……、」

食蜂「こっわぁい眼ぇ~☆そぉいうのが欲しかったのよぉ」

美琴「……、」

食蜂「だけどぉ、私の目的は『喋らせる事』なのよぉ……?」

食蜂「徹底的に、御坂さんのぉ、嫌がらせをして―――屈服させるわあ」

美琴「……、」

食蜂(あと少しね、御坂さんは元々短気な訳だしぃ、すぐにでも怒って電流ビリビリって思ったんだけどぉ、今回はひたすらみたいだしぃ)

食蜂(そうなら、その上で嫌がらせをするまでよ☆)


37: |絶対領域| ◆lNtuyZFFMs 2013/05/16(木) 02:22:21.10 ID:BdsLNScxP BE:626637683-PLT(13334)
どんだけ美琴ちゃんの事好きなんだよ

38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/16(木) 02:26:48.16 ID:5bLMJNBf0
美琴(なぁにが常盤台中学の生徒であることを忘れるな、よ。常盤台中学の生徒だったら水着コンテストなんて馬鹿みたいなことに参加しないっての)
美琴(まさか先手を取られるなんて思わなかったわ……けど)

美琴(ここまできたら、徹底的に潰してやるわ)

美琴(で……)

美琴(私が気に入らなかった分だけ、あいつに□□□をする)

美琴(……、)

美琴(楽勝ね、心理掌握)

翌日。

「レッディぃぃぃぃぃぃぃぃぃースアぁンドジェントルメぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇン!!本日は常盤台中学水着コォォォンテストにお集まり頂きィィィ!!ありがっとぉぉぉぉぉぉぉ!!」

「ほらほら、観客席の諸君達ぃぃぃぃ盛り上がって行こうぜぇぇぇ叫べぇぇぇ!笑えぇぇ!水着と言う、たった一枚の布切れにテメェらは何を思うゥゥゥゥ!!」

「え?何々?ロマン?そう!ロ・マ・ン!!正解だ糞野郎共!!」

「それではァァァ本日最初のレディィィからぁぁぁぁどうぞォォォォ!!」

黒子「なぁんでわたくしからですの……」


40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/16(木) 02:33:51.92 ID:5bLMJNBf0
「おぉぉぉっとぉ!!これはキワドイ水着だァァァァ!!まともに見れない!見れない!見んじゃねぇ変態共!」
黒子「あら?水着というのは見られるためにあるのではなくて?」

「余裕の台詞をありがとォォォ!しかし!お嬢さん、10年後にまた会おう!!貧相な身体はNo Thank You!!あばよ、淑女なお嬢様!」

黒子「ちょ、ボッシュートですのぉぉぉ!?」

「はいはい、次々。行くよ次、私は気が短い!扶桑彩愛は気が短いんだぜ!」

「くるか?くるのか、ダイナマイトボディィィィ!」

婚后「白井さんとは違いましてよ?」

「いきなりの勝利宣言!オイオイ、その蛇は本物か!?メデューサのように石になっちまうぜ、野郎どもぉぉぉ!!」

婚后「わ、わたくしはそんな能力じゃありませんことよ。わたくしの能力は……」

「はいはい、聞いてない聞いてない!次行くよ、あばよ!能力説明は、下でやってくんなぁ!」

婚后「ちょ、あーれー!」

「美少女なやつほど、言葉はいらねぇ!!黙っているだけで、少女は輝く!そんな相手を見てみたい!そうだろう!?テメェら!!」

「正直でよろしぃぃぃいい!!次は、ダブルで登場!常盤台中学きっての、顔だぁぁぁぁああああ」

食蜂「御坂さぁん?比べられる気分はどぉ~?」

美琴「……、」


41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/16(木) 02:34:35.32 ID:nWP0jrHd0
この前の続きkwsk 前身となったSSあるの?

42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/16(木) 02:36:04.59 ID:4Gafy5ji0
>>41美琴がみさきちを殴ったりしたSS

43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/16(木) 02:39:58.33 ID:5bLMJNBf0
美琴(食蜂操祈、あんたは私にやってはいけないことをいくつかした。
1つ、こんな馬鹿げたコンテストを開催し、参加させたこと。

2つ、私の友達二人を会場が馬鹿にするように仕向けたこと

3つ、私の水着が……)

「なんだなんだよなんですかぁ!?お嬢様は、幼女趣味?まるで5歳児が着る水着みたいだぜ、短髪ねーちゃん!!!」

美琴(……子供ものだと言うこと!)

食蜂「でもぉ?私は、似合ってると思うわぁ?」

「一方!金髪ねーちゃんは、出るとこ良し!しまるとこ良し!また出るとこ良し!本当に中学生かぁぁぁ!?このプロポーション!!ふざけた体型が、野郎どものハートを掌握しちまうぜぇぇぇぇ?」

食蜂「それはぁ、無意識にやってしまうことだしぃ?私はぁ、悪くないわけで?」

「正論、ナイロン、危ない水着!!!見ろよ、野郎どもは瀕死寸前!前かがみになってんじゃねぇぞ!堂々としやがれ、テメェらのソレはどうせちいせぇんだろうがよぉぉぉぉ!!」

食蜂「きったなぁい」

美琴「……、」

「じゃ、超電磁砲のおねーちゃんはボッシュートってことで、オーケーかぁぁぁ?お前らぁぁぁ!!」

美琴「……、」

「満場一致で、異論は無し!!あばよ、次会う時はもう三回り増々でよろしくゥゥゥゥ」


44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/16(木) 02:43:13.18 ID:5bLMJNBf0
ガコンッ
「……え?」

食蜂「ちょっとぉ、御坂さん落ちなさいよぉ」

美琴「ここらへんかしらねぇ?」

食蜂「え?」

美琴「ここが限界って言ってんのよ、食蜂操祈」

食蜂「やっと喋ったわぁ~?私の勝ちってことでいいわけぇ~?」

美琴「はんっ、最初から勝ち負けは決まってただろうが。なんせ、私の勝利条件がないからな」

食蜂「それはそうだけどぉ、3つ目の策で折れるなんてぇ、もっと頑張らないとぉ」

「ど、どういうことだぁああ!?あの、超電磁砲が!!宙に浮いてるぞぉぉぉぉ」

美琴「あんたさっきから五月蝿い、黙ってて」

バチッ

「私の命のマイクがぁぁぁぁぁあああああ」

食蜂「ここで決着つけるわけぇ?何をする気ぃ?ここに居る人達を操ったらどうなるかしらねぇ?」

美琴「知らないわよ」


45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/16(木) 02:43:19.92 ID:xt9qEAlOP
きったなぁいって言われてぇ・・・

46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/16(木) 02:44:50.99 ID:iDrpOPf20
>>45
きったなぁい

47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/16(木) 02:46:32.22 ID:5bLMJNBf0
食蜂「もぉ~?御坂さんってぇ、自己中よねぇ~」
美琴「あんたにだけは言われたくないわよ……さてと、私がなんでここで限界って言ったか分かるかしら?」

食蜂「えぇ~わかんなぁい☆」

美琴「……あんたが『自分で自分の首を締める』には、最高の場所だからよ」

食蜂「……はぁ?」

美琴「ッ!」

食蜂「ちょ、あ、えぇ!?や、あ、ぁ……」

美琴「ふー、スッキリ……」

食蜂「い、痛いじゃないのよぉ……わ、私が今ここでリモコンを押せばぁ……」

美琴「気づいてんでしょ、電磁バリアの応用が効いたってことくらい」

食蜂「……、」

美琴「結局さー、私を追い詰めたつもりだったみたいだけど、逆って訳で。あれ、これ誰かが言ってたな。デジャヴデジャヴ」

食蜂「ちょ、ここで、ど、どうする気なのよぉ」

美琴「だから、私の気が済むま『徹底的』に『虫の息になる』まで……腹パンするだけよ?」

食蜂「……はぁ?」


51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/16(木) 02:50:06.94 ID:5bLMJNBf0
美琴「さっきの一発は一回目の嫌がらせかしらねー、図書館だったかしら」
美琴「んで、これがっ!」

食蜂「が、ほぉ……」

美琴「黒子に手間かけさせた分」

食蜂「あ、あなた……こそ、どうなるか、わ、分かってるのよ、ねぇ?」

美琴「どうせここに居る連中は、あんたが全員洗脳しているんでしょうが。それくらい分かるわよ、あの五月蝿い三流マイクパフォーマーで盛り上がるんだもの」

食蜂「へぇ~?考察力あるわねぇ、御坂さぁん」

美琴「だからさ?思いっきり出来るわよね?」

食蜂「……、」

美琴「んじゃ、これが縦ロールの子の分!」

食蜂「あ、へぇ……」

美琴「水着だし、直接腹パン出来るってのも悪くないわね」

食蜂「……み、さか、さん……明日には、記事になってる、わねぇ」

美琴「そんなの隠蔽すればいいじゃないの。情報の制御なんて、この学園都市だと結構簡単に出来るものよ」

食蜂「へ、へぇ~……言うじゃないのぉ」


53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/16(木) 02:53:41.49 ID:5bLMJNBf0
美琴「次は、えーっとなんだっけ?呼び出した分、かな?」
食蜂「うっ、うふぅ……」

美琴「で、次は馬鹿みたいな水着コンテストを開催したことでしょ」

食蜂「や、ぁ………………」

美琴「ちょっと、気を失わないでよ。あーもう、水場なんだから電気扱いにくいってのに」

食蜂「うっ、ふぅ……ゲホゲホっ……」

美琴「おはよ、じゃあ次は黒子に恥かかせたこと!」

食蜂「あ、あ、ぅ……」

美琴「また失禁?よく漏らすわね、あんた」

食蜂「ふ、はふう……みぃさかさぁん……」

美琴「え、ちょ、は?何!?気持ち悪い!!」

食蜂「……あは、あははは!!あははははああん!!」

美琴「やっぱりこいつおかしい……わっ!」

食蜂「ぶばぶっ……」

美琴「殴る方も疲れんのよ」


54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/16(木) 02:57:10.07 ID:5bLMJNBf0
食蜂「みさかさぁん、みさかさぁん、みぃぃさかさぁぁぁん」
美琴「うるせぇぇぇぇ!!」

食蜂「かはっ……」

美琴「はぁ、はぁ……気持ち悪い!名前を呼ぶな!気持ち悪い!!」

食蜂「そ、れで良い、のよぉ……」

美琴「とうとう頭がおかしくなったのね。って、元からか」

食蜂「うふ、ふふふふ、ふ、ふっふ……」

美琴「……片付けはやっておきなさいよ。それと、記憶の消去くらい朝飯前でしょ。やっておきなさい」

食蜂「……、」

美琴「返事」

食蜂「はいぃ……」

美琴「はぁ……疲れた、帰ってお風呂入ろ…‥まっ、この水着は悪くないし、貰ってっちゃっても……へ、平気よね!あとで請求されたら払えばいいし」

美琴「それに食蜂のせいだし!」

食蜂「はぁ、はぁ……」

食蜂「はぁーー……」


55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/16(木) 03:02:18.61 ID:5bLMJNBf0
食蜂(計 画 通 り よ お)
食蜂(派閥解体なんて出来るわけないのよぉ、今までのルール覆すなんてのは無理なわけでぇ)


56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/16(木) 03:03:03.37 ID:5bLMJNBf0
食蜂(だから、それを無視してたらあ……またしてくれるかなって思ったけどお)
食蜂(ぜんっぜんアクションしないからあ、周りの連中にやたら『無視』という単語を使わせてぇ……)

食蜂(御坂さんの中に『無視させる』という意識を埋め込んでぇ……)食蜂(そしたらあ……事がうまく乗ってえ、私を無視し始めてえ……)

食蜂(徹底的……怒らせたらあ……また、してくれてえ)

食蜂(御坂さぁんの、腹パンはぁ……)

食蜂(癖になるのよねぇ……)

食蜂(やっぱりぃ、御坂さんは……自分より友達だったからあ……今回いくつかいじったけどぉ)

食蜂(大 成 功、よねえ……)

食蜂(でもお、欲を言えばぁ……数が少なかったことくらいよねえ)

食蜂(あっさり、スッキリしちゃうんだものお……困っちゃうわぁ)

食蜂(あぁ……次はあ、どうやって……させようかしらあ☆)

美琴「……ッ!?寒っ!?な、何……?やっぱり水着はまだ早いのかしら……」

おしまい


58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/16(木) 03:05:58.32 ID:5bLMJNBf0
もう眠いから寝る
食パン流行れ
でも反逆も楽しそう


61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/16(木) 03:10:28.58 ID:+ki8nn+0P
おつ

67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/16(木) 07:52:26.07 ID:coE7nnGA0
大層乙であった

68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/16(木) 09:59:01.08 ID:bIQPfyk1O

腹パンのSSのタイトル何?

69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/16(木) 10:00:59.89 ID:qnEF8qVi0
>>68
「御坂さん、もう、やめてえ、お願い、やめてえ」
だったと思われ


佐天「写輪眼を開眼する能力かぁ」

2013-05-22 14:10:50 | とある


1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17(水) 16:30:49.53 ID:1NS4evEsO
立つか?

3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17(水) 16:37:33.36 ID:1NS4evEsO
佐天「…はぁ…はぁ…」タッタッタッ
佐天(どうしよう。もうこんな時間だよ)

佐天「…ん? あれは御坂さんと…誰? 男の人が話してる」

佐天(も、もしかして御坂さんの彼氏かな!?)

御坂『―――私は超能力者なのよ? 何の力もない無能力者相手に気張ると思ってるの?』

佐天(……え)


5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17(水) 16:49:00.17 ID:1NS4evEsO
佐天(………)
男『あの、それな? お前が三二万八五七一分の一の才能の持ち主なのは良く分かってるけどさ、長生きしたかったら人を見下すような言い方やめた方がいいぞ、ホント』

佐天「…見下してる? 御坂さんが無能力者を……私を…そんなわけ」

御坂『うっさい。欠陥に直接クスリ打って耳の穴から脳直で電極ぶっ刺して、そんな変人じみた事をしてスプーンの一つも曲げられないんじゃ、ソイツは才能不足って呼ぶしかないじゃない』

佐天「…ッ!」タッ

佐天(…嘘。嘘だ。御坂さんがそんなこと言うはずないよ。アレはあの男のひとの力で……ッ)コケッ、ドサッ

佐天「……あはははは」

佐天(……やっぱり御坂さんも内心では私の事を見下して優越感に浸ってたんだ…)

佐天(……信じてたのに…)キュイイイン


6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17(水) 16:57:40.47 ID:1NS4evEsO
スキルアウトA「おいおい、何だよ。こんなとこに女の子が倒れてるぞ!」
スキルアウトB「…は? マジか」

佐天「………」スクッ

スキルアウトC「おっ、なんだ可愛いじゃねぇか! どうだ今から一緒に遊ばねぇか」

スキルアウトA「ハハハハハ。確かに結構イケてるな!」

スキルアウトB「まだまだガキじゃねぇか。だが、それはそれで…」ゴクリ

佐天「――さい」

スキルアウトA「は?」

佐天「……聞こえなかった? うるさいですよ」

スキルアウトB「あんだと!」


7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17(水) 17:03:43.72 ID:1NS4evEsO
佐天「……あっ…いえ…すいません」
スキルアウトA「ハッ、今さら許して貰おうたって遅ぇよ!」

スキルアウトB「おいおい慈悲くらい与えてやろうぜ。そうだなまずはオレたちと一緒に楽しもうぜ」

スキルアウトC「それいいな!」

佐天「……」キッ

佐天(何。この感じは……相手の口の動きが…一挙手一投足の全てが手に取るように分かる…)


10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17(水) 17:10:23.98 ID:1NS4evEsO
佐天「…お断りします。それでは私は失礼します」ペコッ
佐天(これは何かの…能力なのかな?)

スキルアウトA「おいおい、そのまま“ハイそうですか”と返すわけねぇだろうが!」

スキルアウトB「そうだ、グハッ」キィイイン、ドサッ

スキルアウトC「なんだ!?」

「…………」スタスタ

佐天「……え?」


12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17(水) 17:15:40.67 ID:1NS4evEsO
佐天「……誰」
佐天(白髪に赤い瞳の……男の子?)

一方通行「………」スタスタ

一方通行(次の実験は…)

スキルアウトA「おい、テメェ! 待てよガキ」

一方通行「………」スタスタ

スキルアウトC「無視してんじゃ、ねぇよ!」タッ

一方通行「………」スタスタ…キィイイン

スキルアウトC「グハッ…」バタン


13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17(水) 17:19:17.98 ID:1NS4evEsO
佐天「……す、すごい」
佐天(い、今。あの人なにもしてなかった。ただ、歩いてるだけで武装集団のひとたちをあっという間に…)

一方通行「……」スタスタ

佐天「あ、あの待ってください!」


14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17(水) 17:24:44.06 ID:1NS4evEsO
一方通行「………」スタスタ
佐天「あの! お願いですから待って」

佐天(…このひとの皮膚を覆うように何か見える…これは何)

一方通行「………」ピタッ

一方通行「おい、クソガキ。着いてくンじゃねェよ」ギロッ

佐天「ひっ…」


15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17(水) 17:29:17.08 ID:1NS4evEsO
一方通行「チッ…」スタスタ
一方通行(今から大事な大事な実験だってのによォ)

佐天「ちょっと待ってくださいってば!」

一方通行「…何度も言わせンなよ、ガキ。着いてくンな。次はねェぞ」

佐天「………じゃあひとつだけ聞いていいですか?」

一方通行「……なンだ?」

佐天「その皮膚のやつは何ですか?」


17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17(水) 17:33:47.29 ID:1NS4evEsO
一方通行「…は?」
佐天「いや、その皮膚を覆うように出てるものは何なのかなぁーと思いまして」

一方通行「……何を言ってンだオマエ。そンなもン…」

一方通行(…皮膚を覆うように…?)

佐天「…見えないんですか?」


18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17(水) 17:38:21.76 ID:1NS4evEsO
一方通行「おい、ガキ。ホントにそンなもン見えてンのか?」
佐天「えぇ、一応。薄い膜みたいに肌を包み込んでます」

一方通行「………」

一方通行(このガキ。オレの能力の詳細を知ってンのか。いや、そンな風には見えない。それにこのガキの眼……)

一方通行「オイ、オマエ。その眼はなンだ?」

佐天「…その眼?」


19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17(水) 17:42:37.12 ID:1NS4evEsO
佐天「な、なななな何ですかコレ! 瞳に変な模様が」
一方通行「……能力に目覚めたばかりか。まァ、いい。オイ、オマエ」

佐天「は、はい? 何ですか!」

一方通行「他に変わったことはねェか?」

佐天「……変わったことですか」


23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17(水) 17:51:48.41 ID:1NS4evEsO
佐天「あっ、そういえばさっきのひとたちの一挙手一投足が全て分かりました」
一方通行「…は?」

佐天「いえ、ですからさっきのひとたちが何を言おうとしたのか等のことが全て先に分かったんですよ」

一方通行「………」

一方通行(予知能力か読心能力。それとも他の何かか…)

佐天「あとは、そうですね…」

スキルアウトA「…この…野郎…」フラフラ・・・ボワッ

佐天「………」キュイイイン・・・ボワッ

佐天「どうやら見た能力をコピー出来るみたいです」ヒュン

スキルアウトA「…グワァアアアアア…」メラメラ


29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17(水) 17:58:40.73 ID:1NS4evEsO
一方通行「……成程。オマエ、面白ェな」
佐天「…ッ…痛」

一方通行「…? どォしたンだ」

佐天「…ッ…アッ…グッ…アタマ…が…イタイ…」

一方通行「…オマエ。レベルは?」

佐天「…ゼ、ゼロ…です…」

一方通行「……そンなンで他人の能力をいきなり使おうとするからそォなる」ポン

佐天「…っ…あれ…徐々に痛みが…」

一方通行「オマエの脳を正常に戻した。そのコピー能力を使いたいンならもっとレベルを上げろ」

佐天「…はい」


32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17(水) 18:06:28.58 ID:1NS4evEsO
一方通行「オイ、オマエ。名前はなンだ」
佐天「さ、佐天です」

一方通行「まずは身体検査をしろ。そンでこっから先のオマエの方針が決まる」

佐天「…分かりました。えっと、あなたの名前は…」

一方通行「忘れた」タンッ

佐天「…え? あっ、ちょっと待ってくださ……行っちゃった」


34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17(水) 18:18:33.54 ID:1NS4evEsO
数日後。
佐天「やった! やったよ、初春! 能力者になれた! それもレベル3」バサァ

初春「えっ、ホントですか! おめでとうございます! …ってスカートめくるのはやめてください! それで能力は何だったんですか?」

佐天「それがまだ分からないらしいんだ」

初春「どんな感じの能力なんです?」

佐天「予知能力みたいな感じかな」

初春「へぇ、何にせよ。御坂さん達にも報告を…」

佐天「あっ、ごめんね。今から研究施設に行かないといけないんだ。私の口から直接伝えたいから御坂さん達にはまだ内緒で!」

初春「はい、分かりました!」

佐天(……絶対に御坂さんを超えてみせる。その為にはもっともっとレベルを上げないと……もっと…)


35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17(水) 18:26:21.43 ID:1NS4evEsO
研究施設。
科学者「ツリーダイアグラムの導き出した結論では、君のレベルはもうあがらない」

佐天「……えっ」

佐天(そ、そんな……それじゃあ…御坂さんには…)

科学者「だけど、ただひとつだけ方法がなくはない。ただ、あまりオススメはしない」

佐天「………その方法。教えてください」

科学者「………君は今のままでも十分な」

佐天「まだです! まだ御坂さんには及びません! お願いします! その方法を教えてください!」

科学者「………」

科学者「君にとっての最愛の友―――初春飾利を殺すことだ」


39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17(水) 18:35:34.89 ID:1NS4evEsO
佐天「……えっ」
科学者「最初に言っただろう。あまりオススメはしない、と」

佐天「………」

科学者「君は今のままでも強い。十分だろう―――」

佐天「………」

佐天(初春を……殺すこと。初春を殺す。私が? そんなの……そんなこと……)

科学者「―――超電磁砲―――」

佐天「………」ピクッ

佐天(だけど……初春を殺せば…私のレベルは上がる。御坂さんに勝てるかもしれない。でも―――初春は―――親友―――そう。親友)

佐天「あは、あははははは! そうだよ、初春は私の親友なんだよ?」

科学者「―――分かってくれたか!」

佐天「うん、分かってくれるよ。初春は私の親友―――――だから私の気持ちを理解してくれるよね。親友なら――――私に殺されてくれるよね」

科学者「っ!?」


44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17(水) 18:43:11.61 ID:1NS4evEsO
佐天「あの御坂さんに勝てるかもしれないんだよ。初春だって喜んでくれるはず! だって私の大切な親友なんだから―――」
科学者「………」

佐天「それで? 私はどうすればいいんですか?」

科学者「……………………君は本当にソレで良いのかい…?」

佐天「…何がですか?」

科学者「…いや、なんでもない………実験日は明後日の18時だ。場所は操車場だ」

佐天「分かりました」


49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17(水) 18:52:24.74 ID:1NS4evEsO
佐天「………初春。私の為に死んでくれるよね」
佐天「…あははは。あはははははははははははははははは―――――!」

一方通行「よォ、久しぶりだなァ」

佐天「あっ、一方通行さん。この間は助けてくれてありがとうございました」ペコッ

一方通行「あァ、それでオマエもやンのか?」

佐天「何をです?」

一方通行「…人形破壊」

佐天「…そんな奇妙なことはやりませんよ。私はただ初春を……初春と…そう…初春と一緒に御坂さんに勝ちたいだけですよ」

一方通行「そォか」


50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17(水) 18:55:32.04 ID:1NS4evEsO
一方通行「なァ、オマエは…」
佐天「…はい? なんですか」

一方通行「いや、何でもねェ。オマエも大変だなァと思ってよォ」

佐天「一方通行さんは大変なんですか?」

一方通行「…別に」


52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17(水) 18:59:09.43 ID:1NS4evEsO
佐天「それで一方通行さんはどうしてここに?」
一方通行「まァ、オマエに興味があっただけだ」

佐天「へぇ、それは私のことを口説いてるんですか?」

一方通行「……オマエの能力に興味があっただけだ。ガキに興味はねェ」

佐天「……そうですか。ちょっと残念」


54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17(水) 19:06:33.82 ID:1NS4evEsO
一方通行「そンでオマエは超電磁砲に勝つことだけが目的か?」
佐天「…? そうですけど他に何かありますか?」

一方通行「いや、まァそォだなァ。超電磁砲をぶち殺した後はどォするつもりなンだ?」

佐天「…? そうですね、考えたこともありませんね。まぁ、その時になったら考えますよ」ニコッ

一方通行「……そォか。まァいい。オレは今から実験だ。オマエはオマエで頑張れ。じゃあな」タッ

佐天「………はい。分かり…ってもういませんね」


57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17(水) 19:10:14.18 ID:1NS4evEsO
翌日。
佐天「うーいーはーるー!」バサァ

初春「ひゃっ!」

佐天「おっ、今日は水玉模様か…」

初春「さ、佐天さん! もうやめてください!」

佐天「あはははは、ごめんね。これで最後にするよ♪」ニコッ

初春「?」


58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17(水) 19:13:27.77 ID:1NS4evEsO
初春「それで今日は御坂さんたちと約束してるんですけど、佐天さんも来ますか?」
佐天「うーん、私は……やっぱりいいや。ちょっと今日も実験があるし」

初春「…………そうですか」

初春(……佐天さん)


60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17(水) 19:19:02.18 ID:1NS4evEsO
翌日。夕方。操車場。
初春「……えっと…確か…この辺りだったよね…」

初春(佐天さん…)

佐天「うーいーはーるー♪」バサァ

初春「ひゃっ!」

佐天「おっ、今日はキャラモノのパンツかぁ」

初春「さ、さささ佐天さん! 昨日、最後だって言ってたじゃないですか!」

佐天「えーっ、そんなこと言ったかな?」

初春「言いました!」


63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17(水) 19:23:54.82 ID:1NS4evEsO
佐天「うーん、でも安心して。今のが本当に最後だから♪」
初春「…佐天さん。それって…やっぱり私を殺すんですか?」

佐天「…え?」

初春「最近の佐天さんの様子が気になって少し調べさせていただきました」

佐天「もう初春ったら。そんなに私のことが気になるんだ…」

初春「なんですか…これ。この実験…こんなの…」


64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17(水) 19:30:31.26 ID:1NS4evEsO
佐天「初春? なんで泣いてるの?」
初春「そんなの…決まってるじゃないですかぁ…!」

佐天「あっ、分かった! 私のレベルが上がるのが嬉しいんだね。やっぱり初春は私の大切な友達」

初春「…佐天さん」

佐天「―――だから私の為に死んでね」タッ

ヒュン・・・ズドォオオン

佐天「……いきなり何するんですか、御坂さん」

美琴「…佐天さん。あなたこそ自分が何をしようとしているのか分かってるの?」


70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17(水) 19:37:31.19 ID:1NS4evEsO
佐天「……分かってますよ。御坂さんを超える為に」
美琴「…ッ! なんで…そんなことを…」

佐天「今、言いましたよね。御坂さんを超える為に、と」

美琴「だからその理由を聞いてんのよ!」

佐天「…理由? そんなの決まってるじゃないですか。あなたに見下され続けることが耐え切れないんですよ」


72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17(水) 19:42:24.17 ID:1NS4evEsO
美琴「わ、私は佐天さんを見下したことなんて…」
佐天「……いつまで無自覚のフリを続けているんですか?」

美琴「…え?」

佐天「…無能力者相手には本性を出す必要もないんですか? ああ、そういえば今はレベル3でしたね」


75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17(水) 19:46:02.18 ID:1NS4evEsO
佐天「あの夜、鉄橋での話をたまたま聞きました。まさかあんな風に私たちのことを思っていたとは…」
美琴「あの夜? 鉄橋…!」

佐天「…思い出しましたか?」

美琴「アレは違っ」

佐天「何が違うんですか?」

美琴「…ッ」


78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17(水) 19:54:42.58 ID:1NS4evEsO
初春「…佐天…さん…」
佐天「なに、初春」

初春「…佐天さんは本当に…私を殺せるんですか?」

佐天「…? 何を言ってるの、初春」グサッ

初春「えっ…佐…天さ……ん…ぐふっ」バタ

美琴「ッ、初春さん!?」

佐天「あはははは、殺せるに決まってるじゃん。もうそれだけの力はあるんだよ?」

美琴「…このッ!」ビリビリ

佐天「…油断しましたね、御坂さん。この眼の用途は書庫に登録されているだけじゃないんですよ…」


82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17(水) 20:08:38.87 ID:1NS4evEsO
佐天「…初春。ごめんね、大好きな私の親友。せめて最後は安らかに…」
心臓を貫かれ、倒れた初春を抱えた佐天は、飛来する雷撃の槍を回避する。

佐天「無粋ですね、御坂さん。親友との最期の別れなんですよ? 相手は後でしてあげますよ。だから今は介入しないでください」

美琴「いい加減にッ…しろ! 今すぐ病院に連れていけばまだ間に合う可能性が…」

佐天「―――天照」

瞬間、佐天の両方の瞳に六芒星の模様が現れる。直後、初春のカラダが黒い炎に包まれた。

佐天「さようなら、初春」


85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17(水) 20:14:10.87 ID:1NS4evEsO
初春の存在が消滅するのを悲しむように佐天の頬を赤い涙が伝い、地に零れる。
美琴「…なに…それ…」

佐天「…………」

美琴「何なのよ、その眼は!」

佐天「知りませんか? 私の能力ですよ」

美琴「……ッ」


93: >>83戦闘描写の擬音が書けない 2013/04/17(水) 20:36:46.26 ID:1NS4evEsO
佐天「……あは。あははははははははははははは――――――――――!!!」
佐天「これで! これで私はまたひとつ御坂さんに近付けましたよ!」

美琴「…佐天さん」

佐天「何ですか、御坂さん!」

美琴「……このままあなたを野放しにしているわけにはいかない!」

刹那、複数の雷撃の槍が飛来する。それを回避した直後、佐天には見えた。砂鉄の剣が自分の直前まで迫る光景が見えた。

佐天「…ッ」

が、その剣は振り下ろされ、佐天は初春を刺した懐刀を片手に砂鉄の剣に対抗する。


98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17(水) 20:47:04.63 ID:1NS4evEsO
が、佐天の短刀は呆気なく切断され、そのまま砂鉄の剣に腕を切り落とされる。
佐天「…ぐッ!」

大量の血が溢れ、佐天は膝を付き、その光景を見た美琴は力を抜いた。格下の敵に対する油断。

直後、美琴の体が黒い炎に包まれた。

美琴「…ッ…ぎゃああ…熱い…アツッ…あああああ…」

佐天「…あは…油断……大敵……ですよ……御…坂…さん…」


102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17(水) 21:04:36.52 ID:1NS4evEsO
佐天は立ち上がり、黒い炎に包まれ、地を転がり、悶え苦しむ美琴の様子を見下すように眺める。
佐天「…ふふふ。なんだ、御坂さん。御坂さんはずっとこんな光景を独り占めしていたんですね…」

美琴「……ぁ……ァ……っ……」

佐天「…ずるいひとですね。でも、これからは……私のモノ」

佐天「………………………あはははは…」

その直後、佐天が倒れた。心臓に何らかの遺物が刺さり、彼女は笑みを浮かべたまま息絶えた。

佐天を殺した人物は完全に炭と化した御坂を抱き上げる。が、それと共に御坂の焼け焦げた肉体は崩壊した。

黒子「あ…あああ…お…姉…様…ああ…あああああ………イヤァアアアア――――――!!」

おわり


104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17(水) 21:05:40.86 ID:Jkl0Q8TO0
おい
おい


105: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17(水) 21:06:03.61 ID:X5d/fL7b0
幻術じゃねえのか

108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17(水) 21:08:46.53 ID:Whb/f7En0
__________________ ._______________
   、__z≦  ィ   .ァ   ~≦/    `ヽ | | /..な 幻 イ.ヽ     /   幻
.   7 ./ . / ィ ィ 愛ミ、 r/     何   ヽ| | | い. 術 ヤ .|     |    術
.   イ {;ィ l´ .リ、ィ c¨マ l.     だ    | | |. :  じ .: . |     |..   か
   .}  ィ c¨y .:. `¨¨´ V!     ア    .! ! !. ! ゃ    .|     ヽ.   ?
   }l刈 `¨¨´ `"   ; '  l.    レ    | | ヽ       /       ` ーv― '
  ´} ハ  ';   ,z==、 , ;  !     は    | |, -‐´    .<´.        ‐z ィ≦v_,
.  ノハ ヘ      ゛゛゛   '' ヽ..  !?  /| | な . ま : .|         メliィ   K
     ゝハ、__, ィ=ニ¨ニ≧f´ \___/ .| | の た..イ . |.        r'’!刈  ≦_
    ま   ニニニニニニニ} 、_       | | か...幻..ヤ |  γ> ̄ `ヾ/>)リ/´
 な        .ニニニニニ/刈 =  `ヽ---- | | .!? 術..幻 >.く/´ く=≧く> /∴:.
     た   .ニニニ≦三} Ξ.   }     | | イ    .術 l  / く 9- {<ハ {‘. ‘
ィ  の       三三三三} =.  } Ξ   | | ヤ    か | {lー,x<i.Ti.Ti} { ∵:’
=;      幻   .三三三7     }z== = | | .:   .?../.x≦/ } ⊥⊥ユ=、  .:::
''   か       三三7   -   } 三三 !.  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
= 彡      術   ォr==./  -=    }!三三 | √@ NARUTO-ナルト-/。。。No 556/
三ル !?    .l.! /         l} 三三 |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄    おわり

112: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17(水) 21:17:48.45 ID:f0kquI3T0
BADENDすなあ

113: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17(水) 21:29:45.83 ID:186XeWXQ0
くぅ~疲れました



SS在庫

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