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どうも
腐女子の ゆゆ
です(`・∀・´)

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たまーに投稿したりします。

真涼「ホワイトデーなんて消滅すればいいのに」鋭太「おい」

2013-03-15 20:24:31 | 俺彼


1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/14(木) 20:23:15.23 ID:x1VV6H950
■3月13日

真涼(明日、3月14日はホワイトデー…)

真涼(鋭太は私に…)

真涼(いえ、恋愛アンチの私達にとっては、恐ろしくイライラするイベント…)

真涼(もし、鋭太が私にホワイトデーを渡してくる時なんて事をしたら、説教をしてあげないと…)

真涼(そう!私達恋愛アンチにとっては最悪イベントTOP10に入るわ!)


真涼(………………)


真涼(彼女だし、彼女だし…きっとくれるわよね)

2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/14(木) 20:25:07.99 ID:x1VV6H950
■3月14日

真涼「さあ、鋭太!今日は私に何かを渡す日じゃないかしら?」

鋭太「…ってか、何で俺の家にいるんだ?」

真涼「実はこの前、叔母様から合鍵を貰ったの。ええ、彼女だから全然不思議なことじゃないわ」

鋭太「…まだ、夜中の1時か…おやすみ真涼」

真涼「ええ、おやすみなさい鋭太」


鋭太「…」Zzzz

真涼「……鋭太の寝顔…」

5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/14(木) 20:27:16.43 ID:CmD9jrc0O
続きはよ

6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/14(木) 20:27:50.26 ID:KnzP+OyM0
俺修羅SSとは珍しい
はよ

7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/14(木) 20:29:32.35 ID:x1VV6H950
■朝

鋭太「ふわぁ~、朝か…ってうおっ!?」

真涼「すーすー」Zzzz

鋭太「何で真涼が隣で寝てるんだ!?」



真涼「むにゃ……おはぁよう、えいた」

鋭太「おはようって、お前なんでここにいるんだよ!?」

真涼「ひどいわ。昨日あんなに求めたくせに忘れるなんて」

鋭太「嘘つけ!服とか全然乱れてないぞ!」

真涼「これは鋭太が着たままがいいっていうから…//」

鋭太「そんな趣味ありませんーーー!ってか頬を染めるな!!!」


真涼「あら?鋭太は裸が良かったかしら?」

鋭太「ぐおおおおおおお!お願いだから俺の話を聞いてくれええええぇぇ!」

11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/14(木) 20:34:45.91 ID:x1VV6H950
真涼「ところで」

鋭太「ん?」

真涼「私に何か渡すものがあるでしょ?」

鋭太「………………ん?」

真涼「ほ、ほら、あれよあれ」

鋭太「…別に参考書を借りた覚えもねーし…なんだっけ?」

真涼「わからないの?本当に?」

鋭太「すまん。本気でわからない」

真涼「そう……私、家に帰るわ。着替えないといけないし」

鋭太「あ、ああ。家まで送ろうか?」

真涼「別にいいわ。学校でまた会いましょう」

鋭太「おう。気をつけて帰れよ」




鋭太「…真涼から何か借りたっけ?」

12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/14(木) 20:40:16.50 ID:x1VV6H950
真涼「鋭太の馬鹿。鋭太の馬鹿。鋭太の馬鹿。鋭太の馬鹿。鋭太の馬鹿。鋭太の馬鹿。鋭太の馬鹿」



真涼「そもそも一生童貞の馬鹿の朴念仁の唐変朴の童貞に期待した私が愚かだったわ」


真涼「…私って…鋭太から何とも思われてないのかしら…」


真涼「なっ!私何を考えてるの!?」

真涼「恋愛アンチにとってはホワイトデーなんて最悪なイベントのハズなのに…」

真涼「そもそも鋭太は私の偽彼氏(フェイク)。何かあるなんてこちらから願い下げよ!!!」

14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/14(木) 20:44:42.60 ID:x1VV6H950
真涼「…」

真涼「そういえば、恋愛脳全開の消滅して欲しい雑誌で読んだことがあるわ!」

真涼「男性はサプライズをすることがあるって…」

真涼「そう!そうだったのね!サプライズ!!!」





真涼「ふふふふふふふ。鋭太ったら、たまには気を利かせることがあるのね」

真涼「放課後かしら…放課後かしら?今日は部活中止にしようかしら…」

真涼「いえ、もしかしたら授業中、恋愛脳共に見せつける為に?」


真涼「まったく、鋭太ったら生意気な真似をしてくれるわね…」

真涼「ふふふふふ♪」

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/14(木) 20:49:39.28 ID:x1VV6H950
 



…………………………………………………



鋭太「はい、千和。ホワイトデー」

千和「やったー。えーくん、愛してるっ!

鋭太「はいはい」

真涼「!!」

真涼(ま、まぁ、これで鋭太がホワイトデーを忘れてないことは確定したわね)

真涼(残念幼なじみにあげるくらいだから、彼女の私には絶対にホワイトデーがあるはず)

真涼(ふふふ。何かしら?何をくれるのかしら?)

真涼(ここまで引っ張るんだから、期待してるわよ鋭太)

鋭太「ん?何か嫌な汗が…」

17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/14(木) 20:50:32.07 ID:pXOAY60A0
もしかしてこないだもvipで俺修羅ss書いてた人?

22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/14(木) 20:55:34.79 ID:x1VV6H950
>>17
YES
>>19
NO

26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/14(木) 21:04:00.61 ID:28cssyAjO
>>17
タイトルぷりーず

28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/14(木) 21:07:06.17 ID:pXOAY60A0
>>26
真涼「お泊まり会をするわよ」鋭太「やだ。帰れ」

31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/14(木) 21:11:14.40 ID:28cssyAjO
>>28
ありがてぇありがてぇ

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/14(木) 20:54:47.62 ID:x1VV6H950
 


…………………………………………………


鋭太「はい、ヒメ。ホワイトデー」

姫香「ありがとう、エイタ。お返しにギュッとしていい?」

鋭太「悪い。また今度な」

姫香「残念」シュン

真涼「」イライライライラ


鋭太「ほら、真涼が…な?」ボソボソ

姫香「…肯定」

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/14(木) 20:59:43.87 ID:x1VV6H950
真涼(もう、お昼休み…)

真涼(いくらなんでも…いえ、私は待てる寛容な女…)

真涼(やっぱり、放課後かしら?放課後よね鋭太)

真涼(放課後に貰えるなら部活は休みにしておかないと…)

真涼「今日は部活は休みですっと」めるめる

27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/14(木) 21:05:43.30 ID:x1VV6H950
 

…………………………………………………


愛衣「タッくん何か用事?」

鋭太「ああ、放課後部活なくなったから…ごめんな、忙しい所」

愛衣「ううん、委員長に事情を話したら委員会活動はお休みになったから大丈夫よ」

鋭太「…だから、柱の陰からたくさんの視線を感じるのか…」


愛衣「えーと、それで?」

鋭太「はい、ホワイトデー」

愛衣「わぁ、うれしいっ!ありがとう!タッくん」

鋭太「気にすんなって」

愛衣「ねえ、開けてもいい?」

鋭太「ん?別にいいぞ」

30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/14(木) 21:10:57.03 ID:x1VV6H950
愛衣「き、キャンディー…」

鋭太「ほら、この前から喉が痛いって毎日のように言ってたからさ」

愛衣「他の女…他の人たちにもキャンディー渡したの?」

鋭太「え?千和達はクッキーだけど?」

愛衣「…」

鋭太「あ、あーちゃん?もしかしてキャンディー嫌いだった?それだったら、カオルにあげる予定のマシュマロと交換するけど」

32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/14(木) 21:15:50.50 ID:x1VV6H950
愛衣「やぁぁぁぁんもぉぉぉぉ最っっ高っっっ♪」

愛衣「愛衣ちゃん大勝利ぃぃぃぃぃぃぃぃ♪」

鋭太「なっ!?」

愛衣「はぁん♪はぁんはぁん♪み、み、みんなの前で『あーちゃん大好き』ってタッくんに求愛されちゃった♪」

鋭太「あーちゃん落ちつけ!俺は言ってない!!」

愛衣「愛衣ちゃんおそといっぱい!はしってくるううう!!」


ダダダダダダダダダダ


鋭太「え?どういうことだ?」

キャーキャーキャンディーよ
キャンディーってことは『大好き』ってことよね
さすが冬海さん!次期風紀委員長候補!

鋭太「………そうだったのか、キャンディーにそんな意味が…」

鋭太「だから、執拗にキャンディーをねだってたのか…あーちゃん」

33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/14(木) 21:18:53.86 ID:7G+RdXfa0
かわいすぎる

34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/14(木) 21:20:27.54 ID:x1VV6H950
 



真涼(…放課後なのに鋭太から呼び出しが無いから探しに来てみれば…冬海さんと…)

真涼(…そ、そうなのね!)

真涼(私は最後!最後に彼女をびっくりさせようと!)

真涼(………………きっとそうよね鋭太)

37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/14(木) 21:25:25.59 ID:x1VV6H950
 



…………………………………………………


鋭太「よう。下駄箱で何してんの?」

真涼「…」ジトー

鋭太「実は探してたんだ。一緒に帰らないか?」

真涼「ええ、ええ。もちろん一緒に帰るわ。だって、彼女ですもの」パァァァ

鋭太「おう」

41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/14(木) 21:30:19.66 ID:x1VV6H950
真涼(もしかして…私からホワイトデーをおねだりするのを待っているの?)

真涼(な、なんて鬼畜な男なのかしら…)

真涼「…」

真涼「ねえ、鋭太…その私たちって恋人同士よね?」

鋭太「ああ、わかってるって」


ギュッ


真涼「え?」

鋭太「あれ?手をつなげって意味じゃなかったのか?」

真涼「あっいえ、そう。その通りよ」

鋭太「何で驚いてるんだよ」

真涼「鋭太にしては察しが良かったからびっくりしたのよ」

鋭太「『鋭太にしては』は余計だって」

真涼「ふふ♪」

44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/14(木) 21:36:29.36 ID:x1VV6H950
鋭太「じゃあ、俺こっちだから」

真涼「…」

鋭太「なあ、どうかしたのか?帰るとき以外は不機嫌みたいだったけどさ」

真涼「…もしかして、もしかして、もしかして、忘れてるの?」

鋭太「朝の件か?すまん!謝るから俺が何を借りていたのか教えてくれ!」

真涼「…ほわいとでー」ボソッ

鋭太「え?なに?」

真涼「ホワイトデー!!」

鋭太「…へ?」

真涼「ホワイトデーよ!今日はホワイトデー!恋人の日でしょ!」

真涼「それだというのに、鋭太はよその女にばかりプレゼントして!!」

真涼「私は彼女なのに彼女なのに彼女なのに彼女なのに彼女なのに彼女なのに!」

45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/14(木) 21:37:59.19 ID:7G+RdXfa0
かわかわかわかわ

47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/14(木) 21:41:10.63 ID:x1VV6H950
鋭太「…何言ってんの?」

真涼「あなたが何を言ってるの!?私は何も貰ってないわよ!」


鋭太「だって、お前バレンタインに何もくれなかったじゃん」



真涼「え?」

鋭太「え?」

50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/14(木) 21:46:08.72 ID:x1VV6H950
真涼「何で私が鋭太に…恋愛アンチなのにバレンタインをしないといけないの?」

鋭太「おい、その言葉そっくりそのままお前に返そうか?」

真涼「わかりました。その話はとりあえず置いておきましょう…で?」

鋭太「置くのかよ…で何?」

真涼「ホワイトデーは?」


鋭太「だから、バレンタインに何もくれなかったじゃん」

真涼「え?」

鋭太「はぁ?」

真涼「だからバレンタインの話は置いてって今話したじゃない」

鋭太「……真涼さん、ホワイトデーって何の日か知ってます?」

52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/14(木) 21:51:18.79 ID:x1VV6H950
真涼「何を馬鹿なことを言ってるの。バレンタインの逆で、男性が好意のある女性に物を贈る日でしょ?」

真涼「まぁ、好意以外にも義理で送る日という意味もあるみたいね」

鋭太「やっぱり…」

真涼「……………も、もしかして、違うの?」

鋭太「そういえば、長年外国で育ったお前が知ってるわけないよな」

鋭太「ホワイトデーはバレンタインのお返しをする日なんだよ」

真涼「……そ、そうなの…?」

鋭太「ああだから…」

真涼「私には…ないのね」

鋭太「…」


真涼「そう……」

真涼(バレンタイン…憎っくき恋愛脳が浮かれる最悪な日…)

54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/14(木) 21:52:57.92 ID:Kw2c1o5RO
海外にホワイトデーなんてあるのか?

55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/14(木) 21:55:04.35 ID:x1VV6H950
■2月14日バレンタイン


真涼(クラスのみんなが朝からソワソワしてるわね…)

真涼(バレンタインなんかの何がいいのかしら?)

真涼(恋愛アンチの私達にとっては、恋愛脳が活発になる憂鬱な日だっていうのに…)

鋭太「よう真涼」

真涼「おはよう鋭太くん」


真涼「…」

鋭太「え?なに?俺の顔に何かついてるか?」

真涼(一応、彼女ですし…バレンタインを用意しましたが…)

真涼(恋愛脳はどうやって渡すのかしら?)

真涼(…まぁ、さらっと渡していいわよね?さらっと)

57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/14(木) 21:58:51.59 ID:x1VV6H950
真涼「そ、その…ふぇいたくぅん」

鋭太「…え?」

真涼「失礼、噛みました」

鋭太「大丈夫か?」

真涼「え、ええ、それで…その…あれで…」


千和「えーーくん!」

鋭太「あっ、今日はどうしたんだよ。先に学校に行くって」

千和「学校じゃないとフェアじゃないかなーって」

鋭太「え?」

千和「ううん、なんでもないの。ところで、はいこれ。バレンタイン」

鋭太「おお。毎回サンキューな」

58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/14(木) 22:01:26.41 ID:28cssyAjO
さすが千和
ミスブシドー

60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/14(木) 22:03:16.91 ID:x1VV6H950
千和「ううんいいの…それで、これ1番目?」

鋭太「え?何が?」

千和「なつか…他の人からはもう貰ったの?」

鋭太「ハハハ。何を言ってるんだ?俺が千和以外から貰った事ないの知ってるくせに」

千和「じゃあ、私が1番?」

鋭太「ああ、そうだ。お前が1番で最後だよ」

千和「やったー。えーくん愛してるー♪」

真涼「ぐぬぬぬぬぬぬ」

62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/14(木) 22:07:38.61 ID:x1VV6H950
真涼「次の休み時間に渡す…次の…」ブツブツ

カオル「夏川さんが何か言ってるね」ボソボソ

鋭太「また席替えで隣になれなかったせいか…」ボソボソ

カオル「いや、違うと思うよ」

鋭太「?」


…………………………………………………


真涼「あ、あの、あの」

鋭太「ん?何?」

真涼「その…ですね」

鋭太「お前、今日体調か何か悪いの?」

真涼「え?別にそんなことは」

鋭太「まったく飯をちゃんと食べないから体調が悪くなりやすいんだぞ」

真涼「いえ、違います」

64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/14(木) 22:11:44.05 ID:x1VV6H950
鋭太「だって、顔真っ赤じゃん。熱があるんだろ?」

鋭太「ほら今日はうちに食べに来い。なんだったら泊まって行け」

真涼「なっ…」

鋭太「勘違いすんなよ。今日は冴子さんも帰ってくるから変な意味はないからな」

真涼「…知ってます。鋭太くんにはそんな度胸ないって事くらい」

鋭太「うっせえ!」

真涼「ふふ。ありがとう鋭太」






真涼(ええ、私は彼女。どっかの残念チワワや元カノや恋愛脳とは扱いが違うのよ)

真涼(ふふふ♪)

66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/14(木) 22:14:14.47 ID:M+jU22M+0
ホワイトデー キャンディーでググった奴正直に言えよ















知らんかったのじゃ

67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/14(木) 22:15:06.95 ID:x1VV6H950
…………………………………………………



カオル「はい、バレンタイン」

鋭太「おお、ありがとうな」

真涼「!?」


真涼(しまった!渡すのを忘れていたわ!)

真涼「ね、ねぇ?鋭太?」

鋭太「ん?何?」

真涼「そ、その…あの…そうよ!今日はあれよね!」

鋭太「ああ、次の授業はお前が当たるな…もしかして、わからないのか?お前が珍しいな」

真涼「い、いえ、その…あの…」

69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/14(木) 22:18:16.60 ID:x1VV6H950
鋭太「恥ずかしがるなって。頭がいいお前でもわからない問題あるんだな。どれだ?教えてやるよ」

真涼「え、えっと…これを」

鋭太「オッケー…これはだな…」



真涼(学校で久々に鋭太の隣に座れたわ…)

真涼(もう!鋭太ったらそんなに私の隣に座りたいなんて、仕方のない人ね)

70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/14(木) 22:21:08.29 ID:x1VV6H950
 
…………………………………………………


真涼「とうとうお昼休み…あの、鋭太?」

鋭太「あっ、ちょっと待ってくれ。ヒメに呼ばれていて…」


ギュウウ


真涼「なっ!?」

姫香「エイタ、ギュっとして」

鋭太「ヒメ!?ってか、もうギュッとしてるだろ!?」

姫香「じゃあ、もっとギュっとして」

真涼「ほら早く離れなさい!」

鋭太「ま、真涼さんが怒ってるからヒメ離してくれ」

72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/14(木) 22:24:11.94 ID:x1VV6H950
姫香「エイタ、今日はチョコを持ってきた」

鋭太「え?くれんの?」

姫香「肯定」

鋭太「うおおおおおおおお!やったーーーーー」

姫香「エイタ嬉しい?」

鋭太「ああ、めっちゃ嬉しい!千和以外の女子から初めてチョコを貰ったぜ!ありがとうヒメ!」

姫香「エイタが喜んでくれてわたしも嬉しい」







真涼「ちっ、何を恋愛脳みたいなことを言ってるのかしら」

鋭太「確かに恋愛アンチとして恥ずかしいが…それでも人生初めての女子からのチョコは嬉しいもんだぜ」

真涼「…ふんっ」

79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/14(木) 22:27:29.14 ID:x1VV6H950
 
…………………………………………………


真涼「放課後…今日は部活をお休みにしたわ…だから、鋭太は一人!すぐに渡さないと!」

真涼「鋭太はどこ?………いたわね…ここは三組ね」



鋭太「ありがとう、あーちゃん」

愛衣「ふ、ふんっ。勘違いしないでよねっ!これは本命なんだからね!」

鋭太「ああ…ありがとう」

愛衣「ちなみにホワイトデーは三倍返しを忘れないでね」

鋭太「う、うん」

愛衣「私の愛は重いから、三倍となると…すっごいのを期待してるからねっ」

鋭太「う…うん」

81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/14(木) 22:30:17.88 ID:x1VV6H950
愛衣「ね、ねぇ…その開けないの?」

鋭太「え?いいの?」

愛衣「もう!鈍感ねっ!普通女性から贈り物を貰ったら、その場で開けるのが礼儀なのよ!」

鋭太「ご、ごめん。俺、今日が初めてだからわからなくて…」

愛衣「え?そうなの?」

鋭太「あっ、千和からは毎年貰ってたんだけど、妹に貰ってるみたいな感じだったし」

愛衣「ということは、私がタッくんの初めて…初めて」

鋭太「え?違う。ヒメが…」



愛衣「やぁんもお最っ高ぉ♪愛衣ちゃん大勝利ぃぃぃぃぃぃっっ!」

83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/14(木) 22:31:43.21 ID:7G+RdXfa0
かわいすぎる

84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/14(木) 22:33:21.03 ID:x1VV6H950
鋭太「…えーと、開けるぞ…おぉ!手袋!」

愛衣「う、うん!タッくんの事を想いながら一針一針縫っていったの!」

鋭太「あーちゃんが作ってくれたの!?すごい」

愛衣「あ、あの…手袋…もう持ってるよね?迷惑じゃなかったかな?」

鋭太「ちょうど破れそうだったからタイミング最高だ。ありがとうあーちゃん」ニコッ

愛衣「ああぁぁぁっ//」

鋭太「あ、あーちゃん!?」

愛衣「お、おそとっ!わたし、おそとはしってくるーーーーー!!!」


ダダダダダダダダダダダダダダダダダダ


鋭太「走るのはいいけど、汗ちゃんと拭けよーーー風邪ひくからなーーー」

愛衣「わかったーーーーー」

88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/14(木) 22:37:03.94 ID:x1VV6H950
真涼「…」

鋭太「あっ、真涼」

真涼「…あら?今日はお盛んのようね。私以外の女を見ていた時間がとても多いわ。2時間30分53秒45ほど」

鋭太「そんなに長く見てねーよ!」

真涼「ふんっ、授業中に女教師を見て変な妄想をしてたくせに!」

鋭太「してねーよ!」

真涼「どうだか」

91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/14(木) 22:39:31.03 ID:x1VV6H950
鋭太「…ほら、一緒に帰るぞ」

真涼「…」

鋭太「何で機嫌が悪いかは知らんが…今日は俺の家に泊まるんだろ?ほら行くぞ」

真涼「そ、そうね。鋭太がそこまで言うなら泊まってあげようかしら?」

鋭太「今日はほとんど顔真っ赤なくせに…ほら風邪が悪化しないうちに帰るぞ」

真涼「あら?フェイクなのに心配してくれるのかしら?」

鋭太「偽彼女(フェイク)としてじゃなくて、季堂鋭太が夏川真涼を心配してやってんだよ」

95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/14(木) 22:42:31.98 ID:x1VV6H950
真涼「…」

鋭太「ほ、ほら早く行くぞ」


ギュウウウ


鋭太「なっ」

真涼「私達は恋人同士だから腕を組んで帰りましょう」

鋭太「そ、そうだな。恋人同士なら仕方ないよな」

真涼「ええ。恋人同士なら自然なことよ♪」

97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/14(木) 22:45:35.60 ID:x1VV6H950
■3月14日ホワイトデー


真涼(せっかく用意したプレゼントも…浮かれて…いえ…)

真涼(…体調を壊したような気がして、頭が周らなくて)

真涼(明日渡そう…明日渡そう…で、こうなったんだったわ)

真涼(明日っていつの明日なのかしら…)



鋭太「……はいこれ」

真涼「え?」

鋭太「ホワイトデーだ。365回分のお食事券だ…持ってくれば、飯作ってやる」

真涼「え?でも、私…バレンタインに何もしてない…」

鋭太「千和が飯を食べに来てくれなくて、作りがいがなくてさ…」

鋭太「だからこれは俺が作りたくてお前にやるんだよ。お前の為じゃない俺の為だ」

真涼「…」

98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/14(木) 22:47:41.73 ID:jAHOEJoB0
今でしょ

99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/14(木) 22:47:53.95 ID:28cssyAjO
何このメンタルイケメン

100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/14(木) 22:48:30.31 ID:x1VV6H950
鋭太「ちなみに有効期限は1年な。使わないと勿体ないから、ちゃんと毎日使えよ」

真涼「そう…365回分の季堂家のお食事券の有効期限は1年分…毎日使わないと期限が切れてしまうってわけね」

鋭太「そうだよ。だから、今日から食べに来いよ」

真涼「…」



ボスッ



鋭太「なっ!なんだ!?真涼!首を絞めるつもりか!?」

真涼「マフラーよ」

101: 新参人参丸 ◆ToPCnBi.BE 2013/03/14(木) 22:51:14.84 ID:mCHoYJG40
イケメン杉
これは惚れるわ真涼に

102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/14(木) 22:51:55.59 ID:x1VV6H950
鋭太「は!?」

真涼「私からのバレンタイン…ちょっとだけ遅くなったけど偽彼女(フェイク)からのプレゼント」

鋭太「ってか、このマフラー長すぎだろ!」

真涼「これはこうやって使うのよ」



鋭太「これって…その…」

真涼「ええ。恋人巻きってやつね…恋愛脳の考えには虫唾が走るわ」

鋭太「でも、お前…顔真っ赤じゃん」

真涼「これは恋愛脳に対しての怒りよ…誰が好きこのんで鋭太とこんな事しないといけないの」

真涼「それも全て恋愛脳共のせいよ!」

104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/14(木) 22:54:43.90 ID:x1VV6H950
鋭太「そうだな…俺達が恋人同士ってアピールしなきゃいけないのも、本来は恋愛脳共のせいだしな」

真涼「そうよ、それだけよ」

鋭太「ああ」


真涼「ところであなたも顔真っ赤のようだけど?」

鋭太「今の時期には暑いからな。マフラーは」

真涼「暑いなら仕方ないわね」

鋭太「ああ、仕方ないな」

106: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/14(木) 22:59:00.13 ID:x1VV6H950
 

ピトッ


真涼「ふふふ」スリスリ

鋭太「っ//」

真涼「あら?さらに真っ赤になったわよ?」

鋭太「ひっつくな!あちーんだよ!!」

真涼「ふふふ♪」スリスリ





鋭太(ちょっとだけこんな時間が続いてもいいかなって思ってしまった…)

鋭太(ちょっとだけだけどネっ!)



       終わり

107: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/14(木) 22:59:17.54 ID:x1VV6H950
支援&読んでくださってありがとうございました。
また、機会があればよろしくお願いします。

111: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/14(木) 23:00:57.91 ID:28cssyAjO
>>107
乙です
またを楽しみにしてる


原作者よ、見ているか?
俺修羅はこんなにも愛されているぞ

110: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/14(木) 23:00:34.92 ID:4X1opDFm0


俺修羅結構好きなんだけどネットじゃボロクソ叩かれてて辛い

112: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/14(木) 23:01:06.14 ID:kHyENG2GO
まーちゃん大勝利で良かった

113: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/14(木) 23:02:53.61 ID:CmD9jrc0O


今度は千和かあーちゃんメインでおねがいします

千和「ねぇー!えー君エッチしようよぉー!ねぇー!」

2013-03-15 20:22:16 | 俺彼


1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/03(日) 21:51:27.55 ID:wi8OuW7nO
鋭太「馬鹿・・・腰によくないだろ」

千和「えーーこの前はしてくれたじゃん・・・」

鋭太「あ、あれは半ばお前が無理やりっ」

千和「でもさ、乗っかってたのはえー君の方だったよね?」

鋭太「ぐ・・・そ、それは腰に良くないからだっ!」

千和「じゃあ、また前みたいに、して?」

鋭太「だから、セックス自体もお前の腰に良くないんだよっ」

3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/03(日) 22:00:09.34 ID:wi8OuW7nO
千和「けちーーー!!」

鋭太「ダメなものはダメだ」

千和「ケチケチケチケチ!!」

鋭太「悪化したらどうするんだよ・・・治すって約束した俺が壊したら話にならん」

千和「・・・そこまで柔じゃないと思うけどなぁー・・・私」

鋭太「あのな、セックスってのは自分が思ってる以上に負荷がかかってるものなんだ」

鋭太「それにお互い夢中になると他のことに気が回らなくなる」

千和「・・・つまり夢中になってくれてたんだ///」

7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/03(日) 22:09:46.05 ID:wi8OuW7nO
鋭太「ばっ!い、一般論だっ!///」

千和「え~~?けど、夢中になるかのーせいがあるからってことなんだよねっ!?」

千和「てことは・・さ・・・えー君が私に夢中になっちゃいそうってことじゃん?」

鋭太「ぐ・・・お、俺はいつでも理性的に行動をだな」

千和「じゃあ理性的にエッチしよ?」

鋭太「」

8: 原作未読だからキャラ不安 2013/02/03(日) 22:12:41.28 ID:wi8OuW7nO
千和「しよーよっ」

鋭太「お前・・・どんだけヤりたいんだよセックス・・・」

千和「・・・軽蔑・・・した?」ウルッ

鋭太「い、いやそれはないけど(ヤメロヤメロその眼は反則だ!)」

鋭太「(てか、ホントは俺だって無茶苦茶セックスしてーぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇよっ!!)」

10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/03(日) 22:17:19.33 ID:6oKo/vuL0
ふむふむ

11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/03(日) 22:19:29.00 ID:wi8OuW7nO
鋭太「(けどしないのはだからこそなんだっ!理性を保てる気がしねえっ!)」

鋭太「(きっと我を忘れて夢中で腰をふっちまう!箍外れてしまったら、マジに千和を壊してしまいかねん・・・!)」


鋭太「不安じゃないのかよ・・・もし腰が悪化したら、って」

千和「鋭太なら私・・・大丈夫な気がするっ」

鋭太「(なんなんだその根拠の無い自信は・・・)」

13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/03(日) 22:21:13.44 ID:jAVSiwEL0
いいぞいいぞ
ハッピーエンドも欝エンドもばっちこい

14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/03(日) 22:23:06.05 ID:wi8OuW7nO
千和「ねぇ・・・ダメかなぁ?」スッ

鋭太「!!(ち、近い)」

千和「ねぇ~」ウルッ

鋭太「ちょっ!その上目遣いやめろっ!やめてくれ!(こいつっ・・・いつのまにこんな表情するように・・・)」ググッ

千和「」キュピーン

ムギュッ

鋭太「はぅわっ!!」

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/03(日) 22:27:03.24 ID:wi8OuW7nO
千和「フフッ・・・えー君っ、これはなーにかな?」ニギニギ

鋭太「あっ・・・くっ・・・!」ビクッ

千和「ふふっ・・身体は正直だよね♪」ギュッ

鋭太「ハァッくっ・・・」ビンビン

鋭太「(ダメだ・・・完全にスイッチが・・・)」

千和「・・・・・欲しいなぁ・・・」トロン


鋭太「!!!」ギンギン

17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/03(日) 22:28:06.44 ID:E3vIxTYh0
俺得ss

18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/03(日) 22:29:25.13 ID:vSEIMGfc0
いいねいいね

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/03(日) 22:33:16.35 ID:wi8OuW7nO
千和「わ・・・また硬くなった」ニギニギ

千和「今のに、反応したの?」ニギニギ

鋭太「・・・・・・あぁ(もはや意地張っても滑稽なだけだ・・・)」

千和「わたしの"ほしい"にこーふんしたんだよね?」

鋭太「・・・・・・そうだ」

千和「じゃあさ・・・ねっ?」

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/03(日) 22:40:26.57 ID:wi8OuW7nO
鋭太「千和・・・」

千和「我慢しないで・・・ね?」

鋭太「・・・やさしく出来る自信が無いんだ」

鋭太「がむしゃらにお前を求めそうで・・・そしたら・・・」

千和「求めてよ」

千和「わたしが求めててるみたいに、えー君も求めてっ」

千和「わたしはえー君がもっと欲しいよぉ・・・」

27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/03(日) 22:44:11.65 ID:wi8OuW7nO
鋭太「千和・・・」

千和「えー君・・・」チュッ

鋭太「・・・」チュッチュッ

千和「んっ・・・///」チュッチュパッ

鋭太「・・・ふっ」チュルムチュ

千和「んっ・・・は、んっ・・・」ムチュチュパッチュッ

鋭太「・・・はぁ・・・」

千和「・・・えーくぅん・・・」

鋭太「千和っ!」ガバッ

千和「あんっ!」ギュッ

29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/03(日) 22:50:22.72 ID:wi8OuW7nO
グイッ・・・

ガサッ・・・

プチッ・・・

鋭太「・・・」フゥムッチュッ

千和「ああっ・・・//」ピクピクッ

鋭太「(やっぱ胸・・・敏感なんだな)」チュウウウ、チュパッペロッ

千和「ああっ・・・あっ・・・はぁっ・・・!」ビクッビクッ

鋭太「(すげー反応してる)」チュパッキュッ、モミモミ、チュパッ

千和「ひゃ、あっ・・・気持ち・・・いいよぉ・・・っ!」

31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/03(日) 22:54:33.15 ID:wi8OuW7nO
鋭太「」チュパッチュパッ

鋭太「(こっちもしてやらなきゃな・・・)」

モゾッ・・・クチュッ


千和「ああ!あはぁぁっ・・・!!」ビクビクビクビク

グチュグチュ

鋭太「(い、今少し弄っただけなのに、もぅ・・・)」

・・・グッショリ

千和「え・・・えー君・・・ハァ・・・ハァ」トローン

鋭太「千和・・・」

33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/03(日) 22:58:25.75 ID:wi8OuW7nO
鋭太「千和・・・グッショグショだぞ」

千和「やだぁっ//言わないでよぉっ///」

鋭太「なんだよ、さんざエッチエッチ言ってた割りにそこは恥じらうのか!」

千和「だって・・・こんなのっ・・・」

千和「お、お漏らしみたいで・・・恥ずかしいっ・・・///」ギュウ

鋭太「」ムラムラムラッ

37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/03(日) 23:05:42.42 ID:wi8OuW7nO
鋭太「恥ずかしがらなくていい」

鋭太「気持ちがいいからなることなんだからな」

鋭太「我慢もしなくていい」キリッ

千和「うぅぅ・・・えー君の癖にぃ・・・・・・」

千和「!」

千和「えー君もこんなにしてる癖にぃっ!エイッ」ギュウ

グチュウウウ

千和・鋭太「!」

鋭太「(う、うぉぉ・・・し、知らぬまに俺の方もズボン越しですら汁が滲むほどにぃぃ!?)」


鋭太「(はずかしぃぃぃぃぃぃぃぃぃ///)」

39: ならよぉっ! 2013/02/03(日) 23:09:13.16 ID:wi8OuW7nO
チワ「・・・」グッ

カチャカチャズルッ

鋭太「おぃっ」

ぶるんっ!

ビンビン!

チワ「・・・ほぁ・・・凄い」

ギンギンギンギン

鋭太「(なに反応してんた俺っ!)//」カァァ


チワ「・・・」

はむっちゅっ

鋭太「あふぅわぁっ!?」ビクビク

42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/03(日) 23:12:58.35 ID:wi8OuW7nO
チワ「んっ・・・・・・んっ・・・・・・」

チュポッ・・・チュポッ・・・

鋭太「ち、チワ・・・あぐっ・・・」ビクビク

チワ「んっ・・・大ひょうぶ・・・だはらぁっ・・・」

ちゅぷちゅぷ

鋭太「はぁっ・・・はぁっ・・・」

チワ「」

ぐちゅぱっぐちゅぱっ

鋭太「ち、チワっ!もうっ!」

びっ!

びゅびゅびゅっ!ぴゅっ!

46: 女じゃないから完全に野郎妄想 2013/02/03(日) 23:18:29.50 ID:wi8OuW7nO
チワ「ぱふわぁっ」

チワ「凄い・・・(飛んでた・・・)」

鋭太「はぁっ・・・はぁっ」ビクッビクッ

鋭太「(す・・・凄かった・・・)」

鋭太「(フェラがあんなに凄いとは・・・)」

チワ「(うまく、できた・・・よね?)」

チワ「(えー君、気持ち良さそうだったし)」

チワ「(調べてた時は、こんなことわたし出来るのっ?って不安だったけど・・・)」

チワ「(えー君の見てたら・・・なんか凄く、してあげたくなった・・・)」

50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/03(日) 23:27:19.65 ID:wi8OuW7nO
ぐっちょりべっちょり・・・

チワ・鋭太「」


鋭太「・・・服、脱ぐか」

チワ「ん、うん」

鋭太「」カチャヌギッヌギッポイッ

チワ「」ヌギッ、ヌギッ

鋭太「チワ・・・」ギュッ

チワ「あん(えー君全部脱ぐのはやい・・・)」

鋭太「横になって」

チワ「」ドサッ

52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/03(日) 23:30:37.40 ID:wi8OuW7nO
鋭太「(ほんとぐっしょりだな・・・)」グイッ、ズルッ、スルスルスル・・・

チワ「(あ・・・・・・えー君の・・・・・・)」

スルスルスル・・・ポイッ

チワ「(また凄くなってる・・・)」ドキドキ

ギンギンギン

チワ「(やっと、あの日以来のえー君とのエッチ・・・・・・)」

ジワッ

鋭太「!(また濡れが・・・)」ムラムラッ


ギンッ!ギンッ!ギンッ!

54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/03(日) 23:33:35.71 ID:wi8OuW7nO
鋭太「・・・チワ」ズイッ

クチュッ

チワ「えーくぅん・・・」ドキドキ

鋭太「行くぞ」

グイッ・・・ズ・・・

チワ「ん・・・・・・きてっ・・・・・・」ギュッ


クチュッ、プッ・・・ズッ・・・・・・


ズズズ、ズッ・・・・・・

チワ「はぁっ・・・ぁんっ/////」ギュウウ

58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/03(日) 23:43:29.49 ID:wi8OuW7nO
グググッ・・・グッ

鋭太「はぁっ!・・・チワ、大丈夫か?」

グッグッ

チワ「んっ、んっ・・・///」コクコク


鋭太「(・・・!!っ!こらえろっ!こらえろ俺っ・・・!)」グッ

鋭太「(無茶苦茶にしたいなんて気持ちは抑えろっ・・・!ダメだ!)」グッグッ

チワ「ん、ふぁ・・・」ビクッ

鋭太「(こらえろこらえろこらえろこらえろっ!!)」グチュ


鋭太「(可能な限り冷静に・・・ゆっくりと、ゆっくりとだ)」

・・・ジュッ、ポッ・・・ジュポッ・・・グチュッ


ギッシ・・・・・・ギッシ・・・・・・ギッシ

59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/03(日) 23:49:12.38 ID:wi8OuW7nO
チワ「あっ!・・・はぁっ・・・あんっ・・・あんっ・・・・・・あんっ!」

ギッシ・・・ギッシ・・・ギッシ・・・

グチュ・・・クチュッ、グチュ・・・グチュ

鋭太「ふっ・・・ふっ・・・はあっ・・・・・・んっ」

グッグチュ、グッグチュ・・・クチュッ・・・グチュ

チワ「あはあっ!・・・はぁんっ・・・はぁっ・・・はぁっ!」

ギッシギッシ・・・ギッシギッシ・・・

鋭太「はぁっはぁっ・・・んっんっ!」グググッグググッ

チワ「うぁんっ、あ!・・・ああぁっ!」

グッチョングッチョングッチョングッチョン

ギッシギッシギッシギッシ!ギッシギッシギッシギッシ!

62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/03(日) 23:55:44.87 ID:uyk/n7OU0
グッチョングッチョングッチョングッチョン

ギッシギッシギッシギッシ!ギッシギッシギッシギッシ!
ワロタ

63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/03(日) 23:56:56.27 ID:wi8OuW7nO
鋭太「はぁっはぁっはぁっ(感じてよがるチワ・・・すげぇ・・・)」ギンッギンッ

チワ「あっあっ!あっあっ!えーくんっ!えーくんっ!!」ギュウ

鋭太「(淫らに開いた脚・・小刻みに揺れる胸・・汗だくの額・・・)」ズッパズッパズッパ

チワ「あんっ!ああ、ああぁぁっ!・・・やぁぁっ・・・!」

鋭太「(小さな手で・・・シーツを必死に掴んで・・・)」

ギッシギッシギッシギッシギッシギッシギッシギッシ

チワ「えーくんっ!えーくんっっっ!」

鋭太「(堪らねぇ・・・・・・っ!!)」

65: 擬音センスは許してwww 2013/02/04(月) 00:02:52.14 ID:QD4Nz+hJO
鋭太「はあっ・・・チワっ!チワっ!」ダキッギュウウ

グッチョグッチョグッチョグッチョ

チワ「えーくんっ!えーくんっ!」ギュウウ

鋭太「はあっ・・・チワァッ!」グッグッグッグッ

チワ「ああんっ!やああっ!」ギュウウ

鋭太「(突きたいっ!チワの奥の奥まで・・・っ!)」グイッ・・・ズッズッ

チワ「あふ、ぅうっ・・・ふっ・・・ふあっあっ!!」

鋭太「(奥の奥にっ!!)」ギュウ

パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!

チワ「あああああああっっ!!!」ビクビクビクビク

67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/04(月) 00:08:40.54 ID:QD4Nz+hJO
ギッシギッシギッシギッシ

チワ「え・・・えーくん・・・ハァ・・・ハァ」ウルル

鋭太「チワ・・・チワッ!」パンパンパンパン

ギッシギッシギッシギッシ

鋭太「ごめん・・・チワッ!ごめん・・・とまらなくてっ!」パンパンパンパン

ギシギシギシギシ

鋭太「優しくしなきゃなのにっ・・・止められないっ!!」パンパンパンパン

ギシギシギシギシギシギシギシギシ

鋭太「気持ち良すぎてっ!・・・お前を抱き尽くしたくてしかたない!!」パンパンパンパンパンパンパンパン

70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/04(月) 00:15:29.33 ID:QD4Nz+hJO
チワ「だいしょうぶ・・・だよ・・・」スッ

ギシギシギシギシギシギシギシギシ

鋭太「チワ・・・」グス

ギシギシギシギシギシギシギシギシ

チワ「あはっ・・・んっ・・・気持ち、いいよっ・・・」

グッチュグッチュグッチュグッチュ

チワ「嬉しいよっ・・・えーくん・・・」ニコッ

鋭太「チワ・・・」

ギッシギッシギッシギッシ

チワ「舐めないでよ、ねっ・・・はぁっ・・・」

71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/04(月) 00:16:38.29 ID:QD4Nz+hJO
チワ「怪我しようが、これでも、わたし・・・もと剣豪なんだか、らっ・・・はんっ・・・!」

パンパンパンパン

チワ「えー君のへっぴり腰なんか、よゆーで受け止められちゃうんだからっ・・・!」ギッシギッシギッシギッシ

鋭太「チワ・・・」

ギシギシギシギシ

鋭太「・・・はは」

チワ「・・・ふふッ」

鋭太「言うなコイツっ!」

ギシギシギシギシギシギシギシギシ

73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/04(月) 00:21:53.91 ID:QD4Nz+hJO
鋭太「チワは、強いな」グッチュグッチュグッチュグッチュ


チワ「んっ・・・えーくんがいるからだよっ・・・はんっ!」

ギッシギッシギッシギッシ

チワ「えーくんがいてくれるからわたし、頑張れるっ」ニコッ

鋭太「チワ・・・」ギンギンギンギン

鋭太「チワッ!!」ギュッ

グッグッグッグッ
ギシギシギシギシ

鋭太「好きだっ!チワァッ!」ダキッギュウウ

ギシギシギシギシ

チワ「わたしも大好きだよっ!えーくんっ!」ダキッ

75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/04(月) 00:26:38.32 ID:QD4Nz+hJO
鋭太「チワの中でイキたい!」パンパンパンパン

鋭太「このままチワにっ!」パンパンパンパン

チワ「んっ・・・・・・きて・・・・・・!!」ギュウ

チワ「わたしの中に・・・きてっ・・・・・・!!」

鋭太「チワッッッ!!!」

パンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパン

チワ「・・・あ、あっ!あぁっ・・ああああああああっ!!!」ビクビクビクビク

ギシギシギシギシギシギシギシギシギシギシギシギシギシギシギシギシ

鋭太「うぁ・・・・・・は、あっ!・・あっ!」ビクンビクンビクンビクン

びゅっ・・・・・・


びゅるるるるるるるるるるるるる!!!

チワ・鋭太「はあっ・・・はあっ・・・はあっ・・・はあっ」ダキッ

77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/04(月) 00:35:08.37 ID:QD4Nz+hJO
チワ「あはぁっ・・・はあ・・・はあっ・・・」ビクッビクッ

鋭太「はあっはあっはあっ・・・はあっ・・・」ビクンビクン

チワ「はぁ・・・えーくん・・・」ギシッ

チワ「んっ」

鋭太「んむっ」

チュッ、チュウ・・・チュパッムチュ・・・

チワ「」トローン

鋭太「」ダキッ

チワ「んっ」ダキッ

78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/04(月) 00:35:27.41 ID:hvCmKDme0


80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/04(月) 00:40:34.09 ID:QD4Nz+hJO
>>78
助かった

こんな遅筆に最後まで付き添ってくれてマジでありがとう

79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/04(月) 00:38:18.36 ID:QD4Nz+hJO
チワ「えーくんの心臓・・・ドクドクいってる・・・」スリッ

鋭太「・・・俺もチワのが分かる・・・」

チワ「凄く速いのに・・・聞いてて凄く落ち着く・・・」ピトッ

鋭太「俺もだ・・・」ナデナデ

チワ「///汗、ぐっしょりだね」

鋭太「ほんとにな」


鋭太「拭くか?」

チワ「んーん、このままでいい」

チワ「今は・・・こうしてたい・・・」


おわり

81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/04(月) 00:41:01.67 ID:hvCmKDme0
おつおつ

82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/04(月) 00:41:06.76 ID:QaYSTcfA0
よくやった乙

83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/04(月) 00:41:29.55 ID:YWyAgNGr0

良かったぞお

85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/04(月) 00:44:27.98 ID:QD4Nz+hJO
他の皆も④&読んでくれて乙&ありがとう

ではまたノシ

梓「この雪じゃ帰れませんね・・・」

2013-03-15 20:16:01 | けいおん
1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 00:17:33.16 ID:vrL1+9bb0


ぶしつ!

唯「う~ん」ゴロゴロ

梓「さ、練習しましょう唯先輩」

唯「え~まだ2人じゃ~ん」




4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 00:18:56.89 ID:vrL1+9bb0


梓「日々の積み重ねが大事なんです!」

梓「それにせっかく久しぶりにHTTが揃うからって休日にさわ子先生が部室貸してくれたんですから」

唯「え~寒いよ~」

梓「じゃあ暖房つけましょうよ」

唯「私エアコン苦手なの知ってるでしょ~」


5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 00:19:34.61 ID:vrL1+9bb0


梓「じゃあどうしろってんですか」

唯「ふふふ・・・いい考えがあるよ!」

梓「・・・?なんですか」

唯「あずにゃんギュ~」ダキッ

梓「・・・・・・・・もう」


7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 00:21:14.30 ID:vrL1+9bb0


唯「あれ?なんか思ってた反応と違うね」

梓「先輩の考えることは・・・」

唯「ん?」

梓「もう手に取るようにわかりますよ」

唯「ええ~!?」


11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 00:24:03.31 ID:vrL1+9bb0


梓「もうどれだけ一緒にいるとおもってるんですか」

唯「でも最近は私たちが卒業してから会えてないじゃん」

梓「先輩は単純ですから」

唯「先輩に対する態度じゃないよねそれ」

梓「え?後輩っぽくして欲しいんですか?」


12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 00:24:53.01 ID:vrL1+9bb0


唯「ちょっとやってみてよ」

梓「では・・・ゴホン」

梓「平沢先輩、軽蔑しました」

梓「練習しないのは軽音部としてどうかと思います」

梓「ほんと最低です」


14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 00:25:38.82 ID:vrL1+9bb0


梓「以上です」

梓「どうでしたか」

唯「・・・・・・・・・・・・・・・」

唯「・・・・・・・・・」

唯「・・・・うぅ」グスン

唯「ひっく・・・うぇ」グスグス


15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 00:26:33.63 ID:vrL1+9bb0


梓「ちょ!?何泣いてるんですか!?」

唯「だってあずにゃ・・・きら・・・ぃって」グス

梓「冗談ですから!冗談ですから!」

梓「好きですってば!嘘に決まってるじゃないですか!」


16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 00:29:05.90 ID:vrL1+9bb0


唯「ほん・・・とぉ?」ウルウル

梓「うっ・・・///ほんとですよ」

梓「だから泣き止んでください。ね?」

唯「・・・・・・うん!」グシグシ


17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 00:29:46.78 ID:vrL1+9bb0


梓「もう・・・先輩がやれって言ったんじゃないですか」

唯「悪口を言えとはいってないじゃん!」

梓「まぁ・・・アレを言われてもおかしくはないことは自覚してほしいです」

唯「でもあずにゃんは私のこと好きなんでしょ?」

梓「・・・・・覚えていましたかあの言葉」

唯「えへへ~嬉しいな~」


20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 00:36:30.85 ID:vrL1+9bb0


唯「私もあずにゃん大好き!」

唯「それに憂や和ちゃんや軽音部のみんなもね!」

梓「そうですか・・・はぁ・・・」

唯「ん~?あずにゃん嫉妬~?」ニヤニヤ

梓「・・・そんな訳ないでしょう」


22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 00:39:35.67 ID:vrL1+9bb0


唯「心配しなくてもあずにゃんは特に大好きだよ!」

梓(まあ私の好きと先輩の好きは・・・違うんでしょうね)

唯「・・・?どしたのあずにゃん」ニコニコ

梓(人の苦労もしらないで・・・)

唯「えへへ~あずにゃん分補給~」ギュゥゥ


24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 00:44:07.64 ID:vrL1+9bb0


梓(あったかい・・・)

唯「んん・・・あずにゃんあったかくて眠くなってきたぁ・・・」

梓(あったかいのは先輩でしょう・・・)

唯「あず・・・にゃ・・・」zzzzz

梓「ん・・・」zzzz


25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 00:47:47.54 ID:vrL1+9bb0


______________________
_____________
_______

梓「・・・・・・うぅん・・・・」

唯「zzzzzzzzz」

梓「ん・・・・アレ?」

梓「今・・・え!?10時!?10時間も寝てたの!?」

梓「ちょ、唯先輩起きて!」ユサユサ


26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 00:53:13.01 ID:vrL1+9bb0


唯「ん~憂~後5分~」

梓「むっ・・・」イラッ

梓「唯先輩!!!!!」

唯「ん~・・・んぇ?あずにゃん?」

梓「やっと起きましたか」(何憂にまで嫉妬してんだろ私・・・)

唯「おはよ~あずにゃん」


28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 00:55:16.48 ID:vrL1+9bb0


梓「おはよ、じゃありません!」

梓「大変です!もう10時です!」

梓「早く帰らないと!」

唯「えぇ!?見回りとかこなかったの!?」

梓「さぁ・・・音楽室は面倒だから来なかった、とかですかね」

唯「職務怠慢もいいとこだよ全く!」プンプン


30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 01:00:35.04 ID:vrL1+9bb0


梓「他の先輩方はどうしたんでしょうか」

唯「あ、メール来てるや」

唯「なになに・・・雪がひどくなりそうだからまた今度にしようだって」

梓「え、雪?」チラッ

梓「!!!!」


31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 01:06:10.16 ID:vrL1+9bb0


ゴオォォォォ

唯「すごいねあずにゃん!これなら雪合戦でもかまくらでもなんでもできるね!」

梓「のんきなこと言ってる場合じゃないでしょ!?」

梓「これじゃ帰るに帰れませんよ!」

唯「そっか、私も寮に帰れないや」


32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 01:13:47.87 ID:vrL1+9bb0


唯「あずにゃん親御さんから連絡ないの?」

梓「ライブであと一週間は帰りません」

唯「ん~・・・ここに泊まろっか?」

梓「え!?いやいやそんなの無理でしょう!?」

梓「許可とってませんし・・・布団も寝袋もないですし」

唯「でもこの雪じゃ先生も残ってないよ?」

梓「ちょっと見てきます・・・」


33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 01:21:02.85 ID:vrL1+9bb0


__________________
__________
______

梓「誰もいませんでした・・・」

唯「じゃあしょうがないね」

梓「・・・・・・・」

唯「ん?どったのあずにゃん」

梓「唯先輩妙に落ち着いてますね」


35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 01:26:39.18 ID:vrL1+9bb0


唯「そうかな?えへへ、大学入って大人になったからね!」

梓(そっか・・・)

梓「唯先輩も・・・変わっちゃうんですかね・・・」

唯「え?」


37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 01:31:01.02 ID:vrL1+9bb0


______________________
____________
______

梓「上にかけるものもロクにないですし・・・」

梓「寄り添い合って寝るしかないですね」

唯「え!?あずにゃん抱きながら寝ていいの!?」

梓「緊急事態ですししょうがないですから」


38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 01:31:33.87 ID:vrL1+9bb0


__________________
___________
______

唯「あずにゃん寒くない?」ギュ

梓「ええ、大丈夫です」ギュ

梓「唯先輩・・・すみません、こんなことになっちゃって」


39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 01:32:11.78 ID:vrL1+9bb0


唯「・・・あずにゃんのせいじゃないよ」

梓「いえ・・・私がもっとしっかりしてれば・・・」

唯「・・・・・」ギュウゥ

梓「ん・・・・」zzzz

唯「よしよし」ナデナデ


41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 01:33:21.94 ID:vrL1+9bb0


________________
_________
_____

数時間後

唯「うぅ・・・寒・・・」ガチガチ

梓「さすがに毛布1枚じゃ・・・」カタカタ

唯「ほんとにやばいかな・・・これ」

梓「・・・・・・・・・・唯先輩」


43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 01:37:58.48 ID:vrL1+9bb0


梓「服、脱いでください」

唯「え・・・?」

唯「まさかあずにゃん私の服を重ね着する気!?」

唯「私に死ねと・・・」

梓「・・・・・・・・・」

唯「・・・・冗談だよ」


44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 01:38:47.92 ID:vrL1+9bb0


梓「こういう時は裸で温め合うといいらしいです」

唯「え・・・・・・本気?」

梓「このままじゃ万が一ってことになりかねないですから」

梓「唯先輩にもしものことがあったら私・・・」

梓「せっかく久々に会えたのに・・・」

唯「・・・・分かった。緊急事態だもんね」


45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 01:39:19.74 ID:vrL1+9bb0


唯「私・・・あずにゃんならいいよ・・・?」

梓「え・・・・?」

唯「優しくしてね・・・?」

梓「なんか勘違いしてません?」

唯「えへへ~冗談冗談」

梓「・・・・・・もう」


46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 01:40:07.10 ID:vrL1+9bb0


___________________
__________
______

梓「寒くないですか?」

唯「うん・・・さっきよりだいぶあったかいよ」

唯「濃厚なあずにゃん分が流れ込んでくるね!」


47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 01:40:41.40 ID:vrL1+9bb0


梓「・・・・・・・・・・・唯先輩」

唯「ん?あ、寒かった?」

梓「もっとあったかくなる方法があります」

唯「え・・・・?」

梓「さっき唯先輩が言った冗談の内容、です」


49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 01:42:10.63 ID:vrL1+9bb0


梓「こうなったのは私の責任ですし・・・」

唯「・・・・・ダメだよそんなの」

梓「・・・・・そうですよね」

梓「すみません・・・気持ち悪いですよね」

唯「ううん・・・こんなことで体捨てちゃだめだよ」


50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 01:43:15.89 ID:vrL1+9bb0


唯「責任感じてるの?」

唯「なんかあずにゃん変だよ?」

梓「変なんかじゃありません・・・」

唯「そんなことするのあずにゃん嫌でしょ?」

梓「そんなことって・・・」


51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 01:44:15.01 ID:vrL1+9bb0


唯「さっき私が言ったのは冗談なんだよ?」

唯「催促してるように聞こえちゃったかな・・・」

唯「ごめんね?あずにゃん、嫌だったね・・・?ちょっと冗談が」

梓「嫌なんかじゃありません!!!!」


52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 01:45:22.93 ID:vrL1+9bb0


梓「なんなんですか唯先輩は!?」

梓「普段からあんなに抱きついてきて・・・」

梓「思わせぶりなことしといて・・・」

梓「さっきだって・・・私も大好きって言ったと思えばみんなが大好き!?」

梓「私の好きと唯先輩の好きは違うんですよ!」


53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 01:46:09.26 ID:vrL1+9bb0


梓「ふざけないでくださいよぉ・・・」

梓「あんなこと言われたら・・・」

唯「・・・・・・・・・・・・」

梓「勘違いしちゃうじゃないですか・・・」

梓「もしかしたら唯先輩も・・・って」

梓「期待、しちゃうじゃないですか・・・」

梓「うぅ・・・」ポロポロ


54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 01:46:51.53 ID:vrL1+9bb0


唯「あずにゃん・・・」グイッ

唯「私言ったよね・・・?」

梓「え・・・・?」

唯「あずにゃんが特に大好きって・・・」


55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 01:47:39.44 ID:vrL1+9bb0


唯「私だってそんなバカじゃないよ?いくら女の子どうしでも裸で抱き合うなんて憂でも許可しないよ」

唯「あずにゃん・・・」チュッ

梓「あ・・・・」

唯「私もう引き返せないよ?」

唯「今まで抱きつきだけで我慢してた分・・・」

唯「全部はきだしちゃうよ?」


58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 01:49:47.82 ID:vrL1+9bb0


梓「上等です、私の我慢してた思いにくらべればそんなの・・・」

唯「やっぱり私達ってバカだね・・・2人しておんなじ気持ちだったのに」

梓「そうですね・・・もっと早く言うべきでした」

唯「いいんだねあずにゃん・・・いくよ・・・?」

梓「やって、やるです」


62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 02:04:29.07 ID:vrL1+9bb0


梓「唯先輩っ」チュウゥ

唯「ん・・・ぷはっ・・・あず・・・にゃっ」

梓「ふふ・・・すぐにあったかくしてあげます」

唯「んっ・・・あっ・・・んんっ」

梓「我慢してた分・・・覚悟してくださいね・・・?」


63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 02:07:13.43 ID:vrL1+9bb0


唯「ああっ・・待って・・・んっ!」

梓「ダメです、もう待てません」

唯「あ・・・ずにゃっ・・・どこでっ・・・こんな・・・ぁああっ!」

梓「初めてに決まってるじゃないですか」

梓「私の初めては唯先輩にあげたいですし」


64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 02:10:31.73 ID:vrL1+9bb0


唯「にしては手馴れて・・・んんっ!!」

梓「妄想してたから・・・唯先輩で」

唯「へっ・・・変態っ・・・///このエロにゃん!」

梓「エロにゃんで結構です」

梓「唯先輩、唯先輩に跡つけていいんですね?」

唯「・・・・・・」コクッ


66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 02:13:01.80 ID:vrL1+9bb0


梓「終わったら私にも・・・お願いします」

唯「うん・・・あずにゃん焦らさないでよぉ」

梓「じゃあ・・・いきますよ唯先輩」


68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 02:16:56.97 ID:vrL1+9bb0


_______________________
_______________
________










チュンチュン

唯「ん・・・あ、朝か」

唯「ふぅ・・・ほらあずにゃん起きて」

梓「・・・・・・ふぇ」グテー


69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 02:18:16.95 ID:vrL1+9bb0


唯「ふふ・・・私の勝ちだね・・・」

梓「うぅ・・・まさか逆転されるなんて・・・」

唯「あずにゃんにされたことし返しただけだよ?」

唯「ちょっとアレンジ加えたけど」

梓「無駄に天才的ですね・・・うぅ・・・まだ足が震える・・・」

唯「愛の成せる技だね!」


70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 02:18:55.90 ID:vrL1+9bb0


唯「ほら雪やんだよ?」

唯「風邪ひく前に服着て私達の部屋に帰ろ?」

梓「私達・・・?」

唯「ほぇ?だってあずにゃんが入学したら同棲するでしょ?」

梓「・・・・・・・はい!」


71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 02:19:56.43 ID:vrL1+9bb0


梓「じゃあ帰ったら第2ラウンド開始です」

唯「え”・・・・」

梓「次は唯先輩が果てるまで私倒れませんから」

唯「ええ~流石にもう無理だよ~あずにゃぁぁん」


72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 02:20:28.75 ID:vrL1+9bb0


梓「ふふ・・・・唯先輩」

唯「うん?」

梓「・・・愛してます」

唯「・・・・・私も愛してるよ」

梓「ん・・・・」チュッ



おしまい


73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 02:21:39.09 ID:vrL1+9bb0


ありがとうございました

もう遅いんで寝ます


74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 02:23:06.89 ID:24TrRRCRO


GJ!!


75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 02:25:04.66 ID:uZxl5uRw0


乙でした!


78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 02:27:16.52 ID:abPdcFKD0


乙です


80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 02:31:24.92 ID:fW6DzH2p0


たまにはいいもんさベタなのも!


梓「先輩方の寝顔を見るです」

2013-03-15 19:55:13 | けいおん
1 : ◆LeM7Ja3gH2ba [... - 2013/03/11 21:17:50.93 M8+EO8oN0 1/47
ども、中野梓こと百合にゃんです。

今日は軽音部の皆で、ムギ先輩の別荘へ合宿に来ています。

もちろん真面目で可愛い後輩の百合にゃんは、率先して練習をしようと呼びかけたりして頑張りました。

まあ内心は、私にはあまり見慣れない私服姿で、汗をかきながら演奏する先輩方の姿を見ながらクンクンしたり、
ご飯の時に『あーん』されるように上手く立ち回って間接キスしたり……

後は、皆でお風呂に入った時にたっぷり目の保養をさせて頂いたりしましたけどね♪




4 : ◆LeM7Ja3gH2ba [... - 2013/03/11 21:19:08.55 M8+EO8oN0 2/47
当然、賢い百合にゃんはこんな本心を先輩方に悟られてはいません!

さすが☆

そして皆さん。今は深夜ですよ深夜っ!

某超有名バンドのドラムさんじゃありませんよ?

深 夜 です!!!

そう、皆さん眠っていらっしゃいますっ!

つまり! 先輩方の寝顔を見るチャンスッッッ!!!!!

8 : ◆LeM7Ja3gH2ba [... - 2013/03/11 21:20:46.74 M8+EO8oN0 3/47
────────────────────────

梓「はい、という事で皆さんいかがお過ごしですか? 中野梓です。
今晩も熱帯夜で嫌になりますね」

え? このSSが投下された時期は春でそんなに暑くないって?

私そんなメタ的な事は知らないです。

梓「さて。今、私は唯先輩の部屋の前にやって来ています」

今回の合宿では一人一部屋を貸して頂いているので、
この部屋の中では唯先輩が一人で眠っているという事になりますね。

これから先輩方の寝顔をチェック! 百合にゃんチェックッッッ!!
しようと思いますが、一番手は唯先輩です。

梓(理由は簡単、私の部屋の隣だからですっ!)

こうやって、近い順に先輩めぐりをして行こうと思うです。

9 : ◆LeM7Ja3gH2ba [... - 2013/03/11 21:22:02.62 M8+EO8oN0 4/47
梓「それでは早速……と、その前に」


ドア『やあ☆』デデデデーーーーン!


鍵のかかったドアが私の前に立ちふさがります。

梓「まあ当然ですね」

でも百合にゃんにとってはこんなもん、どって事ないです。

梓「右手人差し指の、手の甲側・第二関節でドアノブの上部を二回ほど叩いて……」コンコンッ


ガチャッ。


はい、鍵さん開いたですっ!(テッテレー!)

梓「ではいざ突撃するです! やってやるですっ!」

11 : ◆LeM7Ja3gH2ba [... - 2013/03/11 21:23:20.64 M8+EO8oN0 5/47
────────────────────────

梓(さすがに唯先輩だけあって、エアコンつけてないですね。
中も暑いです)


ソロリソロリソロ~リ。


……居たいた。居ましたです。

唯「くー、くー……」

梓(ふふふふ、幸せそうに寝ちゃって! 可愛いなぁ)

唯「ん~、駄目だよムギちゃん。
それは私のふわふわ時間だよぅ……」ムニャムニャ

梓(どんな夢を見てるんだろ)

13 : ◆LeM7Ja3gH2ba [... - 2013/03/11 21:24:30.92 M8+EO8oN0 6/47
ま、そんな事より……

唯「んー……」モゾモゾ

梓(半袖のTシャツにショートパンツっ!)

エアコンつけてないからか、あるいはこれが先輩の元々の寝相の悪さなのか、蹴飛ばされた布団っっ!!

梓(そしてうっすら汗ばんだ身体っっっ!!!)

ひっほうっっっっっ!!!!!

15 : ◆LeM7Ja3gH2ba [... - 2013/03/11 21:25:25.09 M8+EO8oN0 7/47
梓「(ゴクリ)よ、よしっ、では早速……」


ケータイ!


梓(写メ撮るです! 撮りまくりですっ!)パシャパシャ

引き続きっ!

梓(動画さんです!)ジー

ああたまらんですね最高ですねっ!!!

16 : ◆LeM7Ja3gH2ba [... - 2013/03/11 21:26:48.61 M8+EO8oN0 8/47
唯「……むー……」ゴロン

梓「!!!!!」


腋っ!!!!!!!!


梓(寝返りをうち、それで腕を上げた唯先輩のTシャツの袖口から覗くそれはまぎれもなく──)


唯 先 輩 の 腋 の 下 ッ ! ! !


梓「これはなんて宝物発見! 百合の女神様からのプレゼントですね……っ!」

唯先輩は腋の下を舐めるのがだいすきみたいで、恋人であるムギ先輩のをよくペロペロしているらしいです。

梓(そういえばお風呂の時もやろうとしてムギ先輩から、

『人前だから///』

ってたしなめられてましたね)

17 : ◆LeM7Ja3gH2ba [... - 2013/03/11 21:27:53.91 M8+EO8oN0 9/47
しかしっ!

ペロペロする側専門なのはあまりにももったいないほどの神々しいまでの腋っ!

これでは先輩の腋の下さんが可哀想ですよね。

もしかしたらもうムギ先輩からされてるかもですが……

梓(舐めましょう)


ギシッ。


梓(ベッドに乗って!
唯先輩の腋の下を!!
私がッッッッッ!!!)

唯「ぐー……」

梓(わわわ、唯先輩の腋が目の前に……!)


クンクン。


梓(どこかミルクのような先輩の香りと、汗の匂い……)

18 : ◆LeM7Ja3gH2ba [... - 2013/03/11 21:29:21.31 M8+EO8oN0 10/47
最 高 傑 作 香 り ですっ!


ペロペロ。


梓(ふむふむ、これが唯先輩の味ですか)

激うまですねっ!


ペロペロペロ。かぷっ。


唯「……ん?」パチッ

梓「!!!」

唯「あれ~、あずにゃん……?」ボー

百合にゃんお布団にダイブ。


ポフッ。


唯「どうして私の部屋に居るの……???」ボーッ

19 : ◆LeM7Ja3gH2ba [... - 2013/03/11 21:31:21.09 M8+EO8oN0 11/47
梓「ぐー。ぐぐーっ……」

唯「……?」

梓「ん……たい焼き……」ムニャムニャ

唯「……まあいっか」

唯先輩お布団にポテッ。

唯「ぐー……」

梓「…………」


むくり。


梓「ふっ、危なかったです」

……………………

…………

梓(こうして身も心もぽかぽかになった私は、唯先輩のお部屋を後にしたのでした)

20 : ◆LeM7Ja3gH2ba [... - 2013/03/11 21:33:45.02 M8+EO8oN0 12/47
────────────────────────

梓「いやはや、とても美味しい腋の下を頂きましたっ!」

ニコニコで別荘の廊下を歩く百合にゃん。

梓(もちろん、これで終わりではありませんっ)

次は……

梓「律先輩ッ!」

私の前に、律先輩が眠るお部屋の扉が現れました。

梓「それでは……」


コンコンッ。

ガチャッ。


梓「行くですっ! 律先輩!」

23 : ◆LeM7Ja3gH2ba [... - 2013/03/11 21:35:28.45 M8+EO8oN0 13/47
────────────────────────

梓(さてさて……)

律「すやすや……」

──居ましたっ! 律先輩です! 気持ち良さそうに寝てます!

梓「しかし、可愛らしい寝顔だな……」

カチューシャを外しているというのもあるのでしょうが、
起きている時の元気いっぱいな先輩とはまるで別人のようです。


クンクン。


梓(うーむ、なんと健康的な匂いがするのでしょう!)

これはもう辛抱たまりませんねっ!


すっ……


私は、先輩の顔に流れる前髪をそっとかき分けます。

24 : ◆LeM7Ja3gH2ba [... - 2013/03/11 21:36:34.97 M8+EO8oN0 14/47
律「ん……」

梓(サラサラしてるです)


クンクン。


梓(律先輩の髪の毛は太陽みたいな匂いがしますです!)

律「う……ん、やめろよ……
そんな事したら、ダメ……」

梓「なんでですか?」

律「だって……恥ずかしいよ……」

おや?

26 : ◆LeM7Ja3gH2ba [... - 2013/03/11 21:37:52.76 M8+EO8oN0 15/47
梓「全然おかしくないですよ? ずっと嗅いでいたいくらい良い匂いです」

律「そ……そんなのおかしーし……っ」

なんと、律先輩は寝言で会話出来る人でした!

いやぁ、写メ・動画だけでなく、録音もしといて大正解でしたね。

コレ、着信音にしましょうか?

梓「おかしくなんてありません。
ほら、このおでこだって素敵じゃないですか……」


チュッ。


律「ふぁ……」

27 : ◆LeM7Ja3gH2ba [... - 2013/03/11 21:39:24.08 M8+EO8oN0 16/47
しかし、こんな風に恥ずかしがり屋さんな律先輩はほとんど見た事がありません。

案外、こっちの方が素なんでしょうね。


ペロ……


梓「ふふっ、律先輩のおでこ……甘くてとっても美味しいですよ?」

律「……おい、梓?」


チュッ。


梓「ほらほら。くすぐったいのはわかりますが、そんなに動いちゃいけませんよ」

律「いや、梓」

28 : ◆LeM7Ja3gH2ba [... - 2013/03/11 21:40:43.79 M8+EO8oN0 17/47
梓「もうっ! 今良い所なんですから律先輩は邪魔しないで下さいっ!」

律「お、おうっ!
……じゃなくて、こら」

梓「……はっ?」

律「何やってんだお前」

梓(先輩起きてるし! いつの間に!?)

こんなの百合にゃん想定外ですよっ! 想定外じゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁんっ!?

梓「え、えと……」

律「?」

梓「あずにゃん寝ぼけちゃったにゃんっ☆」ニャフ!

30 : ◆LeM7Ja3gH2ba [... - 2013/03/11 21:41:27.37 M8+EO8oN0 18/47
……………………

…………

追い出されました。

31 : ◆LeM7Ja3gH2ba [... - 2013/03/11 21:42:37.25 M8+EO8oN0 19/47
────────────────────────

梓「ふう、またまたピンチだったなぁ」

胸を撫で下ろしながら、私は次のお部屋へ向か……う前に、お台所で飲み物を頂きました。

梓「ちょっと喉渇いちゃったからね」


ゴクゴクゴク。


さっきのあのボケは、当然狙いがあってやりました。

32 : ◆LeM7Ja3gH2ba [... - 2013/03/11 21:43:44.35 M8+EO8oN0 20/47
百合にゃんの可愛さで血路を開けるかもという期待もありましたが、
それよりも普段真面目な私があんな言動をする事で、本当に寝ぼけていただけだと思って頂けると計算したからです。

さすがにすぐ効果があるという訳にはいかなかったですが、
一夜明けたらそこは時間さんが何とかしてくれるでしょう。

さすが百合にゃん。

かしこい♪

梓「──ふう。喉も潤ったし……」

さあ、次ですっ!

35 : ◆LeM7Ja3gH2ba [... - 2013/03/11 21:47:11.12 M8+EO8oN0 21/47
────────────────────────

梓(むむむっ!
部屋に入っただけであまりにも濃厚に漂っているのがわかる、この女の子特有のかぐわしい空気っ!)

今のこの部屋の主は、そう……

澪「くー、くー……」

梓(桜が丘と私の憧れの大スター、秋山澪先輩っ!)

先輩は、薄手のTシャツに下はジャージを履いています。

梓(百合にゃんジャージすきです!
特に澪先輩のっ!!)

そして特筆すべき事は、布団を足で避け、枕をぎゅっと抱いている寝相っ!

梓(な ん て き ゃ わ わ っ ! ! !)

36 : ◆LeM7Ja3gH2ba [... - 2013/03/11 21:48:13.15 M8+EO8oN0 22/47
先輩は甘いお菓子みたいな歌詞をたくさん書かれてますが、
本当に一番甘いスイーツなのは澪先輩自身なんじゃないでしょうか?

食べちゃいたいよぉ。

澪「すやすや……」

梓(あーもう! その寝息を保存しておきたいくらいですっ!)

つーか、その体全体で枕を抱く太ももからつま先にかけてのラインとか最高!

梓(夏だから当然ですが、これが裸足なのもより百合にゃんポイントを高めていやがりますっ!)

37 : ◆LeM7Ja3gH2ba [... - 2013/03/11 21:49:21.10 M8+EO8oN0 23/47
てか部屋に充満するフェロモンだけでもういかんです!

梓(なので早速この素晴らしい体を……)


クンクン。


梓(これぞまさに女の子の香りだにゃんっ♪)テッテレー☆

ちょっと酸っぱくて甘い、女の子そのものの匂いがするです!

梓(そして、こんな足があったらほっとくなんて手はありはしないですね)


クンクンペロペロ。


梓「……ハァハァ///」ハァハァ

39 : ◆LeM7Ja3gH2ba [... - 2013/03/11 21:50:24.78 M8+EO8oN0 24/47
もはや言葉はいりませんです。

私は澪先輩の足を思う存分堪能すると、ターゲットを再び先輩の上半身に移しました。

梓「……でっかいなぁ」

それはとっても羨ましい、たわわに実ったみおっぱい。

いいなぁ。私も欲しいなぁ。

梓(まったくけしからんモンですよ!
こうなったら、こっちでも楽しませて貰わないといかんですねっ!///)


すっ。ぽいっ。


私は『百合にゃん奥義・其の334』を使い、澪先輩の腕の中にある枕さんを外して横に避けます。

41 : ◆LeM7Ja3gH2ba [... - 2013/03/11 21:51:25.10 M8+EO8oN0 25/47
これで、私と先輩の邂逅を妨害するものは何も無くなりました!

梓「やってやるです……っ!」フー、フー

私は小さく呟くと、先輩を抱き締め……

澪「ん~、んっ……」


ぎゅっ。


ようとしたところ、逆に澪先輩に抱き締められました。

これでは私、さっきまでの枕さんです。

42 : ◆LeM7Ja3gH2ba [... - 2013/03/11 21:52:34.25 M8+EO8oN0 26/47
梓(これはなんて幸運、福運、僥倖っ!)

百合にゃんはとっても良い子なので、百合の女神様がご褒美を与えて下さったのでしょう。


ぎゅぅぅ……


澪「ぬくぬく……」

梓「むふぅ///」

私の眼前には、みおっぱい。

これ以上ないくらい密着しているので、先輩の体臭もより強く嗅げます。

澪先輩の肩から胸の方へ流れる長い黒髪も近くにあるので、その艶やかでサラサラな感触だって味わえます。

44 : ◆LeM7Ja3gH2ba [... - 2013/03/11 21:53:55.91 M8+EO8oN0 27/47
澪「んふ……」ギュッ

やばいです。

エアコンの効いたお部屋と、澪先輩の体温との調和が絶妙に抜群で……

梓(……眠くなってきましたです)

45 : ◆LeM7Ja3gH2ba [... - 2013/03/11 21:55:11.67 M8+EO8oN0 28/47
……………………

…………

梓「もうっ、遊んでばかりいないで練習しましょうよう!」

えへへっ、皆さんと水遊び楽しいです!

律「後あとーっ!
つかお前も海、楽しんでるじゃんっ」バシャ!

梓「ちっ、違います! これは皆さんに付き合ってるからで……」

かーっ! 律先輩も澪先輩もムギ先輩も唯先輩も、水着似合いすぎですっ!///

唯「あずにゃん、海の水パシャーっ!」


パシャーッ!


梓「──ぷあっ!?」

もうもうっ、唯先輩たら可愛い事するなぁ☆///

46 : ◆LeM7Ja3gH2ba [... - 2013/03/11 21:56:32.44 M8+EO8oN0 29/47
紬「あらあらまあまあ♪」

そして、それを横でニコニコと見てるムギ先輩……

梓(その笑顔、下さい///)

梓「やりましたねーっ!? お返しですっ!」


パシャー!


律「ぺ。
って、なんで私なんだ中野ぉ!」

梓(怒りんぼさんな律先輩とちゅーしたいです///)

47 : ◆LeM7Ja3gH2ba [... - 2013/03/11 21:58:28.70 M8+EO8oN0 30/47
梓「次は唯先輩ですっ!」

唯「わーっ、逃げろぉ!」ザブザブ

紬「逃げろーっ♪」ザブ-

澪「おい、海の中とはいえはしゃぎすぎると危ないぞ」

梓(きゃ~っ!
つまずいたフリして澪先輩に飛びかかりたいですっ!///)

紬「うふふっ、澪ちゃんもほらっ♪」グイッ

澪「わっ!」

49 : ◆LeM7Ja3gH2ba [... - 2013/03/11 22:00:02.98 M8+EO8oN0 31/47
梓(──あ。なんかトイレ行きたくなってきちゃったかもです)

……………………

梓(……まあ仕方ないですね。バレないですよ、うん)


シィィ、シィ、ショォォォォォォォォォォ…


……………………

…………

梓「ふうーっ」

……ん?

澪「ん……あったかい……」ムニャムニャ

梓「あれ?」グッショリ

50 : ◆LeM7Ja3gH2ba [... - 2013/03/11 22:02:24.28 M8+EO8oN0 32/47
────────────────────────

梓「──よし」

さすがにあれはヤバいと、私は泣く泣く澪先輩の胸から抜け出して自分の部屋に戻り、着替えました。

梓「……あっ」

そういえば、澪先輩は私を抱き枕みたいにぎゅーしていたので、当然足を絡ませあってました。

梓(股間も密着していましたね)

それも百合百合☆超絶ラッキーだったのですが、
私はさっきのイレギュラー・事件の後そのままにしてきたので、もしあの状態で澪先輩が起きたら……

51 : ◆LeM7Ja3gH2ba [... - 2013/03/11 22:03:14.85 M8+EO8oN0 33/47
……………………

想像するとなんてキュート☆

梓(悲しいけどこれ、仕方ない事なのよね……)

私はこの悲劇を決して忘れまいと誓いながら、ムギ先輩のお部屋へと向かう事にしました。

52 : ◆LeM7Ja3gH2ba [... - 2013/03/11 22:04:58.31 M8+EO8oN0 34/47
────────────────────────

ムギ先輩のお部屋は、何だか甘くて優しい香りがします。

梓「おおっ、これは楽園ですね……!」

百合にゃんは知ってるです。

この匂いはムギ先輩自身の匂い。

梓(何度となく先輩にギュッとされて、
幾度となくコッソリくんくんしてきた私ですから、間違いはありませんっ!)

紬「ん……」

こうやって無防備に眠ってる分、フェロモンが強く主張しているのでしょうか?

そのフェロモンにやられてしまった私は、ふらふら~っとムギ先輩の眠るベッドに近付きます。

53 : ◆LeM7Ja3gH2ba [... - 2013/03/11 22:06:09.53 M8+EO8oN0 35/47
梓「ハァハァ」

紬「うふふ……まるでくらげ……」

梓「ハァハァハァハァ」

フリルのついた可愛らしいパジャマを着て、行儀良く眠るムギ先輩……

梓「こんなの、襲ってくれと言ってるようなモノですね……っ!」

ならば後輩として、その願いを叶えてあげないといかんです。

梓(先輩命令ですからね。仕方ない事です)


もぞっ。


私は掛け布団をめくります。

56 : ◆LeM7Ja3gH2ba [... - 2013/03/11 22:08:33.05 M8+EO8oN0 36/47
それと共に、部屋に漂うものよりもさらに濃厚なムギ・フェロモンが私の鼻腔にナイッシューッ!

梓「こ、これは無限大点くらいの価値があるゴール……!///」ハァハァ

お布団の中に隠れていたそれは、ワインで言ったら百兆年モノ位の価値があるでしょうっ!

百合にゃんはまだうぶで可愛らしい少女なので、お酒は飲んだ事ないですが。

梓(それではいただくです!)


ガバッ!


私はお布団に潜り込んでムギ先輩に抱きつくと、顔でムギっぱいをふかふかします。

梓「もふ///」

57 : ◆LeM7Ja3gH2ba [... - 2013/03/11 22:10:34.77 M8+EO8oN0 37/47
これもまた最高っ! あのみおっぱいにも引けを取らないです!

能力査定をするなら、

『みおっぱい』張り ↑・柔らかさ B・大きさ A・香り A・形 S・魅力 S

『ムギっぱい』張り ↑・柔らかさ A・大きさ B・香り S・形 A・魅力 S

といったところ!

そして百合にゃんの見た所、すべての項目にまだまだ成長の余地を感じさせるという、おかしな事やりすぎお胸!

これは間違いなくみおっぱいと並ぶレジェンドっぱいですっ!

59 : ◆LeM7Ja3gH2ba [... - 2013/03/11 22:11:54.96 M8+EO8oN0 38/47
梓(私は今晩、歴史に名を刻むレジェンド達を間近で味わっているのですっ!!!)ドドーンッ!!!

あ。ちなみに、もちろんムギ先輩も写メとかもろもろは沢山ゲット済みです♪


ぱくっ。


紬「……あっ……」モゾ

梓(……おいしい)

さすがはムギっぱい。そのお味は、服の上からでも絶品です。

……でも。

梓(パジャマもブラも邪魔だな……)

60 : ◆LeM7Ja3gH2ba [... - 2013/03/11 22:12:37.31 M8+EO8oN0 39/47
よし、脱がそう。

61 : ◆LeM7Ja3gH2ba [... - 2013/03/11 22:13:50.54 M8+EO8oN0 40/47
梓(こんなの、『百合にゃん奥義』にかかれば朝飯前です)


パパッ。

ぽろんっ。


梓「ふっ」キラーン☆

紬「……?」

梓(これぞまさに、『電光石火・テクニシャン・百合にゃん』)

紬「あのー……」

梓「はい。どうしました? ムギ先輩」

早くムギっぱいをいただきたいんですが、ムギ先輩とお喋りするのもだいすきですからね。

62 : ◆LeM7Ja3gH2ba [... - 2013/03/11 22:15:09.94 M8+EO8oN0 41/47
……ん?

梓「ムギ……先輩?」

紬「どうして梓ちゃんがここに居るの?」

梓「」

律先輩に引き続きなんてこった!

梓(まあ仕方ないですね)

紬「それに私、上半身裸で寝たかな……?」

!!!!!!!!

64 : ◆LeM7Ja3gH2ba [... - 2013/03/11 22:16:27.49 M8+EO8oN0 42/47
梓(よしよし、パジャマもブラもポイ子したのが私だと気付いてはいないんですね。
ならば……)

今の百合にゃんの頭の回転スピードは、かの新世界の神・夜神月さんをも凌駕していたでしょう。

梓「ん……ムギ先輩……」


ぽふっ。


私は寝ぼけたように言うと、ムギ先輩のお胸に顔をうずめます。

むせ返るほどの先輩の香りと、ほんのりミルク味なそれは、まさにパーフェクトの権化。

66 : ◆LeM7Ja3gH2ba [... - 2013/03/11 22:17:34.64 M8+EO8oN0 43/47
紬「あら、どうしたの?」

梓「ん~……ムギ先輩と一緒に寝たいです」スリスリ

紬「良いわよ~♪ じゃあそうしましょうか」

梓(よしやった)

紬「あ、でも服は着させて? 恥ずかしいから///」

梓「やー、です……」モゾモゾ

紬「あら~、困ったわね///」

梓(ムギ先輩なら、こうして寝ぼけたフリをしておけば……)

67 : ◆LeM7Ja3gH2ba [... - 2013/03/11 22:18:41.80 M8+EO8oN0 44/47
紬「……わかったわ。じゃあ寝ましょうか」

梓(ふっ。さすがは百合にゃん)

すべて私の計算通り……!

68 : ◆LeM7Ja3gH2ba [... - 2013/03/11 22:20:09.08 M8+EO8oN0 45/47
梓「はいです……」ニヤリムニャムニャ

紬「……ん……」ウツラ…

こうして私とムギ先輩は、抱き合って眠る事になりました。

ただ、私はもちろん寝たフリ……

のはずでしたが、本当に眠くなってきました。

今度は澪先輩の時のような『居眠り』的なものではなく、本格的な睡魔です。

たぶんここで眠ってしまったら、またなにかイレギュラーがあったとしても、朝まで起きる事はないでしょう。

69 : ◆LeM7Ja3gH2ba [... - 2013/03/11 22:21:03.38 M8+EO8oN0 46/47
梓「…………」

でも、それで良いやって思います。

梓(皆さんの寝姿も色んな意味で堪能しまくりましたし、
私はとっても満足しました♪)

なので、このままゆっくりおねむするとしましょう。

70 : ◆LeM7Ja3gH2ba [... - 2013/03/11 22:22:23.00 M8+EO8oN0 47/47
────────────────────────

という事で、

『百合にゃんの! 夏だサマー・先輩方の寝顔拝見祭りっ!』

は無事大成功をおさめました。

次も軽音部で合宿に行く機会があれば、ぜひまたやってみたいですね☆

それではでは。

先輩方、みんなみーんなだいすきですにゃ~~~~~~~っ♪



おしまい。

唯「なんで借金しちゃったの?」 カイジ「……!!!」 その2

2013-03-15 13:19:53 | けいおん

なってきてるもん」

唯「だからカーくんもその生きてる時間を大事にするべきだよ!!」

カイジ(まさかギャンブルやってることを肯定してくれる人がいるとは……)

唯「そうだ!! 私たちの演奏聞いていってよ!!」

カイジ「えっ、あっ、あぁ」

唯「よーし!! みんな準備だよ!!」

律「いきなりだな」

唯「早く~ 早く~」

澪「わかった、わかった」

唯「みんな準備できた~? じゃあ始めるよ~」




70:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/23(月) 01:02:36.07 ID:dTwIesDE0
~~~~~~~~~


唯「どうだった? カーくん?」

カイジ「いや、なんていうか。その、すごかったよ」

カイジ(すごいっ…)

カイジ(俺には、音楽の良し悪しなんてわからないが)

カイジ(彼女らが、一生懸命且つ心から楽しんでいるということは)

カイジ(嫌というほど伝わった)


カイジこれには感服せざるおえない――


カイジ「いいものを見せてもらったよ」

カイジ「本当にみんな今日はありがとな」

律「よーし一応演奏もしたし、今日はこの辺にして帰るかぁ」

唯「ねぇねぇ、帰る時さ、コンビニ寄っていかない?」

律「なんだぁ、唯。まだあのコンビニの特賞狙ってるのかぁ?」

唯「もちろんだよ。りっちゃん!! 絶対この手でもふもふするんだ!!」

律「わかった。わかった。じゃあ行くかぁ」




71:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/23(月) 01:16:07.48 ID:dTwIesDE0
~~~~~~~~~



店員「こちらチャレンジ賞ですね」

唯「はうっ、またティッシュ……」

律「諦めろって」

梓「300円ごとのお買いもので引換券が1枚もらって、それを5枚集めて」

梓「やっと一回のくじが引ける権利が得られるんですか……」

紬「中々厳しいのね」

澪「しかもティッシュのチャレンジ賞と」

澪「特賞の『デラックス1/1羊もふもふ ぬいぐるみ』の二つの賞しかないとは」

梓「唯先輩、このくじ割に合いませんよ」

梓「特賞のぬいぐるみもたった一つしかないんですよ」

梓「1500円の買い物でやっと一回引けてさらに一つしかない特賞を狙うなんて」

梓「お金の無駄遣いですよ」




72:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/23(月) 01:21:05.28 ID:dTwIesDE0
唯「あずにゃん、ひど~い」

唯「あの羊ちゃんぬいぐるみに顔を突っ込んでもふもふしたくならないの?」

梓「なりません」

唯「いけず~」

カイジ(あんなでっかいぬいぐるみ邪魔なだけだろ……)

カイジ(コンビニの通路、明らかに封鎖しちゃってるし)

律「唯、もう飽きらめて帰るぞ」

唯「うぅ~」


ありがとうございました――


6人は店を後にする




73:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/23(月) 01:28:33.46 ID:dTwIesDE0
律「そしたらカイジさんはここでお別れかな」

カイジ「あぁ、そうだな」

紬「お元気で」

梓「唯先輩がご迷惑をおかけしました」

澪「今度学園祭でライブがあるので見に来てください」

唯「カーくん。また遊びに来てね。今日は楽しかったよ!!」

カイジ「あぁ、ありがとう」


唯「じゃーねー!!」


5人と別れるカイジ――




74:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/23(月) 01:33:53.36 ID:dTwIesDE0
カイジ(良い子たちだったな)

カイジ(ぜんざい御馳走になったし、演奏も聞かせてもらったし)

カイジ(特に唯ちゃんには世話になりっぱなしで……)

カイジ(……本当に、俺って……)

カイジ(……俺は何をやっているんだ)


カイジの目から涙があふれる――




75:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/23(月) 01:40:20.28 ID:dTwIesDE0
カイジ(いい大人が借金取りから追われて、女子高生に助けられて)

カイジ(ぜんざいとお茶まで頂いて、さらに欲をかいておかわりまでっ……)ポロポロ

カイジ(そのうえ、今はまだ途中だとかむきに力説して)

カイジ(女子高生に今のままでいいよなんて宥められる始末っ……!!)

カイジ(そんな唯ちゃんたちに俺を何をしてやった……?)

カイジ(助けてもらって菓子食って、茶飲んで、演奏聞いただけ)

カイジ(何もしてねぇ、お礼の一つすらもっ……!!)ポロポロ

カイジ(このままじゃ、だめっ!! 何か俺が唯ちゃんたちにしてやれることは……)


腕で涙をぬぐう――

まだ少し視界がぼやけたままある場所を見つける


カイジ(行くしかねぇっ!! 唯ちゃんがダメなら俺がやってやるっ……!!)



カイジの激闘が今幕を挙げる――




76:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/23(月) 01:43:06.00 ID:dTwIesDE0
いらっしゃいませ――


店員(あれ、あの人さっき女子高生達に紛れ込んでた長髪さん……)

カイジ「おい」

店員「あっ、はい」ビクッ

カイジ「聞きたいことがある」

店員「何でしょう?」

カイジ「何枚だっ……?」

店員「えっ?」

カイジ「今、くじ箱に入っているくじは残り何枚だと聞いているっ……!!」




77:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/23(月) 01:47:11.88 ID:dTwIesDE0
店員「えっ、そんなこと聞いて……」

カイジ「いいから答えろっ!!」

店員「はっ、はい」

店員「1……2……3……」


店員がくじ箱の中身を確認していく――


店員「の、残り18枚です」

カイジ「18枚か……」


ポケットから財布を取り出す




78:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/23(月) 01:50:32.71 ID:dTwIesDE0
カイジ(全財産ちょうど1万8000円かぁ)

カイジ(くじにして12回分)

カイジ(……くそっ、あの時パチンコで負けてなければっ)


乱暴に店のかごを取り、次々にお菓子やジュース類を入れていく


カイジ「会計頼む」

店員「ありがとうございます。168円が一点、200円が一点――」

店員「合計で1万8000円になります」

カイジ「ほらよ」




79:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/23(月) 01:53:24.30 ID:dTwIesDE0
店員「ちょうど1万8000円お預かりします」

店員「レシートとくじの引換券60枚になります」

店員「ではこちらからくじを12枚お引きください」


くじ箱をカイジの前に差し出す――


カイジ「今はいい……」

店員「えっ?」

カイジ「後でまた引かせてもらう」




80:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/23(月) 02:00:58.83 ID:dTwIesDE0
そう言って両手に買い物袋を持ち、本コーナーに立ち寄る


カイジ(今はまだ出るときじゃねぇ)

カイジ(今は待機っ!!他の人がくじを引くのを待って残りが12枚になった時 )

カイジ(ここで一気に攻める)

カイジ(それまでに特賞が引かれちまったら終わりだが、他に手はねぇ)

カイジ(ここからは戦略もくそもねぇが運否天賦だっ……!!)

カイジ(先にすべて引いて出なかった時のどうしようもなさに比べれば)

カイジ(他の人が引いてくれた方がギャンブルとして潔いっ……!!)

カイジ(さぁ、ここからは長期戦だっ!!)




81:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/23(月) 02:03:20.99 ID:dTwIesDE0
雑誌を読むふりをしながらレジを見つめ続ける――


客1「くじ1枚お願いします」

店員「はい、どうぞ」

カイジ(引くなッ、引くなッ)ドキドキ

店員「はい、チャレンジ賞ですね」

カイジ(ふう)



こんなやり取りを5時間――


客6「くじをひきたいんですけど」

店員「はいどうぞ」

カイジ(こいつだっ……!!)

カイジ(こいつが引かなければくじの残りは12枚っ……!!)

カイジ(残りのくじ箱の中のくじはすべて俺が引けるっ……!!)




82:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/23(月) 02:06:41.80 ID:dTwIesDE0
客6「そしたら、6回分お願いします」

店員に30枚の引換券を渡す――

カイジ(……何っ!!)

カイジ(こいつ蓄えてやがったっ……)

カイジ(今まで一人1枚しか引いてこなかったのに)

カイジ(まずいっ…… 一度に6枚なんて引かれたらっ)

カイジ(ほぼ、2分の1の確率で特賞を引かれちまうじゃねーかっ……!!)


カイジにとって不測の事態が起きる――


カイジ(くそっ、くそっ、ふざけるなっ……!!)

カイジ(何のために全財産はたいて60枚も引換券を手に入れたと思ってるんだっ……)

カイジ(引くなっ、絶対にだっ!!!)




83:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/23(月) 02:10:36.90 ID:dTwIesDE0
客6「え~と、これと、これと、これと……」


次々とくじが引かれ、レジの上に置かれる


カイジ(はずれろっ、はずれろっ!!)


持っている雑誌が強く握られ、しわになってしまうほどの
緊張ぶり――


店員「じゃあくじを開けてみますね」


ぺりっ――


店員「チャレンジ賞ですね」




84:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/23(月) 02:11:52.73 ID:dTwIesDE0
ペりっ――

ペりっ――

ペりっ――

ペりっ――


店員「今のところ、全部チャレンジ賞です」

店員6「これが最後っ!!」


最後のくじを店員に渡す




85:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/23(月) 02:15:00.11 ID:dTwIesDE0
カイジ(頼む、頼む、引くなっ!!)

カイジ(これさえ外れれば俺の勝ち!! 勝利っ!!)


額に今日にして何度流れたかわからない汗がまた流れる


ぺりっ――


カイジ(ごくっ……)

店員「残念。チャレンジ賞です」

カイジ(やっ、やったぁ)

カイジ(勝った!! 勝ったぞ!!)




86:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/23(月) 02:17:45.42 ID:dTwIesDE0
客6「くそっ、全部チャレンジ賞かよっ」

客6「もう、金ないしなぁ。ちくしょうっ」


客6が渋々店を出る


と同時にカイジ出撃――
レジの前に移動

カイジ「おいっ」

店員「はい」




87:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/23(月) 02:21:34.69 ID:dTwIesDE0
カイジ「俺もくじを引かせてもらう」

店員「はい、どうぞ」

カイジ「悪いが行かせてもらうぜっ……!!」

店員「えっ!?」

カイジ「ここからは遊びじゃねぇ」

カイジ「引かせてもらうぜっ……!! 限界を超えてっ……!!」


くじの残りに合わせて、35枚の引換券をレジに叩きつける


カイジ「残り7枚全て、底が見えるまでかっさらうっ!!」




88:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/23(月) 02:24:56.70 ID:dTwIesDE0
くじ箱に手を突っ込み全てのくじをつかむ


カイジ「さぁ、開けろっ!!」

店員「はっ、はい」

カイジ(待ってろ唯ちゃんっ!! もうすぐ手に入るからな)

ぺりっ――

ぺりっ――

ぺりっ――

ぺりっ――

ぺりっ――

店員「今のところ、全部チャレンジ賞です」




89:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/23(月) 02:26:29.10 ID:dTwIesDE0
カイジ(残りは二枚っ!! どちらかが特賞……)

店員「いきますよ」

ぺりっ――

カイジ「けっ、チャレンジ賞かぁ」

カイジ「結局最後まで粘りやがって」

店員「最後くじ開けますね」

カイジ(あの、でかいぬいぐるみどうやって持って帰るかな……)




90:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/23(月) 02:29:22.13 ID:WBS7G7bfo
こーいうときは言い逃れできないように全部引けるだけ引換券あるから商品全部と交換してくれって自分なら言うな




92:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/23(月) 02:33:44.61 ID:rStQiorno
>>90
勝ちを確信したときにそこまで頭が回るか微妙じゃないか?




95:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/23(月) 02:44:13.06 ID:WBS7G7bfo
>>92 まあそうかもね 
そこで勝ちを確信しちゃうから借金おってるんだろうけどねカイジは




91:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/23(月) 02:32:07.29 ID:dTwIesDE0
ペりっ――

店員「あっ!!」




店員「残念。チ ャ レ ン ジ 賞 で す ね」





カイジ「……」

カイジ「はっ……!?」

店員「また挑戦してくださいね」

カイジ「いや、いや特賞だろ?」

店員「チャレンジ賞です。ほら」


くじを開いて見せる




93:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/23(月) 02:36:09.82 ID:dTwIesDE0
カイジ「えっ、なっ、何で? 」

カイジ「くじ箱の中身すべて引いたのに特賞がないってどういうことだっ!?」

店員「いや、継ぎ足す暇なくお客さん一度に7枚も引いちゃうんですもの。」

カイジ「継ぎ足す?」


そう言って店員はバックヤードから新たにくじを持ってきた――


店員「オーナーからくじが少なくなってきたら足してくれって言われていたのに……」


そう言いながら空箱になったくじ箱にくじを継ぎ足していく




94:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/23(月) 02:39:40.46 ID:dTwIesDE0
カイジ「そっ、そんな…馬鹿な…」

カイジ「あ、あり得ないっ!!」ぐにゃあぁあぁ


店員「お客さん、顔が歪んでますよ」

カイジ「あ…あわ…あわ」


カイジ、言葉も出ない――




96:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/23(月) 02:45:50.82 ID:dTwIesDE0
店員「見たところ、まだ引換券を持っているみたいですけど」

店員「続けますか?」

カイジ「くっ…あと5回で特賞を引けっていうのかっ……!!」

カイジ「いや……」

カイジ「これくらいの逆境… 俺は乗り越えてきた」

カイジ「それも一度だけではなく、何度もっ!!」

カイジ「俺は引けるっ…!!」

カイジ「どうせなら最後の灯が消えるまで足掻いてやるよ」

カイジ「蝋燭だって消える直前こそ輝くんだっ!!」

店員(目つきが変わった!?)


カイジ――
残り5枚に全てを懸けるっ……!!

狙うは特賞『デラックス1/1羊もふもふぬいぐるみ』!!!!!!!




97:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/23(月) 02:54:24.86 ID:dTwIesDE0
~~~~~~~~~~~


店員「そしたら全部で12枚分のティッシュになります」

店員「はい、どうぞ」

カイジ「……」ショボーン

店員「ありがとうございましたー」



カイジ落胆し、店を出る――




98:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/23(月) 03:00:51.49 ID:dTwIesDE0
カイジ(くそっ、結局12枚すべてチャレンジ賞のティッシュ……)

カイジ(あれから5枚引いてもまだ30枚近くあった……)

カイジ(くそっ!! こんなコンビニくじでも負け組かよっ!!)

カイジ(俺は、俺は結局何もできねぇ男なのかよっ)

カイジ「くそぉぉおぉおぉぉ」


雄叫びを上げながらコンビニのゴミ箱を蹴り飛ばす


ガッシャーン――!!


ゴミ箱がひっくり返り一面にごみが広がる


カイジ「くそっ、くそっ!!」

店員「ちょっとお客さんやめてください」




99:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/23(月) 03:04:00.81 ID:dTwIesDE0
店員が慌てて、取り押さえる


店員「ちゃんと散らかったゴミを片付けてから帰ってくださいよ」


カイジ(……)


カイジ渋々ゴミを拾おうとする、がっ

その時、カイジに電流が走るっ――!!


カイジ「こ、これって……」

カイジ「そ、そうか必ずしもみんなが……」

カイジ「ってことは……」


カイジに圧倒的閃きっ――!!

カイジ「そうだ!! これなら急げば、まだ間に合うっ」

カイジ「他の人にぬいぐるみを取られる前になるべく早くっ!!」


両手を買い物袋でいっぱいにし、彼は夜の街へと走り出した――




100:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/23(月) 03:09:08.24 ID:dTwIesDE0
~~~~~~~


それからかれこれ5時間が経過し、太陽が徐々に顔をのぞかせ始めていた


店員「いらっしゃいませー」

カイジ「はぁ…はぁ…」

店員「???」

カイジ「よかった。まだあった……」


羊ぬいぐるみは他の人にまだとられず相変わらず通路をふさいでいた。


カイジ「くじを引かせてくれ」

店員「あっ、はい」

店員(なんだ? この人朝早くから……)




101:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/23(月) 03:11:19.50 ID:dTwIesDE0
カイジがポケットから次々と引換券を出していく


店員「えっ!? えっ!!」


店員も唖然とする
なんとその数150枚――!!


店員「ど、どうしたんですかっ!! この数はっ!!」


カイジが冷静にゆったりとした口調で話す


カイジ「……割に合わないんだよ」

店員「えっ!?」




102:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/23(月) 03:17:19.18 ID:dTwIesDE0
カイジ「このくじは特賞とチャレンジ賞しかない」

カイジ「1500円の買い物でわざわざティッシュを狙うやつはいない」

カイジ「となれば狙いは特賞」

カイジ「だが、全ての人がこの特賞に魅力を持つとは限らない」

カイジ「さらに引換券は一枚ではなく、5枚集めてやっと一回くじをひける」

カイジ「引換券一枚でくじが引けるなら、興味のない人でもやってみるかという」

カイジ「感情が湧くかもしれないが、興味ない人に5枚集めるのはきつすぎる」

カイジ「つまり、よっぽど特賞が欲しい人以外はこのくじをやるには割に合わないんだよ」

カイジ「となれば、興味のない人にとってその引換券は価値がないよな」

店員「……」

カイジ「価値を感じない人にとって引換券は同時に渡されるレシートと同じようなもの」

カイジ「……捨てるんだよ」

カイジ「興味がなければレシートと一緒に引換券もっ!!」

店員「……つまりあちこちのコンビニのゴミ箱から券を拾ってきたということですか」

カイジ「そうさ、一晩中かけてだ」




103:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/23(月) 03:21:16.67 ID:dTwIesDE0
カイジ「多くの人が大抵300円以上の買い物をするから予想より早く集まったけどな」

カイジ「さぁ、引かせてもらうぜ!!」

店員「そ、そんな拾った引換券なんて、ダメですよ」

カイジ「ダメじゃねぇ。引換券は引換券だ。引かせろよっ!!」

店員「そ、そんなぁ」

カイジ「どうなんだよっ!!? あっ!? はっきりしろよっ!!」

店員「わ、わかりました」


くじ箱を差し出す――


カイジ「この瞬間を待っていたっ……!!」


カイジはさっそうと手を伸ばす――
ついに届いた希望の光


そしてつかみ取るっ――!!




104:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/23(月) 03:26:57.80 ID:dTwIesDE0
~~~~~~~~


カイジ「じゃあ、このティッシュ21個と羊のぬいぐるみは貰っていくからな」

店員「はっ、はい。ありがとうございました」


カイジ22枚目にしてやっとぬいぐるみを手に入れ、店を出る


カイジ「重いぬいぐるみだなぁ。はぁ、はぁ……」

カイジ「でも急がねぇと…… 生徒や先生が来る前に……」


カイジは桜が丘高校の前に来ていた――


カイジ「確か、こっちに裏口が……」

カイジ「まだ早朝で人がいなくて助かった」




105:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/23(月) 03:31:48.83 ID:dTwIesDE0
ガチャッ――
なんとか部室にたどり着く――


カイジ「よし、これでOKだ」

カイジ「つ、疲れた…… 昨日から寝てないし、体力が限界だ」

カイジ「それにしても俺の体力ってけっこう持つんだな」

カイジ「体力仕事もいけるかも」

カイジ「……下らねぇこと言ってないで帰るか」


最後に部室を見渡す――


カイジ「ありがとうな、唯ちゃん。昨日の事は絶対に忘れねぇよ」

カイジ「たとえ地の獄に行ったとしてもな」

カイジ「悪いがこれぐらいのことしか出来ない俺を許してほしい……」

カイジ「もし、また会えるなら…今度は貸し借り無しで会おうな」

バタン―
カイジは部室を後にする




106:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/23(月) 03:35:53.56 ID:dTwIesDE0
~~~~~~~~


朝――

唯「えぇ~!! 特賞なくなちゃったの!?」

店員「すいません。今日の早朝で出ちゃいまして」

唯「そ、そんなぁ… あの羊ちゃんのために一万円近く使ったのに」

店員「気の毒に……」

唯「うぅ…うっ…わぁ…うわぁぁぁん」ポロポロ

店員「特別にチャレンジ賞のティッシュを差し上げますから」

店員「これで涙を拭いてください」

唯「いいよぉぉ…いっ…いっぱいもってるしぃぃ」ポロポロ

店員「……」




107:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/23(月) 03:39:50.24 ID:dTwIesDE0
学校っ――!!


唯「みおちゃぁあん、りっちゃぁああん、むぎちゃああぁあん、聞いてよぉおお」ポロポロ

律「唯っ!! ちょっと部室に来てくれっ!!」

唯の手を引っ張る――

唯「えっ、なに、何なのぉ」ポロポロ

澪「泣いてる場合じゃないんだ」

紬「大変なことになってるのよ」

唯「ひっく、ひっく、ど、どういうことぉ?」


3人に連れられ、部室のドアを開ける
中には梓が控えていた




108:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/23(月) 03:46:35.96 ID:dTwIesDE0
梓「唯先輩、こ、これ見てください」

唯「えっ、これって」


唯の涙が止まる――



そこにはお菓子やジュースが入った大袋4つ分が机に置かれ
そして唯の席の隣にはあの特賞『デラックス1/1羊もふもふ ぬいぐるみ』が置かれていた



唯「あっ、あぁ」


思わず息をのむ――

唯「羊ちゃんだぁぁぁぁぁぁああぁぁ!!!」


思わずぬいぐるみに飛びつく唯




109:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/23(月) 03:51:31.21 ID:dTwIesDE0
梓「これってやはりプレゼントってことですかね?」

澪「た、たぶん」

紬「だとしたらやっぱり……」

律「唯がこのぬいぐるみを欲しがっていたことを知っているのは」

律「私たち4人ともう一人だけ……」

梓「私ちょっとあの人のこと見直しました」

澪「確かに、見た目は怖くて危険な感じがしたけど」

紬「やっぱり唯ちゃんの言っていた通りだったわね」


唯「だから言ったでしょ!?」







羊に抱きつき、もふもふさせながら言う――








唯「カーくんは良い人だって♪」




終わり




110:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/23(月) 03:53:55.30 ID:dTwIesDE0
以上で終わりです

見てくださった方、コメントくださった方
本当にありがとうございました




113:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/23(月) 06:06:26.47 ID:s7GO60IHo
乙、やっぱ唯ちゃんは輝いてる




114:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/23(月) 06:54:16.75 ID:D6Jv8FF8o


これ聞きながら読んだらテンション上がった




115:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/23(月) 09:22:14.92 ID:cQI9NPlIO
スッパリ綺麗に終わった上に結構面白かったよ




117:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/23(月) 11:54:47.42 ID:lBoncAHnP

カイジが若干変な方向にクズだったけど特に違和感無く読めた




118:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/23(月) 12:27:27.91 ID:Ge93dYkIo
カイジはクズですよ




120:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/23(月) 23:01:15.84 ID:C5X5wxIIO
良かった。上手くまとまってるし、読みやすかったよ。>>1




121:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/24(火) 00:39:21.29 ID:8MkStKNq0
オレも昔素姓のしれない犯罪者かくまったことあったから面白かった




125:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/28(土) 09:59:56.32 ID:eSzrmj2IO
放課後ティータイム ニューシングル 「DOKIDOKI★ギャンブル」




126:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/28(土) 10:19:20.21 ID:eG4OJ/8So
ざわざわタイムだろ




127:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/28(土) 13:27:00.78 ID:4WxQGbcyo
俺が張るといつも周り
ざわ・・・
  ざわ・・・

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