SS在庫☆

どうも
腐女子の ゆゆ
です(`・∀・´)

主に他サイトssを貼るだけです。
たまーに投稿したりします。

梓「やってやるDays」

2013-03-14 18:44:40 | けいおん



2 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/12/31(月) 14:58:10.56 ID:IOkK4X+dT
梓「私が部長……ですか」

さわ子「当然そうなるわね」

梓「そうですよね。軽音部は私1人になっちゃった訳ですし」

さわ子「ああ……私のティータイムが」

梓「何言ってるんですか。ティータイムどころか今年部員が入らなかったら廃部ですよ」

さわ子「そうなのよねぇ」

3月中旬のある日、私はさわ子先生と軽音部のこれからについて話し合っていた。
先輩達が卒業したため現在の部員数は聞いてのとおり。
1年近く前からわかっていたことだけどいざ直面すると不安が増すばかりだ。

そう、廃部の危機である。


4 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/12/31(月) 15:07:30.49 ID:IOkK4X+dT
梓「先生どうしましょう」

さわ子「祈るしかないわね」

梓「えぇ……」

さわ子「勧誘したって最後に決めるのはその人自身だからこればっかりはねぇ」

梓「そうですよね……」

さわ子「……なんだか2年前を思い出すわ」

梓「2年前?」

さわ子「ええ、りっちゃん達も廃部の危機に晒されてたのよ」

さわ子「まあその時は3人目まではあっさり見つかったんだけどね」

さわ子「でも諦めなかったから今ここに軽音部があるのよ!」

梓「はい!」

さわ子「というわけで祈るのよ!」

梓「……」


6 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/12/31(月) 15:11:55.75 ID:8tpGJsfj0
____________________________________
        |:: :: ::| :: ::| :: :: :,':: /  l ::|: :: :: :: ::,' ', :: ::|:: :i :|
      .,--、! :: :: |:: :: |:: :: /!::/`ヽ,.i :|i :: :: :::/-‐´|:: ::l :: |::!
_____/ :: :::i :: :: :| :: ::!:: / .レ    リ ', :: ::/   i:: /:: ::l::|____∧,、________
 ̄ ̄ ̄./ :: :: ::|:: :: :::!: :: :V:! xテエx、   ', :/ x==、レ'| :: /::l ̄ ̄ ̄ ̄'`'` ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    , :: :: :: :ト, :: :_|:: :: :: :|{ ハし!    .レ .イシkハ } .!::/ ::,'
    ,':: :: :: :: | ', ::i |:: :: :: :| 弋_ ノ      辷:ノ  レ':|::/|
   , :: :: :: :: :| .ヽ,| ! :: :i ::|        ,      /:: ::|,' :|   この感じ・・・
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
____________________________________
     {: : : :|: :.ヽ|: :|: : : :/|:/_::::::://::::::::::::::jハ::::::|:::::::::ハ  
      ',: : :{:\: |: : : : :/fテミュ`:::/::::::::::::,::_-、:::|:::::|::::::|::|ハ
____V: ヽ: :r‐、 : |: {ん)い ::::::::::::::::::::ィ示ミ、.l:::/:::::::|::|_∧,、____________
 ̄ ̄ ̄ ̄V: :∨/ 〉: :ト/弋z:タ::∠ヽ::::::::::ん:う 》|/:::::::/|/'  `'` ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
         j∧:.\(〈ヽ!       丶:::::rゞ='':::::/}:::::/        まさか・・・
         };/\__,           .'::::: ̄::::::://;/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
____________________________________
.          /: : : : ::/: /: : :!/ヽ!」: |、: :!|/!: :ハ: : : |/!: : : : : : : :}
          /: : : : : :': : !: : /|  ! ト' \j .. ^´ |: : :|/!: : : : : : : :>  
____∧,、_ム: : : : |: : !: ::l   、    ,.   |: : :|/!: : : : : : :い_ _________
 ̄ ̄ ̄ ̄'`'` ̄ ̄廴ァ_从 l∧' r==    =ミ. レくハリ: : : : :ムj ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
.              ^ '´ ∨ハ  xxx  ,   xxx  rT } ^ヽ/ソ  廃部の危機?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


7 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/12/31(月) 15:12:31.07 ID:IOkK4X+dT
梓「あ! そうだ! 新歓ライブを成功させればきっと新入生が入ってきてくれ……」

そこまで言ってから去年の新歓ライブを思い出してしまった。
私の中では手応えのある演奏ができたけど実際に軽音部へ来た人はいなかった。
それに……

梓「そういえば今年は私1人でした。バンド形態でライブできないです……」

さわ子「そうなのよねえ」

さわ子「それでも新歓で何かしらしないと部員集めはさらに難しくなるわ」

梓「はい……」

さわ子「あら、もうこんな時間。それじゃ私はそろそろ行くけど……」

梓「……」

さわ子「元気出しなさい。あの子達が作ってくれた部活を残したいんでしょ?」

梓「はい」

さわ子「私も何か考えておくから。梓ちゃんも練習サボっちゃだめよ」

梓「そんなことしません! 唯先輩じゃあるまいし」

さわ子「ふふ、そうよね」


9 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/12/31(月) 15:19:36.73 ID:IOkK4X+dT
それからは暇があればギターの練習と新歓ライブで何をやるかを考えていた。
けれどいい案は浮かばず蕾だった桜がいつしか七部咲きになってしまう。
結局1人で弾き語りをするくらいしか思いつかなかった。
気が気でない私はもう1度さわ子先生に相談するため学校へ行くことにした。

梓「失礼します」

さわ子「あらいらっしゃい。何かいい案は思いついた?」

梓「……」

さわ子「……そう。もうだめかもしれないわね」

梓「そんなっ!」

職員室で声を荒げてしまう。

さわ子「とりあえず部室に行きましょ」

先生はそう言って立ち上がると部室に向かっていった。


10 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/12/31(月) 15:24:38.20 ID:IOkK4X+dT
さわ子「さて」

梓「……」

さわ子「ごめんね梓ちゃん」

梓「え?」

さわ子「ちょっとからかおうと思っただけなのよ。実は策を考えてきたわ!」

梓「本当ですか!」

さわ子「ジャーン! これを見て!」

先生は私にCDを見せた。
これが策?

梓「これは?」

さわ子「聞いてみればわかるわ」

先生が隣の音楽室からCDプレーヤーを持ってきてCDを再生してくれた。
スピーカーから最初に流れてきたのは機材をセッティングするような文字通りの雑音だった 。
おまけにハウリングまで。それから……

  『うわっとっと!』


12 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/12/31(月) 15:29:08.18 ID:IOkK4X+dT
梓「え……」

聞き覚えのある声がした。

  『びっくりした……コホン、あずにゃん元気?』

梓「唯先輩……?」

  『さわちゃんからあずにゃんが困ってるって聞いたから私達も出来る限り協力しようと思って』

私達?

  『梓ー! 私のドラム聴いて元気出せよな! いつもより走って行くぜ!』

  『やめい! ……あ、演奏とコーラスを録音するからもしよかったら使ってくれ』

  『梓ちゃん、新歓頑張ってね。そうそう、唯ちゃんはサイドギターのパートを全部覚えたのよ』

  『えへへ~ほめてほめて』

足音が入る。多分演奏の準備をしているんだろう。

  『えっと、一応4曲分入れておくからな』

  『それじゃあ……』


15 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/12/31(月) 15:34:04.64 ID:IOkK4X+dT
  『……あ、そういえば憂が今度遊びに行きたいって言ってたよ』

知ってる。この前メールしたから。

  『それから……』

早くしろよ! と少し小さい声が入る。

  『えーでもCDって70分くらい録音できるんでしょ?』

そんなに録音したいなら演奏後にしろよ、と小さい声。

  『じゃあ……』

ここでトラックが切り替わってふわふわ時間の演奏が始まった。
その後はカレーとホッチキスとふでぺんの演奏。
最後に……

  『どうだった? 私うまくできたかな?』

  『唯にしては上出来じゃないか』

  『律もあんまり走ってなかったな』

  『というわけでうまくできました』

  『あずにゃん! メインギターは任せたよ!』

  『せーのっ、頑張れあずさー!!!!』


16 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/12/31(月) 15:39:51.09 ID:IOkK4X+dT
CDはここで終わった。

さわ子「みんなにお願いしたら快く引き受けてくれたわよ」

梓「そ、ですか」

涙をこらえるのに必死で言葉が詰まってしまった。

さわ子「新歓ライブはこれをかけて梓ちゃんのギター+歌ってことでどうかしら」

梓「もちろんです」

さわ子「よかったわね」

梓「ていうかやるなら私にも連絡してくださいよ!」

さわ子「おおぅ」

梓「それに今日だって会っていきなり、もうだめかもしれないわね……じゃありませんよ!」

さわ子「ごめんごめんつい」

梓「まったくもう……」

さわ子先生に怒っているからじゃなくて、嬉しさがこみ上げてきて言葉が溢れた。
何て言うか……ありがとうございます。


17 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/12/31(月) 15:40:58.11 ID:xpeyHuCdO
あずにゃんにゃん!あずにゃんにゃん!


18 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/12/31(月) 15:45:44.97 ID:IOkK4X+dT
やることが決まったので後はひたすら練習の毎日。
リードギターは前から練習していたから歌を重点的に。
春休み中には憂と純をカラオケに誘って練習したりもした。
ちなみに新歓ライブで与えられた時間は10分。
2曲分とMCでぴったりな時間だ。

さわ子「ところで梓ちゃん」

梓「なんですか?」

さわ子「この2曲を選んだ理由は?」

梓「理由ですか……1曲目は私が軽音部に入るきっかけになった曲だからですね」

梓「2曲目は……やっぱり我らが軽音部といったらコレだと思ったので」

さわ子「なるほどね」

  『次は 軽音楽部による……』

さわ子「頑張ってね!」

さわ子「部員が入らなかったら梓ちゃんしか衣装を着せる人がいないんだからね!」

梓「……さーがんばるぞー」


19 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/12/31(月) 15:52:52.98 ID:IOkK4X+dT
1人で立つ舞台は広くて寂しくて不安だった。
初めての事だから余計にそう感じるのかも。
でもそんなことは言ってられない。
ここでうまくいかなければ今年の学園祭は1人で立つことすら出来なくなる。

幕が上がると同時にCDが再生される。
不安と緊張を振り切るように思いっきり演奏して歌った。
練習のおかげかいつも以上の演奏が出来たかもしれない。
そんな事を考える余裕があるのは頼もしい伴奏のおかげかも。
ふう、と一息入れてから新入生に挨拶する。

梓「新入生の皆さんこんにちは。軽音部です」

梓「軽音部は先輩が卒業してしまったので現在は私1人なんですけど……」
  
無難な言葉を紡ぐ。
こんな言葉で軽音部の楽しさが伝わるか不安だったけれど私の過ごした2年間の思いを込めてみる。
言葉で伝わらない部分は演奏で……ってそんなにうまく行ったら苦労しないよね。
あとは唯先輩のようにボケないよう気を付けて締めくくる。

梓「……なので、気軽に入部してください」

舞台袖に合図を送る。
スティックのカウントが響き、私もギターの演奏に入る。
それからはがむしゃらに演奏した。
後でさわ子先生に出来を聞いたら文句なしと言ってくれた。


21 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/12/31(月) 15:58:08.99 ID:IOkK4X+dT
新歓ライブは成功したと思う。
思うんだけど……

梓「……誰も来ない」

さわ子「まあまあ、まだ時間はあるわよ」

そう言って先生はカップにお湯を注ぐ。
このティーカップとティーパックは新学期早々先生が持ち込んだものだ。

梓「何をのん気な……」

さわ子「梓ちゃんはよくやったわよ。後は……祈る!」

だめだ……
私は飲みかけの紅茶を空にして立ち上がった。

梓「勧誘のチラシ配ってきます」


22 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/12/31(月) 16:04:04.55 ID:IOkK4X+dT
そんな私の努力も虚しく日にちが刻一刻と過ぎてゆく。

憂「おはよう梓ちゃん、大丈夫?」

梓「あ、憂」

憂「なんか顔色悪いよ?」

梓「そう?」

純「おはよう。確かにクマ出来てるよ?」

梓「うそっ」

憂「……」

純「……」

憂「今日も勧誘するの?」

梓「もちろん」

憂「あんまり無理しないでね」


23 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/12/31(月) 16:08:57.31 ID:IOkK4X+dT
放課後は部室にいる時間を惜しんで勧誘してるのに……

梓「軽音部でーす。よろしくお願いします」

今日も手応えは感じられない。
太陽はとっくに傾いている。
この時間だと部活に入っている生徒しか残ってないだろうな。
仕方ないので余ったチラシを持って部室に戻る事にした。
部室の扉が心なしか重い。

憂「おかえり梓ちゃん」

純「その様子じゃまた駄目だったのね」

憂「純ちゃん! ほら、梓ちゃんも一緒に紅茶飲もうよ」

梓「憂、純……どうしたの?」

純「梓が1人で寂しがってると思って見学にきたの」

憂「もー純ちゃんってば。ほら、座ろ?」

梓「あ、うん」

何て言うか、家に帰った時みたいな感じがした。


24 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/12/31(月) 16:13:09.72 ID:JO3L1E1a0
今北支援


25 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/12/31(月) 16:13:20.27 ID:IOkK4X+dT
憂「新入部員入らないんだ……」

梓「うん……」

純「新歓ライブよかったのに」

梓「ありがと。でも駄目みたい……うあ~」

憂「……純ちゃん」

純「仕方ない」

梓「?」

純「新入部員2名追加で」

梓「……え」

憂「私達軽音部に入部することにしたの」

梓「へっ」

純「はい、入部届け。ありがたく受け取りなさい」

梓「いいの?」

憂純「もちろん!」


26 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/12/31(月) 16:18:41.31 ID:IOkK4X+dT
純「担任も宣伝してたじゃん」

私達の担任であり軽音部の顧問の先生は
「3年生からでも遅くないわよ」
とか言ってホームルームで受験生に部活を勧めてきていた。

梓「でも……」

憂「あ、やっぱり私達じゃ駄目かな」

梓「ううん、そんなことないけど悪いよ……」

純「気にしすぎだって。それに言ったでしょ、誰も入らなかったら私が入ってあげるって」

梓「でも澪先輩もういないよ?」

純「仕方ないから梓で我慢してあげるよ」

梓「こわっ」

純「おい」


27 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/12/31(月) 16:23:13.89 ID:IOkK4X+dT
憂「これからよろしくね梓ちゃん!」

梓「2人とも……ありがとう!」

梓「でもそれなら去年から入ってくれても」

純「それはほら……ねえ?」

憂「ねえ?」

梓「? まあいいや。よーしこれであと1人だー!」

憂「おおー!」

純「おおー!」

梓「あ、そういえばみんなパートはどうするの?」

純「私ギターやりたい」

憂「私もギターやってみたいな」

梓「憂なら即戦力だよ」

憂「そんな事ないと思うけど……」

純「私もギターを……」


29 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/12/31(月) 16:28:21.06 ID:IOkK4X+dT
憂「さっそくギター買いに行かなきゃ」

梓「それはちょっと待って」

憂「どうして?」

梓「楽器を買うのは部員が集まってからにしよう」

憂「……そっか、わかったよ」

純「私もギター……」

梓「純はベースね」

純「うん」


32 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/12/31(月) 16:33:15.31 ID:IOkK4X+dT
梓「あとはこれ」

憂「これは……楽譜?」

梓「うん。ふわふわ時間の楽譜」

純「ふわふわ……ああ、なんとなく思い出した」

梓「もし廃部になるとしてもせっかくだからこれはやっておきたいと思って」

憂「梓ちゃん、これって」

梓「新入生用にコピーしておいたんだけど無駄にならなくてよかった」

憂「梓ちゃん……」

純「……よし! さっそく練習したいけど……今日はベース持って来てないんだよね」

梓「だよね」

純「という訳で明日から頑張るぞー!」

憂「おー!」

梓「おー!」


34 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/12/31(月) 16:38:26.03 ID:IOkK4X+dT
練習と勧誘とたまにまったりティータイム。
1人の時より忙しくなった気もするけど久しぶりに部活を楽しめてる。
軽音部……こんな感じだったよね。

憂「どうかな梓ちゃん」

梓「どうもこうも憂って前からギターやってたの? ってくらいだよ」

私の貸したむったんをまるで自分のもののように扱うオールラウンダー憂。
憂ならドラムでもよかったかも。

純「くそう……私のほうが出来ると思ったのに」

梓「純も普通にうまいよ」

純「普通には余計。あとは弾きながらコーラスが出来ればねぇ」

憂「コーラスって楽しいよね~! みんなで歌ってる感じがするよね」

梓「ああ、わかるわかる」

純「いーつもがんーばーる」

梓憂「いーつもがんーばーる」

純「きーみのよこーがーお」

梓憂「きーみのよこーがーお」


35 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/12/31(月) 16:43:50.06 ID:IOkK4X+dT
そんな楽しい時間もあったけれど新入部員は一向に増えず、とうとう締め切りの日が来てしまった。

梓「よろしくおねがいしまーす!」

憂「軽音部でーす!」

純「よろしくお願いします!」

梓「……だめだ」

純「まだ時間はあるよ」

憂「そうだよ梓ちゃん」

梓「無理だよ……先輩達になんて言ったらいいの……グス」

憂「梓ちゃん……」

純「梓……」

憂「……よろしくお願いしまーす!」

純「……軽音部です! よろしくお願いしまーす!」


36 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/12/31(月) 16:48:22.66 ID:IOkK4X+dT
梓「……」

憂「ほら梓ちゃんも!」

純「部長がサボってどうすんのさ」

部長……そういえば私が部長だったんだ。
すっかり忘れていた。
こんなんじゃ律先輩のこと言えないな私。
先生にも先輩達にも友達にも助けてもらって……
私だけ何もしないわけにはいかない。
みんな私のために手を貸してくれてるんだから。

梓「うん、ごめん! とにかく最後まで頑張ってみる!」

憂「梓ちゃん……!」

純「そうそう!」

梓「よろしくお願いしまーす!」

こうして生徒がいなくなり、さわ子先生に呼ばれるまで私達は必死に勧誘した。
勧誘チラシはまだ沢山残っていた。


37 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/12/31(月) 16:50:15.48 ID:2lnVQz520
心が痛くなってきた


39 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/12/31(月) 16:53:20.81 ID:IOkK4X+dT
さわ子「……みんなお疲れ様」

あたりが薄暗くなっても昇降口前にいた私達に先生が声をかける。
タイムリミット。
憂と純が俯く。
私の手にあるチラシは汗で少し湿っぽかった。

さわ子「私も先生方に掛け合ってみたんだけど……ごめんなさいね」

梓「いえ、ありがとうございます」

先生は軽音部がなくならないように尽力してくれた。
普段はあんなだけどやっぱりいい先生だ。

憂「梓ちゃん……」

純「梓……」

2人にも感謝している。
私のためにこんなに遅くまでまで付き合ってくれた。

梓「はは、しょうがないよね」


41 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/12/31(月) 16:58:25.12 ID:IOkK4X+dT
梓「みんな暗いよ。あ、それより明日1日だけ部活延長できませんか?」

さわ子「明日?」

梓「はい。せっかく2人にふわふわ時間練習してもらったんだしちゃんと合わせてみたくて」

さわ子「そういうことなら任せなさい。私が何とかするわ!」

梓「ありがとうございます。2人もいいかな?」

憂「もちろん!」

純「せっかく練習したんだしね」

梓「ありがと」

さわ子「それじゃもう遅いからみんな気をつけて帰るのよ?」

梓憂純「はーい」


42 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/12/31(月) 17:03:04.80 ID:IOkK4X+dT
帰り道はみんないつもより口数が少なかった。
私はやることをやったからそんなに落ち込んでないんだけど……

梓「もー元気出してよ! 明日の演奏はしっかりしてよね!」

憂「梓ちゃん……」

純「……あ、ねえあれって」

梓「え? ……あ」

憂「お姉ちゃん!」

唯「ん? あ、憂~今帰り?」

憂「うん。お姉ちゃんも?」

唯「そうだよ~」

純「こんばんは」

唯「こんばんわ~」

梓「……」

唯「あずにゃん?」


43 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/12/31(月) 17:08:46.53 ID:IOkK4X+dT
さっきまで平気だったのに。
落ち込んでないって思ってたのに。

梓「あ、あの……」

唯「どしたのあずにゃん?」

憂「お姉ちゃん」

唯「あ……もしかして」

憂「うん……」

唯「そっか……」

梓「すいません唯先輩、軽音部……なくなっちゃいました」

唯「あずにゃん」

梓「はい」

唯「よく頑張ったね、お疲れ様」


44 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/12/31(月) 17:13:46.04 ID:IOkK4X+dT
梓「う……ゆ、ゆいせんぱぁ゛い……」

みっともない。
憂や純が見てるのにボロ泣きしてしまった。

唯「よしよし、いいこいいこ」

高校3年生にもなっていいこいいこされてることも、
鼻水が垂れてることも気にせずに。

梓「うぐっ、うえ、ごめんなさいっ……ひっく」

唯「あずにゃん……ぎゅっ」

そんな鼻水たらしを気にせずに抱きしめてくれた。

唯「憂から聞いてたよ。あずにゃん毎日遅くまで頑張ってたんだよね」

梓「で、でもっ、廃部になっちゃって……先輩方に……申し訳なくて……!」

唯「誰も怒らないから大丈夫だよ~。よしよし」

梓「う……ぐすっ……うう……!」


46 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/12/31(月) 17:19:07.58 ID:IOkK4X+dT
抑えきれなくて唯先輩に抱きついて泣きじゃくった。
落ち着いてきた時になって恥ずかしさがこみ上げてくる。

梓「あぅ……」

暫く純にからかわれそうだ。
それにいつまでもこうしてるわけにもいかない。
ここは路上だし唯先輩にも迷惑をかけてしまう。

梓「……すいませんでした」

唯「え? なにが?」

梓「……ふふ。あれ、憂と純は?」

唯「2人なら先に帰ったよ」

梓「う……」

こんな私に呆れて帰ったのか、気を利かせてくれたのか、
泣くのに必死だった私にはわからない。
出来れば後者がいいな。

唯「落ち着いた?」

梓「……はい」


50 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/12/31(月) 17:25:05.83 ID:IOkK4X+dT
梓「本当にご迷惑を……」

唯「も~だから気にしてないって」

こんな時は唯先輩も年上のひとなんだなって思える。
甘えておいて失礼な言い草だけど。

梓「なんだかすっきりしちゃいました。ありがとうございます」

唯「よかった。これでも私はあずにゃんの先輩だからね!」

梓「そうですね……実感しました。では落ち着いたのでそろそろ帰ります」

唯「送っていこうか?」

梓「いえ、もう大丈夫です」

唯「そっか、バイバイあずにゃん。今度遊ぼうね!」

梓「はい。失礼します」

今度こそ吹っ切れた……かな。
唯先輩ありがとう。
あとは……とにかく明日のために練習しよう。


52 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/12/31(月) 17:30:32.38 ID:IOkK4X+dT
梓「こんにちは~……」

翌日の放課後。
私は一足先に部室を訪れていた。
見納めという訳じゃないけど私にとっての高校生活はこの部室だったからなんとなく……

梓「あれ?」

ソファーにギターケースが立てかけてある。
もちろん私のじゃない。

梓「これって……」

憂「こんにちは~」

純「なんだ先に来てたんだ」

梓「うん。それよりこれ……」

憂「そのギターお姉ちゃんに貸してもらったんだよ」

道理で見たことあると思った。
憂がケースを開けて中身を取り出す。
久しぶりに見たけどどうやらちゃんと手入れしているみたい。

梓「ギー太……」


54 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/12/31(月) 17:36:22.76 ID:IOkK4X+dT
純「ギー太?」

梓「そ。このギターの名前」

憂「お姉ちゃん自分のものによく名前つけるんだ」

純「へえ~それでギー太ねえ」

純「梓のギターにも名前あるの?」

梓「な、ないわよ」

純「へえー……」

さわ子「あら、じゃあこれはまたお役ゴメンね」

いつの間にか私達の隣にいた先生がフライングVを持っている。

梓「それなら先生も一緒にやりませんか?」

さわ子「あらいいの?」

梓「もちろんです」


55 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/12/31(月) 17:41:02.43 ID:IOkK4X+dT
さわ子「ギターが3人にベースが1人ねえ」

梓「あはは、それを言ったらドラムもキーボードもありませんよ」

さわ子「それもそうね。でもリズムが取りにくいんじゃない?」

梓「なので、これを持ってきました」

さわ子「……オッケー。ちょっと取ってくるわね」


56 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/12/31(月) 17:47:02.14 ID:IOkK4X+dT
私の、私達の軽音部はこれで終わってしまうけど。
それでも力を合わせてくれて……

さわ子「はい、準備できたわよ。でもこれだとさらにごちゃごちゃになるんじゃない?」

梓「今回は楽しければいいです」

純「それなら私も失敗が怖くないわ」

憂「もうー純ちゃんてば」

こうして音楽を楽しめる仲間がいる。
部長をやった甲斐もあるというものだ。

さわ子「それじゃいくわよー。ポチっとな」



  『うわっとっと!』





END

 


57 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/12/31(月) 17:55:17.77 ID:J0NwwXXeO
良かったぜ、おつん


58 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/12/31(月) 18:00:59.43 ID:wAQQ2H0Q0

あずにゃん部長が新軽音部のために奔走する話し好きだな










上条「よぉデレデレ」御坂「デ…デレデレって呼ぶなぁ//////」

2013-03-14 18:32:06 | とある
1 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 17:01:41.95 ID:bksaurJf0
デレ御坂は至高 

8 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 17:41:36.42 ID:+BNGyAeNO
上条「よぉデレデレ」

御坂「デ…デレデレって呼ぶなぁ//////」

上条「よぉドロドロ」

御坂「ビチャビチャ//////」

上条「よおゲレゲレ」

御坂「ぬわーーーーっっっ!!!」

上条「よぉムラムラ」

御坂「//////」


上条「……」

美琴「……///」

上条「そういうことかっっ!!!」

9 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 17:49:20.05 ID:+BNGyAeNO
上条「よぉビリビリ」

美琴「ビリビリって呼ぶな」ビリビリ

上条「おぉ、戻った!」

美琴「いいわ、あんたは超電磁砲をご馳走してあげる……」

上条「よぉへにゃへにゃ」

美琴「へにゃーん」

上条「ようヨボヨボ」

美琴「ふがふがふがふが…」

上条「ようピチピチ」

美琴「プクプク~」

上条「?」

美琴「ゲッソー」

美琴「ヨッシー」

上条「マリオワールドか」

10 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 17:57:43.78 ID:+BNGyAeNO
美琴「ぴちぴちー」ピョンピョン

上条(ふひひ、こうなったら上条さんも男ですから、超デレデレの御坂がみたくなってきましたよ…?)ムラムラ

上条(よし、これだ)



上条「よぉラブラブ」



美琴「………」

美琴「///」カァーッ


美琴「ダーリン……」ニジリ

上条(ふひっ、来い来い)

美琴「最大級愛情表現ー!!!」バリバリバリバリ!!!

上条(しょ、しょんな…、なじぇ……?)ボロッ…

上条(あ、うる星やつらか……。ふ、不幸だ……)バタッ

28 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 18:31:41.79 ID:GOLdZ1cRO
ツンのないデレールガンとな

36 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 18:54:21.74 ID:GOLdZ1cRO

美琴「ちょろっとー」クイクイ

上条「ん? あぁビリビリか、なんか用か?」

美琴「えへー」

ピト

上条「」

美琴「ね、ご飯食べに行こ?」

上条「………違う」

美琴「んー?」ギュー

上条「こんなのは御坂じゃない!」

美琴「なに言ってんの?」

上条「違うんだあぁぁ!」ダッ

美琴「あ、ちょっとー!」


つまり黄身のない卵だ

37 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 19:07:27.34 ID:WMTpmGNH0
よく分からない

39 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 19:39:02.77 ID:GOLdZ1cRO

卵は黄身と白身と殻がある。
貧乏学生にはこれ以上ないほど安定したタンパク源だ。
だから卵が好きだ。
生、半熟、完熟、様々な形に姿を変え、食生活に変化をもたらしてくれる黄身が好きだ。

味はさしてないが、素晴らしい食感をもたらしてくれる白身が好きだ。

サルモネラ菌は怖いが、殻も好きだ。

たぶん。


そして私こと上条当麻はとある少女に恋をしていた。

ツンデレ属性には堪らない、強気で華奢な女の子。

つい最近、その少女から黄身が消えていた。

41 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 20:07:01.86 ID:GOLdZ1cRO

場所は通学路上にある自販機の前。
買うつもりはない。 俺はこの自販機は信用していない。

しかし気づいたことがある。
自販機側面に付いた凹み。 もちろんこれは超電磁砲こと御坂美琴の御足の痕跡なのだが、最近“上書き”がされていないのだ。

上条「いったいなにがあったってんだ……?」

見慣れた自販機を離れ、疲れた体に休息を与えるためベンチへ向かう。

上条「まぁ、蹴り入れないこと自体はいいことなんですがねぇ…」

誰に聞かせるわけでもなく一人ぼやきながらベンチに腰掛けていると、ふいに背後から聞き慣れた声がした。

美琴「あ、こんなとこにいた!」

常盤台の電撃姫、御坂美琴の御登場である。

43 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 20:19:18.20 ID:GOLdZ1cRO

整った顔立ちに華奢な体つき。
傍から見ればただの女子中学生、幾多の修羅場をくぐり抜けてきた学園都市が誇るレベル5だとは誰も思うまい。

上条「おー、お前もいま帰りか?」

美琴「うん、ここに来れば当麻に会えるかなー、って」

そう言って後ろから俺に抱き着いてきたリアル・ラムちゃん。
なにか背中に当たっているような気がするが気のせいだろう。

美琴「ね、第8学区に新しいデパートが出来たんだって。 一緒に行こ?」

と、今度は俺の前に回って催促。
ちくしょう、笑顔に後光がさしてやがる。

上条「あ、あぁ、いいよ、行こうか」

美琴「えへー、デートだよデート!」ギュー

上条「で…! こら、あんまりくっつくと足引っ掛かるぞ!」

どうやら御坂美琴は俺に好意を抱いてるらしい。
傍から見れば幸せそうなカップル。

しかし、なにかが違うのだ、なにかが。

44 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 20:26:09.84 ID:zm/8ep660
ほう。続けてくれ

45 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 20:28:37.78 ID:GOLdZ1cRO

ところ変わって先程話題にも上がったデパート。
御坂美琴は相変わらず俺の左腕に抱き着いたままだ。

美琴「えへー」ギュー

上条「……さっきからずっとそうしてるけど、なにか見たいもんとかあるんじゃねーのか?」

美琴「んー、私は当麻と一緒に歩いてるだけで幸せだけど?」

咄嗟に、上を向いた。
14歳の屈託のない笑顔というのは文字通り鼻血物である。
しかも自分に好意を抱いているのが確定しているのだ。
場所が違えば何回目かの過ちを犯してしまっていたかもしれない。

美琴「……当麻?」

上条「あぁ、大丈夫だ、ちょっとお花畑が見えただけだから」

美琴「当麻の頭の中ってメルヘンなのねー」

メルヘンか。

たしかにメルヘンに汚染されているのかもしれない。



なにかが違うのだ、なにかが。

48 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 20:37:34.77 ID:GOLdZ1cRO

結局デパートではなにも買わず、中にあったカフェで一息ついただけ。
外はもう薄暗く、街灯の光が駐車場を照らす。

美琴「………寒いね」

上条「ん、もうすぐ冬だからな」

来た時と同じく、御坂美琴は俺の左腕にしっかりと固定されている。
冷たい風にさらされている右手と美琴の体温が伝わる左手の温度差が、俺の脳の処理速度を多少鈍らせる。

美琴「ねぇ、当麻」

上条「ん?」

美琴「寒い」

上条「あぁ、寒いな」

ふと交差点の向こうに目をやると、赤や緑といった電飾で彩られた街がひろがる。
……あぁ、もうすぐクリスマスか。
どうりで寒いわけだ。

美琴「ねぇ当麻、こっからだと当麻の家のほうが近いよね?」

上条「そうだけど……」

49 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 20:43:16.82 ID:tPM4qFV3O
インセックスにデックスを見せ付けろ

50 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 20:44:49.59 ID:GOLdZ1cRO

美琴「……当麻の家、行きたい」

上条「それは……」

美琴「ダメ?」

またしても、空を仰いだ。
寒さで紅く色づいた頬、潤んだ瞳。
身長差があるので必然的にそれは上目使いとなるのである。
幸い、ウチの居候は安定した食生活を求めて小萌先生のところに寄生している真っ最中。

上条「いや、大丈夫だ」

美琴「ホント? やったぁ!」

もう我慢はしない。 これ以上は首の骨が折れてしまう。

美琴「ちょ、ちょっと! 鼻血、大丈夫!?」


……大丈夫ではない気がする。 おもにアタマが。



――――なにかが違うのだ、なにかが

52 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 20:55:54.21 ID:GOLdZ1cRO


上条「足元、滑るから気をつけろよー」

美琴「大丈夫、当麻が助けてくれるもん」

冷えたコンクリートの階段を一歩一歩あがっていく。
すこぶる上機嫌で跳ねるように登っていく美琴に注意をそそのかした直後。

それは多分、偶然だった。

美琴「きゃっ……!」

上条「……御坂!」

美琴が、足を踏み外した。

上条「くっ……!」

美琴の華奢な体を抱き留め、傷つけぬよう自分の体で包みながら階段を転がりおちていく。

最下段まで達した時、俺の脳が確認したのは体全体から伝わる痛みと

上条「―――!?」

唇の温もりだった。

55 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 21:03:50.45 ID:GOLdZ1cRO

美琴「あ……」

すぐに離れた温もり。
美琴はいま俺の上で馬乗りの状態でフリーズしている。

上条「御坂……」

冬の夜空の下、アパートの申し訳程度の明かりの中でも、美琴の顔が真っ赤に染まっていくのが確認できた。

美琴「当麻……」

それは2人とも無意識に、ごく自然と。
もう一度、お互いの唇を確かめようと腕を交差させたその刹那。

土御門「あのにゃー、クリスマスが近いとはいえ、唯一の階段を塞がれるとどうしていいか……」

美琴「………」

雷鳴が轟いた。

57 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 21:14:06.96 ID:GOLdZ1cRO


上条「はい、どうぞ」

無事、部屋の前へとたどり着いた俺は英国の紳士よろしく美琴を中へと招きいれる。
階段の踊り場に炭が転がっていた気がするが気のせいだろう。

美琴「おじゃましまーす♪」

普段から整理している、もとい整理するだけの物がない俺の部屋はいつも片付いている。
普段は寂しいが、こういうときには安心きわまれり。

美琴の後をついて部屋に入る。

上条「ん? どこいった?」

先に入った電撃姫な姿が見当たらない。
思案しながら寝室に入り、部屋の明かりを付けるとベッドにぬいぐるみが一つ増えていた。

美琴「えへへ、当麻の匂いだー」


……鼻血はもう、でない。

58 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 21:24:46.01 ID:GOLdZ1cRO

美琴「ね、当麻」

自らの欲望を必死に押さえ付けているのを知ってか知らずか、御坂美琴はベッドの上でバタ足をこいている。

美琴「このベッドなら、2人で寝られそうだね」

三度、天井を仰ぐ。
普通、これなら夜の遊びもバッチコイだね! 今日は燃えちゃうぞー! なんて妄想が頭をよぎるだろう。
私こと上条当麻も例外ではない。

過熱した脳を冷やす為しばらくそのまま立ち尽くしていると、お姫様はまたバタ足を始めた。

美琴「ねぇ、聞いてる? ……て、ちょっと! また鼻血!? 大丈夫!?」


お姫様は短パンを履いていなかった。

60 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 21:31:17.54 ID:GOLdZ1cRO


気がつくと、俺は美琴を押し倒していた。
我ながらよく我慢したと思う。
だが、物事には限度というものがあるだろ?
思春期の男が自分を好きな女の子の誘いを無視できるわけないだろ?

美琴「当麻……?」

俺を見上げてくる、あどけない顔。
中学生だからまだこの状況を理解できないのか?

上条「御坂……!」

もうなにも考えられない、なにも……。
そして―――


ピンポーン……


玄関の呼び鈴が、鳴った。

62 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 21:36:18.09 ID:GOLdZ1cRO

上条「……すまん、御坂」

美琴「当麻……」

ゆっくりと体を起こし、玄関へ向かう。
ちくしょう、頭が痛い。
両想いなんだ、好きにやっちまっていいはずだろう?
と考える一方で、無垢な女の子に自らの欲望を叩き込むのを否定する自分がいる。

頭を抱えながら扉を開くと、そこにはまたも見慣れた顔。


黒子「お姉様は、ここにいまして?」


………今日は、厄日だ。

63 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 21:42:28.49 ID:9lltidI3O
続きを読みたければワッフルワッフルと書き込んでください

64 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 21:44:49.34 ID:GOLdZ1cRO

上条「白井か……」

黒子「お姉様の異変、もうお気づきでしょう?」

どうやら白井からはベッドの上にいる美琴は見えていないようだ。
美琴も、布団の匂いを嗅ぐのに夢中で黒子には気づいていない。

―――異変か、そのおかげで俺の脳まで異変を起こしかけているんだ、早いとこ説明してくれ。

黒子「……すみません、ちょっとした悪ふざけのつもりでしたの。 まさか、こんなに効き目があるなんて……」


白井の話によると、以前の幻想御手(レベルアッパー)の折に使用されたものを応用して、とあるソフトを作ったそうな。

木山博士監修の、名付けて「デレールガン」。

使用した者を素直にしてしまうという、ある意味くだらない装置。

67 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 21:59:14.19 ID:zwLv0btR0
わっふるわっふる

69 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 22:04:32.67 ID:GOLdZ1cRO

上条「で、どうやったら元に戻るんだ?」

正直、元に戻すのは惜しい気がする。
しかしこのままというわけにもいくまい、俺の理性もここが限界だ。

黒子「いえ、今回のはそんなに持続性はないものでして……」

上条「つまり放っとけば元に戻ると?」

黒子「……今朝」

上条「……ん?」

黒子「今日の朝には効き目は切れるはずでしたの、なのにまだお姉様が素直なままなので気になりまして……」

上条「ソフトに異常があったってことか?」

黒子「いえ、ソフトは完璧なはず、非常に申し上げにくいのですが……」


黒子「………お姉様が演技をなされている、としか」

71 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 22:10:49.77 ID:GOLdZ1cRO


…………なんだって?


美琴が演技?

つまり、効き目が切れたのを自覚していながら、素直な御坂美琴を演じ続けていると?

上条「……でも、いったいどうして」

美琴なら、効き目が切れた途端に真っ赤になりながら必殺10億ボルトを放ってくるはずだ。
なぜ、そうしない。
素直でいることに、なんらかのメリットがあったから?

上条「あ……」

素直。

つまり美琴の俺への気持ちは本物。
この数日間、積極的な美琴に押された俺はいつも美琴と一緒にいた。

アイツが、望んだから。

75 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 22:20:08.90 ID:GOLdZ1cRO

そこまで考えたところで、俺の思考は部屋からの物音により中断された。

美琴「……」

俯き、立ち尽くす美琴。
今の話を聞かれたか。

……僅かだが肩が震えているように見える。

そして

美琴「…!」ダッ

上条「御坂………、………うわっ!?」

美琴は無言のまま俺と白井を押しのけて外へと飛び出していった。

上条「おい! 御坂ぁー! チッ……!」

おいおい、靴もほうり出してこの寒空の下どこへ行こうってんだ。

黒子「あの……」

俺は美琴の靴と上着を手に取ると、呆然としている白井には目もくれずに走り出す。


雪が、降り出した。

77 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 22:22:23.21 ID:zm/8ep660
ほうほう


78 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 22:33:30.55 ID:GOLdZ1cRO

随分と走った。

イルミネーションに彩られた街を通り過ぎ、街灯の少ない公園へと。
なぜだかはわからないが、美琴はここにいると確信していた。

上条「はぁ…はぁ…御坂……!」

息を激しく吸い込む度、冬の空気が喉を刺す。
しかしそんなことは気にもせず、俺の両目は見慣れた姿を映し出した。

とある自販機の傍のベンチ、小さな影。

上条「…」

体育座りで膝に顔をうずめ、ちょこんと座る御坂美琴がそこにいた。

上条「……風邪、ひくぞ」

そっと上着を被せると、美琴の肩がびくりと揺れる。
まだ、顔は深く俯いたままだ。

上条「……靴も」

美琴「うん……」

靴を渡そうとした時、美琴は掠れて消えそうな声で返事をしてくれた。

80 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 22:43:15.01 ID:GOLdZ1cRO

美琴「……アンタ、私のこと変だと思ってんでしょ」

上条「……どうしてさ」

美琴の横に腰掛け、少し視線を上に向けると澄んだ星空が広がる。

美琴「アンタは……、優しいから……!」

少し嗚咽の混ざった涙声。

美琴「アンタは優しいから、私が、積極的に頼んだら断れないだけなのよ」

上条「……そう、かな」

美琴「でも…! アンタは一緒にいてくれた…! それが、すごく、嬉しくて……!」

嗚咽が混じり段々と聞き取れなくなっていく言葉。

すぐ隣に俯いたまま涙を流す少女。
だが何故か、俺の心は満たされていく。

83 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 22:49:09.85 ID:GOLdZ1cRO

美琴「だから…、私が素直なままでいれば、もっと、一緒にいれるかなって……!」

上条「御坂……」

美琴「ごめん…、自分勝手だよね、私、ホントに…」

上条「あのな、御坂」

美琴「……」

電撃姫はいまだ俯いたまま。
返事はないが、聞こえてはいるはず。

上条「……正直、最初はびっくりした」

美琴「…」

美琴の肩が揺れる。
だが、ここで話をやめるわけにはいかない。

84 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 22:55:57.33 ID:GOLdZ1cRO

上条「抱き着かれた時は気が気じゃなかったよ」

美琴「…」

上条「今まで片思いしてたやつがさ、いきなり猛烈アタックしてくんだもんな」

美琴「……ふぇ?」

やっと、顔をあげた。
うむ、泣き腫らした顔もなかなか情欲を誘う………、おっと、いかんいかん。

上条「いきなりなにがあったんだ、って思う一方でさ、このままでいいかもって思う自分がいて」

美琴「……」グシグシ

そう言いながら笑いかけると、突然顔を手で覆う。
……懸命に涙の跡を拭おうとしているようだ。

……なかなか可愛い。

85 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 22:57:13.10 ID:zm/8ep660
ドキドキ

92 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 23:06:16.31 ID:H9Hgi0phO
やっぱり俺の妹を任せられるのは上条だと確信した

94 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 23:09:50.17 ID:GOLdZ1cRO

上条「……でも、なーんか足りない気がしたんだよ」

美琴「ぇ…」ジワ

上条「…俺が惚れたのは、素直じゃないとこも引っくるめての御坂でさ。 素直なのも可愛いけど、なんか物足りないんだよな」

一旦、大きく深呼吸。
冷たい空気が肺に染み渡り、俺の決意をいっそう強くしてくれた。

上条「素直なままじゃなくていいからさ、このまま、ずっと一緒にいてくれ」


あれ? これは交際を申し込むというよりはプロポーズ?

まぁ、いいか、どっちもたいして変わんねぇ。

95 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 23:16:49.34 ID:GOLdZ1cRO

美琴「あ……あぅぁぅ……」

当の本人は口をパクパクさせながら顔を真っ赤に染め上げている。

金魚みたいだ。
そんなに間抜け面じゃないけども。

上条「御坂……」

そっと肩を抱き寄せ、今一度向き合う。

街灯がスポットライトだと、誰が言っただろうかまさしくその通りで。
明かりの少ない夜の公園、自販機と街灯で照らし出されたベンチはさながら舞台のようだ。

96 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 23:22:31.78 ID:GOLdZ1cRO

それはまた、ごく自然と。
向き合った美琴との距離は段々と近づいていき……。

美琴「当麻……」

あと少し、もう少しでお互いの唇が触れ合うというところで。



黒子「お姉様、こんなところにいましたの………、って、あら?」


本日の空気嫁第一号。

97 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 23:23:42.60 ID:GOLdZ1cRO



雷鳴が、轟いた。



.

99 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 23:33:47.83 ID:GOLdZ1cRO


時間は午前1時過ぎ。
場所は私こと上条当麻の部屋。

未曾有の雷によって白井を消し炭にした美琴と、そのとばっちりを受けた俺は自室にて出来たばかりの恋人の看病をうけていた。

上条「右手を出す間もなかったわけですが……」

美琴「ごめん、ちょっとやり過ぎたかも……」

上条「ま、いいさ、ところで…」

美琴「あ………」

す、と少し顔を近づけただけで耳まで紅くする電撃姫。

出会いは偶然だった。

進展も偶然だった。

今回、想いが通じ合ったのも偶然だった。

最初のキスも………


上条「偶然ばかりに任せてちゃいけないからな」

102 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 23:37:53.14 ID:zwLv0btR0
>上条「偶然ばかりに任せてちゃいけないからな」

上条さんかっけーっす

103 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 23:38:22.51 ID:GOLdZ1cRO


雪の降りしきる12月。



学園都市のとある一室に重なる影がひとつ。



クリスマスはもうすぐそこ………。





Happy End

104 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 23:39:00.57 ID:N3dnXji6O


105 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 23:39:53.89 ID:GOLdZ1cRO
続きはウェブで

106 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 23:40:35.14 ID:zwLv0btR0
最高のハッピーエンドをありがとう
ところでどこのwebで続きが読めるんですか?

107 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 23:41:24.19 ID:CRFnxoWH0
乙 よかった

109 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/06(土) 23:48:35.00 ID:GOLdZ1cRO
ま、日付変わる前に終わってよかった

読んでくれた人、ネタをくれた>>1もありがとう

112 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/07(日) 00:11:15.69 ID:otZBRR530
すばらしかった
やっぱSSはこれぐらいコンパクトがいいな

113 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/07(日) 01:34:30.24 ID:9HtIll3r0
otu!!!!!!

114 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/07(日) 01:47:59.32 ID:8aOCilPrQ
良き上琴をありがとう

115 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/07(日) 02:14:12.91 ID:H98Uis1KO
良かった 乙

117 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/07(日) 02:45:14.34 ID:4Fxn70kf0

ところで、くりすますってなんだっけ?
食べられるの?


上条「そこのお嬢さーん!キスしましょう!」黒子「いやああ!!!」

2013-03-14 18:13:25 | とある
1 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/18(月) 11:49:02.15 ID:zMQwWFlg0
諸星あたるっぽい上条さんでお願いします

インデックスはいなかったことにして御坂と同棲してる感じで


7 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/18(月) 11:55:24.30 ID:XqF9w9Gt0
ぎゅっ

上条「さあさあ、そんなこと言わずに口と口を合わせるだけではありませんか~」ンー

黒子「嫌っ!!嫌っ!!嫌っ!!嫌あああああ!!!」

上条「嫌よといいながら期待してますね、体温が上がるのを感じます」ンー

御坂「何やっとんじゃごらあああああ!!!!」ビリビリビリビリ

上条「とうっ!」パキーン

黒子「今ですわっ!!」ヒュンッ

上条「ああっ!俺のお嬢さんが!!」

御坂「なぁ~~にが俺のお嬢さんよぉ・・・」イライラ

海原「おはようございます御坂さん。今日もお美しいですね」ニコ

御坂「あ、どーも」

上条「くそっ、美琴が邪魔しなきゃメアドゲットすら夢じゃなかったというのに」ギリギリ


俺の中じゃこんなイメージ


17 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/18(月) 12:24:24.63 ID:1+lupICpO
だーりンだっちゃァ


23 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/18(月) 12:43:06.48 ID:7czIp7FaO
高橋留美子先生は偉大やで


30 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/18(月) 13:02:05.41 ID:XqF9w9Gt0
上条「だがあの制服は常盤台のもの、この辺を歩いているということはあっちの寮に住んでるってわけだ」

上条「ふっふっふ、必ずアタックしてやるぜ」

海原「御坂さん、今夜フレンチなどご一緒にどうでしょうか?」

御坂「え?当麻と一緒ならいいけど」

海原「いけません、こんな野蛮人を連れていったらお店に迷惑がかかります」

上条「と、いうことはその店にはかわいい女の子がいっぱい働いているんだな?」

海原「ほら、こんな感じですから」

御坂「じゃあやめとく、今夜は私のスペシャルディナーで当麻を喜ばせてあげるんだから!」

海原「では自分もそちらにご相伴を預かりにいってもよろしいですか?」

御坂「えー」

上条「おう、来い来い、美琴の料理全部お前に食わせてやる」


33 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/18(月) 13:08:04.83 ID:XqF9w9Gt0
御坂「むかっ!何よその態度!」

上条「お前の料理は俺の口には合わん」

御坂「なんですってえ」ギリギリ

海原「御坂さん、こんな男ほっといて自分と二人っきりのディナーを楽しみましょう」ポン

上条(美琴の激辛料理食って舌破壊されちまえ)

御坂「絶対に食べてもらうんだからね!」

上条「やだよーん、遅刻する前に俺はもう行っちゃうからなー」タタッ

御坂「こらーー!!まちなさーーい!!」タタッ

海原「よし、今日は特別に仕立てたスーツに花束を持って伺うとしましょう」キラッ


34 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/18(月) 13:10:56.97 ID:XqF9w9Gt0
校門前

黄泉川「おはよーう」

青ピ「おはようございまーす」

姫神「おはようございます」

黄泉川「ん、今日もいい天気だな」

だきっ!

黄泉川「ひっ!」ゾワッ

上条「よみかわせんせーおはよーございまーす」スリスリ

黄泉川「お、おおおおおおお前えええ!!!」

上条「先生、今日もほんのりお酒のにおいが大人っぽくそしてセクシーですね」キリッ


35 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/18(月) 13:15:05.48 ID:XqF9w9Gt0
黄泉川「またお前か上条!!」

上条「ええ、今日も先生のセクシーボディに顔をうずめるためにこうして参上した次第です」

黄泉川「ええいうっとおしい!いい加減離れろ!!」

上条「嫌です!俺はもう先生から離れては生きていけないんです!!」

黄泉川「こんの・・・セクハラ悪ガキがああ!!」

どっかーーーーーん

上条「うわー!」

ひゅーーーーーーん

黄泉川「はぁっ、はぁっ、朝から疲れさせてくれるじゃんよ」


36 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/18(月) 13:21:51.06 ID:XqF9w9Gt0
御坂「おはよーございまーす」

黄泉川「ああ、おはようじゃん」

御坂「あれ、何か疲れてるみたいですけどまた二日酔いですか?」

黄泉川「二日酔いになるほど夕べは飲んでないじゃんよ」

御坂「でもお酒くさい」クンクン

黄泉川「ああ、そりゃ目覚めに飲んだ八海山じゃん」

御坂「だめな大人の見本って感じ」

削板「よいのですか校長先生、飲酒をした教師が校門の前に立つなど」

アレイスター「元気があってよろしい」

削板「は?」

海原「おはようございます黄泉川先生、今日もお美しいですね」ギュッ

黄泉川「こら、手を握るな」


37 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/18(月) 13:25:20.10 ID:CmXeZud80
黄泉川先生は大好物だ、続けなさい


38 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/18(月) 13:26:18.40 ID:6IN+6h+g0
支援


39 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/18(月) 13:30:35.42 ID:XqF9w9Gt0
海原「この寒空の中早朝から校門の前に立って登校する生徒を見守る先生の苦労を考えると自分は心が痛むのです」サスリサスリ

黄泉川「どうどうと人の手をさすらないでもらおうか」

上条「そうだ海原!俺の黄泉川先生だぞ!」

黄泉川「誰がお前のだ」

御坂「ちょっと当麻!こんな年増にでれでれしてんじゃないわよ!」

黄泉川「誰が年増だだぁれが」

海原「先生、自分は歳の差なんて気にしませんから」

黄泉川「お前の意見なんて聞いてないじゃん」

上条「そうだぞ海原、黄泉川先生はお前なんて眼中にねーんだぞ。あっちいけ」シッシッ


42 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/18(月) 13:39:38.94 ID:XqF9w9Gt0
黄泉川「ってお前はいつの間に戻ってきたじゃんよ」

上条「嫌ですね先生、先生の照れ隠しなんかで先生の前からいなくなったらそれは恋人とは言えないじゃないですか」

御坂「当麻には私がいるでしょ!!」

上条「すまない美琴、俺は今黄泉川先生との愛で忙しいんだ、このかばんを持って先に教室へ行っててくれ」

御坂「こんのぉぉ」イライラ

海原「御坂さん、ご安心ください、自分なら御坂さんも黄泉川先生も平等に愛してみせますから」

黄泉川「お前らの愛などいらんわ!私には一方通行がいる」

上条「あんなヒョロモヤシの何がいいんだか」

黄泉川「お前らなど比べ物にならんわ」」

海原「自分のトラウィスカルパンテクウトリの槍の前にひれ伏す姿が用意に想像できるのですがね」チャキ

削板「こらそこ!危険物を堂々と校内に持ち込むな!」

アレイスター「元気があってよろしい」


45 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/18(月) 13:43:36.92 ID:XqF9w9Gt0
削板「いや、校長」アレイスター「まあまあ」

ドンッ チャプンッ

削板「こ、校長、それは一体」

アレイスター「見てわからないのですか?ちゃぶ台と日本酒です」

削板「いや、それはわかるのですが」

アレイスター「削板先生は日本酒はだめでしたかな?」

削板「いえ、いけますが」

アレイスター「では枝豆と冷奴でやりますか」トクトク

削板「あの、校長」

アレイスター「ささ、まずは一献」

削板「あ、いただきます ん」ゴクゴク


46 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/18(月) 13:43:54.64 ID:S20JGPL60
削板が常識人ってのが想像できませんねぇ…


47 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/18(月) 13:45:02.68 ID:CmXeZud80
それでも歳の差なんて気にs(ry


48 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/18(月) 13:48:19.58 ID:XqF9w9Gt0
>>46

今ふと思ったけど削板じゃなくてアックアにしとけばよかった・・・

リテイクしてもいい?


52 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/18(月) 13:55:15.71 ID:XqF9w9Gt0
アックア「ぷはっ」

アレイスター「いい飲みっぷりですな。もう一献」トクトク

アックア「ややっ!これはこれは」

アレイスター「ささ、ぐぐっと」

アックア「失礼します ん」ゴクゴク

アレイスター「ほう、お強いですな」

アックア「ぷはっ」

アレイスター「枝豆もどうぞ」

アックア「いただきます」もぐもぐ

アレイスター「青春、それは破壊の衝動との戦い。先生にも覚えがあるのではありませんかな?」

アックア「破壊、ですか?」


手間なので皆様の脳内で
>>36 >>42 >>45 の削板をアックアに置き換えてください。お願いします


54 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/18(月) 13:59:56.10 ID:XqF9w9Gt0
アレイスター「無理やり枠にはめられ息苦しく肩身の狭い思いをさせられ」

アックア「なるほど、言われてみればそうですな」

アレイスター「あの子たちを見ているとそれを思い出すのです」

アックア「わかるのである。私も若い頃は」

アレイスター「先生、御覧なさい、まるで殻を破って外に出ようとしている雛ではありませんか」


御坂「いい加減にしろおおおお!!!」ビリビリビリ

上条「おっとあぶねえ!」ヒョイッ

ドカアアアアアン!!!!

海原「御坂さん!加勢せいます!!」キラッ

上条「とりゃっ!」ヒョイ

グッシャアアッ!!


アックア「・・・・」


55 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/18(月) 14:06:31.34 ID:XqF9w9Gt0
どかーん! ばっきーん!

アレイスター「どうです。青春でしょう?」

アックア「明らかに違うと思うのですが」

アレイスター「ほう、どう違うと?」

アックア「少なくとも校門を破壊するなどということは」

アレイスター「よいではありませんか、破壊から創造は生まれるのです」

アックア「しかし校内の設備を破壊することはルールを破ることに」アレイスター「アックア先生」

アックア「はい」

アレイスター「あなたは勤務時間にお酒を飲みましたな?」

アックア「ぶふっ!」


56 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/18(月) 14:11:28.93 ID:XqF9w9Gt0
アレイスター「あなたは自分でルールを破っておきながらそれを生徒に強いるのですかな?」

アックア「勧めたのは校長先生である!」

アレイスター「ではアックア先生は生徒に勧められれば酒を飲んでもよいと教えるのですかな?」

アックア「うぐっ」

アレイスター「先生、何事もとらわれてはならんのです」

アックア「し、しかし・・・」

上条「枝豆うまいなこれ」モグモグ

海原「朝から冷奴というのも乙なものですね」モグモグ

御坂「こんなところにするめまであるわ」モグモグ

黄泉川「まったくお前らは毎朝毎朝」ゴクゴク


58 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/18(月) 14:19:34.90 ID:XqF9w9Gt0
アックア「食うな!!」

上条「何をそんなにでかい声をあげとるか」モグモグ

海原「このような所にちゃぶ台を置いて酒盛りをしているくせに何を言うのですかね」モグモグ

御坂「このするめ硬いいぃ」モグモグ

黄泉川「悪くない酒じゃんよ」ゴクゴク

アックア「そして黄泉川先生も飲まないでいただきたい!」

黄泉川「私の前に酒を置くのが悪いじゃん」ゴクゴク

アックア「今は勤務中である!」

黄泉川「ここは校門の外じゃん、学校の敷地の外なら問題ないじゃんよ」

アックア「え?」

黄泉川「だからアックア先生も飲むじゃん」トクトク

アックア「は、はあこりゃどうも」


59 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/18(月) 14:24:18.62 ID:XqF9w9Gt0
キーンコーンカーンコーン

アレイスター「おや、朝のHRが始まる時間ですな。教室へ入りましょう」

上条「うむ、善良な生徒は遅刻などせんからな」

海原「では、行きましょうか御坂さん」

御坂「一時間目何だったけ?」

黄泉川「ほらアックア先生、さっさと片付けるじゃん」

アックア「は、はあんぐっ」ゴクゴク

アレイスター「おや、アックア先生」

アックア「ぷはっ はい?」

アレイスター「先生の左足が学校の敷地に入っていますな」

アックア「ぬ?」


60 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/18(月) 14:29:40.96 ID:XqF9w9Gt0
上条「あ、本当だ」

御坂「不良教師ね」」

海原「これで普段われわれを取り締まっているかと思うと」

黄泉川「やっちまったじゃん」

アックア「いや、そもそも私は飲まされた側であって!」アレイスター「アックア先生」

アックア「はい」

アレイスター「罰としてここの後片付けを命じます。よろしいですね?」

アックア「へ?」

上条「がんばれ!」

御坂「応援してるわー」

海原「きれいにしてくださいね」

アックア「・・・理不尽である」


61 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/18(月) 14:35:43.66 ID:XqF9w9Gt0
黒子「先生、今日からよろしくおねがいしますわ」ペコ

小萌「そうかしこまらなくてもいいのですよー、ここはお嬢様学校ではないのですから」

黒子「そうは言っても習慣になってしまいましたから中々難しいものがありますわね」

小萌「ま、そのうち慣れてくれると思いますから」

黒子「先生のクラスはどのような雰囲気のクラスですの?」

小萌「う~~~、なんといいますか・・・」

黒子「?」

小萌「ちょ~~っと個性的なクラスなのですよねぇ~~」ハハハ

黒子「はぁ」

黒子(ですがいくらなんでも今朝のような野蛮人と同じクラスにはならないはずですわ)


62 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/18(月) 14:41:08.53 ID:XqF9w9Gt0
上条「いやー、朝からするめってのも悪くないな」モグモグ

御坂「あごが疲れてくるわ」モグモグ

海原「温めればいくらかやわらかくなるのですけどね」モグモグ

吹寄「教室で堂々とするめを噛むんじゃないわよ」

上条「わかってないな吹寄は。朝校門の前で酒盛りが行われてたんだぞ?普通するめくらい食うだろ」モグモグ

吹寄「ごめん、貴様の常識でものを語るのをやめてくれる?」

海原「するめにはそれだけの魔力があるということですよ吹寄さん」ニコ

吹寄「にこやかに言われても納得できないっての」

御坂「ごちゃごちゃ言ってるけど結局食べたいんでしょ?はい」

吹寄「いらないわよっ!」

上条「こらこら吹寄、怒ってちゃ話が進まないだろうが」モグモグ

吹寄「とりあえずするめを口から離してしゃべりなさい」


63 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/18(月) 14:47:42.22 ID:XqF9w9Gt0
ガラッ

小萌「みなさ~~ん!おはようございま~~す!」

吹寄「ほら、先生来たわよ」

海原「足のところが一番硬いですね」モグモグ

御坂「やば、もう無理かも」モグモグ

上条「だらしないやつだなあ」モグモグ

吹寄「先生が来たっていってんでしょうが貴様らはあ!!」

ゴツンッ!!! ゴツンッ!!!

上条「いてっ!」

海原「いたっ!」

御坂「何すんのよ暴力女」

吹寄「電撃女に言われたくないわ」


64 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/18(月) 14:56:13.07 ID:XqF9w9Gt0
小萌「あ、あわわわ、またですかあ!?」

青ピ「大体上条君と海原君のせいやと思いまーす」

姫紙「間違いではない」

海原「吹寄さんの一撃、自分の心にずっしりと来ました」

吹寄「そりゃどうも」

上条「お前ってやつはもう少し手加減しろよな」

吹寄「こうでもしないと貴様らは止まらないでしょうが」

小萌「おほん、こっちにちゅうもーく!」

上条「はーい」

海原「はーい」

小萌「上条ちゃんに海原ちゃん!かわいい女の子の転入生を紹介しますから少しの間静かにするんですよ?」

上条 海原「「何ぃっ!」」ガタンッ


65 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/18(月) 15:06:26.55 ID:XqF9w9Gt0
上条「こうしちゃおれんっ!」

海原「すぐにこのクラスになじめるように自分がエスコートしないと」

御坂「先生、逆効果ね?」

吹寄「ますます手がつけられなくなったわ」

小萌「あわわわ」

上条「先生、廊下にいるんですよね?」

小萌「待つのですよう上条ちゃーん!」

海原「先生、今は些細なことを気にしてる場合ではありません」

小萌「ああもう!」


66 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/18(月) 15:10:18.80 ID:XqF9w9Gt0
わーわー がやがや

黒子「にぎやかですわね、常盤台では考えられないことですわ」

黒子「それにしても飛び級が認められるようになったからといってすぐに転校とはいささか急ですわね」

ガラッ

黒子「もう入っていいのでしょうか?」

上条「転校生ちゃああああああんん!!!!」ピョーン

海原「仲良くしましょおおおおお!!!!!」ピョーン

黒子「ひいいいいい!!!!」


67 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/18(月) 15:16:50.52 ID:XqF9w9Gt0
黒子「いやあああああ!!!」ヒュンッ

海原「消えた!?」

上条「だが気配は近くに、そっちだ!!」ビシッ

黒子「ひいいっ!!」ビクッ

上条「おや、君は今朝のかわいいお嬢さんじゃないか」

黒子「あ、ああああなた何でここにぃ」ガクガク

上条「ふっ、知れたこと、僕もこのクラスで勉学にいそしむまじめな好青年だからですよ」ニコッ

黒子「そ、そんなぁ・・・」

海原「すみません、この獣が怖がらせてしまったようですね」ポンッ

黒子「ひっ!」

黒子(いきなり肩に手を?)


68 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/18(月) 15:23:20.35 ID:XqF9w9Gt0
上条「誰が怖がらせてるって?」

海原「あなた以外に誰かいますか?」

上条「失礼な、そのお嬢さんは照れているだけだ。お前こそその肩の手は何だ?」

海原「怯える女の子の肩に手を置いて何が悪いというんですか?」

上条「見ろ!嫌がってるじゃないか!」

黒子「い・・・い・・・・」ガクガク

海原「だからこれはあなたが怖がらせたからです。自分のせいではありません!」

上条「ふぅ、どうやら口で言ってもわからないようだなお前は」

海原「では、力ずくで?」

上条「当然!」

海原「返り討ちです!」チャキッ


69 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/18(月) 15:30:52.56 ID:XqF9w9Gt0
上条「ってわけだお嬢さん、俺の勝利を祈っていてくれ」ポン

海原「気安く触らないでいただきたいですね」パシッ

黒子「い・・い・・・・いい・・」

上条「馴れ馴れしすぎるんだよお前は。初対面なら初対面らしくしろっての」

海原「これは運命の出会いだからいいんです」

上条「お前には俺とお嬢さんをつなぐ赤い糸が見えないというのか」

海原「ないものが見えるわけがないでしょう」

上条「ならば見せてやろう、俺たちの愛の深さというやつを」ンー

黒子「いやああああああああ!!!!!」

吹寄「いいいかげんに」

御坂「しろおおおお!!!」


70 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/18(月) 15:38:59.20 ID:XqF9w9Gt0
ビリビリビリビリ!!!  ゴキンッ!!!

上条「がはっ」パタッ

海原「うぐっ」プスプス

御坂「大丈夫?」

黒子「はい、特には」

吹寄「とりあえずこの馬鹿共はほっといて教室に入りましょ?」

黒子「あの、ありがとうございます」

吹寄「どういたしまして、こいつらいつもこんな感じだからあなたも慣れればすぐにあしらい方覚えるわよ」

黒子「ぜひともご教授いただきたいですわ」


71 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/18(月) 15:47:45.75 ID:XqF9w9Gt0
小萌「と、いうわけで一悶着ありましたが、転校生の白井黒子ちゃんなのでーす!」

黒子「白井黒子ですわ。よろしくお願いします」

上条「先生!僕の隣を空けますので黒子ちゃんをここへ!」

御坂「つまり私にどっか行けってことよね?」

上条「当たり前だ!お前の顔なんていつも見てるからな!」

御坂「当麻ああああ!!」ビリビリ

上条「海原の盾!!」グイッ

海原「があああああ!!!!」

御坂「この卑怯者!!」ビリビリ

海原「あああ御坂さんの電撃というのもまた幸せええええ!!!」

黒子(何でもう復活して席についてますの?)


73 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/18(月) 16:08:43.60 ID:XqF9w9Gt0
小萌「えーと、ようやく落ち着いたようなのでこのまま先生の授業をはじめまーす、吹寄ちゃん、黒子ちゃんに教科書を見せてあげてほしいのです」

黒子「よろしくお願いしますわ」ペコ

吹寄「こちらこそ」

上条「くそっ、理不尽だ。何で俺の隣には美琴なんだよ」

御坂「まだ懲りてないみたいね?」

海原「御坂さんのような素敵な女性を無碍に扱うとは、やはり御坂さんにふさわしいのは自分のような」小萌「はーいそこのさんにーん」

上条「あん?」

御坂「ん?」

海原「はい?」

小萌「いい加減にだまりやがらないと放課後強制的にすけすけみるみるなのですよー?」

「「「はーい」」」


74 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/18(月) 16:17:47.26 ID:XqF9w9Gt0
昼休み

吹寄「白井さん、お昼は持ってきた?」

黒子「いえ、食堂を利用するつもりなので」

御坂「ここのはおいしくないからやめといたほうがいいわよ」

黒子「あら、そうでしたの?」

吹寄「なんなら私たちと一緒に食べない?」

黒子「え?でもそれだとお二人の分が」

御坂「大丈夫大丈夫、人数がいたほうが楽しいし、材料いっぱい持って来たから」

黒子「材料?」

吹寄「あったかいの食べさせてあげるわね」

黒子「はあ」


75 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/18(月) 16:24:06.25 ID:XqF9w9Gt0
宿直室

上条「おそいぞー、肉がこないと始まらないじゃねえか」

吹寄「何ももってこないやつが言うセリフじゃないわよ」

上条「わりばしと皿持ってきただろ?割れないように運ぶのも楽じゃねえんだよ」

黄泉川「六人か、少し狭いけど座れる人数じゃんよ」

海原「そろそろ出汁が染み出る頃ですね」

黒子「あの、これは・・・」

御坂「見てのとおり鍋よ。寒いからちゃっちゃとコタツ入っちゃって」

黒子「はぁ、失礼しますの」

黒子(驚きで言葉が出ませんわ)


76 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/18(月) 16:34:51.47 ID:XqF9w9Gt0
グツグツ

黒子「モツ鍋ですの?」

黄泉川「飲む時はこれが一番じゃん」トクトク

黒子「ってお酒ですのおぉっ!?」

黄泉川「そりゃそうじゃん、私大人なんだし」

黒子「校内で飲酒なんていけませんの!」

黄泉川「宿直室内に置いてるのがいけないじゃん、それにここは教室じゃない上に職員室でもないからセーフじゃんよ」

黒子「そういう問題ですの?」


78 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/18(月) 16:43:02.36 ID:XqF9w9Gt0
吹寄「黄泉川先生お酒を愛してるからいいのよ」

黒子「え、えぇ?」

黄泉川「鍋が煮えるのを待ちながら飲むのもまた」ゴクゴク

黒子「はぁぁぁ・・・」

黒子(常識というものはここには存在しないのでしょうか?)

御坂「私用にタバスコと一味とハバネロとー」

海原「おや、御坂さんは辛いのがお好きなのですか?」

御坂「うん!ぴりぴりくるのが好き」

上条(ぴりぴりどころか口の中が炎症起こすくらいの味付けを平気でやってのけるだろうがお前は)

上条「黒子ちゃんはどんなのが好き?」

黒子「え、えと」ビクッ

吹寄「こら上条、貴様は白井さんに声をかけない」


79 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/18(月) 16:52:44.43 ID:XqF9w9Gt0
上条「こりゃ吹寄、俺と黒子ちゃんの甘いひと時を邪魔するんじゃねえ」

吹寄「いきなり抱きついてキスしようとする人間が怖がられないとでも思ってるのか貴様は」

上条「俺たちの赤い糸の前には不可能は無いんだ!」

御坂「当麻?」ビリビリ

上条「ふ、いくら美琴でも俺を止めることはできないぜ?」

海原「ご安心ください白井さん、白井さんは自分が守りますから」ニコ

黒子「あの」

海原「はい?」ギュッ

黒子「手を握らないでいただきたいのですが」

海原「そんなことは些細なことではないですか」ニコニコ

吹寄「やめろっての」

黄泉川「ほらほら鍋が出来上がるんだからそういうことは食べてからやるじゃんよ」


81 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/18(月) 17:03:51.03 ID:XqF9w9Gt0
上条「肉!まず肉!」ヒョイヒョイ

黄泉川「こら、野菜もちゃんと食べるじゃん」

御坂「私の皿にはハバネロと一味とたっぷりと」

吹寄「つみれは一人3つまでだからね」

黒子「何かあっけにとられてしまいますわ」

海原「白井さん、自分がよそって差し上げましょう」

黒子「え?」

海原「苦手な野菜があるなら教えてくださいね、自分が全部食べますので」

上条「おいこら海原、黒子ちゃんにいい顔しようとすんじゃねえよ」ガツガツ

海原「ふっ、食べながらしゃべらないでいただきましょうか」

上条「うるせー、そんなこと言うとお前の分まで食っちまうぞ?」

吹寄「今のうち今のうち」ヒョイヒョイ

黒子「ありがとうございます吹寄さん」


82 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/18(月) 17:11:49.80 ID:XqF9w9Gt0
黒子「ふーっふーっ あふっ あひゅっ」モグモグ

吹寄「あわてちゃだめよ?」

黒子「ごくん はい、気をつけますの」ニコ

吹寄「おいしい?」

黒子「最高ですの」

黄泉川「やわらかく煮えたモツは酒によく合うじゃんよ」ゴクゴク

黒子「すごいペースで飲まれてますけど大丈夫ですの?」

吹寄「酒瓶一本くらいならどうってことないわよ」

黒子「はぁ、今朝から私体験したことないことばかりですの」

吹寄「うちの学校、いやうちのクラス特殊だからね、すぐに慣れるわ」

黒子「私も染まりそうでちょっと怖いのですが・・・」

吹寄「あはは、それは否定できないわね」


84 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/18(月) 17:17:12.84 ID:XqF9w9Gt0
御坂「おいしー」モグモグ

上条「お前そんな真っ赤にしたら元の味とかわかんなくならねえのか?」

御坂「ならないわよ?当麻も食べてみる?」

上条「いらん、そんなもの食べたら胃から腸まで炎症おこすわ」

海原「では御坂さん、自分がいただきましょうか?」ニコ

上条(よし、そのまま撃沈されてしまえ海原)

御坂「はい」ヒョイ

海原「ではおひとつ」チャプ

ドロッ

海原「あれ?」

海原(何か軽くヒリヒリと来るような・・・)


85 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/18(月) 17:23:24.02 ID:XqF9w9Gt0
海原「ごくっ」

御坂「?」

上条(チッ、本能が危険だと察知したか。だがやつの思考が停止している今なら黒子ちゃんを独り占めできる!)

上条「くぅろこちゅわぁ~ん!」

黒子「ひっ!」ビクッ

上条「俺がお勧めのチョイスをしてやろうじゃないか!」ヒョイヒョイヒョイ

黄泉川「ほう、きれいに盛り付けるじゃん」ゴクゴク

上条「ふっ、女の子のためならこの程度当然のことです」ヒョイヒョイヒョイ

黄泉川「あ、ついでに私につみれひとつな」

上条「はい、海原の分も入れちゃいます!」ヒョイヒョイ

上条「ってことでできた!食べてくれ!!」 「ありがとうございます」ガシッ

上条「ん?」


87 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/18(月) 17:31:01.93 ID:XqF9w9Gt0
アレイスター「持つ鍋とはまた渋いですな」ヒョイパク

上条「校長!!おいこら!それは黒子ちゃんのために盛り付けたんだぞ!?」

黒子「校長先生ですの!?」

吹寄「あふっ はふっ ん そうよ」

アレイスター「出汁の加減もモツのやわらかさも申し分無いですな」ヒョイパクヒョイパク

上条「ちくしょおおおお!」ギリギリ

黒子「この状況は非常にまずいのでは・・・」 アレイスター「おや、あなたは初めて見る顔ですね」モグモグ

黒子「今日からこの学校に通うことになりましたの」

アレイスター「常盤台からですよね?話は聞いてますよ」モグモグ

黒子「えと、あの、この状況は校長先生としては・・・」

アレイスター「結構なことです。元気があっていいではありませんか」モグモグ

黒子「はあ・・・」

黒子(開いた口がふさがりませんの)


88 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/18(月) 17:39:54.42 ID:XqF9w9Gt0
アレイスター「それにしても急なことで制服の手配が間に合わなかったようですね」

黒子「はい、この学校で常盤台の制服は目立つのですが」

アレイスター「よろしい、ではこの着ぐるみを着なさい」

どさっ

黒子「はい?熊ですの?」

黒子(これだけの大きさのものをどこから取り出しましたの?この方も空間転移系の能力をお持ちなのでしょうか?)

アレイスター「はい、これならば寒さもしのげてお友達もたくさん増えますよ」

黒子「え? えぇぇぇ~~?」

吹寄「先生、白井さんがリアクションに困ってますからそういうのはちょっと」

アレイスター「おや、これは失礼。緊張をほぐすためだったのですがね はっはっはっは」

黒子「冗談、でしたの?」

アレイスター「いえ、一度くらいは着ているところを見てみたいなと思ったものですから」

黒子「はあ」

黒子(私の学んできた常識とは一体何だったのでしょうか?)


89 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/18(月) 17:45:47.41 ID:XqF9w9Gt0
黄泉川「校長、校長もひとつ」トクトク

アレイスター「おや、これはすみません」

黄泉川「鍋といったらこれははずせんでしょう」

アレイスター「いやまったく」ゴクゴク

黒子(当然のように飲みますの!?)

吹寄「白井さん、まだまだあるからたくさん食べてね?」

黒子「あ、はい。いただいておりますの」

黄泉川「鍋ってのは野菜が多いからいつもより量を意識して食べないとすぐお腹がすくじゃんよ」

アレイスター「そうですよ。白井さんはまだ成長期なのですからたくさん食べないと大きくなれませんよ?」

黒子「む」

黒子(確かに身長はもう少しほしいですわ。それに)チラッチラッ

黄泉川「ふぅっ、染みるじゃん」ボイン

吹寄「はふはふ ん おいひ」ボイン

黒子(うらやましい限りですの)


90 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/18(月) 17:49:05.60 ID:pbbY0c990
上条印


91 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/18(月) 17:55:41.35 ID:XqF9w9Gt0
黒子「ふーっ ふーっ あむ あふっ あちゅっ」

吹寄「もう、あわてすぎよ。口の周り汚れてるわ」

黒子「あ、あまりにもおいしいものですから」

吹寄「拭いてあげるわ。じっとしててね」

黒子「ん」

ぐしぐし

吹寄「うん、きれいになったわ」

黒子「ありがとうございます」

アレイスター「初日だというのに仲のよいお友達ができてよかったですね」

黒子「はい、すごく助かりますわ」ニコ

吹寄「何か妹ができたみたいなのよね~、白井さんかわいいし年下だし」

黒子「そう言っていただけると何か恥ずかしい気がしてきますわね」

吹寄「遠慮しない遠慮しない」


93 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/18(月) 18:04:12.29 ID:XqF9w9Gt0
アレイスター「さて、白井さんの制服ですが明日の昼には学校に届く予定ですのでそれまで我慢してもらえますかな?」

黒子「はい、そのくらいでしたら」

黄泉川「火の通りやすいものだけもってきて正解だったじゃん」ヒョイパクヒョイパク

吹寄「何だかんだでみんな食べますからね~」ヒョイパクヒョイパク

黒子(やはりあのボディはしっかり食べることで作られますのね?)

黒子「ふーっ ふーっ あむ もふもふ」

アレイスター「健康的ですばらしい」


96 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/18(月) 18:17:45.49 ID:XqF9w9Gt0
御坂「食べないの?」

海原「も、もちろん食べますよ」

海原(まずい、体がこれを口に入れてはいけないと教えている。どうすれば、どうすれば御坂さんを傷つけずにこれを処理することができるのでしょうか)

海原(考えろ、考えないと今ここで無様な醜態をさらしてしまう!)

上条(さっさと悶絶しろってのに)モグモグ

海原(やはりここはこの男に食べさせるのが一番ですね)チラッ

上条「追加追加っと」ドサドサ

海原「あ!あんなところでゲコ太がムーンウォークしてる!!」

御坂「え!?どれどれ!?」

上条「あん?」

海原(今だ!!)ヒュッ

ポロッ ポチャッ

海原(あれ?)


97 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/18(月) 18:26:10.23 ID:XqF9w9Gt0
海原(しまった!あろうことか鍋の中に!?)

黒子「お野菜いただきますわ」ヒョイヒョイ

海原(白井さああああああん!!!)

吹寄「このあとうどんもあるのよ?」

黒子「大丈夫ですわ。そちらもいただきますの」

御坂「何も無いじゃない」

海原「え?あれれー、おかしいですねー」

海原(まずいです!このままでは辛いのが白井さんの口に!)

上条「まあそりゃゲコ太がムーンウォークなんぞするわけねえもんな」

御坂「ゲコ太がムーンウォークしてたらかわいいでしょー?」

上条「そういうもんかねー」モグモグ

黒子「ふーっふーっ」

海原(白井さあああああん!!)


98 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/18(月) 18:27:09.00 ID:jeE1WOsQ0
和む


101 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/18(月) 18:35:37.63 ID:XqF9w9Gt0
ぱくっ

黒子「へ?」

アレイスター「最高ですな」モグモグ

上条「おい校長!何してやがるんだああああ!!」

アレイスター「私も白井さんと親睦を深めたいと思ったものですから」モグモグ

海原(ぐっ、助かったというか手柄を取られたというか、何とも言いがたい心境ですね)

黄泉川「校長、そうやって人の箸に強引にかぶりつける独特の首の動きはすごいけど初めての子は驚くじゃんよ」

アレイスター「まあこれもひとつのどっきりというやつですね」モグモグ

黒子「へ?へ?箸ごと持っていかれましたの?」キョトン

アレイスター「あ、大丈夫です。箸はここから」ググッ

ポンッ!

黒子「耳からぁっ!?」


103 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/18(月) 18:43:18.38 ID:XqF9w9Gt0
アレイスター「はーい、はくしゅー」

黒子「・・・・」パチ パチ

吹寄「おー、すごいすごい」パチパチ

黄泉川「白井、新しい箸使っていじゃん」ゴクゴク

黒子「え?あ、はい」

アレイスター「これで私と白井さんもお友達です」

上条「ふっ、だがお友達程度じゃ俺たちみたいにラブラブになることはできないぜ、校長」

アレイスター「何と、転校初日で恋人までですか」

黒子「それは絶対にありえませんの!!」

上条「ふっ、照れちゃってかわいいぜ」

海原「冗談は顔だけにしてもらいましょうか、自分と白井さんの仲を妬んでそういうことを言うのは愚かとしか言いようがありませんね」


104 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/18(月) 18:50:05.33 ID:rBA/MLCy0
黒子にふーってしてほしい


105 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/18(月) 18:54:05.05 ID:XqF9w9Gt0
アレイスター「二股というやつですか。その歳で何と高度な恋愛を」

黒子「違いますのぉ!このお二人が勝手に言ってるだけですの!」

吹寄「白井さん、一生懸命突っ込んでも疲れるだけよ」パクパクモグモグ

御坂「そうそう、流すのが一番ね」パクパクモグモグ

黄泉川「流せないのがこの二人のやっかいなところでもあるからなあ」ゴクゴク

黒子「登校途中に抱きつかれた時は泣きそうになりましたの」

アレイスター「それはまた難儀をされましたね」

黄泉川「こいつらのやっかいな所は諦めない気持ちと叩きのめしてもすぐに回復するところだな」モグモグ

黒子「できることならこのお二人だけクラスを変えていただきたいですの」

黄泉川「それができれば苦労しないじゃんよ」


106 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/18(月) 18:59:21.87 ID:baKhvKhc0
案外平和だな


107 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/18(月) 19:02:30.69 ID:XqF9w9Gt0
上条「ならお前黒子ちゃんのことをどれだけ知ってるっていうんだ?」モグモグ

海原「だから食べながらしゃべらないでください。見苦しい」

上条「それがワイルドってやつだろうが」ヒョイパク

海原「意地汚いだけです」

上条「上品ぶってりゃいいってもんじゃねえんだよ」モグモグ

海原「言ってくれますね」

上条「お前は黒子ちゃんのことを何も知らん!」ヒョイパク

海原「それはお互い様というやつでしょう!」

上条「甘いな海原、やっぱりお前は世間知らずのおぼっちゃまだよ」モグモグ

海原「何ですって」


109 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/18(月) 19:07:57.04 ID:XqF9w9Gt0
黄泉川「そろそろうどん入れるじゃんよ」

アレイスター「これは楽しみですな」

吹寄「ゆですぎるとべちゃってなるのよね」

御坂「私はそれでもいいけどね、汁いっぱい吸ってくれてるし」

黒子「ん」グイグイ

黒子(少しお腹がきつくなってきましたわ)

黄泉川「ほっと」ボチャボチャ

吹寄「卵と葱も入れる?」

黒子「賛成ですわ」

御坂「ハバネロソースはだめ?」

黄泉川「それは自分の取り皿で我慢してもらうじゃん」


111 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/18(月) 19:18:56.85 ID:XqF9w9Gt0
上条「なら海原、ひとつ賭けをしようじゃねえか」

海原「賭け?」

上条「そうだ、勝ったほうが黒子ちゃんをデートに誘える」

海原「いいでしょう。では賭けの方法は?」

上条「ずばり!黒子ちゃんの履いてるパンツのタイプだ!」

海原「ほう?大きく出ましたね」

上条「ふっふっふっふっふ」

海原「自分はずはり、フリルのついたきらびやかなショーツですね」

上条「そう言うと思ったぜ」

海原「お嬢様の白井さんにはそれ以外不似合いというものです」

上条「甘いなぁ、甘いぜおぼっちゃん」

海原「ほう」


112 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/18(月) 19:24:01.68 ID:XqF9w9Gt0
黒子「///////」チュルチュル

御坂「いつものことだから気にしなくていいわよ?」チュルチュル

黒子「と、申されても・・・」

吹寄「大丈夫、これから毎日こんな感じだから」チュルチュル

黒子「刺激が強すぎますの・・・」

黒子(共学とはみなこういう雰囲気なのでしょうか)

黄泉川「うどんをすすりながらも一献」トクトク

アレイスター「いや、格別ですな」


113 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/18(月) 19:31:56.60 ID:XqF9w9Gt0
上条「いいか、俺はな」ヒソヒソ

海原「何ですとっ!?」

上条「ふっ、どうだ、お前はありえないと思ってるだろ?」

海原「当然です。白井さんがそのような下着を着用されるなどありえません!」

上条「なら、やってみようじゃねえか」

海原「やってみる?」

上条「ふっ、おぼっちゃんはそこで見てな!こうやるのさぁ!!」

上条「とうっ!!」ガシッ

海原「こたつ布団を?」

上条「そおぃっ!!」

がばっ!!

上条「そりゃっ!」ピョーン

海原「こたつの中に飛び込んだ!?」


117 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/18(月) 19:39:17.83 ID:XqF9w9Gt0
上条「そりゃあああ!!」モゾモゾ

吹寄「こらあああ!!!上条!!」

御坂「当麻あああ!!!」

黒子「えっえっ!?」

上条「そいそいそいそい!! ここだあぁっ!!」ガシッ

黒子「ひいぃっ!」ビクン

ガタンッ ゴガンッ

黄泉川「ったく鍋と酒が台無しになるじゃん」ヒョイ

アレイスター「まったくですな」ヒョイ

上条「つかまえたあああ!!黒子ちゃんのふとももおおお!!」ナデナデナデ

黒子「いやっ!!いやっ!!いやっ!!いやあああ!!!」ジタバタ

きゅぽっ プシュー

黄泉川「おや?これは」

アレイスター「ここのガスは外の配管から直接引いてますからねえ」


118 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/18(月) 19:46:06.31 ID:lghAEe76O
清々しいまでの変態っぷりが素晴らしい

それ以上に、女の子らしい悲鳴上げる黒子が堪らんな


119 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/18(月) 19:46:34.46 ID:XqF9w9Gt0
黄泉川「おー、どんどんガスがあふれてるじゃんよ」

アレイスター「コンロは安全装置で止まりましたか、今火を起こすとまずいですねえ」

黄泉川「全くじゃん」

海原「白井さん!今自分が助けます!!」ガバッ

黒子「いひぇええええええええ!!」

吹寄「馬鹿二人で白井さんにしがみついて何してんのよ!!離れなさい!!」

上条「はーっはっはっは!!黒子ちゃんの秘密の花園暴いちゃうぞお!」

御坂「当麻!!離れて!!」グイグイ

上条「ふっ、美琴、男にはやらなきゃならない時があるんだ。それはなぁ」ガシッ

黒子「だめですのおお!!そこはだめですおおおお!!!」

上条「今なんだあああ!!」グイッ

バッサァッ!


120 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/18(月) 19:53:18.84 ID:XqF9w9Gt0
黒子「ぁっ」


バタフライ「やぁ (´・ω・`) 」


海原「なんと・・・」

吹寄「わぁ・・」

上条っしゃあああああああ!!!大当たりいいいいい!!!

黄泉川「近頃の子は進んでるじゃん」ゴクゴク

アレイスター「全くですな」

黒子「や、や、やぁ・・・」

上条「見たか海原!!俺の勝ちだぜ!!」

海原「くそっ、まさかこんな・・・・」

上条「すばらしいな、これは正解したご褒美として脱ぎたてを受け取る権利があるな」

黒子「いやあああああああああ!!!!!」バシバシバシ

上条「しかし見れば見るほどすばらしいバタフライだぜ、惚れ惚れしちまう」


121 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/18(月) 19:59:57.13 ID:XqF9w9Gt0
黒子「いやっ!!やだっ!!もういやっ!!やですのおおおお!!!!」バシバシバシバシ

海原「いやいや白井さん、これはとても美しくそして素晴らしく」吹寄「黙れ馬鹿!!」

ゴッチンッ!!

海原「ぐふぇっ」パタ

上条「このままにおいをかいでみたりとか頬ずりも許されるなこれは」

黒子「やだああああっ!!やですのっ!!やだったらあああ!!!!」バシバシバシバシ

上条「まあそういわずにちょっとだけ、ね?」御坂「当麻ああああああああああ!!!!!」

上条「何だようっせえな。少し黙ってろ」

御坂「い・い・か・げ・ん・に」

黄泉川「まずいじゃん?」ゴクゴク

アレイスター「かもしれませんね」ゴクゴク

御坂「しろおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!」

ビリッ


122 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/18(月) 20:03:20.88 ID:XqF9w9Gt0



青ピ「おおおおおおおっ!!!何事やあああああ!!!!」

姫神「宿直室のほう!?」


123 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/18(月) 20:11:23.88 ID:XqF9w9Gt0
アックア「何があったのであるか・・・・」

小萌「何で瓦礫の山の上で黒こげになりながらいつものように動けるんですか」


ボカボカドカベキビリビリゴガベキガコメキドスッゲシッ

吹寄「貴様らはあああ!!!!」ゲシッゲシッ

海原「ちょっ まっ! 何で自分も!」

御坂「反省しなさい!!」ゲシッゲシッ

上条「がはっ! くそっ! 俺のバタフライがっ!!」

黒子「ああぁ~~~ん!!!もういやですのおぉ~~~!!!」ポロポロ

黄泉川「よしよし、今度からはきちんと対策をとっていけばいいじゃんよ」ナデナデ

アレイスター「うむ、元気があってよろしい」


124 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/18(月) 20:19:11.74 ID:XqF9w9Gt0
上条「く・・ろこちゃぁ・・・ん・・」ガクッ

海原「ばた・・ふら・・・・・い」パタッ

御坂「今日のところはこれくらいにしとくわ」

吹寄「少しは反省しなさい」

黒子「ぐすっ えぐっ」ポロポロ

黄泉川「よーしよし」ナデナデ

アックア「校長、これは・・」

小萌「まさかテロなのですか!?」

アレイスター「はっはっは、何をおっしゃるのですかお二人とも、これこそ青春ですよ」

小萌「は?」

アレイスター「枠にとらわれない発想、新しいものを生み出そうとするが故の破壊、これを青春と言わずして何といいましょうか!」

アックア「・・・だめだこりゃ」

おわり


津田タカトシ「安価で生徒会メンバーと戯れる」

2013-03-14 15:37:08 | 生徒会役員共


1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/05/29(火) 19:50:27.29 ID:lsfCSi050


津田コトミ「タカ兄~!」

津田タカトシ「どうしたコトミ?」

コトミ「また彼女作る気なの?」

タカトシ「いいや、会議があるから行くだけだよ」

コトミ「そうなんだ。でも安価で何かするんでしょ?」

タカトシ「うん。じゃあ生徒会室に行ってくる」

コトミ「行ってらっしゃ~い」



6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/05/29(火) 19:58:44.75 ID:lsfCSi050


生徒会室

タカトシ「遅くなってすみません」

萩村スズ「どこで道草食ってたのよ」

七条アリア「あらあら、スズちゃんは津田君の事が心配なのね?」

スズ「そんな事ありません!」

天草シノ「これで全員揃ったな。じゃあ、会議を始めるぞ」

タカトシ「ちょっとすみません」

>>10の時間が
コンマ01~33でシノに
コンマ34~66でアリアに
コンマ67~99でスズに
コンマ00で全員に

タカトシ(何をお願いしようかな?)

>>12




9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/05/29(火) 20:01:28.59 ID:GrHuEU+S0


ksk



10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/05/29(火) 20:02:41.69 ID:h+SgIarD!?


ksk



11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/05/29(火) 20:03:10.17 ID:ExbTAq470


膝枕



12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/05/29(火) 20:03:20.29 ID:h+SgIarD!?


膝枕



13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/05/29(火) 20:03:28.10 ID:0FaJ6E6P0


赤ちゃんプレイ



16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/05/29(火) 20:04:44.93 ID:lsfCSi050


さらに安価

1・タカトシがスズに
2・スズがタカトシに

>>18




18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/05/29(火) 20:07:45.35 ID:MIX/nxKe0






19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/05/29(火) 20:13:19.22 ID:lsfCSi050


タカトシ「萩村にお願い事があるんだけど」

スズ「何よ?」

タカトシ「オレって、今日体調が悪いんだ」

スズ「そういえばそうだったわね」

タカトシ「正直、今もそんなに調子が良くないんだ」

スズ「だったら保健室に行ってきなさいよ」

タカトシ「いや、それよりも体調がすぐに良くなる方法があるんだ」

スズ「だったらそうすれば?」

タカトシ「萩村が膝枕してくれれば解決する」

スズ「………は?」



20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/05/29(火) 20:18:22.06 ID:lsfCSi050


シノ「津田、何を言っているんだ!?」

シノ(萩村じゃなくて、私に言えばいいのに!)

アリア「そうよ! 急にどうしたの、津田君!」

アリア(私なら、ベロチューまでしてあげてもいいのに!)

スズ「えっ?……えっ?」

タカトシ「萩村……、駄目かな?」

スズ「えっと、私は……」

>>25の時間が
コンマ00~49ならOK
コンマ50~99なら駄目




24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/05/29(火) 20:21:09.65 ID:0FaJ6E6P0


ksk



25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/05/29(火) 20:21:15.47 ID:L+B3ecEOi


ksk



26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/05/29(火) 20:22:14.08 ID:MjgpePE60


ギリギリだ



28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/05/29(火) 20:27:19.50 ID:lsfCSi050


スズ「……わ、私でよかったら……いいわよ?」

タカトシ「ありがとう、萩村!」

スズ「それだったら、床に座らないと……」

スズ「……はい、どうぞ」

タカトシ「それじゃあ、遠慮なく」スッ

スズ「……どう、かな?」

タカトシ「ああ、とっても気持ちいいよ」

スズ(やばいやばいやばい津田の津田の津田の顔が顔が顔がこんなに近く近く近く!!!)///

シノ「なっ……」ガーン

アリア「やられたわね……」ギリッ



31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/05/29(火) 20:31:03.91 ID:lsfCSi050


シノ「このままでは津田が萩村に取られてしまう」

アリア「……シノちゃんも同じ事を考えていたのね?」

シノ「アリアもか……」

アリア「………」

シノ「………」

アリア「……同盟組みましょ?」スッ

シノ「……そうだな」グッ

アリア「よく言うわよね?『寝とるなら 何でもヤっちゃえ ホトトギス』って」

シノ「それは初めて聞いた」



32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/05/29(火) 20:35:19.43 ID:lsfCSi050


スズ「津田? 私のヒザはどう?」///

タカトシ「最高だよ。まるで天使の羽に包まれてるみたいだ」

スズ「それはありがたいわ」

スズ(何なの何なの何なの今の言葉! 津田のくせにぶっちゃけありえない!)



シノ「やばい!もう恋人状態になりかけてる!」

アリア「シノちゃん、私にまかせて!」

アリア「津田君!」



33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/05/29(火) 20:37:55.50 ID:lsfCSi050


タカトシ「何ですか? 七条先輩」

アリア「あのね? スズちゃんの膝枕もいいけど」

アリア「私なら>>38してあげてもいいのよ?」

シノ「わ、私は>>40をしてやってもいいぞ!」




37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/05/29(火) 20:39:15.57 ID:q/aslFOu0


kskst



38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/05/29(火) 20:39:31.59 ID:h+SgIarD!?


パイズリ



39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/05/29(火) 20:39:42.21 ID:088Pv4VR0


うでまくら



40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/05/29(火) 20:41:50.73 ID:gWTnp72/0


結婚



42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/05/29(火) 20:45:22.06 ID:lsfCSi050


アリア「私なら津田君の津田君をパイズリしてあげてもいいのよ?」

タカトシ「本当ですか!」バッ

スズ「ちょ、あんた体調悪いんじゃなかったのよ!」

シノ「わ、私なら結婚してやってもいいぞ!」

タカトシ「」

スズ「」

アリア「」

シノ「ん? どうした?」



44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/05/29(火) 20:50:33.47 ID:lsfCSi050


アリア「シノちゃん、さすがにそれは無いわ」

スズ「ええ、唐突すぎます」

タカトシ「すみません会長。オレはまだ17なので、出来ないんですが」

シノ「おいー! なんで津田だけ冷静に返してくるんだー!?」

タカトシ「恋人になるのなら大歓迎なんですけど」

スズ「ちょっとー! 何言ってんのよー!」

シノ「それならいいぞ! いや、お願いします!」



47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/05/29(火) 20:55:13.53 ID:lsfCSi050


タカトシ(さあどうしよう?)

タカトシ(アリアさんのパイズリはとても魅力的だ)

タカトシ(シノ会長が恋人になるのも捨てがたい)

タカトシ(だけど、萩村の膝枕は癒され度が半端ない)

タカトシ(どうしようかな~)

>>52の時間が
コンマ00~25でスズを選ぶ
コンマ26~95でアリアを選ぶ
コンマ96~99でシノを選ぶ




51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/05/29(火) 20:56:16.30 ID:x/g3rDf10


ksk



52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/05/29(火) 20:56:28.17 ID:tTMN/boJi


おい何かおかしいぞ



58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/05/29(火) 21:01:02.42 ID:lsfCSi050


タカトシ(いや、萩村を最初に選んだ以上は他になびくのはどうかと思うな)

タカトシ「……ああ~、また目眩が…(棒読み)」クラクラ

タカトシ「萩村、またいいか?」

スズ「う、うん!」パアア

アリア「なんで!?」ガクッ

シノ「なぜだ!?」ガクッ



60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/05/29(火) 21:05:45.76 ID:lsfCSi050


…………

スズ「………(超満足顔)」ポワワワーン

タカトシ「あー、気持ちいいー」ゴロン

スズ「津田ぁ、そっち向いちゃダメよ」///

タカトシ「ごめんごめん」



アリア「どうするのよ、シノちゃん!」

シノ「何かいい方法は無いものか……」



62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/05/29(火) 21:09:14.45 ID:lsfCSi050


シノ「あ、そうだ!」

アリア「何か思い付いたの!?」

シノ「>>66を呼ぼう!」

コンマ00~24で三葉ムツミ
コンマ25~49で畑ランコ
コンマ50~74で五十嵐カエデ
コンマ75~99で轟ネネ




65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/05/29(火) 21:11:27.81 ID:MIX/nxKe0


コンマいいじゃんいいじゃん



66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/05/29(火) 21:11:29.07 ID:UOCY3da30


ksk



67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/05/29(火) 21:12:53.48 ID:I1sw4EWk0


今回こそ時さんを出していただきたい



70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/05/29(火) 21:15:00.19 ID:lsfCSi050


シノ「三葉を呼ぼう!」prrr

三葉ムツミ『は~い。あれ、会長ですか?』

シノ「そうだ。すまないが、今すぐに生徒会室に来て欲しいのだが」

ムツミ『今からですか? え~と……』

>>73
コンマ00~20で来る
コンマ21~99で来ない




72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/05/29(火) 21:15:31.13 ID:Sy6s8fsq0


wktk



73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/05/29(火) 21:16:20.13 ID:I1sw4EWk0


かそく



74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/05/29(火) 21:16:44.96 ID:h+SgIarD!?


>>73
さすが



77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/05/29(火) 21:20:28.44 ID:lsfCSi050


ムツミ『え~と、大丈夫ですよ』

シノ「そうか! 頼む、今すぐだ!」

ムツミ『は~い、分かりました』プツッ

アリア「やったわね、シノちゃん………って、ライバルが増えるじゃない!」

シノ「しまったあ!」

スズ「ちょっと、何て事をしてくれたんですか!」

アリア「スズちゃんだけ、いい思いはさせないわよ?」

タカトシ「あー、最高ー」クンクン



78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/05/29(火) 21:23:59.65 ID:lsfCSi050


いったん休憩

タカトシの性格がおかしいのは、このスレだからだよ

各キャラのポイント
シノ……0/3
アリア…0/3
スズ……2/3
ムツミ…0/2

ポイントが最大に達したら恋人成立



87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/05/29(火) 21:32:58.40 ID:lsfCSi050


……………

ムツミ「失礼します!」ガチャ

ムツミ「あれ? スズちゃん、なにやってるの?」

スズ「見ての通りよ、津田に膝枕してあげてるの」ドヤッ

ムツミ「へー、そうなんだー」

シノ「そんな調子でいいのか? 三葉!」アセアセ

ムツミ「どうしてそんなに焦ってるんですか?」

アリア「どうして?って、津田君がスズちゃんに取られるのよ!?」



92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/05/29(火) 21:38:25.13 ID:lsfCSi050


ムツミ「タカトシ君がスズちゃんに取られる?」

シノ「あー、もう! ピュアなのは困る!」

アリア「津田君とスズちゃんが恋人になっちゃうって事よ!」

ムツミ「………」

ムツミ「スズちゃん?」

スズ「何よ?」


>>95と>>96のコンマの合計が

00~89で「おめでとう、スズちゃん!」
90~198で「そんなの認めない!」




94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/05/29(火) 21:39:11.70 ID:0FaJ6E6P0


しえん



95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/05/29(火) 21:39:25.74 ID:ECKu2lwF0


コトミは来ますか?



96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/05/29(火) 21:39:29.12 ID:h+SgIarD!?


加速



97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/05/29(火) 21:39:34.47 ID:I1sw4EWk0


難易度たけえ




98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/05/29(火) 21:40:29.72 ID:0FaJ6E6P0


>>95-96
やればできる仔



99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/05/29(火) 21:40:35.19 ID:ACnfGMLO0


>>95 >>96
よくやった。神がかってるな、このスレ



100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/05/29(火) 21:41:36.12 ID:h+SgIarD!?


完全にスズの一人勝ちwww



101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/05/29(火) 21:42:24.88 ID:I1sw4EWk0


成功してた
なにこれすごい



102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/05/29(火) 21:42:31.77 ID:tG6r9YmZ0


すげえや



105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/05/29(火) 21:46:46.87 ID:lsfCSi050


ムツミ「おめでとう、スズちゃん!」

アリア「えっ?」

シノ「えっ?」

スズ「ありがとう、三葉さん」ヨッシャー

タカトシ「あれ? 三葉も来てたんだ?」

ムツミ「タカトシ君、スズはいい子だから大切にしてあげてね?」

タカトシ「(よく分からないけど)あ、ああ任せてくれ」

スズ「ねえ、タカトシ?」

タカトシ「ん?」

スズ「今日はお母さん出掛けていないから」

スズ「その……私の家に来る?」

タカトシ「いいの?」

スズ「ええ! なんなら泊まっていく?」

タカトシ「>>110」

コンマ00で「がっつき過ぎなのはちょっと…」
コンマ01~99で「当たり前じゃないか!」




109 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/05/29(火) 21:48:00.10 ID:MjgpePE60


ksk



110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/05/29(火) 21:48:02.55 ID:I1sw4EWk0


あたりまえじゃないか



111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/05/29(火) 21:48:11.12 ID:ECKu2lwF0


家にはコトミトラップが



114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/05/29(火) 21:50:30.80 ID:lsfCSi050


タカトシ「当たり前じゃないか!」

タカトシ「今から行こう!」

スズ「ええ!」

タカトシ・スズ「「それじゃあ、失礼します!」」

シノ「」

アリア「」

ムツミ「あ、そういえば部活があったんだ!」

ムツミ「遅れるといけないので失礼しますね?」

シノ「」

アリア「」



117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/05/29(火) 21:53:50.63 ID:lsfCSi050


…………

コトミ「こうして恋人同士になったタカ兄とスズ先輩は」

コトミ「卒業と同時にゴールイン」

コトミ「今では可愛い二人の子供に恵まれ、幸せな日々を過ごしてるそうです」

コトミ「おしまい♪」



137 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/05/29(火) 22:26:13.73 ID:lsfCSi050


スズ「ただいまー」

タカトシ「おじゃましまーす」

スズ母「あら、いらっしゃい津田君」

スズ「あれ、お母さん出掛けたんじゃなかったの?」

タカトシ「あ、こんにちは」

スズ母「そうだったけど、急に中止になっちゃったの」



139 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/05/29(火) 22:30:49.53 ID:lsfCSi050


スズ母「それにしても、津田君を連れて来るなんてスズも大人になったのね?」

スズ母「お赤飯炊かなきゃ」

スズ「ちょっと、何言ってるの!」

タカトシ(萩村のお母さんか…)

タカトシ(どうしようかな……)

人居なくなったかもしれないけど安価
>>143

コンマ00~49で、母親もいただきます
コンマ50~99で、スズ一筋じゃないと駄目だ




142 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/05/29(火) 22:31:57.61 ID:1C2TqMLa0


協力しよう



143 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/05/29(火) 22:33:03.72 ID:ECKu2lwF0


母親もいただきます



144 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/05/29(火) 22:33:36.17 ID:CVMtj/hV0


>>143
残念だったな
だがよくやった



151 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/05/29(火) 22:38:37.11 ID:lsfCSi050


タカトシ(…もったいないけど、またの機会でいいか)

スズ「津田ー、さっさと私の部屋に行くわよ」

タカトシ「はいはい」



153 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/05/29(火) 22:42:16.89 ID:lsfCSi050


スズの部屋

スズ「タカトシっ」ギュッ

タカトシ「わっ、いきなり抱きつくなよ」

スズ「だって、やっと二人きりになれたんだもん……いいでしょ?」

タカトシ「仕方ないなあ」

スズ「ねえ、私の事もちゃんとスズって呼んでくれる?」

タカトシ「……スズ、好きだよ」

スズ「私も、タカトシの事が大好き……」



157 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/05/29(火) 22:46:01.76 ID:lsfCSi050


スズ「……ねえキスしてくれる?」

タカトシ「……いいよ」

スズ「ん~、……って届かないじゃない!」

タカトシ「ごめんごめん」

スズ「もう!」ドンッ

タカトシ「おい! 押すなよ」ドサッ

スズ「これで届くでしょ?」ノソッ

タカトシ「スズ……」



158 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/05/29(火) 22:52:03.82 ID:lsfCSi050


スズ「……ん……」チュッ

タカトシ「……ん……」チュッ

スズ「……もっと」

タカトシ「……うん」

スズ「………」ンー

タカトシ「………」ンー

スズ母「あらあら」ウフフ

スズ「……ちょっと! 何でお母さんが居るのよ!」

タカトシ「……ええっ!? いつからっ!?」

スズ母「ええっとね~、……スズが『タカトシっ』って抱き付いた所かしら?」

スズ「それって最初からじゃない!」

スズ「……もう」



162 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/05/29(火) 23:03:53.84 ID:lsfCSi050


スズ母「邪魔してごめんさないね、津田君?」

タカトシ「あ、いえ」

スズ母「この子はまだ小さいから、もう少し大きくなってからにしてあげてね?」

スズ「お母さん、私もう高校生よ!」

タカトシ「じゃあ、オレとスズの事は……」

スズ母「もちろん、認めてあげる」

タカトシ「ありがとうございます!」

スズ「……あ~あ、もうちょっとだったのになあ」

タカトシ「少しずつ進んでいけばいいさ」

スズ「……それもそうね」ギュッ



163 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/05/29(火) 23:06:35.80 ID:lsfCSi050


追加シナリオは以上で終わり!
もう眠い

次回はスズを除いたメンバーでやるよ
スズは次の次から合流で




164 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/05/29(火) 23:10:11.76 ID:tPfseVWi0


おつおつ


カイジ「ここが・・・桜才学園・・・!

2013-03-14 13:16:42 | カイジ


1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/09/17(月) 11:01:20.36 ID:ZKeu48Jm0


カイジ「ここが・・・生徒会室・・・!」

カイジ・・・扉を開く・・・!

シノ「ナ○キンを反対につけてしまっていた!」

アリア「まあシノちゃんおっちょこちょい」

タカトシ「・・・」

カイジ・・・絶句・・・!
女子高生が・・・下ネタ・・・!
男子もいるのに・・・躊躇いもなく・・・!



2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/09/17(月) 11:08:11.10 ID:ZKeu48Jm0


スズ「あんた誰?」

小学生・・・!
制服を着ているが・・・どうみても小学生・・・!

カイジ「なぜだ・・・高校に小学生が・・・」

スズ「私は17歳だあー!!」

カイジ「(騙されない・・・もう騙されてたまるかっ・・・!)」

スズ「というかあんた誰よ!何しにきたの?」

カイジ「俺は・・・伊藤カイジ・・・
 >>5をしに来た・・・!」




4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/09/17(月) 11:09:17.21 ID:PK0ywZlx0


賭博部創設



5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/09/17(月) 11:09:18.61 ID:/woEbghR0


婚活



6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/09/17(月) 11:15:45.79 ID:ZKeu48Jm0


カイジ「婚活をしに来た・・・!」

スズ「えっ・・・」

流石に・・・ドン引き・・・!
カイジのこの一言は・・・まさに・・・変態・・・!

シノ「うむ、津田!警察を呼べ!」

タカトシ「あ、はい」

カイジ「ま、待て!違う・・・!」

カイジ「>>9なんだ・・・!」




8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/09/17(月) 11:20:08.03 ID:H19za3ta0


女子高生とか好き



9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/09/17(月) 11:21:27.03 ID:m5VmvDwv0


スズに一目惚れした



10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/09/17(月) 11:33:19.67 ID:ZKeu48Jm0


カイジ「スズに一目惚れしたんだ・・・!」

シノ「津田くーん!」

タカトシ「電話中なので静かにしてください」

カイジ・・・通報される・・・!
女子高生に・・・いきなり・・・告白・・・!
圧倒的・・・不審者・・・!



警察「ちょっと警察まで」

カイジ「おい・・・待て・・・あり得るかっ・・・こんなもん・・・!」

カイジ・・・支離滅裂・・・!連行される・・・!

警察「二度とこのようなことはしないようにね」

カイジ「>>13」




12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/09/17(月) 11:43:02.19 ID:Ya6OtxXl0


ファックユー ぶち殺すぞゴミめら



13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/09/17(月) 11:44:01.57 ID:N/HiFrIl0


(鼻くそ穿りながら)やーだよっ……!!



14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/09/17(月) 11:51:07.67 ID:ZKeu48Jm0


カイジ「(鼻くそ穿りながら)やーだよっ……!!」ポイッ

警察「私に鼻くそを飛ばしたな・・・」

警察「公務執行妨害だな」



カシャン

カイジ「嘘だ・・・夢だろ・・・これ・・・夢に決まってる・・・!」

警察「ところがどっこい・・・夢じゃありません・・・! 現実です・・・! これが現実・・・!
    そこで頭を冷やすんだなw」

カイジ「早くこんなところから抜け出して桜才学園に向かわなければ・・・!」

カイジ「>>17をする・・・!するしかない・・・!」




16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/09/17(月) 11:52:43.95 ID:H+f4KVFc0


焼き土下座



17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/09/17(月) 11:53:19.35 ID:5T7XIGCP0


和也に電話



18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/09/17(月) 11:53:29.52 ID:Ya6OtxXl0


班長とチンポロ



20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/09/17(月) 12:01:28.05 ID:ZKeu48Jm0


カイジ「和也に電話をする・・・!するしかない・・・!」

しかし、カイジ・・・携帯電話を持っていない・・・!

カイジ「こんなことがあってたまるかっ・・・!
     ただ女子高生と・・・あんなことや・・・こんなことがしたいだけっ・・・!
     ただそれだけだったのにっ・・・!」

カイジ「電話が出来なければ・・・テレパシー・・・!
     テレパシーを飛ばし・・・助けを求めるっ・・・!」

カイジ・・・超能力が使えると・・・思い込む・・・!



カイジ「・・・!>>23から反応がっ・・・!」




22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/09/17(月) 12:03:59.61 ID:a5uzstLc0


コトミ



23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/09/17(月) 12:04:34.16 ID:Ya6OtxXl0


みここ



26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/09/17(月) 12:12:56.11 ID:ZKeu48Jm0


カイジ「・・・!みここから反応がっ・・・!」

カイジ・・・通信を止める・・・!
止めるというより・・・生理的な・・・拒否っ!

カイジ「だめだっ・・・だめだっ・・・」

カイジ「テレパシーでもだめっ・・・!」

カイジ・・・トチ狂うっ・・・!
タイルの床を・・・掘り始める・・・!
圧倒的スピード・・・外に貫通・・・!

カイジ「ここは・・・>>29っ・・・!」




28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/09/17(月) 12:14:38.50 ID:dEK1Qu9R0


利根川宅



29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/09/17(月) 12:14:51.32 ID:2Kf5LU1u0


お前ら…

安価下



30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/09/17(月) 12:15:14.32 ID:0NRUOvkD0


鼻ドリル



35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/09/17(月) 12:28:34.16 ID:ZKeu48Jm0


カイジ「ここは・・・鼻ドリルっ・・・!」

カイジ・・・数秒で桜才学園校庭に・・・到着っ・・・!

カイジ「早く・・・スズに会いに行かないと・・・」

ここでカイジ・・・気がつく・・・!
このまま生徒会室に行っても・・・同じ・・・再び通報されるだけっ・・・!
冷静に・・・状況を判断・・・!そして・・・閃く・・・!

カイジ「>>37して行くっ・・・!」




36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/09/17(月) 12:29:21.97 ID:KeGy+zJR0


オナニー



37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/09/17(月) 12:30:37.10 ID:UFHYBcPu0


抜いて賢者になってから行く



38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/09/17(月) 12:32:53.05 ID:Ya6OtxXl0


きんもー☆



39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/09/17(月) 12:38:31.92 ID:ZKeu48Jm0


カイジ「抜いて賢者になってから行くっ・・・!」

カイジ「賢者モードの俺ならさっきの伊東カイジとか言う変態と同一人物であると・・・
     気づかれない・・・!解るはずがない・・・!」



カイジ「生徒に気づかれず・・・生徒会室の前っ・・・!・・・ふぅ・・・」

カイジ・・・扉を開く・・・!
本当に・・・気づかれないのかっ・・・!

シノ「キミは・・・>>42?」




41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/09/17(月) 12:44:57.88 ID:N/HiFrIl0


うんこ



42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/09/17(月) 12:45:01.26 ID:O4S/zLHl0


沼を攻略した人かSODで見たよ



43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/09/17(月) 12:45:17.06 ID:H+f4KVFc0


さっきの・・・



44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/09/17(月) 12:51:59.39 ID:ZKeu48Jm0


シノ「キミは・・・沼を攻略した人かSODで見たよ」

カイジ「(こいつ・・・脳みそがピンク色に染まってやがる・・・!
     なぜそんなサイトを・・・いや・・・なぜそこに俺の勇姿が・・・)」

アリア「あ、あの人なのー?すごーい」

カイジ「(こいつもか・・・!しかし、今の俺は沼を攻略した人・・・!
     さっきの顎尖り変態不審者だとは・・・思われていないっ・・・!)」

スズ「あ、アンタは>>47・・・」




46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/09/17(月) 12:55:11.10 ID:KeGy+zJR0


用務員?



47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/09/17(月) 12:55:47.87 ID:ASn5aPj50


肉便器



48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/09/17(月) 12:55:48.83 ID:Ya6OtxXl0


アカギ



50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/09/17(月) 13:01:53.06 ID:ZKeu48Jm0


スズ「あ、アンタは肉便器・・・」

カイジ「(に、肉便器・・・!?俺のスズの口からそんな言葉が・・・)」フニャー

スズ「え!?ちょっと肉便器大丈夫!?」

シノ「ん?こいつは・・・さっきの変態じゃないか!?」

タカトシ「本当ですね・・・顎とか鼻とか顎とかそっくりですし」

カイジ「・・・ハハハハハ!!」

シノ「何がおかしいんだ?」

スズ「もう一回警察に突き出しましょう」

カイジ「>>53・・・!」




52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/09/17(月) 13:06:21.02 ID:2+YkY0Y50


それは通らないぜ・・・!



53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/09/17(月) 13:06:34.90 ID:vNwmVpa80


皆愛してるぜっ・・・



54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/09/17(月) 13:06:52.25 ID:Ya6OtxXl0


トイレだっ・・・!



56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/09/17(月) 13:13:49.41 ID:ZKeu48Jm0


カイジ「皆愛してるぜっ・・・!」

シノ「か、カッコイイ・・・」

スズ「違う違う、違うでしょ」

シノ「・・・ハッ!ただの変態不審者だった!」

カイジ「待てっ・・・!警察はやめろ・・・やめるんだっ・・・!」

カイジ「ゲーム・・・ゲームをしよう・・・!俺が勝ったら警察を呼ぶな・・・!」

スズ「あんたが負けたら?」

カイジ「俺が負けたら・・・>>59・・・!」




58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/09/17(月) 13:15:19.86 ID:2+YkY0Y50


腕一本くれてやる・・・!



59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/09/17(月) 13:15:31.59 ID:cBHiY3xG0


ちんちんを切る



62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/09/17(月) 13:20:34.72 ID:ZKeu48Jm0


カイジ「俺が負けたら・・・ちんちんを切る・・・!」

スズ「きもっ」

アリア「それほどの覚悟というわけね・・・」

シノ「そんなことをしたら・・・負けた自分を慰めることも出来ないじゃないかー!!」ドヤッ

タカトシ「よく臆面もなくいえるな・・・」

カイジ「問題ない・・・必ず・・・必ず勝つ・・・!」



65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/09/17(月) 13:30:18.76 ID:ZKeu48Jm0


カイジ「Eカード・・・これで勝負だ・・・」

カイジ「このゲームは・・・

以下ルール割愛

カイジ「お前たちには・・・この皇帝側のカードをやる・・・!」

シノ「それではキミが不利ではないか」

カイジ「俺にはわかる・・・お前の皇帝を切るタイミングが・・・!
     だから・・・絶対に勝てる・・・ちんちんを守る・・・!」

スズ「たいした自信ね」



カイジ「(まずは一枚目・・・俺は>>68を出す・・・!)」

奴隷、市民以外なら下




67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/09/17(月) 13:33:05.19 ID:cBHiY3xG0


ちんちん



68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/09/17(月) 13:33:11.03 ID:JLuVpyS70


ちんこ



69 名前: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:15) 2012/09/17(月) 13:34:07.69 ID:68VHCiK60


奴隷



71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/09/17(月) 13:42:01.18 ID:ZKeu48Jm0


カイジ「(まずは一枚目・・・俺はちんこを出す・・・!)」

カイジ「(待て・・・ここでちんこを出せば問答無用で通報される・・・!
      冗談を言っている場合ではない・・・ちんちんが懸かっているんだ・・・!
      俺は奴隷を出す・・・!)」

シノ「よし、では表向きに・・・」

シノ:市民
カイジ:奴隷

シノ「あれ?勝ち?」

カイジ「嘘だ・・・夢だろ・・・これ・・・夢に決まってる・・・!
     そうだよ・・・最初から皇帝なんて出すわけがない・・・!何をやってるんだ・・・俺は・・・!」

カイジ・・・いきなり負け・・・!圧倒的負け・・・!




72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/09/17(月) 13:42:28.47 ID:Ya6OtxXl0


www



74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/09/17(月) 13:46:00.37 ID:N/HiFrIl0


バカスwww



76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/09/17(月) 13:47:24.66 ID:ZKeu48Jm0


スズ「はい、はさみ
    返してくれなくて結構だから」

カイジ「嫌だ・・・嫌だ・・・もうオナニーが出来ない・・・?
     そんなことが・・・そんなことがあってたまるか!!」

シノ「早くして、切ったら警察呼ぶから」

カイジ「オナニーも出来ずに・・・檻の中・・・うわああああああ」

>>79
①切る
②逃げる




78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/09/17(月) 13:48:29.74 ID:h1Yjq9kg0






79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/09/17(月) 13:48:38.21 ID:JLuVpyS70






81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/09/17(月) 13:58:01.64 ID:ZKeu48Jm0


カイジ「うわあああああああああああ」

タカトシ「あ、逃げた」

アリア「津田君捕まえてよ」

シノ「待てー!!」

スズ「追いかけるんだ・・・」

カイジ・・・逃走・・・!
しかし、学園内の構造を知らないカイジ・・・辿り着いたのは・・・行き止まり・・・!
カイジ・・・追い込まれる・・・!

シノ「ぐへへ・・・ちゃんと切ってもらおうか・・・」

チャックを降ろされるカイジ・・・!
もちろんカイジのカイジは・・・いきり立つ・・・!



84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/09/17(月) 14:03:32.47 ID:ZKeu48Jm0


カイジ「ギンッギンにたってやがる・・・!」

シノ「わーお!なんだいこのポークビッツ!」

カイジ・・・目からは・・・涙・・・!
はさみに手をかける・・・そのとき・・・!>>87が・・・!




86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/09/17(月) 14:06:55.31 ID:ROLlxhBn0


鬼柳京介



87 名前: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:15) 2012/09/17(月) 14:07:26.07 ID:LGRopg690


タカトシ



88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/09/17(月) 14:07:46.07 ID:+G2QdO2r0


お前らが



89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/09/17(月) 14:13:43.58 ID:ZKeu48Jm0


タカトシ「やめてあげましょうよ」

タカトシ・・・差し伸べる・・・救いの手・・・!
カイジの目にはタカトシが天使に見えた・・・!(画像なし)

シノ「負けは負けとしてちゃんと・・・な?」

カイジ「う・・・う・・・」

タカトシ「さすがにとっても小さく、あってもなくても変わらないようなものだとしても
      陰茎を切断するのはかわいそうです!」

タカトシ・・・カイジを助けつつ・・・傷つける・・・!

タカトシ「なので代わりに>>92をするということでどうですか」




91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/09/17(月) 14:15:02.83 ID:Ya6OtxXl0


公開オナニー



92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/09/17(月) 14:17:04.69 ID:eFsCn23n0


陰茎をすりつぶす




93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/09/17(月) 14:18:43.15 ID:h1Yjq9kg0


鬼や



94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/09/17(月) 14:21:29.06 ID:D7M4VHbZO


大差ねえよw



95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/09/17(月) 14:22:40.97 ID:ZKeu48Jm0


タカトシ「なので代わりに陰茎をすりつぶすということでどうですか」

カイジ・・・落胆・・・!
助かったと思いきや・・・地獄・・・!
更に酷い・・・惨い・・・仕打ち・・・!

アリア「石臼を持ってきたよ!」

シノ「ではセットして・・・」

カイジ・・・されるがまま・・・!
抵抗する・・・気力もない・・・

カイジ「ぐはあああああああああああああ」

ズズ・・・ズズ・・・



97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/09/17(月) 14:30:00.73 ID:ZKeu48Jm0





警察「なぜこいつは陰茎をつぶされているんだ?」

シノ「通報はやめろーやめてくれーといいながら」

アリア「わかった、これをこうするから!!といいながら」

タカトシ「自分で・・・」

警察「そうなのか?」

既に無の境地に達しているカイジ・・・頷く・・・素直に頷く・・・!
そして・・・気を失う・・・!



99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/09/17(月) 14:36:13.42 ID:ZKeu48Jm0


そして時が経ち・・・釈放・・・!

頭をよぎるのは天使のように見えた・・・タカトシ・・・!



そしてカイジは2丁目へと向かうのであった・・・



100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/09/17(月) 14:36:44.44 ID:ZKeu48Jm0


happy end



SS在庫

{\rtf1\ansi\ansicpg1252 {\fonttbl\f0\fnil\fcharset128 HiraKakuProN-W3;} {\colortbl;\red255\green255\blue255;\red0\green0\blue0;\red255\green255\blue255;\red51\green51\blue51; \red204\green204\blue204;} \deftab720 \itap1\trowd \taflags0 \trgaph108\trleft-108 \trbrdrt\brdrnil \trbrdrl\brdrnil \trbrdrt\brdrnil \trbrdrr\brdrnil \clmgf \clvertalc \clcbpat3 \clwWidth25840\clftsWidth3 \clmart10 \clmarl10 \clmarb10 \clmarr10 \clbrdrt\brdrs\brdrw20\brdrcf5 \clbrdrl\brdrnil \clbrdrb\brdrs\brdrw20\brdrcf5 \clbrdrr\brdrnil \clpadt100 \clpadl100 \clpadb100 \clpadr100 \gaph\cellx8640 \pard\intbl\itap1\pardeftab720\sl360\partightenfactor0 \f0\fs24 \cf2 \cb3 \expnd0\expndtw0\kerning0 \outl0\strokewidth0 \strokec2 <script type="text/javascript">\ var nend_params = \{"media":18670,"site":91775,"spot":223194,"type":2,"oriented":1\};\ </script>\ <script type="text/javascript" src="http://js1.nend.net/js/nendAdLoader.js"></script>\cell \pard\intbl\itap1\cell \pard\intbl\itap1\cell \lastrow\row}