マイナンバーカードの「2025年問題」を知っていますか。
東京新聞記事から抜粋コピー
2025年度は、マイナンバーカードの有効期限を迎える人が急増します。更新を忘れると、マイナ保険証などの利用ができなくなります。
更新の際、注意すべき点は。自分で更新ができない人はどうすればいいの。マイナンバーカード更新手続きの疑問に答えます。
◆5年と10年、異なる有効期限
Q マインバーカードの「2025年問題」って何ですか?
A 2025年度にカードの有効期限を迎える人が急増する問題です。自治体は大量の更新手続きに迫られ、窓口の混雑が予想されています。また更新忘れによるトラブルも懸念されています。
Q マイナンバーカードの有効期限は?
A 二つあります。カード本体は、発行日から10回目の誕生日(18歳未満は5回目)。電子証明書は発行日から5回目の誕生日までです。
Q 電子証明書とは何ですか?
A 本人であることを証明するもので、書面手続きにおける印鑑証明書のようなものです。健康保険証としての利用や電子申告・納税システム「e‐Tax」、コンビニでの証明書発行などのサービスが受けられます。有効期限が切れると、こうしたサービスが使えなくなります。
Q なぜカード本体と電子証明書の有効期限が異なるの?
A 総務省は「技術の進歩により、有効期間が長くなるほど暗号情報が解読されてしまう」として、電子証明書の有効期限をカードより短くしているそうです。
Q 有効期限はどうすれば分かるの?
A カード本体の期限は券面に印字しています。電子証明書の期限は、専用アプリ「マイナポータル」から確認できます。
Q 更新の案内は来るの?
A カード本体も電子証明書も、有効期限の2~3カ月前になると、郵送で更新を知らせる有効期限通知書が自宅に届きます。
Q 更新手続きにお金はかかるの?
A 電子証明書もカード本体も、更新は無料です。
◆電子証明書の更新に必要な暗証番号
Q 電子証明書の更新方法を教えて。
A カードと通知書を持参し、市区町村の窓口で申請すれば即日で更新できます。注意しなければいけないのは、カード交付時に設定した暗証番号が必要なことです。暗証番号は、カード署名用パスワード(6~16桁の英数字)と利用者証明用パスワード(4桁の数字)の2種類があります。
Q 暗証番号を覚えていない場合は、どうすればいいの?
A 窓口で再設定する必要があります。90歳の母親の更新手続きに付き添った女性は、母親が暗証番号を忘れていたために困ったそうです。女性は「高齢者にはハードルが高い」と更新への不満を口にします。
◆代理人による更新手続きも可能
Q 「高齢で足が悪い」「認知症の人はどうしたらいいの」などとして、自分で更新できないと訴える人もいます。自分で手続きできない人はどうすればいいの?
A 代理人による申請もできます。更新を知らせる通知に同封された照会書兼回答書に記入し、申請者のカードと代理人の本人確認書類を持参すれば、市区町村の窓口で手続きできます。
Q カード本体の更新は、どうれすばいいの?
A 郵送やスマートフォンなどで申請できます。郵送なら交付申請書と顔写真を送付してください。スマートフォンなら交付申請書のQRを読み取り、専用サイトから申し込みます。1カ月ほどで交付通知書が届くので、市区町村の窓口で新しいカードを受け取ってください。
Q 受け取りの際に持参するものは?
A 交付通知書と今までつかっていたカード、本人確認できる書類が必要です。
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