夕焼け空を見上げたら

ああ、きっと明日もいい天気

正義

2024-07-07 | Weblog
昔、日本には、障害者が子孫を残さないように手術してしまう優生保護法ってのがあったんだそうで。そんな法律で手術させられた人が憲法違反だって裁判起こしてたんだけど、最高裁判所で法律は憲法違反だった、国は損害賠償しろ、って判決が出たんだそうで。最高裁判所、判決で、著しく「正義」、「公平」の理念に反する、って言ったらしいけど、これってキツいよね。

で。この裁判、最高裁判所で判決が決まったわけだけど、逆に言えば、最高裁判所に進むまで判決が決まらなかった、ってことだよね。決まらないってことは、それまでの裁判で負けても、国の方が最高裁判所に進むまで負けを認めなかった、諦めなかった、ってことなわけで。

国が勝てるかもしれない、って言うんならともかく、最高裁判所の判決で正義、公平の理念に反する、ってまでキツくズバリと言われちゃうような裁判を、なんで国は続けちゃったかねえ。ただの国のメンツ? 裁判で負けたと言われると、自分の出世に響くのを気にした官僚? 正義や公平に反する裁判を延々と続けた国の官僚、そのこと自体が「犯罪」みたい。

それを言うなら、最高裁判所判決が出た「後」でアタフタと記者会見で謝罪したり、被害者に面会すると言ったりし始めた政府、自民党の連中も同罪みたいなもので。ここに来てから慌てていろいろやるくらいなら、もっと前に、正義や公平の理念を考えて国の負けを認めて謝罪や賠償すればよかったやんか。
コメント
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