障害

大規模なシステム障害が、全世界的に起きたようだよ。ニュースやネットを見てると、どうやら、「たった1社」が原因だったみたいで。その1社のサービスをマイクロソフトがウインドウズで使ってたから、全世界的な障害になったみたいで。

つまり。世界中の会社、しかも「大手」と言われる会社ほど、マイクロソフト、ウインドウズを使ってたから、障害も全世界的になった、ということ。

経済の教科書的なら、経済合理性とかなら、これが正解なんだろけどさ。いろんな会社のいろんなサービスを混ぜこぜで使うより、1社、ひとつのサービスで済ませた方が、運用は楽だし費用も割安になるし。だけど、何かあったときには、今回みたいに「共倒れ」。そして、会社の方は保険とか損害賠償とかでカバーできるかもしれんけど、一般ユーザーの被害や迷惑は誰も補償なんかしてくれない、と。そんななら、世界的な大手企業はこれからも1社、ひとつのサービスで済ませて運用費用とかを安上がりにして儲け続けるだろし、一般ユーザーはこれからも障害が起きるたびに迷惑を被りつづける、と。

一般ユーザーがそれが嫌なら、「当社は1社に依存していません」、「当社は複数の会社のサービスを使っているので、1社が障害を起こしても止まりません」、「その分、料金は他社よりちょっと高いです」ってところを探して、そこを選んで使うしかない、ってことね。障害なんか滅多にないんだから気にしてもしゃーない、安い方がいい、って人はいるんだろけど、そういう人って、自動車保険とか生命保険とか入らないんだろーね、きっと。