2007年明けまして、プノンペンよりおめでとう
何から話そうか、、、カンボジアと言う国の過去を語るには余りにも知識が足りない
皆さんはカンボジアについて何か知っていますか?アンコール以外に
俺もこの国に入るまで、、、プノンペンに来て、キリングフィールドに行くまで
トゥルースレーン博物館に行くまで,,うる覚えの知識しかなく、「ポルポト=虐殺」と言う単純なイメージしか持って居なかった
しかも、「虐殺」と言う言葉を、軽く扱っていた
~プノンペンまでの道のり~
朝の6時、サイゴンのホテルをチェックアウトする
寝ているお母さんを起こしてしまったが、なんのその相変わらず綺麗で、ピシッとしたお母さんだ
シンカフェオフィスの前でバスに乗り込む一人12ドル位だったかな?忘れた
俺の後ろの席には鶏が3羽乗っている
バスはあっという間に国境だ!ビザもドルも持ってなかったが、まあ何とか成るよということで全然心配していなかった

今回はしっかり勉強してきたからな!VNDと$、円とリエル(カンボジア通貨)
国境で「闇のおばちゃん」と戦闘モードw
ドルが足りないから、取ってくる攻撃!そんなら金は渡せない!
今度は、ドルがもう無いから10ドルはリエルで良いか?攻撃!
「リエルがタリネーゾゴルァ!!!」
と、勉強した甲斐あって、電卓を奪い計算すれば、やはり半額分のリエルしかなかったので即徴収
ビザは、車内でシンカフェツアーの人にパスポートを預けていた
金が無い!と訴えると、じゃあ後で良いよと言ってくれた、うーむこの国じゃ借金は初めてだw
無事借金を返済して、どうやらビザも取れたらしく、カンボジア側のイミグレ
バスからいったん降りて、カンボジア職員に名前を言われた人からバスに戻っていく
うむなんて簡単な国境越えだw良いのかこれで?数日前にタイでテロが有ったばかりなのに、、、
カンボジア入りし、車内でパスポートを受け取る、と引き換えにお金を払った

☆ホーチミン(サイゴン)-ホーチミン、陸路国境越え等情報☆
エアコンバス、一人12?(程w)、デタムのシンカフェが信用あり
車内でもらえるミネラルウォーターにはシンカフェとキャピトルツアーの文字が!!
所要:7時間(くらい)
ビザ:バス内でパスポートと25ドルを渡すだけ、写真は要らない
非常に簡単なイミグレーション、荷物検査無し
カンボジア通貨事情:ほぼ$支払い可能、超ローカルな市場で弁当やフルーツ買っても$支払い可能
ただ端数(セント)はリエルで返ってくるので、ぼられない様に注意
この国の計算はレート無視で一律
1$=4000リエル、つまり50セントのお釣りなら2000リエル帰ってくる(2007・1・1現在)
キャピトルゲストハウスの前で降ろされる
キャピトルの周囲に泊まっても面白くないので、トレンサップ川まで歩く事にした
うむ、大いにアジアンだ!物凄い活気と熱気と生ごみと、生臭さと、う○こ、しょん○んだ!!
ベトナム以上のバイタクコールの嵐、トゥクトゥクもここで登場だ!
大通りを一本入れば、大きなネズミがぺしゃんこになっているのが良く目に付く
沢山ぺしゃんこだw数十メートルに一匹くらいの割合でぺったんこで、カラッカラに干からびているwww
こりゃあ、この埃だけで良からぬ伝染病にかかりそうだな、、、
プノンペンは比較的治安が悪いらしいのでちょっと注意だ、未登録の銃による犯罪があるらしい

川沿いのホテルはどれも15ドル以上で高い
すこし入ったところ、マーケットの裏手に有る「アンコール・インターナショナルホテル」
ここは10ドルで、エアコン、冷蔵庫、バスタブ付き
ちょいと高いが、もう探し回るのはめんどくさかったのでチェックイン
近くのマーケットはアジアン全開!広州よりも、ましてや香港なんかより面白い
まあ、兎に角汚いwそして生臭いwww
生ごみと売っている物の区別を付けるのが難しいくらいだwww



だけど、毎晩1ドル以下で定食弁当が買えるので重宝した

もちろん綺麗なマーケットも有る
この街一番のセントラルマーケット
日本人もちらほら見かける
ここでは、ここぞとばかりにバイタクおっちゃんが溜まっている
正面ではコオロギや、蜘蛛のから揚げが売っている

アオリイカの丸焼き、2ドル

現在は活気を取り戻しなんら他のアジアの都市と変わらないように見える
しっかし、この国は貧しい、行った事は無いがもしかするとインドよりよっぽど貧しいのではないか?
何が貧しいか?金銭的な貧しさも相当なものだけど
それは人々の心に暗い歴史の思い出がずしりと横たわっている事ではないだろうか?
解ったような書き方してカンボジアの方に申し訳ないが、20年ちょっとで忘れ去られる問題ではないと思う
クメールルージュ、ポルポト政権による、中国文化大革命を手本にした独裁政治と大虐殺
手本にされる文化大革命はよっぽど酷い歴史だが、クメールルージュによる虐殺は写真や資料が豊富なことから、非常にショッキングな出来事です

罪無き人々、女性子供、赤ん坊まで、延べ200万人とも言われる人々が、プノンペン郊外の「キリングフィールド」と言われる一体で「撲殺」された
キリングフィールドへはバイタクをチャーターして向かった
往復5$では申し訳ないほどの悪路で、見る見る景色は田舎になっていく
片道40分ほどかけてたどりついた
バイタクのおじさんに待ってもらい、入場券一人2ドルを払い構内へ
そこには大きな慰霊塔が建っている
その中には無数の頭蓋骨と、引きちぎられた衣類が積み上げられている
もう、他の観光客も誰も言葉が出ない、ただ並べられる頭蓋骨に手を合わせるだけでした、、、

構内を歩けば、地面から洋服の切れ端が出ている、無造作に積み上げられる人骨

しかしやはり、そこにもやはり物乞いの子供達が沢山いるのだった、、、
埃だらけになってカブを3ケツで帰った

その収容所であった、トゥルースレーン博物館は学校を改装して作られた
中では拷問や処刑が日常的に行われていた
1979年、ベトナム軍がプノンペンに侵攻したとき、看守は残りの囚人の大部分を虐殺して逃亡したらしい
中には無数の顔写真、発見当時の惨い死体の写真
そして実際使われていた拷問道具、独房、ベッド、足かせなどが無造作に置かれていた



二人共、口を閉ざして、ただその残骸を凝視していた
独裁と虐殺。人類の歴史は虐殺の繰り返しだともよく言うが、近年最後の大虐殺劇の舞台であるカンボジア
キリングフィールド、トゥール・スレン博物館(S21)は是非訪れるべきです
さて、明日はいよいよシェムリアップへ向かいます
発見修復に至りカンボジア人の、クメール人の独立への意識に火をつけたという遺跡
フランスからの独立のきっかけになったとも言われているそうです
そんな巨大古代遺跡群に思いをはせて、トレンサップ川の畔でアンコールビアを飲んでいます
(今日は飲んでないけどww)
※次回予告!!
広大なカンボジアの大地に横たわる、アンコール遺跡群の数々!!
そこで二人が見たものは、、、!?
ピックアップミス、大停電、そして念願のアンコール・ワット!!
体調不良クィーンのサンライズアンコールワット、、、
そして、怒涛の50kmサイクリング!!
次回更新お楽しみに!!