ここ西安は麺類好きにとってはいい場所であることが
最近だんだんとわかってきた。
「旨い」
普通のお店にはいらなくとも中国ではよく見かける
たくさんのお店が1箇所にあつまっている
食べ物広場のようなところで安く美味しいものがいただける、
そしてまた種類が多い。
中国は広いから地方地方でスープの味が違うし、
麺のタイプや材料もさまざまだ。
最初は西安スタイルの味付けのものを食べる機会が多く、
これは癖がある味なので、
特に美味しいとは思わなかったのだが、
徐々に他のメニューにトライし始めているうちに
まず蘭州拉麺という拉麺に巡り合った。
これは私にとっては記念になる「出会い」だった。
「旨い」
これは絶対日本人の口に合っていることを確信出来る味だ。
他にも美味しい麺類があるに違いないと思うと、
いろんな人に自分が好きなオススメ麺を教えてもらって、
それを食べ物広場で探してはトライするようになってきた。
これが最近の楽しみの一つになりつつある。
時には辛い赤茶色のスープを避けて、
味が薄そうな薄緑色のスープのものをたのんでみたら、
実はこれが無茶苦茶辛かったというようなケースもあるのだが
味そのものは旨かったりするので、
汗をたらたら流しながら最後まで食べてしまう。
日本にいた時なら、晩飯を麺類で、しかも外食ですますというのは
私の場合有り得ないことだったのだが、
最近は夜でも麺類をすすることが少なくない。
逆にもっと足を運びたいくらいだが、ひとつ問題がある。
それは昼も、夜も人がものすごく多いため注文するのも大変だし、
席(もちろん相席)を見つけるのも大変だということ。
しかしこの問題の解決方法は割とはやく見つかった。
ピークの時間帯をずらせばいいのだ。
昼は平日は無理だが週末なら午後2時以降、
夜なら午後8時以降、この時間ならそんなに
混雑しておらず、席もわりと捜しやすい。
麺類天国
ささやかな楽しみがひとつ見つかって良かった。