6月にとうとう京都のアパートを引き払った。
私が京都に身をおいたのは5年間と言っても
その間、国内での単身赴任や海外出張やら
実際京都で過ごした日々は5年の内の半分くらい。
住んでるところが山に囲まれ田んぼのある
田舎ぽい雰囲気だったので
そこに落ち着きたい気もないわけではなかったのだが。
位置的には京都と奈良のちょうど中間あたり、
木津川が近くを流れており
京都、奈良、大阪のいずれにも行きやすい場所であったが、
私はどちらかと言えばいにしえの古都、奈良が好きだった。
古墳、飛鳥、奈良時代はロマンがあるし想像力が拡がる、
そしてなにより田舎の方が時間がのんびりしている。
あるとき奈良の古道を探索していたときのこと
前の方を大学生風の女性が二人歩いていた
立ち止まって案内板を確認している
私も追いつき同じように案内板を見る
別に深い意味はない、
何気なく横を振り向くと一人は何とお母さん風、
しかもお母さんらしき人の方が服装が若い
「いいかげんにしなさい」とは言えませんでしたが
よくある光景だったのかもしれない。(スマイル)
奈良の田舎道を歩くと
その雰囲気のなかに溶け込むことができたし
本当そこで暮らす機会がもててよかったと思う。
思い返せば、海外育ちの息子をインターの学校に入れる目的だけで
その地を選んだのだから人生ってわからない。
本当Life is mysteryだ。
過去5年間、前半は主に奈良をメインに
後半は京都へも足を運んだ、
でも後半はだんだんと
外出する意欲がなくなって、出不精になり、
家でボケっと過ごす休日が増えたが、
さすがにこの6月に帰国した際には
やはり最後にどこかへ行っておこうと思った
そして選んだ場所は
京都の高雄だった、
理由は紅葉や除夜の鐘でTVで見た記憶があったのと
少しへんぴな場所なので
多分これから行くことのない場所であろうと思えたから
帰りに建仁寺、龍安寺によってから京都駅へ
途中立命館大学ってこんなところに
あったのかと思いながら
結局は受けなかったのだけど受験前に友達と大学の場所の確認のため
やってきたことがあったのはこんなところだったのかと
特に感動とかがあったわけでもなく、
何十年か前の記憶とも全くかぶさらなかった。
ところでこの「御国」だがライブでタケカワさんがフルで
唄う機会があまりないのだが、昔ゴダイゴでベスト20という
のをコンサートでやってたときにこの曲が入ってて
タケカワさんのフルボーカルで聴くことができた
今となっては貴重な思い出だ。